ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ活動記録15話『夢を信じる物語』〜感想カタ語る〜

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初めに

活動記録15話、視聴しました。

言葉にしないと何だか落ち着かないというか、整理がつかないというか、自分の赤裸々な気持ちをここに綴っていこうと思います。

 

そもそも、彼女たちに触れたのは11月中旬とこれを読んでいる皆さんよりももしかしたら遅い出逢いだったのかもしれません。

 

そんな私が、ずっと……嗚咽しながらこのストーリーを視聴しました。友人に助けを求めて、どうにかこの話を飲み込もうと必死でした。

 

この記事内では、1年生組を「ちゃん」と呼んでいるのですが、2年生に関しては「先輩」で通しています。どうしてもそこが譲れず、ちょっとだけチグハグな記事になっているかもしれませんが、温かい目で見守っていただけますと幸いです。


PART1

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「そこは、夢のおとぎ話のような場所でした。光が瞬くように、風が流れるように。すべては、あっという間の出来事で。だから、今でも。実感が、わいてこないのかもしれません。」

 

花帆ちゃんの独白から始まった15話。「Link to the FUTURE」の衣装に身を包み、スポットライトが当たる舞台へと足を進める6人。その背中は光に包まれ……と、目を開けた花帆ちゃんのシーンへとうつり変わっていきます。

 

まだ夢うつつな表情を浮かべる彼女の姿に、どことなく期待と不安が入り混じった感情が湧きおこります。しんとした部室へと足を運んだ花帆ちゃん、そこへ同じユニットの先輩である梢先輩がやってきました。

 

彼女が発した言葉で、私たちはその結果を知りました。

 

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ラブライブ!決勝大会、敗退。

 

北陸大会を通過し、決勝大会へと進んだ蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。彼女たちが選んだ3つのユニットがひとつとなって立ち向かった決勝大会は、光が瞬くように、風が流れるように……終わってしまった。それはあまりにも呆気なくて、信じられなくて。

 

だから、花帆ちゃんの言う実感が湧かない、という言葉が凄く私も当てはまる状況で。私は、まだ夢を見ているんじゃないかって思いました。自分自身がきっとその結果を受け入れたくはなかったのかもしれません。

 

梢先輩が真っ先にしっかりしなくちゃ、と行動する面。何故かこの感覚は、見覚えがあって……それがどこだか私は思い出せなくて、凄くモヤモヤしていました。

 

気丈に振舞っているように見える梢先輩の姿が、どうしても放っておけない。多分、それは梢先輩も一緒で1人になった瞬間に……とか、みんなの心配をするのも1人では……とか、色々な理由がある中できっと花帆ちゃんを誘ったのかなと思います。

 

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勿論スリーズブーケとして、パートナーとして、花帆ちゃんのメンタルも心配していたのだと思います。二人は、それぞれメンバーへと逢いに行くのでした。

 

ここからは、順番にメンバーとの対話を辿っていきたいと思います。

 

PART2

 

湖のほとりで、一人になりたかった瑠璃乃ちゃん。彼女の言う「スクールアイドルみんなの熱が熱くて仕方なかった」という言葉。舞台袖だからこそ気付けたことも沢山あったんだと思います。

 

その熱を一心に受け止めた瑠璃乃ちゃんは、「熱くて仕方なかった」ということに気付けるだけの余裕があった自分を責めていました。決勝大会への気持ちが入っていなかった。余所見をしていた。そんな瑠璃乃ちゃんへ、梢先輩が言葉を贈ります。

 

憧れた日数だけが、積み重ねてきた年月だけがスクールアイドルであるかどうかを表すだけではない、と。確かに瑠璃乃さんは遅れて入部したかもしれないけれど、私から見れば立派なスクールアイドルだ、と。

 

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「スクールアイドルを見る目には自信があるの。」

それはまるであの春に花帆ちゃんを見つけた時かのような……そんな言葉。梢先輩のその言葉は、瑠璃乃ちゃんを救う一言へと変わっていました。慈先輩の言う言葉は、補正があるからと口にした瑠璃乃ちゃん。梢先輩は、同じユニットでもないし、同じ学年でもない。

 

スクールアイドルクラブの部長でもあり、1年生にとっては憧れの先輩でもあると思います。努力を怠らず、ひたむきにラブライブ!優勝へと目指すその姿勢を瑠璃乃ちゃんは見てきたからこそ、その梢先輩からの忖度ないメッセージに顔を上げたのでしょうか。

