ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

DEAR MY COLOR〜『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~』に寄せて〜

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「中止」

 

 

 

たった2文字。されど2文字。

 

その2文字にずっと振り回されてきた9人。

 

2019年6月以来、ずっと時が止まったような気がしていた。

 

いつになったら、僕らは君たちに出逢えるのだろうか?

 

神様、どうしてこんなにも世界は残酷なのだろうか?

 

他力本願でどうにかなるわけでもないのに、どうしたってこの気持ちを整理することが出来やしない。何に当たるわけでもなく、ただただ無常に過ぎていく日常の中で、想いを募らせていくばかりだった。

 

 

諦めたくない。諦めたくないんだよ。

 

 

……燻らせてきたこの想いを、ようやく……ようやく解き放つことが出来た。悠久にも思えた時を超えて、今この"瞬間"を紡ぐために。

 

未来の誰かへと紡ぐ物語を、今ここに記す。

 

 

はじめに

Aqoursのライブレポートが書けること。この事実が、猛烈に今私の心を震わせています。

 

ようやく……ようやくAqoursのライブレポートを書くことが出来ます。この上なく幸せな気持ちでいっぱいです。

 

あぁ、この時をまっていたんだ。

 

当日、公式からツイートされたこの動画を見て、私は涙しました。

 

「円陣」

 

そこに9人いるという証がありました。

斉藤さんの細い手から伊波さんの手がどれなのか探し当てた私は、キモオタの真骨頂を見せつけてしまった気がしますが、そんな話で終わらせたいわけではありません。

 

……待ってたんです。ずっと。

あぁ、この円陣何回見返したんだろうなってくらい。

 

私、ライブ前に9人の「Aqours!サーンシャイン!!!」を聴くのが好きで、円陣組むのが大好きで……あの……ほら、「MIRACLE WAVE」とかの振り付けにもあるじゃないですか。あそことか、もう……あの、言葉にならない感情が生まれまして。

 

とまぁ、今回の記事では私の主観的感情がダダ漏れの記事になります。それくらい、今テンパっております。

 

嬉しすぎて、雪の中をはしゃぎ回るくらいには有頂天になっています。だって、想いを爆発させてくらいですからね。ブログ書いちゃうくらいですから。

 

nanoha1007.hatenablog.com

 

そんな「うるせぇな!おい!!」というくらいの勢いのあるこちらの記事を読んで下さる読者様は、神様だと思います。

 

お客様は神様、とは言いますが、飲食店のバイトをしていた時は「そんなことないです」って思っていた人間ですが、読者の皆様は間違いなく神様です。

 

さて、色々と前置きは長くなりましたが、今回語らせていただくのは……

 

 

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~

 

でございます。

 

はぁ、これを言うのもなんだか久しぶりな気がします。やっと言えました……。え、「ラブライブ!サンシャイン!!CYaRon! 2nd LoveLive!〜大革命☆Wake Up Kingdom〜」について語ってないじゃんか!って?

 

嫌だなぁ、そんな……ほら、えっと、そのうち出ますよ、多分もう1人の僕がやってくれますよ。ジト目で見ないでください……。

 

2021年12月29日、30日の2Day2で開催されました、2021年最初で最後のAqoursワンマンライブについて、たっぷり語らせていただきます。

 

その"一瞬"から目を離さないように!

よろしくお願いします!!

 

※お写真は、ラブライブ!公式並びにこちらのサイトからお借りしております。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/spice.eplus.jp/articles/297273/amp%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

 

開演前

正直、ライブ前はこの気持ちでいっぱいでした。この2年半、Aqoursのライブは無かったですが、その代わりユニットライブがありましたね。

 

そんなツイートをしたきっかけが公式からツイートされたこの文面を見たからでした。

 

国木田花丸役・高槻かなこにつきまして、予定どおり下記公演に出演することを決定いたしました。」

 

その文面をどれだけ待っていたか……。

高槻さんは昨年のカウントダウンライブ前に、体調不良で降板して以降、国木田花丸役として表舞台に立ったのは、2021年2月14日に超次元音楽祭が最後。

 

ずっと欠けていた最後のワンピースが、遂に揃いました。

 

その時ふと、私は伊波さんの言葉を思い出しました。

 

 

毎週木曜日19時30分から文化放送でやっている「伊波杏樹のRadio Curtain Call」という番組内での発言です。

 

超次元音楽祭での感想メールを踏まえての発言だったのですが、この言葉がずっと脳内をリフレインしていました。

 

みんな、気持ちは一緒だったんだなって、いいね数を見れば伝わってきます。声を大にして言わずとも、心は繋がっていました。まさしく、僕らの心は繋がってるよ、ですよね。(例えが下手くそ)

 

いつも以上に上機嫌で会場へと向かった1日目。もちろん道中の電車の中では、若干恒例になりつつある推しへのお手紙をしたためておりました。

 

nanoha1007.hatenablog.com

 

会場に着くと、「こんなにAqoursのファンっていたんや……」という気持ちでした。いや、本当に想像以上にいらっしゃって、ガチャ列とかも凄くて、なんかそれだけで「あぁ、戻ってきたんだなあ」と思いました。

 

お目当ての缶バッジも引いた私はと言うと、そこら辺の喫茶店に潜り込み、開演までダラダラと過ごそうと決め込んでいました。

 

Switchで先日ゲーム総選挙1位を取ったタイトルのゲームをやりながら、ネットサーフィン。これが陰キャか!と思ったのですが、ふと缶バッジを見ていて気付きました。

 

 

なんでこのツイートに300もいいねがつくんですか!!!って突っ込みたい気持ちは山々なのですが、そう……冷静になってしまったのです。

 

今までは、とにかく久しぶりにAqoursに会えることが嬉しすぎて、キービジュとかそんなことに目もくれずに走ってきたせいで、この事実に気付いてしまった時の衝撃が凄かったのです。

 

ワナワナと手が震え、鳥肌が立ちました。やばい、これはやばい、と脳内が警鐘を鳴らしていました。とにかく誰かに手を借りなければ、と震える手を取ってくれた心優しい友人がおりました。

 

すぐさま合流して、ただひたすらに愛を語っているとようやく落ち着くことが出来ました。(友よ、ありがとう)

 

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会場となったぴあアリーナMMは、前述したように2月14日の「オダイバ!!超次元音楽祭〜ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2021〜」の会場にもなっていました。

 

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超攻撃的なナンバリングタイトル総なめのセットリストは勿論ですが、やはり伊波さんの言葉をここでは紹介したいと思いまして。

 

Aqoursもこうして超次元音楽祭に出演させて頂けて、本当に素敵な経験になりました。皆さん本当にありがとうございました!もっともっとこのね、皆さんとライブや歌で心を繋ぎ合う場がもっともっと増えていったら、元に戻ったらいいなと心から思っております。その時にまた皆さんお会いしましょう!」

〈2021.02.14 オダイバ!!超次元音楽祭~ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2021~DAY2〉

 

あの日会場にいた私は、約束しました。ライブや歌で心を繋ぎ合う場で、もう一度会おうね!と。その言葉をずっと信じてやってきました。

 

誇張でもなんでもないです。本当に、純粋に……この会場でやると決まった時から、この言葉が支えでした。更に、私たちの背中を後押ししてくれたのが「ラブライブ!サンシャイン!!CYaRon! 2nd LoveLive!〜大革命☆Wake Up Kingdom〜」での発言。

 

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「こういう楽しみはなくしちゃダメなんだよ!!絶対!!そうだよ、絶対ダメなの。だから、ギルキスでもAZALEAでもAqoursでも、ラブライブ!サンシャイン!!を、大事に大事に愛してくれる人のために私たちは頑張り続けたいと思うし、走り続けたいと思っています。着いてきてくれますか?」

〈2021.10.16 ラブライブ!サンシャイン!!CYaRon! 2nd LoveLive!〜大革命☆Wake Up Kingdom〜Day1@幕張メッセ(国際展示場ホール1〜3)〉

「CYaRon!でもいい、Guilty Kissでもいい、AZALEAでもいい。またAqoursに逢いに来てください!!!」

〈2021.10.17 ラブライブ!サンシャイン!!CYaRon! 2nd LoveLive!〜大革命☆Wake Up Kingdom〜Day2@幕張メッセ(国際展示場ホール1〜3)〉

 

「言葉」に着目する人間として、最前列で浴びたこの一言が胸に突き刺さりました。「あと何日でAqoursに会える」と、飴玉をコロコロと舌先で転がすように、ずっと口の中で唱えながら業務をこなしていた気がします。

 

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迎えたDay1、ずっと仕舞われていたキラキラたちの灯りをチェックしつつ、開演時間を待つ瞬間ですら愛おしいと感じてしまうこの現象。

 

希望と言う帆を揚げて、出航!

開幕、何で来るのか?予想大会がTwitterで繰り広げられていましたね。特に自分は混ざってはいなかったのですが、さてどの曲で来るのやら。

 

暗転した会場に灯る9つの光。これだけでもうご飯何杯でも行けますよね。(冗談は善子ちゃん)(だから、ヨハネよ)

 

ステージのスクリーンに次々と映し出されるメンバーたち。壮大なBGMと共に拍手が贈られるこの瞬間から、僕らとAqoursの物語(航海)は始まりました。

 

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開幕を飾ったのは、「smile smile ship Start! 」

5周年を記念して作られ、行われるはずだった6thライブのナンバリングタイトル曲でもあった楽曲です。

 

「Fantastic Departure」とは対照的で、というAqoursカラーをふんだんに使ったお衣装に目を惹かれます。

 

「1.2.3!」という掛け声と共に溌剌としたエネルギッシュなパフォーマンスで、一瞬にして会場のボルテージは最高潮に。

 

Aqours9人揃ったこの大舞台、盛り上がらないわけがありません。希望という帆をあげたAqoursと共に止まっていた時間が動き出しました。

 

強い 願い 隠さずに Let's go!

個人的には、花丸の歌声が聴こえた瞬間足の力が抜けたような感覚はしました。何でしょうね、高槻さんを"見た"だけじゃなくて"聴いた"という感覚を味わったからかもしれません。

 

開幕から止まらないAqours。smile smile ship Start! はどこまでも彼方へと進んでいくのですね。

 

2曲目にやってきたのは「Wake up, Challenger!!」

挑戦的な梨子ちゃんこと逢田さんの表情が魅力的な楽曲ですね。

 

どこをカメラで抜かれても綺麗すぎる逢田さんに、一昨年に狂わされてしまった人間なので……あ、容姿とかだけじゃなくて、内面性にもなんですが、そのやっぱり……Aqoursの中で1番逢田さんの顔面が好みでして。

 

となると、ほら、この曲って……ね?皆さん、見てきた方ならわかると思いますけども、致命傷ですよね?

 

……ふざけるのも大概にしろって怒られそうなので語りますが、この曲は「Aqours ONLINE LoveLive!〜LOST WORLD~」でやって以降見ていなかったので、凄く新鮮でした。

 

そもそも有観客で披露するのが、このライブが初めてですが、また違ったAqoursの顔が見れて、そのギャップがいいですよね。

 

その勢いのまま3曲目に突入。「Dance with Minotaurus」は、CYaRon!もトロッコ曲として披露してくれたことが記憶に新しいですね。

 

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エールを贈るような振り付けが印象的ですが、この曲って気持ちが沈んだ時にこそ聴きたい曲に追加したいですよね。

 

この情勢に随分振り回されて来ましたが、Aqoursのこの曲を聴くと、不思議とこの先も大丈夫な気がしました。だって……

 

僕らはぜったい ぜったい ぜったい 味方さ

 

って歌ってくれてるわけですからね。

 

ここが、みんな帰る場所

 

「私たち、浦の星女学院スクールアイドル!」

Aqoursです!!!」

 

よろしくお願いします!!!!