 

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負けて悔しいのではなく、勝ったらもっと楽しかった。

 

そう口にする瑠璃乃ちゃんは、入部した時からブレないなって本当に思います。勝ち負けじゃなくて、楽しいことを追究していく。それこそが、みらくらぱーく!だと思います。

 

PART3

そんなみらくらぱーく!のもう1人のメンバー、藤島慈先輩のメンタルはやばやばかも……と、自室まで駆け付けた瑠璃乃ちゃん、花帆ちゃん、梢先輩の3人。

 

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もうこのワンカットだけで、私の情緒は終わっています。唇をキュッと結び、俯いているような……。扉を開けて、後輩を威圧する攻撃的な態度からもその心境が伺えます。慈先輩は、勝負事に負けた時、落ち込むというより荒れるそうで。

 

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オラついている慈先輩って、これまで見たことがないのは当然で……徹夜をしてまでムカつくから見る、という発言からも相当この結果が認められないことが伺えます。どこまでも負けず嫌いな慈先輩らしい。

 

自分と瑠璃乃ちゃんがいたにも関わらず、負けるのはおかしい。慈先輩の主張はどこか説得力があります。それだけ培ってきたことに対する「自信」でもあり、「努力」を積み重ねてきたからこその発言であったと思います。私自身もこの2人なら、本当にこの世界中を夢中にさせる力がある、と常日頃から感じていました。

 

けれども……それがあっても、結果が出ないというのがラブライブ!。勝負の世界。あまりにも残酷で、慈悲のない結果に、地団駄を踏む慈先輩の心を思うと、自然と拳に力が入ります。

 

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ムカついていたのは、結果に対してだけではなく……「勝ったらもっと楽しい」ということを成し遂げられなかったことに対してもでした。その言葉は、先程瑠璃乃ちゃんが言ったものと同じです。

 

みらくらぱーく!の2人は、「もっと楽しい!」からこそ勝ちたかったのだとようやく知ることが出来ました。

 

勝ち負けに拘るのではなく、「最上級の楽しさ」を求め続けるハングリー精神に、また涙が溢れました。

 

PART4

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いつもと変わらず練習をするさやかちゃん。フィギュアスケートの練習の前に、身体を動かすというストイックな一面に、また尊敬の念を覚えます。

 

悔しくないと言えば悔しいけれど、その悔しさをバネにまた練習を重ねていく。なぜなら、練習不足では満足出来ないから。

 

フィギュアスケートという競技の世界で戦い続けてきたからこそ生まれた重い言葉だなと思います。競技の世界は、その競技の世界を実際に経験した人にしか分かりません。

 

逃したメダルを目指して、努力して、これでもか!って努力して……。それでも表彰台に登れないという現実を知っているからこそ、落ち込まずにまたひたむきに走り続けているのかなと思います。

 

だから、花帆ちゃんも「村野さん」と尊敬する気持ちを添えて言ったのかな?なんて想像してしまいます。その尊敬の念は伝わらず、距離が開いてしまったように感じるのも仕方がないことです。

 

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さやかちゃんから、梢先輩に「綴理先輩をお願いします」と託されます。さやかちゃんは、同じユニットを組むパートナーではありますが、パートナーだからこそ話せないこと、言葉に出来ないこともあると思います。

 

勿論後輩だからこそ……というのもあるかもしれませんが、こうして誰かを頼るということが出来るのもさやかちゃんが成長した部分ではないのかな?と思います。

 

梢先輩なら任せられる、と。それに対して梢先輩も「元の状態に戻して返品するわ」と心強い言葉を返します。

 

話が終わり、再びランニングにいったさやかちゃん。そんな彼女の姿を見て、花帆ちゃんは「体を動かしていないと落ち着かなかったのかな」と、自分と重なる部分があることを考え始めます。

 

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あの日、思い描いた景色を浮かべながら、何かを感じ取る花帆ちゃん。そんな彼女に、梢先輩はそっと声をかけ、2人は綴理先輩の元へと向かいます。

 

PART5

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屋上で、1人青空を眺める綴理先輩。「さやが隣に立ってくれたから、もうこれ以上何もいらない。そう思っていたのに、全然満足出来なかった。それではさやに対して嘘をついていたみたいじゃないか」と、この気持ちをさやかちゃんに伝えることが出来なかったと話します。

 

さやかちゃんを思うが故に、綴理先輩も彼女なりに考えを纏めようと考えていました。そんな彼女へ向けて、梢先輩は彼女の話を根気強く聞き続け、答えを急がせようとはしませんでした。