その一言に、こちらも思わず頭を下げてしまうのは職業病なのか。いや、名残だと思います。

 

そんな9人、横一列で揃っている光景をどれだけ夢見ていたことか。いや、夢のような時間でした。メンバー1人ひとりの挨拶は勿論ですが、やはり。

 

「お花〜まる!」

 

このポーズをようやく出来た喜びで、またしてもここで私は涙が止まらなくなることになるわけですが、もういつからこんなに涙腺が緩くなってしまったのでしょうか。

 

変わらずわちゃわちゃ、わいわい、ガヤガヤするAqoursが凄く好きで、MCの時間も愛おしくて、そして聞けたあの一言。

 

「さ、改めまして…この9人でAqoursです!!よろしくお願いします!」

 

この9人で、という言葉を凄く噛み締めているような言い方。そして、伊波さんとメンバーの表情にまたしても私の弱々しい涙腺は危うく崩れそうになりました。まだ泣いてませんよ。

 

「花丸ちゃん、おかえりなさい!」

 

この一言を聴くまでは。嘘やん、そんなんずるいやん、チートやん。予想してないねんな……なぁ……と、内心の私は思っておりましたが、表の私はもうボロボロに泣きました。マスクびちゃびちゃになる、とか一切気にせず思いっきり泣きました。本当、連番者さん、すみません。

 

曲紹介の際には、どこかぎこちなさというか、まだこの感覚を取り戻せていないような……そんな表情の高槻さんでしたが、凄くこう ……暖かい気持ちで見守っていた気がします。

 

きっと会場のほとんどの方もそんな気持ちだったんじゃないのかなぁ、とぼんやりと思いました。「2年半ブゥリデスネェ!!」というお言葉も頂けて、ポンポンと進むMCに頬を緩ませるのは、幸せでした。

 

そうそう、ここでさらっと凄いことをしていたAqoursちゃんなのですが、次の楽曲のフォーメーションに映るために、そのMCすらも布石にしていた所がすげぇなって思っていて。

 

ステージセットに目を向けたかと思いきや、小宮さん、小林さんがサッと移動して、さも巫山戯ているかのように遊んでいるんですけども、それに斉藤さん、伊波さんも続いて「ほぇ、珍しい……」って思ってたんです。

 

そしたら連番者が耳打ちで「あれ、じもあいじゃない?」と囁いてくれて、納得したと同時に鳥肌が立ちました。プロ、こぇぇ……Aqoursちゃん、こえぇ……。

 


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暗転した直後始まったのは「JIMO-AI Dash!」

2019年から展開されているプロジェクトAqours 5th Anniversary 地元愛! Take Me Higher Project」のテーマソングともなっている本楽曲の特徴は、そのダンスにあると思います。

 

Aqours CLUBでもメンバーソロダンスが出る程でしたから、ほとんどの方がこの振り付けで踊れる……はずなんですよね。あ、僕ですか?すみません、踊れないです。(素直)

 

問題はここからですよ。あのCメロって、ウィンターバケーションのデュオトリオで歌唱するパートがありまして。ようりこルビまるかなまりぐーりん組の分け方になっているんですね。

 

配信だとあまり抜かれていなかったのですが、またしても小林さんと小宮さんがやってくれましたよ!!!ってことを現地の民からは、皆様に伝えたいんです。

 

あの2人、まーた伊波さんと至近距離で目を合わせて、その眼圧で彼女を落とそうとしていたんですよね。

 

遠目から見ても「いや、あの伊波さん、笑っとるやないかい」と、2人に迫られる伊波さんに思わず同情してしまうほど、両サイドの御二方が素晴らしかったですね。

 

「リアル脱出ゲーム×ラブライブ!サンシャイン!!『学校祭ライブ中止の危機からの脱出』」のテーマソングである「冒険Type A, B, C!!」は、これまた初お披露目でしたね。

 


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最後の立ち位置からさらっとイントロの振り付けに入るところとか、完全にAqours、強者すぎる……みたいな感覚で見ていて、この2年半の成長を感じました。

 

保護者目線か!って言われそうなんですが、バチバチにダンスのレベルが上がりすぎているんですよね。

 

それが当たり前かのように目を合わせ、呼吸を合わせ、ポジションを入れ替えていく。伊達に6年ずっと一緒にいたわけだ、というAqoursの絆の深さを感じました。

 

10年後の私へ

曲が終わり、Aqoursの面々が過ごす閉校前のある日常を描いたイラスト&ボイスストーリー「きょうのAqoursが、スクリーンに映し出されました。

 

10年後の自分へ向けた手紙を書いて、タイムカプセルに入れて埋めることになったメンバーが、未来の自分へ思いを馳せる姿が描かれていたわけですが、ここでは総括して語りたいと思います。

 

果南鞠莉善子梨子花丸ダイヤルビィ、そして千歌の順に、それぞれがどんな想いで10年後の自分への手紙を書いているのか深掘りしていく幕間でした。

 

Aqoursの幕間、と聞くと割とぶっ飛んでいるものが凄く多かったイメージだったので、見覚えのあるタッチのイラストが映し出された時は、思わず天を見上げてしまいました。

 

今回、この幕間で最も伝えたかったことというのは、一個人の解釈ではありますが「変化を恐れないこと」だと思います。

 

10年後の私……か。どうしてるかな。浦女が無くなって、新しい学校で、新しい生活が始まって。色んなことが変わっていく。環境もこの景色だって、色んなことが変わっていく。今日まであったものが、明日にはないのかもしれない。昨日までなかったものが、明日生まれるかもしれない。変わっていくんだ……。

 

千歌ちゃんのこの言葉が、凄く個人的には胸に響きまして……自分の話をしてしまうのですが、今年私は社会人となりました。

 

知らない海へ飛び込んだ私を待っていたのは、これまでのようにAqoursを追えなくなるということでした。

 

うーん、なんと説明すればいいのか分からないのですが、2021年上半期の私は焦っていたようにも思えます。Aqoursつま恋でのライブが中止になった時も、悲しむよりも先に明日終わっていない業務を心配していた程ですから。

 

30人近くの人間を相手にする仕事がそう簡単に出来るわけではありません。日々変化する子たちを相手に、従来の考えや発言が通じる訳もなく、毎日が必死でした。

 

必死に生きていると、自ずと他のことへの関心が後回しになってしまって、Aqoursを以前のように熱狂的に応援できなくなってしまったような気がしました。

 

熱狂かどうかなんて誰が決めるわけでもないですし、明確な定義があるわけでもないのに、勝手に自分の中で苦悩していたんですよね。あぁ、なんか、Aqoursに向き合えてねぇなぁ……って。

 

そんな時、色々と自分を見つめ直してみて「あぁ、これが今の私なんだ。今の私らしく応援すればいいんだ」って気付いたんですよね。なんだ、こんな近くに答えはあったじゃん、と当時は思っていましたが、案外気付かないものだと思いました。

 

そんな気持ちにケジメをつけていたからでしょうか。余計に「きょうのAqours」が突き刺さったんですよね。

 

「変わることを恐れない」って、凄い大切なんだなって。今の子たちとは、あと2ヶ月もすれば……教え子では無くなってしまいます。ちょっぴりどころか、多分終業式泣いちゃうんじゃないかなって、今から思ってます。

 

ですが、必ず始まりがあれば終わりがやってくるわけで、そんな気持ちをそっと支えてくれるのがAqoursなんだと思います。

 

「きょうのAqours」を幕間にしよう。って言った人、今度奢るのでご飯行きましょう。

 

始まった時の、ときめきをずっと大事にね

幕間直後の1発目は青空Jumping Heart

TVアニメ1期のOPでもある当楽曲ですが、注目すべきはそのお衣装でしょうか。

 

昨年の「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~」で着ていたお衣装を、実際に有観客で披露して下さいました。

 

雪の女王様っぽいお衣装に身を包んだAqours。ふわりと翻るスカートの裾が堪らないですよね。

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青ジャンと言えばやっぱり指差しの振り付けが凄く好きで……2日間スタンドから見ていたのですが、ほとんどのファンの方がAqoursと同様に指を差していて。

 

まるで、Aqoursと同じように「青春」にまっしぐらなようで……胸が熱くなりました。みんな、気持ちは一緒なんだなって。

 

始まった時のときめきをずっと忘れずに、これからのライブも臨んでいきたいと思いました。

 

続いては「ハミングフレンド」

カップリング曲でもあるこの楽曲も、どこか久しぶりに聴いたような気がしました。

 

大切な友達を思うこの曲を聴くと、どこかAqoursを近くに感じられて、私は好きです。トロッコで実際に近くに来てくれたわけですが、このトロッコで言いたいことがあります。

 

あ?お前、伊波さんの話しかしねえじゃん?って言うことですか?はい、えぇ、あの伊波さんの話になってしまうんですけども、大丈夫ですよね?

 

あの……うちの推し、とんでもなくて。あの人、トロッコでの手の振り幅がおかしいんですよね。あ、褒め言葉です。本当に凄くて……今回もずっと見ていたのですが、まず指をさして、それから大きく手を振る。これ、指さされた人惚れちゃうのでは?というイケメンぶり。

 

これだけに留まらず、彼女はまだまだ簡単に人を堕としていきます。そう、伊波さんはなんと4階席にも手を振っていました。「え、それほぼ真上じゃん。てことは、4階席にも手を振っている!?」と思った私は、思わずため息が漏れました。

 

そういう人なんです、伊波さんって。2ndライブの時からトロッコの手の振り方については考えていましたけれども、いざこの2年半、昔よりも向き合ってきた分、その衝撃は大きかったです。

 

こういう所が好きなんですよ。

 

ロッコが最後列の目の前で止まると、流れ出したイントロには聞き覚えが。「Pops heartで踊るんだもん!」は、1stライブのアンコール楽曲でもあったわけですが、どことなく1stライブをなぞったセットリストにも感じました。

 

この曲のとある歌詞で、私は胸を抑えました。

 

楽しい日はあっという間に
終わるってことを
いまはまだ言わないでいて
帰りたくない 帰らないでいいよ
夢のような 瞬間がここにあるよ

 

「楽しい日はあっという間に終わる」というフレーズが、特に2日目に突き刺さりました。何でしょう、2日間があっという間すぎたんですよ。

 

2年半待ち続けただけに、この"瞬間"が終わってしまうことに一抹の寂しさを覚えていたわけです。ですが、笑顔で、楽しげに踊るAqoursを見ていたらそんな気持ちも吹き飛びました。

 

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今この"瞬間"を楽しまなくてどうする!!

 

と、そう思いました。トロッコでもずーっとわちゃわちゃしているAqours。本当、こういう所が大好きなんですよ。

 

MCは降幡さんということで、安心して見ていられます。何が起きても、何をぶっ込まれても、「ラブライブ!オールナイトニッポンGOLD」のパーソナリティを担当している彼女なら回せると思ったからです。

 

降幡さんはやっぱり凄かった……。ツッコミもさながらですが、本当に今回のAqoursライブで正直1番会話を拾ってくれて、笑いに繋げてくれましたからね。

 

 

「それでは聞いてください」

 

優しげな囁きと共に流れ出した「待ってて愛のうた」には、思わず1stライブを想起してしまいました。

 

緩やかに穏やかに、Aqoursからの歌声が熱が伝わるように、身体中に染み渡っていくこの感覚すら愛おしい。

 

そんな愛おしさが溢れ出す楽曲だと思うのですが、読者の皆様はどうでしょうか?

 

所作の美しいAqoursが魅せる空間は、この世の何よりも美しいと思いました。

 

癒しとも言える空間から一転して、1日目はHAPPY PARTY TRAINが、2日目は恋になりたいAQUARIUMへと続いていきます。

 

Aqours 2nd LoveLive!〜HAPPY PARTY TRAIN TOUR〜」の表題曲として、諏訪さん演じる果南ちゃんがセンターの楽曲を久しく聴いた気がします。

 

恋になりたいAQUARIUM」も、渡辺曜斉藤さんの真骨頂が魅せる楽曲ですよね。暗転している中で、不意に見せる満面の笑みが堪らなく好きで、その一瞬を逃したくないからこそスクリーンに釘付けだったりします。

 

手を伸ばした先に!

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幕間を挟み、特殊演出されたイントロと共にステージ上に現れたAqours。大人かっこいい衣装に身を包んだ彼女たちが歌ったのは「Fantastic Departure!」

 

Aqours ONLINE LoveLive!〜LOST WORLD~」でもメインを張った当楽曲ですが、その時よりもパワーアップして帰ってきました。

 

Aqours ONLINE LoveLive!〜LOST WORLD~」の時に思ったことなのですが、Aqoursの全体のパフォーマンスが決まってるなと思いました。というのも、ダンスと言えば小林さん、斉藤さんのツートップだったイメージが強かったのですが、その2人に負けず劣らず、その2人に合わせたような振り付けになっていた気がしました。

 

もちろん2人は抜きん出ているのですが、以前よりもその差を感じないパフォーマンスだったと思います。素人目で申し訳ないのですが……めちゃくちゃAqoursちゃん、かっこいいです。

 

手を伸ばしたAqoursが次に解き放った楽曲は「Deep Resonance」

 

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小林さんの歌声を遺憾無く見せつけるには、相応しい楽曲です。躍動感ある振り付けとレッドに染まったステージ。

 

そして、巻き上がる炎。どれを切り取っても、Aqoursの全力しか感じられないパフォーマンスに、手に汗握りながらもサイリウムを振る手に力が篭もります。

 

それくらい圧倒的に制圧するような迫力に、自分の心も感化されていたのだと思います。

 

「くーっくっくっくっ…リトルデーモン達、盛り上がっているのかしら?」

MCの導入の善子ちゃんが、いい味出してますよね。(どこの評論家ですか?)

 

善子ちゃん、良い子で根はとても真面目な子なので「ちょっと不安になってきた……リリー」って言って他人に助けを求められてよかったねぇ……と、先生は思っていたのですが。

 

「次リリーって言ったら、お団子没収って言ったよね?」逢田さんに言われる始末。辛辣すぎませんか、梨子ちゃん。

 

途中「ブラックダイヤですわ!」とお巫山戯と言えばいいのやら……カオスな状況が繰り広げられるのは、これまでのAqoursには無かったことだったと思います。

 

良い意味で遊べるようになったんだなぁ……と、いちファンとしては感じました。この空気感ですよ、やっぱりAqoursなんですよね、これが。

 

すぐに会える君と 会えるよすぐに

この空気感が好きだと言いましたが、撤回しましょう。好き、じゃなくて、大好きなんですよ。

 

皆さんは「Jump up HIGH!!」の伝説を知っていますでしょうか?

 

Aqours Jumpin' up Project」のテーマソングとして語られる当楽曲は、「Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜」の2日目のアンコール前最後の曲として、不意打ちで披露されました。

 

当時この楽曲を視聴していなかった私は「これ、何の曲ですか?」と連番者に聴いていた、というのは知る人ぞ知るどうでもいい物語ですが、本来この楽曲は、言わば「エモい」楽曲です。

 

ホンキは恥ずかしくない 自分を褒める

ひとつでもできたら褒めるなんて どうかな?

 

と自己肯定感を爆上げでしてくれるような応援ソングのはず……なのですが、このライブをもってエモい曲という括りはおしまいになりました。

 

後に斉藤さんがMCで「いらない物語」と称することが起きてしまったのです。

 

簡単に説明しますと、2番のAメロでAZALEAがステージ上で踊っている中、Guilty KissとCYaRon!が合流するのですが、1日目降幡さんのルビ毛(ルビィのツインテール)を弄り倒す逢田さんがいまして、その逢田さんに仕返しをすべく、2日目は降幡さんが逢田さんの首にラリアットをかけるという事件が起こりました。

 

当然2日目は斉藤さんが隠そうと必死になり、それを止めようとした伊波さんは鈴木さんに止められるという、本当にカオスな状況が生まれていました。

 

いやぁ、あの出来事でどつかれてないかなぁ……とか、言われてないかなあ……とか心配する気持ちと、「いや、マジかよw!!Aqoursちゃん、最高だろ」という2つの感情が私の中で生まれていたことは秘密です。

 

そんな「いらない物語」と称されてしまった「Jump up HIGH!!」ですが、本来はタオルを頭上で振り回して盛り上がる楽曲ですので、皆様……そこだけはご理解頂けますと幸いです。

 

アンコール前ラストを飾るのは「心の羽よ君へ飛んでけ!」

 

「smile smile ship Start! 」のカップリング曲ですが、正直沢山自分も聴いたわけではありませんでした。

 

全く別ジャンルとなったこの曲よりも、「smile smile ship Start! 」の方が印象に残ってしまった……というのも大きな要因だとは思いますが、この曲果南ちゃんがセンターなんですよね。

 

空と海の境界の夜明け

 

というワンフレーズが、このライブの最初と最後を繋いでいるようにも感じました。

 

」は「Future flight」を、「」は「smile smile ship Start! 」を。その間=境界の役割がこの「心の羽よ君へ飛んでけ!」という楽曲で、ストーリーが込められたライブのセットリストだなぁ、と個人的には感じました。

 

しっとり歌い上げる、というのはその歌唱力にも当然目が行くわけで、歌唱力の高さは言わずもがなですよね。

 

「想い」を含ませた歌声に、心を奪われてしまいました。次に会うのは、2月。もう長く待たなくていいんだ、と思うと嬉しさが滲み出そうでした。

 

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「今の、この瞬間の高海千歌の気持ち」

 

それぞれ10年後の自分へ向けた手紙が完成する中、千歌自身もまた答えを見出します。

 

「今この瞬間の自分の気持ち」

 

そのことを手紙に綴ったわけですが、この後の楽曲へと繋がる文脈があまりにも天才すぎたんですよね。

 

Dear 高海千歌さん

渡辺曜さんへ

桜内梨子さん

国木田花丸さんへ

黒澤ルビィさんへ

未来のヨハネ

拝啓 黒澤ダイヤさん

松浦果南さんへ

Dear 未来のマリーへ

どんな未来が待っているのか。きっと誰も知らない。知っているのは……新しいこと、初めてのこと、楽しいこと、ワクワクすること。始めたくなったら、いつだって始められるんだ。もっと遠く、もっと遠くへ!一緒に!!

 

メンバーが未来の自分へと書いた冒頭の言葉は、実際にそう書いてそうだと感じました。そして、千歌ちゃんの言葉。「DREAMY COLOR」へと繋がるバトンの役割を果たしていましたが、千歌ちゃんたちの年齢で10年後……というと、丁度今のキャストの皆さんの年齢ぐらいになるんですよね。

 

つまり、この手紙は10年後の私=Aqoursキャストへ向けた手紙だったんじゃないかな、と捉えることもできますよね。

 

逆にPVを見てみると、この「きょうのAqours」を再現しているのがAqoursキャストという見方も出来ますし、想像は無限大です。

 

正解というものは私たちには分かりませんが、そう思ったら……これが2.5次元のライブで完成する物語だと思いました。

 

この感覚にどこか覚えがあると思ったのですが、「Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~」の12.5話に近いなと思いました。

 


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2期12話で「WATER BLUE NEW WORLD」を披露し、13話では優勝旗を勝ち取ったことが分かっていました。

 

ですが、その間に起きたことなど誰も知りはしませんでした。そんな12.5話という存在を、ライブの中に取り込むことによって、アニメだけでは完結しない2.5次元という世界を表現してみせたのです。

 

そんな世界を、今回のライブでもまた感じることが出来て、凄く暖かい気持ちになりました。

 

DEAR MY COLOR

暖かな拍手が贈られる中、さざ波の音が徐々に大きくなっていく。波打ち際に寄せては引き、また寄せては引く。

 

そんな波のように、ステージに佇むAqoursを見て、息を呑みました。開演前、あれほどズタボロになっていた人間です。

 

「DREAMY COLOR」衣装で、グラデーションの綺麗な衣装で踊るAqoursちゃんを見れることに怯えていた人間です。

 

それはもう……言葉に言い表すことができませんでした。The Aqoursとしか言えないのです。これがAqoursなんだ、とそう思わされました。

 

世界が違ったんです。これまで披露してきた楽曲の世界線とは全く別の世界線に来てしまったような感覚。その世界には、Aqoursしかいなくて、私はその世界の外側からそっと見ているような感覚。

 

……言葉が出てくるはずもないですよ。

 

あまりにも洗練された動き、そしてこれまでとは全く別の振り付け。全てが新しいことへの"挑戦"で、これこそ変わることを恐れないAqoursなんだと思わせてくれました。

 

このMVも「実写」という新しい挑戦がありましたね。そのことについては、1番最初に貼らせていただいたブログの中でも語らせていただきました。

 

感情が迷子になりました。この曲が凄く好きなんだってことにようやく気付きました。

 

これまで見たどんなライブよりも、「DREAMY COLOR」という楽曲は、宝物へと変わりました。タイムカプセルがあったとするなら、きっと私はこのライブの思い出を入れるでしょう。

 

「DREAMY CONSERT」だから、とスカートを靡かせながら見せてくれるAqours9人。グラデーションで、1人ひとり違う衣装なのはAqoursにしては珍しいですよね。

 

曲、PV、ダンスだけではなく、衣装でさえも変わっていく。そんな変わることを恐れないAqoursは、逞しいなと思いました。

 

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ここからは、メンバー1人ひとりのMCへと移ります。かなりのボリュームですが、お付き合いしていただけますと幸いです。

 

黒澤ルビィと降幡愛さん

黒澤ルビィ役の降幡愛です。皆さん、本日は本当にありがとうございました。Aqours9人で、久しぶりのステージで、1年、2年とAqours9人それぞれ暗いトンネルの中にずっといたような気がしました。不安に思う時期もあったんですけど…….」

何よりも驚いたことは、降幡さんがトップバッターということ。私の手元のメモには、きゃんと書かれた上に二重線が引かれ、ふりりんと付け加えられていました。ジャケット写真にもなっている「DREAMY  COLOR」の順番のため、ルビィがスタートになっているとはいえ、不思議な感覚でした。ですが、そのMCを聞いて納得しました。

 

1日目、降幡さんはこの2年半を暗いトンネルと称しました。先の見えないトンネルを進むのは、怖かったと思います。不安に思う気持ちの中で、こうして会場で待っていてくれる私たちがいて良かったと、Aqoursで良かったと口にする彼女を見て、とても暖かい気持ちになりました。

 

「今日こうして皆さんに、会場で待っていてくれて、本当にAqoursで良かった。Aqoursを続けてこられて本当に良かったと思いました。皆さんのおかげです。本当にありがとうございます!今日は本当に楽しかったです。黒澤ルビィ役の降幡愛でした。ありがとうございました。」

 

ラブライブ!が大好きで、オーディションでも泣いてしまった降幡さん。そんな想いを知っているからこそ、続けて来れて良かったという一言は、心に響きました。

 

「はい、黒澤ルビィ役の降幡愛です。皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。Aqoursとしては、2021年最初で最後のはワンマンライブだよね。楽しんでいただけましたか?もうルビィ、私自身も本当に凄く楽しくてですね、なんかAqours9人の普通の……和やかな雰囲気というか、なんか曲中でもわちゃわちゃしたりとか、MCでもわちゃわちゃしたりとか、本当にあの雰囲気があったかいなぁ……と改めて思いました。」

2日目は、Aqoursのわちゃわちゃ感について触れてくれました。良い意味で自由、なんですよね。だって降幡さんも「Jump up HIGH!!」でふざけた側ですから、そういう所もまた良いな、と思います。

 

この雰囲気を作れるのはAqoursだからこそですし、その空気感を作っているのは降幡さんなんだぞ、と私は心で返答していました。

 

Aqoursでいて本当に良かったなぁと思いつつ、この9人だったら、なんかAqoursだったら、もっともっと伝説作れるんじゃないかなって思いました!ね、作ってこうよ!お知らせもいっぱいあったし、まだまだ走り続けるんです。これから止まることを知らないAqoursを、どうぞ皆さんよろしくお願いします!ありがとうございました。」

「伝説を作る」という言葉。後のSNSのツイートにも残されていますが、本当にこれからのAqoursは全てが伝説に変わると思います。

 

誰も知らない、見た事のない軌道を描いていくAqours降幡さん、ルビィちゃんのこれからが凄く楽しみです。

 