 

それが梢先輩の部長らしいと言いますか、本当になるべくしてなったのかな?と思ってしまいます。話すよりも、聞く技術の方が難しいとよく耳にします。

 

綴理先輩の考えをよく聞いて、「それをそのまま、伝えれば良かったんじゃない?いつものように」「今年は何が違うのかしら」と、背中をそっと押すような言葉をかけ、自分で整理する時間を手伝っているような気がしました。

 

長く時間を過ごしたからこそ、綴理先輩のペースを分かった上でこうして言葉を引き出す姿から、2人がどれだけ時間を共有してきたかを知ることが出来ました。

 

そして、ようやく綴理先輩は気付きます。


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「蓮ノ空が、好きみたいだ。」

スクールアイドルであることを追い求めてきた綴理先輩が、初めて口にした「蓮ノ空が好きだ」という言葉。

 

その言葉が、綴理先輩から出てきたことが嬉しくて……自然とその想いを噛み締める自分がいました。

 

「蓮ノ空がいちばん好きだからこそ、見てくれた人みんなにもそう思って欲しかった」という、自分が好きなものをみんなにも好きになって欲しいという願いがあったからこそ、今回の敗退で相当凹んでいた原因だったわけですね。

 

綴理先輩のことを、私は少し誤解していました。天才肌故に、他とのギャップと言いますか、空気感が違う。それに加えて奇想天外、予測不可能な言動は、さやか以外のメンバーを置いてきぼりにするほど。そんな彼女が、こんなにも蓮ノ空が好きで、その一番好きなものを、みんなにも知ってほしかったという熱い一面ももっている。

 

「ボクの赤」というメンバーカラーに当てはまる先輩だと思いました。

綴理先輩も立ち直り、これで2つのユニットがまた新しいスタートを切りました。ですが、梢先輩は忘れていません。一番身近にいる大切なパートナーを。

 

PART6

「メイプルシュガー」という甘い紅茶を入れて、花帆ちゃんを労う梢先輩。ですが、花帆ちゃんは落ち込んだりはしていない、と話します。

そんな花帆ちゃんを見て、梢先輩はとある提案をします。

 

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「そうね、だったら……。少し、聞いてくれるかしら。」

部室に置かれたひとつのアコースティックギター。それは、梢先輩が大切にしている楽器です。

 

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ララララ~♪ ラララ~♪ ラララ♪ ラララ♪

活動記録1話「花、咲きたい」の43分辺りで流れたこのアコースティックギターのメロディーと、梢先輩の歌声。今から振り返るともう随分昔に聴いたはずなのに……どこか雪解けを感じさせる温かさがあります。

 

まだマネージャーとして当時聴いていた花帆ちゃんですが、今この瞬間はスクールアイドル、スリーズブーケとしてこの「水彩世界」に身を委ねています。身体も自然と左右に揺れ、リラックスしていることが伝わってきますね。

 

マネージャーとして梢先輩の手伝いをしていた頃を思い出す花帆ちゃん。4月までを振り返り、花帆ちゃんは梢先輩へと問い掛けます。

 

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「どうしてあたしだったんですか?梢センパイだったら、他にもっといい人が……。」

 

とても勇気のいる質問であったと思います。普段、底抜けに明るく、梢先輩にも太陽な存在とも言われている花帆ちゃんの顔に、今は影がさしています。

それはきっと……ラブライブ!敗退が影響しているのだと思います。

 

そして……彼女は、迷っているのだと私は考えました。本当に、このまま先輩の隣で、スリーズブーケとしていていいのだろうか、と。

 

結果、自分は梢先輩に頼ってばかりで、足を引っ張ってしまい、負けてしまった。

 

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その事実が、彼女の心をずっと蝕んでいました。

そんな花帆ちゃんへ向けて、梢先輩は「あなたがいてくれてよかった。」と、花帆ちゃんが努力してきた日々を肯定し、スリーズブーケとして歩んできた道のりを示してくれました。


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「ごめんなさい……。」

責任を感じる花帆ちゃん。その言葉には、きっと様々な想いが込められていたでしょう。

 

もっと自分が上手く踊れていたら、勝てたかもしれないこと。

 

先輩たちの想いをつぶしてしまったこと。

 

何より大好きな梢先輩に、慰めてもらっていること。

 

ラブライブ!の敗退が、悔しかったこと。

 