松浦果南ちゃんと諏訪ななかさん

松浦果南役の諏訪ななかです。本日は、ありがとうございました。こうやって2年半ぶりに皆さんにお会いすることができて、そして去年のカウントダウンライブはオンラインだったので、皆さんね、お家とか色んな所で見てくれてたと思うんですけど、今回この会場で皆さんと一緒にこうやってライブをすることが出来て、本当に嬉しいです。ありがとうございます!」

いつも冷静で、ですが胸の内に熱い感情を秘めている諏訪さん。1日目は、その素直な気持ちを表に出してくれました。それだけではなく、一年前のオンラインライブに触れた上で、今日この会場でライブができる喜びを語ってくれました。

 

「またね、これからどんどんまたAqoursのライブに、皆さんと一緒に紡げたらいいなと思っております。これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!」

この先もどんどん進むAqoursへの意気込みを口にする彼女は、未来を見据えていました。

 

松浦果南役の諏訪ななかです。本日は、ありがとうございました。本当に久しぶりAqoursワンマンライブだったんですけど、なんか5thぶりとは思えないくらい凄いスっと自然に、このなんだろ……みんなのいる環境に馴染んだというか。あぁ、これだったなっていうのがすぐにね、ブランクなんて感じないほど、スっと入ってきました。」

2日目は、この久しぶりのワンマンライブについて語ってくれました。「自然に、みんなのいる環境馴染んだ」という一言に、歩んできた道を感じました。

 

2年半、彼女たちが何もしていなかったわけではありません。ブランクを感じさせないように鍛錬を積んできた証拠です。同様に私たちファンも、それぞれの生活を生き延びてきました。

 

だからこそ、の空間だったのかなと思います。

 

「この光景をね、またすぐに……次はすぐに見れますから。2年半も空かずに、2ヶ月弱でまたみんなに会うことが出来るのでね、こう…2年半からは次2ヶ月だから、もうすぐ。もう一瞬でね、次の6th loveliveが来るので、6th lovelive来てくれる人?待ってるよ〜。」

何度も何度も、2ヶ月弱だから、一瞬で会えるからと言葉にする諏訪さんの姿に、グッときてしまったのは何故でしょうか。

 

……きっとAqoursの中で一番延期や中止を経験したからだと私は思います。AZALEAの1stライブは、これでもかと延びました。もう二度とやらないのではないか、と思わされてしまう程先延ばしとなったAZALEAのライブは、ようやく今年の8月に行うことが出来ました。

 

ですが、それは万全のAZALEAではありません。だからこそ、人一倍スパンをあけずにライブができることの喜びを抱いているのだと思います。

 

「そしてね、新しいお知らせもいっぱいありましたので、まだまだAqours進み続けていきます。みんな、待っててくださーい!ありがとうございました!」

 

新しいお知らせに笑う諏訪さん。この先もどんどん進んでいく彼女と果南ちゃんについて行きたいですね。

 

津島善子(ヨハネ)ちゃんと小林愛香さん

津島善子役の小林愛香です。本日は、本当にありがとうございました。なんかみんなの前でじもあいを歌った時、「JIMO-AI Dash!」を歌った時に、なんかこの歌詞が全てだなって思っちゃって、なんかみんなが待っててくれるから、もうこの場所が大好きで仕方がないんですよ。」

いつもならトップバッターとして、切り込み隊長として言葉を語る小林さん。そんな小林さんは、JIMO-AI Dash!について触れた上で、「大好き」について考えさせてくれました。

 

ここがただいまって言える、大きな舞台、暖かい場所だなって凄く感じました。皆さん、本当に待っててくれてありがとうございました。」

 

ここがただいまと言える場所、と小林さんに言ってもらえて心の底から嬉しかったんですよね。ああ、私たちは彼女たちの安心できる場所を作れているのかなって、自惚れかもしれませんが思いました。

 

「これからもAqoursは、9人で一緒に愛をいっぱい育てて、じもあいしたいと思います。みんなで、Aqoursの10人目としてこれからも大きなハートをいっぱいいっぱい作っていけたらいいな、と思っております!本日は、本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!」

Aqoursの10人目、という姿勢は変わらず、6年間ずっと変わらない小林さんに、これからもたくさんハートを送り続けます。

 

「改めまして津島善子小林愛香です。本日は、本当にありがとうございました。えぇ……Aqoursは、なにひとつ……なにひとつ諦めない。絶対に諦めたくないんです!」

2日目の小林さんは、私たちが聞きたかった言葉を言ってくれました。「諦めたくない!」その一言で、私たちは奮い立ちます。

 

Aqoursが諦めていないなら、私たちも諦めない。

 

「ひとつ残らずこう……失ったと思っていたものを、諦めたくないんです。中止っ言われて、なんかそこでバツって出されて、あっ、ダメだ……って挫けないAqoursでずっといたいなって思っております。なので、みんなも諦めず一緒に走り続けてください!よろしくお願いします!」

中止と言われても挫けず、諦めず、がむしゃらに走るAqoursか私は大好きです。

 


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廃校を阻止するために動き出した彼女たちの瞳のように、キャストの皆さんの瞳には「諦める」という文字はありません。

 

「たくさん新しいお知らせも出来ましたので、みんなと一緒ならこの先ずっとずっと走り続けられると思います!本日は、本当に!ありがとうございました!」

 

ただただ前を向いて走り続けるAqoursがいるから、挫折しても、そこで終わるのではなく、諦めずにゴールを目指す姿が大好きだから、2年半でも10年でも待っています。

 

どこまでも走り続ける魔界最強のヨハネ小林さんを応援しております。

 

黒澤ダイヤちゃんと小宮有紗さん

黒澤ダイヤ役小宮有紗です。本日は、ありがとうございます。はい、久しぶりにAqours9人でのライブということで、やっぱりこう……なかなかね、みんなで揃ってリハーサルをするっていうのも、本当に久しぶりだったから、リハから凄い楽しくて。」

1日目では、9人でリハーサルができる喜び、そして本番を無事に迎えられてよかったという気持ちを語ってくれました。

 

「で今日無事こうして皆さんと一緒に、ここで本番を迎えられて、本当になんか良かったなと、今日からやっと止まった時間がまた動き出したなって思いました。」

2年半、Aqoursの時間が止まってしまったような気がしていたのは小宮さんだけではないはず。それでも、ようやく……本当にようやく時が動き始めました。

 

「また明日もね…ありますし、明後日はね、こう……もっと違う子たちも、違う学校の子たちも来て、みんなで更に楽しい年越しにもね、なっていくなと思うので、もっともっと私たちも楽しんでいきたいと思います。本日は、本当にありがとうございました!」

明日、そして明後日のことを嬉しそうに話す小宮さんを見ていると、こっちまでわくわくしてしまいます。そんな人に気持ちを伝播させるような力が小宮さんにはあるんだな、と思いました。

 

黒澤ダイヤ役小宮有紗です。本日は、ありがとうございました。はい、あの…今回もさ、多分みんな応募する時に使ったかもしれないんだけど、Aqours CLUBってあるじゃないですか。あれ、みんなバースデーで色んなとこ行くじゃん。私神田明神に、行ったんですよ。今年の1月1日に、ダイヤの誕生日で公開された動画で。」

2日目の小宮さんの姿は、アーカイブで見れない今もなお脳裏に焼き付いております。1日目か2日目かで話すことを迷った内容だと触れていましたが、ダイヤのバースデー記念に神田明神へと行ったお話をして下さいました。

 

「で、アニメでもダイヤたちは神田明神に行ってて……で13話かな、2期の。あの……私が願うことは現実になるんです、っていうのを言っていて。で、私も書いたんですけど、現実になりました。良かった……。良かった。偽物のダイヤになる所だった。」

「私が願うことは現実になるんですわよ」と話すダイヤさんの言葉を思い出しました。

 

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「絵馬に何て書いてきたの?」

「それは内緒ですわ。でも…私が書いたことは現実になるんですわよ」

果南に神田明神で書いていたことを聞かれたダイヤが、自慢げに語ったこの一言を小宮さんは実際に叶えてくれました。

 

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2021年こそAqoursのライブができますように……!

この絵馬に小宮さんの想いがどれほど詰まっていたのか、図り知ることはできませんが、2日目のMCで涙ぐみながら伝える姿に心打たれました。

 

4thライブの時、小宮さんは「私がダイヤだから本物なんですけど」と強気な発言をしていました。

「今回は「MY舞☆TONIGHT」の衣装も着させていただいて、私は3rdライブの時も、着たいって思ってて、それが叶ってすごい嬉しくて…それと同時にちょっとすごい髪型をしているんですけど、やっぱりそれを再現っていうか、私がダイヤだから本物なんですけど…」

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~Day 1

にも関わらず、良かったと心の底から安堵する姿を見て.、ずっと不安だったんだなと思いました。諏訪さんと同じように小宮さんもまたAZALEAとして、数々の困難を乗り越えてきた1人。

 

ようやく叶ったAqoursワンマンライブは、彼女にとって幸せな時間であったことは間違いないはずです。

 

「でも、願えば叶うということが、今回分かったので、これからも私たちやりたいことは、どんどん口に出していきたいと…思います!だから、まだまだ走り続けますので、応援よろしくお願いします。」

願えば叶うということを証明してみせた小宮さんは、間違いなくダイヤちゃんです。彼女がダイヤたゃんじゃなかったら、誰がダイヤなのか……と私は思いました。

 

声を大にして、夢を口にしていくダイヤちゃんと小宮さんのことを、これからもずっと支えていきます。

 

国木田花丸ちゃんと高槻かなこさん

国木田花丸役の高槻かなこです。皆様、本日は本当にありがとうございました。なんだかあの……これが自分の……あぁ、ちょっとなんか何言ったらいいか分からなくて。凄い考えちゃった。」

あぁ、これを書きながら私は今泣いています。待ってた……待ってたんだよ。

 

きっと一番このライブで緊張していたんじゃないのかな、って思っていました。誰よりもきっとこの場で、何を言おうか頭の中で考えていたと思います。そんな高槻さんの1日目のMCで、嗚咽が止まらなくなりました。

 

「全然何言うか考えてなかったんだけどね、なんかこう今までの、こうさ、みんなの会った瞬間とか、まぁリハの時もそうだし、楽屋にいる時の凄いしょうもない会話とか、が凄く懐かしくて……あぁ、これが自分の日常だったんだって思うと、あぁ、なんて幸せだったんだろうって凄い感じました、今日。」

 

「これが私の日常だったんだ」という一言がすべてだった気がします。なんでしょうね、高槻さんとの距離はどこか遠く、このまま帰ってこない可能性も……と最悪の場合を考えた自分がいるのは、否定はできません。

 

お休みをいただいて、それからの復帰戦っていうのは相当なプレッシャーです。そんな高槻さんを支えていたのがメンバーでした。誰一人欠けてもAqoursじゃない。あの9人だからAqoursなんだ、って、メンバー自身がこの2年間考えてきたことだったのかもしれません。

 

「でもきっとなんかみんなも、そうやって思ってくれてるんだなって、今日すごいみんなの顔を見て、凄く感じました。はぁぁ……泣かせちゃってごめんなさい。ありがとう。やっぱりね、みんなと会うと自然に笑顔になっちゃうな、って思いました。」

何よりもAqoursでいることがもしかしたら高槻さんには重荷だったんじゃないのかな、と思っていた私にとって、Aqoursという日常が彼女らしくいられる居場所になっていたことが嬉しくて、嬉しくて……気付いたら崩れ落ちていました。

 

あぁ、くそ……なんだよ、っと心の中で思うものの、一向に涙が止まる気配はありません。タオルを目頭に当て、ずっとぐしゃぐしゃな顔でした。

 

「凄いみんな私の笑顔が好きって言ってくれることがね、たまに「あ、私って笑顔じゃない時も、あるのになぁ」とか思っちゃう時があって、ずっとそれでなんか考えちゃったりする時があったんだけど、じゃなくてなんかみんなといると勝手に笑顔になっちゃうんです。だからなんか……なんかみんながそういう花丸ちゃんと素のかなこを見てくれてるんだなってどっちも感じました。だから、これからもよろしくお願いします。ありがとう。国木田花丸役の高槻かなこでした。ありがとうございました。」

 

MCを聞きながら、連番者が背中をさすってくれたような気がしました。それでも、大好きな9人が揃ったことへの喜びを噛み締めることしか、私にはできませんでした。

 

おかえり、きんちゃん花丸ちゃん。

 

笑ってるきんちゃんがやっぱり好きだ。「みんながいると」じゃなくて、高槻さんが笑顔だからみんないるんだよ。

 

「はい、国木田花丸役の高槻かなこです。本日は、ありがとうございました。ちょっと有紗の貰い泣きしそうになって……もおぉ、ってなっちゃった。」

小宮さんのMCを踏まえて2日目はスタートしたわけですが、正直気持ちは分かります。というか、実際に私は貰い泣きしました。

 

「いや今回2年半という時間で、あの…まぁみんな2年半って、だってさ……まぁ、もしみんながさ、中学生高校生だったらもう卒業が見えてくるようなね、時間だったりとか、みんなにとっても……凄い環境の変化っていうのが必ずこの2年半っていうので、あったと思います。でも、Aqoursは………変わってないです。ね?」

「環境の変化」という言葉を聞いて、私自身自分に置き換えて考えていました。2年半……の間に卒業し、就職し、働き始めました。

 

目まぐるしい毎日を過ごす中で少しずつ……少しずつ……人間関係も、生活も変わっていきました。そんな中でも変わらずに待っているAqoursの存在にどれだけ助けられたか、彼女たちには頭が上がりません。

 

「なんかこの……世界で、このAqoursが次に進むために必要だったのって、この2年半っていう時間だったっていうことを、これから証明していくために、次のね、6th lovelive……今まで出来なかったこと、今だから出来ることをどんどんどんどん出来たらいいなって、そんな前向きな気持ちで思ってます。まぁ、配信ライブというものがね、今はね出来て、あの…見に来れなかったねみんなも、こうやってなんかMCとかも、今日ね、なんかちょっと自由にし過ぎたね。(大爆笑)でもさ、そういうのってやっぱりさ、今までこうやって来ないとね、知れなかったことだったりしたの。それがみんなに、こうやって配信されてる、恥ずかしいって感じ。」

Aqoursが次に進むために必要だったのって、この2年半っていう時間だったっていうことを、これから証明していくために、どんどん挑戦していく」という前向きな発言に、鳥肌が立ちました。

 

伊波さんが名言メイカーとして見られがちですが、本来であれば高槻さんも名言メイカーと言われると思います。

 

考え方や見方を変えてくれるのが高槻さんで、今回だってこの2年半を必要な時間であったことを証明していく、という発言は、かっこよすぎませんか?

 

「そういうなんか、2年半で変わったことをもっともっと楽しんでいく世界にしていきたいなって、私は前向きに……花丸ちゃんのように前向きにね、思っております。なのでこれからも、変わっていくかもしれないけど、その変化にみんなでなんかこう……ついて行ってさ、みんなでとにかく楽しんでいきましょう!本日はありがとうございました!これからもよろしくお願いします!」

2日目には、1日目に見せた強ばりも、思い詰めた表情もなく、素の高槻かなこさんと花丸ちゃんがそこにいました。

 

底抜けに明るく、前向きな言葉を放つ高槻さんと花丸ちゃんと一緒に、これからも全力で楽しみます。

 

小原鞠莉ちゃんと鈴木愛奈さん

「……はい…小原鞠莉役の鈴木愛奈です。本日は、本当にありがとうございました。本当にね、花丸ちゃん、そしてきんちゃん、本当にね、帰ってきてくれてよかったなって。本当にね、みんなで待ってたので、だからね、こうしてAqours9人で、今日のライブ迎えられたこと、本当に本当に幸せだな、と思いました。」

高槻さんの言葉を引き継いで、慈愛の込められた「はい」という声と共に始まった1日目のMC。すべての優しさが詰まったこの言葉に、ブログ読者様の中にはそっと先ほどの涙が零れそうになるのを拭った人もいるのではないでしょうか。

 

帰ってきてくれてよかった、と口にしてくれた彼女の優しさに触れました。

 

「そしてね、こうだったなって。Aqoursのライブって、こうだったなっていうのを、今日改めて2年半ぶりに感じさせていただいて、本当にこれがラブライブ!だなっていうのも、改めて感じました。Aqours9人で作って、皆さんと一緒にこの空間を作るっていうのが、これがやっぱりラブライブ!だった、Aqoursだったなっていうのが、えぇ今日改めて感じました。本当に皆さん、ありがとうございます。」

今の「幸せ」な気持ちを大切に大切に紡いでくれる鈴木さん。そんな彼女がこのライブで抱いたのが、「ラブライブ!って、Aqoursってこうだったな!」という強い確信でした。

 

「今日もすごい楽しかったですし、明日も明後日もね、こうやって楽しい日が続くって思うと、本当にワクワクが止まらないなっていう風に思います。これから先もAqours、駆け抜けて行きますので、どうぞ皆さんの応援、よろしくお願いいたします!本日は、本当にありがとうございました。小原鞠莉役の鈴木愛奈でした。」

明日も明後日も、止まらないAqoursと駆け抜けることを彼女は望んでいます。ワクワクした気持ちを、これからもぶつけていきたいと思います。

 

「はい、小原鞠莉役の鈴木愛奈です。本日は、本当にありがとうございました。いやぁ、本当にこの2日間、ほんっとうに凄くすごく楽しくって、もうね…やっとみんなに会えて、本当に嬉しいなって気持ちでいっぱいです。皆さん、本当に会いに来てくれてありがとうございます!配信の皆さんも、本当にありがとうございます!」

1日目とはうって変わって、明るい口調で語る鈴木さん。有観客でライブが行えたことに対する喜びを、私たちに伝えてくれました。

 

「みんなのこと、待ってた。本当にこの9人で待ってた。いや……本当にね、あの………皆さんの近くに、今日はトロッコでもいっぱい近くに行けて、たくさん本当に間近でね、皆さんの笑顔に触れることが出来て、この空間がね…本当に懐かしくて、なんかほんとに涙が出てきちゃいそうな気持ちで、ずっと抑えるのとかも、もう大変だったんですけれども、最後の最後まで笑顔でね、いれてなんか…今良かったって、ね。私なんか泣き虫だから、毎回こうMCとかでね、泣いちゃう。そうよ、そう……凄い堪えるの必死よ。凄い必死。凄い頑張って堪えてるんですけど……」

ロッコに乗った時のことを触れてくれる鈴木さん。シャイニーな笑顔、届いたのかなぁ……嬉しいなぁ……と、毎回思うのですが、鈴木さんの言う通り本人は泣かなくなったなと思うのです。

 

その話をツイートすると、鈴木さんのソロイベに足を運んでいる方から

 

「ソロ活動を通して、自分を見守ってくれてる人たちがこんなにいるんだ、ということに本当に気づけたからなんじゃないかと思うんです。」

 

という予想が返ってきました。

 

凄く納得しました。この2年半、彼女たち9人はAqoursとしてではなくて、ソロ活動を中心として、自分の心を磨いてきたように思えます。

 

「やっぱりね、なんか…楽しい空間だから、こう…最後まで笑顔でいたいっていう気持ちもあるんですけど、でもなんかこう…思い出を噛み締めてると泣いちゃいそうになって、凄い我慢したりとかして、なんか……本当にこうだったな、っていうのが、やっと時が動き出したっていう気持ちで、凄くね皆さんが居てくれるから、この空間が……えぇ……守られているんだなっていう風に凄く思います。改めて本当にありがとうございます。明日はカウントダウンライブもございますからね、皆さんと一緒に年越しが出来るのが楽しみです!本日は本当にありがとうございました!明日も楽しみましょ〜!」

だからこそ、この楽しい空間を笑顔で迎えたい。思い出を噛み締めながら、今一度この空間が守られていることを実感した鈴木さんの目は、ブレることなく前を見据えていました。

 

あぁ、もう泣き虫だった彼女はいないんだな。

少し寂しいような……強くなった鞠莉ちゃんと鈴木さんを、心より応援しております。

 

桜内梨子ちゃんと逢田梨香子さん

今日は会いに来てくれてありがとう!
2年半というブランクを感じないくらいみんなとの一体感がすごかった🌟
明日も想いをひとつにして楽しみましょう!🌸#みんなでAqours年末ライブ_Day1 https://t.co/3JQqaXRF4i

逢田梨香子 (@Rikako_Aida) 2021年12月29日

桜内梨子役の逢田梨香子です。皆さん、改めまして本日は本当にありがとうございました。ほんとに、久しぶりにみんなに会えて、本当に本当に嬉しいです。」

1日目の逢田さんは、久しぶりに会えたことへの喜びを笑顔で語ってくれました。そして……こう続けました。

 

「こう……何回もやっぱりライブが中止になってしまったり、延期になってしまったり、結構繰り返していたと思うんですけど、本当に私たち多分みんな同じ気持ちだったと思うけど、本当に悔しくて、不安で、しょうがなくって、なんかそうしている間に、こう…みんなもどんどん離れていってしまうんじゃないかっていうね、不安が正直………うん………やっぱりあったんですけど、でもこうしてみんな、逢いに来てくれて、なんか有紗が言っていたように、5thライブでAqoursの時間が止まってしまったような感覚だったんですけど、今日改めて全然そんなことなかったんだって、思いました。」

「みんなもどんどん離れていってしまうんじゃないかっていうね、不安が正直………うん………やっぱりあった」と口にするのに、どれだけの想いを背負っていたのでしょうか。

 

毎回言っているような気もするのですが、逢田さんは伊波さんが言えないことを言ってくれるし、私たちが思っていることを言ってくれるんですよね。

 

ある意味でリアリティに溢れているというか……彼女の言葉で、ふっと我に返るんですよ。

 

「私たちはずっと前を向かなければならないし、どんどん前に進んで行かなければならないし、もしかしたらね、あの…みんなに会えない日々が続いたとしても、私たちがAqoursでいることには変わりないし、みんなもずっとAqoursのこと好きでいてくれたら嬉しいです」

Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜Day2

 

終わらなければいい、それでも私たちは前へ進まなきゃいけない。でもAqoursは変わらずAqoursなんだよ…と私たちを安心させてくれる言葉を、5thではくれました。

 

そんな言葉と呼応するようなMCを聞いて、胸が痛みました。知っていますとも、この期間に離れていった人達のことを。ですが、同時にAqoursのことをこの2年半で知った人がいることも事実です。

 

 

だからこそ、この気持ちが芽生えました。この苦しい期間、会えない期間が続いた中で出会ったAqoursというアーティストとの思い出が、かけがえのないものに変わりますように。

 

どうかその思い出が、支えとなりますように。

 

絶対消えないステキな物語となりますように。

 

……Aqoursが好きだからこそ、そう思う自分がいました。

 

「その…みんなに会えなかった期間、私たちもきっと…そのおかげで成長できたこともあったし、無駄な時間じゃなかったのかなって思いました…皆さん、待っていてくれて、本当にありがとうございました。これからもAqoursAqoursらしく、自分たちの道を進んで行きたいと思います。ぜひついて行きたい、と思う方は、ついて来て下さい。よろしくお願いします!皆さん、楽しい時間を本当に本当にありがとうございました。桜内梨子逢田梨香子でした。」

「会えなかった期間は、成長するための時間であった」と語る逢田さんの姿を見て、彼女のソロライブでのMCを思い出しました。

 

実は逢田さん……似たような発言を、2020年12月17日に行われた『逢田梨香子 1st LIVE TOUR 2020-2021「Curtain raise」』の東京公演昼の部でしていました。

 

「毎日ほんとに素敵な経験をね、味わせてもらってたんだなとか、なんか当たり前のことに更に気付かされたというか、なんかこのみんなにさ、会えなかった時間も私にとっては凄く必要な時間だったのかなって、そんな時間があったからこそ気付けたことがあった。って、そんな風に思います。」

〈2020.12.17 逢田梨香子 1st LIVE TOUR 2020-2021「Curtain raise」東京公演昼の部〉

 