そんな花帆ちゃんの気持ちが見えたような気がしました。

 

一頻り涙を流した花帆ちゃんの顔はどこかスッキリしていて、梢先輩と軽口を言い合える程回復していました。部屋でゴロゴロするか、練習をするか考え込む花帆ちゃんに、思わず画面の前の私もにやけてしまいます。

 

梢先輩に対して、「寮へ戻らないんですか?」と花帆ちゃんが声を掛けます。

 

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「私はまだ、少しやることがあるから。それじゃあね。」

花帆ちゃんの提案をやんわりと断り、部室へと残る梢先輩。メンバーのメンタルケアもしましたし、大掃除もきっと年末にしていたはず。事務書類……と言っても、この時期にやることがあるのか。様々な推測を巡らせました。

 

はて、と、私はここで一度停止ボタンを押しました。

 

何か嫌な予感がしたのです。寮に帰らず、花帆ちゃんだけを帰す。その不自然な行動、いや私が好きな人たちであり、自分もよくやりがちな行動に、とても親近感……いや、ここでは危機感でしょう。そのセンサーが反応しました。

 

咄嗟に、友達へとメッセージを飛ばしました。「助けてくれ、一人じゃ見られない。嫌な予感がする」と。このメッセージを飛ばしたのは小学生の時に出逢った知人と久しぶりにランチをした帰りで、あと少しで自宅に到着するというタイミングでした。

 

このまま運転している状態で見てしまえば、何かが決壊してしまうような気がして……でも、やっぱり逸る気持ちが抑えきれず、再生ボタンを押しておりました。そこからは、よく覚えていません。

 

なんとか……気付いたら自宅の車庫に車を停めていて、ふらふらと地に足がつかないような状態でした。おぼろげな記憶のまま、友達と通話を繋げました。

 

PART7

紅茶を飲んだティーカップを部室へとそのままにしてしまい、先輩に片付けさせるのは……と慌てて部室へと戻った花帆ちゃん。

 

扉を開けて花帆ちゃんが見たのは……泣き顔をした梢先輩でした。

 

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花帆ちゃんに見られまいと、直ぐに背中を見せる梢先輩。もう一度振り返った時は、もういつもの先輩として立ち振る舞っていました。

 

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「あたしじゃ、だめですか……。」

梢先輩の胸の内をさらけ出そうと試みる花帆ちゃん。先程先輩に支えてもらったように、今度は自分が先輩を支えたい。そんな花帆ちゃんの気持ちが現れていました。

 

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花帆ちゃんの言葉を聞いて、梢先輩は……泣き崩れました。「あと、もう少しだったのに……」と声を震わせ、涙を零す梢先輩。

 

その姿に、私は……泣く資格など無いはずなのに、初めて涙が溢れました。ようやく叶えられるはずだった夢。

 

小さい頃からずっとラブライブ!を目指していた梢先輩にとって、あとひとつ。そのひとつが掴めなかった。

 

みんながスクールアイドルで何かを見つけている中、自分だけは何もない。優勝することで、何かを見つけられる。いや、優勝こそが自分が、自分を認められる唯一の方法だったのかもしれません。


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何も無いと口にする梢先輩に、「なんでもできるじゃないですか!」と返す花帆ちゃん。その答えに「それだけじゃ、ダメなの」と首を振る梢先輩。

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「だって、夢を叶えるために、なにもかも懸けて、ここにいるんだから……!」

 

「なにもかも懸けて、ここにいる」

 

言い換えれば、その夢が叶わなければ、ここにいる意味は無い。「強い覚悟」であると同時に、あまりにも残酷すぎるほど彼女を縛り付ける「呪い」でもあるなと思いました。

 


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「ねえ、お母様!私、スクールアイドルになるわ!ほら、素敵でしょう?ラブライブ!っていうのよ。あの子たちみたいに--私も、ぜったいに、優勝してみせるんだから!」

幼き頃の誓い。絶対に優勝するという夢は、目の前で儚く散っていきました。雲の子を蹴散らすように、呆気なく、梢先輩の夢への挑戦は終わりました。

 

ラブライブ!という大会のレベルの高さを物語っており、夢を叶えることの難しさを私たちへと痛感させるものでもありました。

 

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悔しさを吐露する梢先輩に、花帆ちゃんは「優勝しましょう!」と力強く言葉にします。一瞬躊躇う素振りを見せていたのですが、先輩の夢を、運命を一緒に背負う覚悟を決めたのかな?と思いました。