この時間があったからこそ、成長できたし、必要な時間であったし、気付けたことがあった。そうやってこの2年半を捉える逢田さんの考え方が素敵だなと思いました。

 

思い出したくもないような日ばかりでした。延期、中止……開催決まったと思えば、また中止。そうやって「中止」の2文字に振り回されてきて、マイナス思考になりつつあった私の考えを変えてくれたのも、このソロライブの彼女の一言でした。

 

Aqours EXTRA LoveLive!
DREAMY CONCERT 2021
2Daysありがとうございました🌸
誰一人諦めなかったからこそ開催できたライブです。

2年半待っててくれて、本当にありがとう。

次は2月のツアーで会おうね🌸🌸

時間がなくてちゃんとした写真が撮れなかった、、、🥲
モザイクまみれでごめんなさい🥲 pic.twitter.com/l46eUdr0kX

逢田梨香子 (@Rikako_Aida) 2021年12月30日

「はい、皆さん改めまして今日は、本当にありがとうございました。今回、約2年半ぶりのワンマンライブ開催ということで、今までは沢山ライブをやらせていただいてたじゃないですか。1stが終わったら、すぐ次は2nd LIVE TOURがあったり、ファンミーティングがあったり。」

2日目の逢田さんは、これまでのことを振り返っていました。1stから2nd、そしてファンミーティング。激動の日々を過ごしていた彼女たち。

 

「なんかそれって凄く、本当にありがたいことだっんだなって当時から思ってたけど、心のどこかでそれが当たり前になっていた部分がやっぱり…あって。」

「それが当たり前になっていた」という言葉に、凄くドキリとさせられました。そう、あの頃はいつでもAqoursに会えました。

 

チケットさえ取れればAqoursに会える。でも流石にこんなには……なんて、当時地方住み学生だった自分は金銭的な面で苦しい気持ちもありましたが、「いつでも会いに行けるスクールアイドル」のような感覚を抱いていたのは確かです。

 

ですが、この情勢になり、Aqoursと会えない日々が続いて、それが当たり前ではないことに自身も気付かされました。

 

「で、改めて今回凄く時間が空いてしまって、なかなか皆に会えなくて……で、今回ワンマンライブ開催させて頂けて、こう、みんなと一緒にこの空間で過ごしてる時間って、奇跡みたいに凄く素敵なことだったんだなって。こう……1曲1曲噛み締めながらパフォーマンスさせて頂きました。ふふっ、ありがとう。」

「みんなと一緒にこの空間で過ごしている時間は奇跡みたいに凄く素敵なことだった」と紡ぐ逢田さんに、人知れず涙を拭いました。

   

「やっぱり、皆さんがいるお陰で、私はこういう場に立たせて頂いていますし、このことは決して当たり前ではないと思っています。だから、今度からは、自信をもって、一歩一歩歩んでいきたいです。みんながいると、私が好きな「逢田梨香子」でいれるんです。それはみんなのおかげです。」

〈2021.03.26 逢田梨香子 1st LIVE TOUR 2020-2021「Curtain raise」大阪公演昼の部〉

こちらもまた『逢田梨香子 1st LIVE TOUR 2020-2021「Curtain raise」大阪公演昼の部』からの引用なのですが、この大阪公演も延期を経てようやく開催された公演でした。

 

みんながいるから、逢田梨香子らしくいられる。みんながいるから、Aqoursがある。ワンマンライブが開催出来る。

 

そうやって1つひとつ言葉を噛み締めながら、彼女は私たちに伝えてくれました。

 

「これからも……こういう場所は無くしちゃいけないと思っているし、私たちにとっても、みんなにとっても帰ってこられる場所を、作っていかなきゃいけないなっていう風に思いました。……なので、これからも、変わらずに、みんなと一緒に素敵な景色を見て行けたらいいなと思っております。これからもずっとずっとAqoursのことを大好きでいてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました!桜内梨子役、逢田梨香子でした。」

 

「こうい場所をなくしちゃいけない」

 

その一言は、リーダーも口にしていました。

 

 

私は、2ndライブでの逢田さんの言葉が好きなんですよ。毎回ライブまでの日々を数えながら、思い出しています。

 

「みんな、学校とか仕事との人が多い中で、嫌なことや辛いこともあって大変だと思うけど、あと数日でAqoursのライブだから頑張ろうだとか、Aqoursのライブ観たから明日からももっと頑張ろう、と思ってもらえるように私たちも頑張ってきました」

〈2017.09.29 Aqours 2nd LoveLive!〜HAPPY PARTY TRAIN TOUR〜Day1〉

あと数日でAqoursのライブだから、と指を数えながらこの2日間を待っていましたし、こうしてブログを書いている今も「Aqoursのライブでパワーを貰ったし、来週からの仕事も頑張ろう」と思えます。

 

これからとずっとずっと梨子ちゃんと逢田さんを好きでい続けます。

 

渡辺曜ちゃん と斉藤朱夏さん

「はーい、渡辺曜斉藤朱夏です。今日は、本当に本当にありがとうございました。そして、配信の"キミ"もありがとね。」

斉藤さんは、ファンのことを「キミ」と称します。この言葉がきっと、彼女がファンに対する想いであり、信頼の証なのかなと思っています。

 

自分が突っ走って先陣をきるよりも、"キミ"の隣で一緒に歩いていくことを選ぶ。前に立って導くわけでもなく、後ろで支えるわけでもなく、横で寄り添う。

 

それが彼女のアーティストとしてのひとつのスタンスだと私は思っているのですが、ふと出されるとときめいてしまいます。

 

「いやぁ……一番最初に出てきた時に、すごいやっぱもう……涙が出そうで、胸がいっぱいになってしまって。でも、あっという間にアンコールになっちゃって、あぁ…もう終わっちゃう、終わっちゃうと思いながら、でもこの時間が、本当に本当に大好きで、Aqoursメンバーが大好きで!ここにいるみんなも大好きで!!…………私は、Aqoursでよかったなって、本当に今日思いました。」

斉藤さんは、いつだって空気を解してくれます。そんな彼女は、絶対にステージでは泣かないと話していた時もありました。

 

「本日は本当に本当にありがとうございました!今日は福岡の初日ということで、なんかとっても緊張して出たんですけど、でなんかみんながさ「しゅかしゅー頑張れー!」って、やめてよー!泣いちゃうからー!って思って、涙がポロッと出ちゃって、なんかステージでは私は絶対に泣かないって決めてるんですけど……。」

〈2018.07.07 Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~福岡公演Day1〉

そんな斉藤さんでしたが、高槻さんのMCで私は見逃しませんでした。「ステージでは泣かない」と語った人が、タオルを貰っていたことを。


いつも笑ってる彼女も好きだけど、そんなメンバーを思って涙を零す彼女の優しさもまた大好きなんです。

 

Aqoursメンバーが大好きで、ここにいるみんなが大好きで、私はAqoursで良かった!と満面の笑みで語られてしまったら、もう何も言えなくなってしまいます。

 

「まだ、明日もあるし、明後日もあるから、みんな一緒に頑張っていこうね。今3ってやってた?どうしたの?ちょっとあの、皆さん、あの…喋ってる間にタオルで拭いてください。ティッシュもあります。大丈夫?タオルで大丈夫ですか?えー、こういうとこが好きなんですよ。Aqoursの自由なところが大好きです。明日も明後日も、一緒に楽しんでいきましょう!今日は、本当にありがとうございました!!」

斉藤さんの言葉に、ぐずぐずになるメンバーもいたようで……そんなメンバーにフラットに声を掛ける姿が、彼女"らしいな"とも思うのです。

 

「自由」という言葉がこれ以上合う人はいないです。Aqours「自由」の中で、一番彼女が枠にハマらない、自由な方だと思います。だから、斉藤さんなんですよね。

 

Aqours EXTRA LoveLive!
DREAMY CONCERT 2021

ありがとうございましたっ。

自由Aqoursが大好きなんです。
そんなAqoursを愛してくれる
あなたが大好きなんです。

愛が溢れた2日間でした
ありがとうっ。⛵️#Aqours pic.twitter.com/gYhs5VvKM3

— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) 2021年12月30日

「はーい。渡辺曜斉藤朱夏です。今日は、本当に本当にありがとうございましたー!胸がいっぱいで、何を言おうか凄く迷うんですけど…………この2年半、色んな壁があって、でもAqoursって毎回毎回色んな壁が来るんですよ。」

2日目は、1日目とは変わって「壁」の話をして下さいました。

 

「でも、毎回思うのが、この9人だったら色んな壁を壊せていけるって私は凄く思ってて。今回も、分厚い壁がずっと2年半あったけど、壊せました。Aqoursって凄いんだなって、Aqoursなんですけど……自分で思いました。そう、Aqoursなんですけど、うちのメンバーすげぇなって。ありがとうございます!ありがとうございます。」

Aqoursって凄い、Aqoursなんですけど……と緩急が大きすぎるMCをしてくれる斉藤さんなんですが、さらっと「曜ちゃんもAqoursなんだよ」とか、「うちの曜ちゃんも凄いんすよ」とか返してくれるリーダーを誰かどうにかしてください。

 

かっこよすぎて、惚れちゃうので。

 

そんな自慢げに語る斉藤さんが凄く眩しいなと思いました。

 

「なんかパフォーマンスをしてて、すっごいやっぱ…ずーっとわちゃわちゃしてて、ね。えー、Jump up HIGH!!とか結構酷かったんですけど…。あれ、ちょっと、うん。ちょっとね、やばかったよね。会場がザワつく……まぁDay1からちょっとやばかったんですけど、ね。もし、あのね、昨日ちょっと見てないよっていう方はアーカイブとかも残ってるんで見ていただけたらいいなと思うんんですけど、あの……Jump up HIGH!!で物語があったので。そうなんです、そう大きな物語。」

前言撤回します。やっぱ、斉藤さんは自由すぎました。前半、凄く良いことを言っていて、泣きそうになった涙は引っ込みました。

 

腹を抱えて笑いそうになりました。正直笑い声を堪えるのに必死でした。ここで「Jump up HIGH!!」の話するか!?と思ったのですが、斉藤さんですからね。侮っていました。

 

「別にいらない物語があって、でもそんなAqoursが好きなんですよ、やっぱ、私って。リハーサルでもずっとわちゃわちゃしてて、本番でもこんなわちゃわちゃしてて、やっぱずっといるだけあるなって凄く思います。もう本当に家族みたいなもんで、私が1番末っ子としてやってるんで、ギャーギャー、ギャーギャー、よく言ってるんですけど。でもこんな沢山のお姉ちゃんたちに、沢山たくさん支えられて、いつもステージに立っているので。本当に、毎回毎回幸せだなっと、もしここにいる皆さん、そして配信を見てくれてる"キミ"がいるから、ステージに立てます。本当に、本当にありがとうございます。」

一番年下であり、末っ子である彼女が口にした「お姉ちゃん」という言葉に、嬉しさが溢れました。斉藤さんにとってAqoursは家族であり、かけがえのない存在に変わっていたんだなぁ……と思いました。

 

そんな8人のお姉ちゃんに支えられて、ありのままの斉藤さんで居られるんだと思いますし、わちゃわちゃ出来るのだと思います。

 

そして、ここでも"キミ"という発言。同月の10日、パシフィコ横浜で開催されました「斉藤朱夏『朱演2021 つぎはぎのステージ』」でもこんな言葉を届けてくれました。

 

「ここにいる"キミ"が私の生きる原動力です。」〈2021.12.10 斉藤朱夏『朱演2021 つぎはぎのステージ』〉

斉藤さんによってファンが生きているように、彼女もまたファンがいてこそのステージという大舞台に立っているのだと思いました。

 

そんな共存関係と言えばいいのか、絆と言うべきか。お互いに思い合う心になれているのなら、ファンとしては本望です。

 

「明日も会うけど、来年も会おうね!あ、まじ?言ってたかなぁ…。ま、気持ちは変わんないってことですね。本日は本当にありがとうございました!渡辺曜斉藤朱夏でした。」

最後の最後まで、斉藤さんは斉藤さんでした。全く昔と変わらない、ありのままの斉藤さんとちゃんに、これからも会いに行きます。

 