 

花帆ちゃんは梢先輩への感謝を口にします。花咲きたい!と入学当初に足掻いていた花帆ちゃんを救ったのは梢先輩でした。

 

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マネージャーとしてスクールアイドルの世界へと誘い、花帆ちゃんの話を友達の話として相談に乗り、ステージ衣装を贈り物として用意しておく。

 

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私と君の今を繋ぐ

これはそんなストーリー

「水彩世界」の紡ぐストーリーのように、2人のストーリーに、新たなエピソードが加わりました。本当にこの曲は、梢先輩と花帆ちゃんを結んだ曲なのだと、改めて視聴して感じます。


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梢先輩には日野下花帆がいる。そう信じてもらえるように頑張りますから、と共に歩むことを決めた花帆の強さを、私は感じました。

 

15話では、花帆ちゃんの強さと、梢先輩の弱さの対比がとても大きく見えたのではないかな?と思います。

 

ひたむきに、がむしゃらに、梢先輩のあとを追いかけ続けてきた花帆ちゃんと、常に花帆ちゃんを時には厳しく、時には優しく導いてきた梢先輩。

 

その関係が15話では、ラブライブ!の敗退をきっかけに自分には何もなかったと打ちひしがれる梢先輩と、その敗退をバネに梢先輩の夢を、ラブライブ!で優勝しましょう!と力強く傍に寄り添った花帆ちゃんの関係が、とても眩しく見えました。


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2人が持つガーベラの花。皆さんも調べていただいたと思うのですが、ガーベラ全体としての花言葉には「希望」「常に前進」「辛抱強さ」があります。

 

まさしく2人のこれからを飾る大輪の花が咲くことは間違いないことでしょう。

 

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卯辰山へと登り、決意を新たにする6人。花帆ちゃんが両手を広げた構図、私はどこか見覚えがありました。

 

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youtu.be

そう、「Link!Like!ラブライブ!」のホーム画面にもなっており、「Dream Believers」のラストシーンでもあります。

 

「そうか、ここに繋がっていたんだ……あの時から、ずっと……」と4月からの活動記録に思いを馳せながら、また涙を零す自分がいました。


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梢先輩の言葉に、全員が返事をします。その返事から「絶対に優勝するぞ!」という想いがひしひしと伝わってきました。

 

そして、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのストーリーは、第2章へと移り変わっていきます。


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「頼りにしているわね、花帆。」

名前の呼び方が変わる、と共に。

 

終わりに

涙が止まりませんでした。

どうした?って笑われてしまうくらいに、本当に涙が止まらなくて、ずっと電話先の友達に、とりとめのない単語を繰り返していた記憶があります。

 

私は……乙宗梢先輩が好きです。

 

梢先輩っていうと、本当に擽ったいのですが、自分にストイックな所、ちょっぴりおちゃめな所、後輩にとても厳しく優しい所、誰よりもラブライブ!に懸ける想いが熱い所。

 

そんな姿に、とても惹かれたんだと思います。

 

完璧に見える彼女が、初めて味わった挫折とも言うべき瞬間。その場面は、私が少しイメージしていたものとは違っているようで……でも似ている所もあって。

 

「あぁ、やっぱり梢先輩は、誰かの前では泣かないんだ」って凄く安心してしまったというか、納得してしまったというか。

 

私が好きになる……ちょっと語弊が生まれるかもしれませんが、憧れる人というのは「誰かの前で弱さを見せない人」です。

 

自分の弱さを隠し続け、自分の最高のパフォーマンスを見せる。そんな人間になりたい、ととても思います。

 

ですが、同時に「いつか何にでも見せれる、弱音を吐けるような人に出逢いたいな」と思うのです。それが梢先輩にとっては、スリーズブーケのユニットパートナーでもある日野下花帆ちゃんだったんだな、と思うと凄く嬉しくなりました。

 

あぁ、ユニットというのは、切っても切り離せない。とても強い絆で結ばれているのだと改めて感じました。

 

本当に……様々なことを考えた2週間でした。

纏めるのも苦労しました。それこそブログ自体が久しぶりで、感想記事なんて3・4年前に書いた以来だと思います。

 

どこか懐かしくて、愛おしくて、もっとストーリーが好きになる。そうだ、これが感想記事だったなぁ……と、今このパートを書いていて凄く思います。

 

明日は、16話の更新です、

その前に……なんとか形に出来て良かったです。

 

最後まで御覧いただき、ありがとうございました!