高海千歌ちゃんと伊波杏樹さん

高海千歌伊波杏樹です。本日は、ありがとうございました。っと言って終わってしまいたいくらい、ありがとうという気持ちや感謝の想いが、詰まったライブになってたんじゃないかな、と思います。それを感じてもらえたでしょうか?」

もう語ることを、綴ることを辞めてしまいたいと弱音を吐きそうな気持ちでいます。それくらい、もうそれぞれのメンバーのMCから想いをひしひしと感じ取っています。

 

「ありがとう」という気持ちが、感謝の想いが歌からもダンスからも、言葉からも伝わっています。だからこそ、追い討ちのように伊波さんの言葉を重く受け止めてしまう自分がいました。

 

「何を話しても泣いてしまいそうなので、ちょっとギリギリですけれども、なんかこう…………Aqours9人じゃないと、意味がないと思い続けていたので、ライブを9人ソロってできたことが、まずは一番だなぁ、って思います。みなさんも、9人の形を見てもらえたことが、最高の思い出になってるんじゃないかなと思います。」

あの伊波さんが、ギリギリの顔をして立っている。その事実が、私の心に衝撃を与えていました。いつも笑っているような姿ばかりを見てきただけに、こう……言葉には言い表せない想いがありました。

 

伊波さんの「Aqours9人じゃないと意味がない」という言葉は、様々な場面で脳裏を駆け抜けました。

 

Aqoursは9人ですよ。9人じゃなきゃ意味が無い。やっぱりAqoursは9人だよ、凄く思う。なんかね、うん。やっぱりなんかさ……やっぱ楽しいのよ、9人でやってると。みんなで出て、楽しいのよ。」

〈2021.02.25 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep.126〉

冒頭でも触れましたね。この言葉の他にも、伊波さんの印象的な言葉をご紹介します。

 

Aqoursで「1番努力したのは?」】
「全員。努力に1番なんてなくて、どれだけ9人で1つのグループとして歩んできたかだと思います。」

〈2020.08.02 アニソンプレミアム〉

この言葉が、ずっと私の胸の中にありました。どんな時にも見捨てず、切り捨てず、優劣をつけず……真っ直ぐにここまで9人歩んでくることを選んだ伊波さんが、最高にかっこいいなって私は思います。

 

「何を話していいやら…………なんか、ね。やっぱり、高海千歌が言ってました。変わっていくことを恐れない彼女が一番かっこいいと私は思いました。なので、これからこう……変わらないものも変わっていくものも、すべてを受け入れて走っていく彼女を信じて、私は高海千歌として、すべてを懸けて生きたいと思っています。Aqoursに命を懸けて。9人のAqoursで駆け抜けて生きます。ついてきてくれますか!?なら、大丈夫そう。」

そんな伊波さんが、かっこいいと言う高海千歌ちゃん。話は少し逸れますが……伊波さんは、MCについて事前に何を話すか考えていないそうです。

 

「言いたいことはあるんだけど、その日に感じた、その瞬間に感じたことで、みんなに伝えたい言葉が生まれるっていうタイプの人間だから、あんまMC考えない。」

〈2019.09.05 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep.49〉

そんな伊波さんの迷う素振りや、一挙一動には確かにその"瞬間"に感じたことを伝えているような節が見えました。

 

そして生まれたのが、「きょうのAqours」で千歌ちゃんが話した「変わっていくことを恐れない」ということ。

 

「どんな未来が待っているのか。きっと誰も知らない。知っているのは……新しいこと、初めてのこと、楽しいこと、ワクワクすること。始めたくなったら、いつだって始められるんだ。もっと遠く、もっと遠くへ!一緒に!!」

嬉々として語った言葉を受けて、伊波さんは高海千歌としてすべてを懸けて生きたいと。Aqoursに命を懸けたい」と強く語りました。

 

その言葉の裏側に、伊波杏樹の役者魂を見ました。

 

ここで役者魂伊波杏樹を感じる言葉たちを、並べさせていただきます。推しですからね。この言葉たちからも、「あぁ、伊波杏樹って役者なんだ」と感じていただけると思います。

 

「命削ってやりたいと思ってますね」〈2018.11.23 金狼祭感謝祭2018〉

「気付けば気付けば千歌ちゃんと共に歩んで参りましたので、一生千歌ちゃんと共にする人生もいいなと思っております。もう結婚する勢いでね、千歌ちゃんとうん……千歌ちゃんとぎゅってなる、くっつくぐらいの気持ちでラブライブ!サンシャイン!!AqoursとCYaRon!も盛り上げていきたいと思います。」

〈2019.02.09 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 ユニット対抗全国ツアー沼津公演@沼津市民文化センター〉

「役の人生を背負わせてもらって生きるってことが、やっぱり自分、私伊波杏樹にとってのすごく生きがいなんですよ。」

〈2020.03.12 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep.76〉

「自分は自分のままでいいと思ってるというか。勝手なことを言われても、それが真実ではひとっつもないから。別になんか…うん…って感じだな。ある意味鋼のハートになったのかもしれない。役は役、自分は自分であるし、だけど役を大切に思う気持ち、世界を大切に思う気持ちなんて、もう有り得ないぐらい注いでるからね。だから役者なんだと思う。自分でいたくないから、役でいたいから、何者かになっていたいから、多分この仕事選んだんだろうな、このお仕事に魅力を持ったんだろうな、って思う。」

〈2020.07.02 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep.92〉

「私は、自分にそもそも興味が無い人間だったので、うん。人と違おうが、人がどう思おうがどうでもいいんだよね。それは未だにそうかもしれん。人にどう思われよう、とは考えてない。人によく見られようなんて、ひとっつも考えてないな。自分をよく見せたいって思うんじゃなくて、

自分が役として生きてる時に、その役をよく見せたい、はあるよ。そりゃあ。でも、伊波杏樹をよく見せたいなんて、ひとっつも思ったことない。」

〈2020.07.02 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep.92〉

「自分自身で何回も言うけど、伊波杏樹自身として立っているより、何かの役と一緒に板の上に立っている方が、私は多分……人生において凄く幸せなんですよね。」

〈2021.02.18 伊波杏樹のRadio Curtain Call Ep125〉

「自分がどういう風に見せたい、とか見えたらいい、とかじゃなくて彼女(高海千歌)がどういう顔してたか、だからね。って思ってる。体現者である以上は。」

〈2021.11.08 アッパレ伊波!1名様やってまーす 第189回〉

 

自分が持てる知識をもってして、皆様に少しでも役者伊波杏樹を知って貰えたのなら幸せでございます。

 

この人に、私たちはこれからもついて行くんですよ???追い掛けたい背中じゃないですか。

 

「そうですね、9人じゃないと意味がないので、手を繋ぐ手が減ってしまっても、駆け抜ける足が減ってしまっても、私にとっては、それは……Aqoursと言い切れるのか、という、うー……苦悩がしばらくありましたので、まあ、頑張りたいと思います。」

「苦悩」という言葉をポロリと零した伊波さん。あの時の表情は忘れません。

 

多分伊波さんなら……9人じゃないのなら、と笑って解散するような道を選ぶ気がします。そんな選択肢を出来る方だと思います。誰一人見捨てない人ですから。

 

そんな彼女には、もう二度とこんな苦しげな顔はして欲しくない……と思いました。いや、その悪く言うわけではなくて……私自身が凄く心苦しくなります。

 

そう……2018年12月25日を思い出すから。

 

2018年と言えば、「Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~」がありましたね。昨日のことのようにも思えるあのライブで、伊波さんはバク転に挑戦しました。

 

「たった1回のバク転に"イマ"の自分のすべてをかけて跳んで、Aqours WAVEを完成させることで紡げる物語がある。みんなの悲しい顔が私一番嫌だから──。」

〈2018.09.29 電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Autumn Special 2018〉

とインタビューで話していましたし、ライブでもほんの少しだけ弱音を零していました。

 

「本当にね、普段絶対に思わないんだけど、ほんの少しだけ…怖いと思っていました。だけれでも、みんながこうしてみかん色をたくさん振ってくれて、Aqoursに会いに来てくれて、Aqoursが大好きだ!っていう想いを思いっきりぶつけてくれたから、ホンキでぶつけてくれたから、私は6公演全てやり切ったと思ってます。それを見届けてくれたみんな、本当にありがとうございます。」

〈2018.07.08 Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~福岡公演Day2〉

それでも……彼女はにこやかに話していたし、それを隠すように話していたので、その裏側の苦悩を私たちが知る由もありませんでした。

 

私が、彼女の弱さを知ったのは同年12月25日に行われた彼女のイベント「An seule étoile」でのMCでした。

 

あの日のことを今も尚鮮烈に覚えています。ここに、その日のMCを全て置かせていただきます。

 

伊波杏樹さんにどこか崇めるような、別次元の人間だと思われている方が読者の皆様の中にいましたら、その理想を壊すことになると思います。

 

「2018年、役を通して皆さんとお会いすることが多かったと思います。その中でライブのステージだったりとか、舞台でだったりとか、色々あって…本当に大変だった。今だから笑って言えるけど、本当にその瞬間その瞬間は、色んなことに必死で、目の前のことをひとつひとつこなしていくのが精一杯でした。伊波杏樹として届けたい想いもあるけど…役者という仕事が好きだと確信した2018年だったと思います。みんな知ってるかもしれないけど、ライブで大技に挑戦することになったりとかね…本当に…いつかぽっくり逝っちゃうかもしれないって思ってたんだよ。今だから笑って言えるけど、本当に何が起こるかわかんないからさ。だから色んなことを経験していく中で、ステージに経つことが怖いと思った瞬間でもあった。なんか…このまま出なければ、辛いことに直面しなくていいとか、思っちゃう自分がいたりしました。弱いなーって思ってて、でも、今思い返すとそんな自分に腹が立っていた自分もいたんです。何かから逃げ出そうとか、やなことから逃げ出そうと考える自分がいて、情けねぇなって。悔しいし、そんなことを考える自分が恥ずかしかった。そんな時に、みんながメッセージ…Twitterやってる人?みんなやん。頑張ってください、とかそれこそ絆創膏いっぱいくれてさ、絆創膏じゃどうにもなんねぇなーとか思ったけど、嬉しいなって。みんなからのある種のお守りの形だからね。それで、ミュージカルに出るのが夢で、そんな中でチャンスはあって、でも最後までいって掴めなかったんです。うん。で、なんかその自分の情なさ、自分の力量の足りなさが凄い悔しくて、そんなことを経験しながら2018年、私が思うことは生きるって言うことの意味を考えた年でした。誰のために生きるのか、何のために生きるのか…みんなのひとつひとつの言葉にとにかく救われた1年だったんです。本当に逃げたかった、生きるのを辞めたくなるくらい辛かった…けど今だから笑って話せるし、それはみんながいたからだと私は思う。感謝したいんです。みんなの一言一言が、私の心にドーン!と来るわけ、本当に。それを受け取った時に"何やってんだろう"って、馬鹿だなぁって。何やっても上手くいかねえなって…でも弱いとこも、こうやって私の周りに集まってくれるいな民のみんながいるから、私はクリスマスという大事な日にライブが出来ているわけですよ。歌で想いを届けたかったし、照れることもあるけど…めちゃくちゃみんなに助けられたんだわ。なので、こういう形で返したかった。An seule étoileを開催するには、正直スケジュール厳しいっすわって言われたんだよ。だけど、伊波杏樹として2018年何が出来るかって、大好きな歌と芝居で何が出来るんだろうって、私それしか出来ないからさ。それが好きだから、どんな形でも良いからステージ立たせてくれってことで、An seule étoileをやらせていただくことになりました。An seule étoile、たったひとつの星、は私に色んな想いをくれたたったひとつの星、みんなからのたったひとつの星を全部受け止めて、今日おっきな星となって、素敵なイベントが輝くようにと思いました。一応私も、人間なんで、弱いところも、駄目なところもあるし、みんなだってあると思う。色んなことを投げ出したいと思う時もあると思うんです。私がそうだった。でも、たったひとつの星が、たったひとつの輝きが、私の心に光をくれて、みんなが私を引き上げてくれた。だから、私はステージに立ちたいと、芝居がしたいと、歌いたいって、みんなに色んな想いを伝えたくて、こういうステージに立ちたいって、大きな声で叫ぶことが出来ました。みんなは凄いんだよ…1人ひとりが。こんな158cmのちんちくりんを、この1年間、1年間だよ?それより前からかもしれない。ずーっと引き上げ続けてくれてて、光を引き伸ばし続けてくれている。みんながいるから、私はこの仕事を続けていられます。みんなにとっての、たったひとつの星になれるように、伊波杏樹として色んな想いを届けられるように、頑張っていきたいと思っておりますので、来年からもよろしくね!やっぱ私にとっては生のこの空気なの。うん。ここでしか言えないことってのがあんだよ。これからも前に進み続けたい。何があっても芝居をしてたい。色んな世界に、みんなを連れて行ってあげたい。こんな世界もあるんだよって、そんなことを楽しみにしていただけたら、嬉しいです。みんなのたったひとつの星になれるように、日々精進していきます」

 

これが伊波杏樹さんなんです。

この人が、Aqoursのリーダーなんです。

 

みんなの前では気丈に振舞って、高海千歌役として舞台に立っている。けれども、本当は私たちと同じように1人の女性であり、158cmというその小さな背中に色んなものを背負っているんです。

 

……初めてAqoursとしの彼女の苦悩が見れたような気がして、どこか1日目は嬉しかったんです。不謹慎かもしれないのですが、伊波さんにとってここが……そんな自分の弱さを出せる所になったのかなって。

 

Aqoursの未来を、そしてμ'sからの想いも、ラブライブ!のこれからも……全部全部背負って、ここまで来た人なんです。逃げたくても、出たくなくても、批判を受けても、比べられても………一歩一歩、9人で歩んできたAqoursとそのリーダーは、世界で一番かっこいいんです。

 

私もこのMCに触れるまでは、どこか別次元の人だと思っていました。神格化していたのです。あの人は凄い、天才だ……と、勝手に決めつけて。そうではないはずなのに。

 

「憧れは理解から最も遠いところにある感情である」という言葉は、至極的を得ていると思いました。

 

伊波さんの強さは、この「自分の弱さを受け入れる強さ」だと思います。

 

私たちは9人でAqoursです。それを信じて、ええ、大事に思って、命を懸けて駆け抜けたいと思いますので、応援の程よろしくお願いします。そして、8人揃って色んな想いがあるのに、前を向いてAqoursとして、色んなことに挑戦したいという気持ちは、ひとつも変わっていないので、えー、こうして今この場にいてくれてる全ての皆さんが、配信を見てくれてる全ての皆さんが、同じ気持ちで走っていけたらいいと思います。一緒についてきてくれるかーい!?まだまだAqours、見たいか!ラブライブ!サンシャイン‼は、止まることを知らずに走っていきます。よろしくお願いします!本日は、本当にありがとうございました。」

9人でAqoursです。と強く宣言する伊波さん。その言葉にメンバーも気持ちを寄せます。全員が前を見据えて、色々なことに挑戦していく姿を、私は想像しました。

 

未来のAqoursへ、ついて行きます。

 

「はい、高海千歌伊波杏樹です。本日は、本当にありがとうございました。そうだね、Jump up HIGH!!みたいに色んな物語が生まれる楽曲とかが結構あったりしますけれども、そうだよね。うん。でもね、そう"物語"っていうことを話したいなぁ、と思ってて…..。」

2日目の掴みに脱帽しました。斉藤さんが「Jump up HIGH!!」の物語に触れたことに対して、その言葉をそのまま引用し、自身のMCへと還元していくその対応力に震えました。

 

「普段あまりこうMCとかを考えて喋るタイプの人間ではないのですが……あの…"Aqoursとして"の物語って、やっぱり劇場版からあの……で皆さんの前では、しっかりとお届け出来ているのはそこなのかなという風に思っていて、Aqoursのストーリーをこれからどうして行くんだろう、ということを………9人揃って、常に。多分それぞれの、あのメンバーに対して思っていることがたくさんあって、愛が沢山あって。」

劇場版の話に触れ、その先のAqoursのストーリーについて語ってくれました。描かれることが無くなった今、このストーリーはアーティストAqoursである小林さん、降幡さん、高槻さん、逢田さん、伊波さん、斉藤さん、諏訪さん、小宮さん、鈴木さんの9人が紡いでいくことになります。

 

それは、キャラクターではなく、キャストが描いていく物語。私は、この方向性を以前別のコンテンツで見たことがあります。

 

「……だからこそ、このステージがないと私たちは、Aqours、彼女たちの道を走っていくことが、やっぱ出来なくなってしまうと思うのですよね。なので、私たち自身、メンバーのこと一人ひとり大切に思う気持ちと、メンバーに会いたいと思って来てくれているここに来てくれている皆さんがいないと、Aqoursのステージは、Aqoursの物語は、進んで行かないと思っています。」

自分たちがAqoursの道を走っていくためには、ステージがないといけない。Aqoursに会いたいと思ってくれている皆さんがいないと進んで行かない。

 

そう語る伊波さんの姿は、私の目にはぼやけて見えました。

 

「なので、皆さんも一緒にこの……ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursというものの"物語"の先の先の先を一緒に作ってくださいますか?ありがとうございます。その言葉をしっかりと胸に止めて、彼女たちの人生を歩んで行きたい!と、思っております。」

ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursというものの"物語"の先の先の先を一緒に作ってくださいますか?」

 

その一言に、心から救われました。

 

もう6年以上も経って、7周年も近づいてきています。自ずと考えるのは、もうそろそろ……Finalがあるのではないか、ということ。

 

μ'sがFinalを迎えた時、「ラブライブ!」ってコンテンツが終わってしまうんじゃないか……と思った人も沢山いたことでしょう。

 

そのFinalと同時期に始まったAqoursを、少なからず貶す、比較する、優劣をつける……と言った心無い声があったのもまた事実です。

 

そんな大変な時期から想像もできないほどの努力を重ね、それらの批判を一切跳ね返すことなく、全て吸収し、実績を出し、「ラブライブ!」というコンテンツをさらに大きくしたAqoursが、本当凄いなって思います。

 

ここから先は、先代も知らない未知の物語です。Aqoursだけしか紡げない伝説の物語です。そんな物語を一緒に作ってくださいますか?という伊波さんの言葉は、たまったもんじゃないですよね。

 

いいんですか?僕ら、本気であなたを応援していますよ。ってね。

 

 

私は宣言しましたから。

 

「これからも楽しいライブが待っています。もうコラボとかも出来るということで……第1弾コラボアーティストみたいな発表の仕方だから。ダイヤさん言っといて。9人分は行けるよね?卒業式の最後みたい。続く!!なんかもうこういう風に、なんか沢山たくさん夢を声に出して、という歌詞もありますし、やっぱりAqoursとして歌やパフォーマンスを紡ぎ続けることで、人生を生き続けることに……そして皆さんと楽しい景色を、たくさんたくさん見ていくことにしていきたいと思うので、一緒に夢を叶えてください!!よろしくお願いします!!!本日は本当にありがとうございました!高海千歌伊波杏樹でした。」

伊波さんのしっとりとした話ももちろん好きですが、やっぱりメンバーと言葉を交わし、笑う姿も大好きです。

 

夢を声に出してみよう

 

という歌詞は、「Fantastic Departure!」ですね。

「Fantastic Departure!」は、大胆な冒険へと飛び立つAqoursの曲です。有り得ないことが起こるこの先のAqoursが、私はすごく楽しみなんです。

 

先の見えない物語だからこそ、作りがいがあるってものではないでしょうか?

 

そんな彼女たちが、一緒に夢を叶えてくださいと言ってくれているんです。だから、私たちは全力でついて行くのみです。

 

この物語の先を作っていく千歌ちゃんと伊波さんを、命懸けで追い掛けます。憧れに手を伸ばして。

 

予感→(から)決意=(で)未来

1日目は、「ユメ語るよりユメ歌おう」を披露し、2日目は、「勇気はどこに?君の胸に!」が披露されました。

 

ロッコに乗り、再び近くに来てくれたAqoursメンバーに思いっきり手を振るファンの方々。もちろん私も全力で手を振りました。

 

「みなさん今日は本当にありがとうございましたー!!」

 

という伊波さんの一言を待ち望んでいたのは、私だけではないと思います。

 

夢を語る言葉よりも、やっぱり夢を語るAqoursが大好きなんだと思いました。と同時に、その夢を伝えることが出来ないもどかしさもありました。

 

勇気はどこに?君の胸に!」の時は、特にそのことを感じていて。叫びたかった、心の底から叫びたかったです。

 

こころが求める誇らしさ

走り続けてつかめるミライ

夢がたくさん

夢がたくさん

消えない夢が

 

そんな私たちの想いを伊波さんは……受け取ってくれました。

 

ロッコ上からぴあアリーナを見渡し、余すことなくその光景を焼き付けた彼女は、噛み締めるように笑いました。

 

その表情を見て、伝わった、届いた……と私は思いました。声が出せない代わりに、伊波さんはその声なき声を受け止めてくれました。

 

ありがとうございました。

 

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雲海を切り裂き、9つの飛行機が飛んでいく。

「Future flight」は、そんなどんなことが起こるのか分からない未来を唄った楽曲です。

 

イントロで歌い踊りながら話す伊波さんが凄すぎるのは勿論ですが、この楽曲の勢いには圧倒されますね。

 

 

気付いたら終わってしまう1曲に突き放されないように見ていたのですが、やはりCメロを語らせてください。

 

横一列に並んだAqours千歌から始まり、梨子果南ダイヤ善子花丸鞠莉ルビィと想いをバトンとして受け渡すような振り付けが好きです。

 

ようやく……9人が揃ったこの振り付けを見て、感情が込み上げてきました。

 

ラストのポーズも、下手側から上手側の空へと上がっていくような軌道を描いていて、これからのAqoursの先を示す楽曲として相応しい最後でした。

 

終わりに

「本日は、本っ当に!ありがとうございました!!!」

 

たったこの一言を聞くためだけに、私はライブに足を運んでいると言っても過言ではありません。それくらい、あの日ようやく求めていたことを取り戻すことが出来ました。

 

何度も何度も、この記事の中で書いてきましたが、私は……9人のAqoursが大好きです。

 

様々な困難を、この9人が乗り越えてきたからこそ、私もまた様々な困難を乗り越えてきました。

 

この2日間が、夢のような時間でした。終わったことが信じられないくらい、未だにその余韻に浸っています。

 

1週間経った中で変わったことは、年が変わり、仕事が始まったことです。来週11日から本格的に始まるので、今はその前の最後の休暇を楽しんでいるところです。

 

仕事が始まれば、またあの1日が流れるように終わり、揉みくちゃにされながら終わる日々が続くのかと思うと、身体が強ばります。

 

それでも変わることを恐れてはいけない、と彼女たちが教えてくれました。

 

Aqoursは、Aqoursらしく。

 

Aqoursの色を見せてくれました。何色にも混じらない、何色にも塗り潰されない……Aqoursだけの色。

 

このライブに至るまで、沢山の悔し涙がありました。沢山の悲しい涙がありました。

 

ですが、あの日見た涙は……沢山の嬉し涙でした。

 

心底ほっとするような、そんな暖かい涙こそが、Aqoursの歩んできたことを、この2年半を証明する証だったと、私は綴りながら思っています。

 

「DREAMY COLOR」に、ユメ見る僕らってどんな色だろう?という歌詞があります。これって、疑問……というよりは、この先の未来への期待を表しているような気がします。

 

まだAqoursを知らないあなたへ伝えたい、と思い、自分もこうして筆を取りました。少しでもAqoursのことを、ラブライブ!サンシャイン!!のことを知っていただけたら嬉しいです。

 

その先にある「沼津」という街の良さもきっと。

 

MVに映っている風景が、まだ見ぬあなたを待っています。


www.youtube.com

 

不安になったら、迷った時は、いつだって心の中でこう……唱えてください。

───ユメ見る僕らってどんな色だろう?

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