ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

木漏れ日の歌声が聴こえる。

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雲の間から覗いた太陽が彼女を照らす。

 

うんと背筋を伸ばし、太陽の光をいっぱいに浴びる彼女の姿に自然と顔も綻ぶ。

 

いつもと変わらない、何気ない日だけれど、君がいるだけで、世界は色付き溢れる。

 

君と僕だけの優しい世界。

 

 

はじめに

本日9月16日水曜日。

 

鈴木愛奈1st single 「やさしさの名前」


鈴木愛奈 / やさしさの名前《Suzuki Aina - Yasashisa no namae》

 

発売日でございます。誠におめでとうございます。

今回この記事では、その表題曲である「やさしさの名前」のMVを見て、思ったことや感じたことをつらつらと並べていこうと思います。

 

所謂感想ブログというやつです。

 

前回、「ヒカリイロの歌」の感想記事の時にも書いたのですが、本当に鈴木さんの歌声が私は大好きで…そんな鈴木愛奈さん初心者の私が、全力で体当たりをして書いていく記事になると思います。

 

読者の皆様、暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。

 

1番Aメロ

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まずは、この「やさしさの名前」という楽曲名通り、全体的に歌詞に温かみのある、ミディアムテンポの優しい曲調であることは、皆様も感じたことだと思います。

 

本当に気持ちよさそうに背伸びをして、太陽の光を浴びる彼女の姿を見て、もう既に心が安らかになっているわけですからね。これ以上何を求めて…

 

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無理だ。(限界突破したオタク)

 

ここは天国なのか…。

歌詞にすら入ってもいないのに、私の心は彼女の優しさに奪われてしまっている。まるで、彼女と2人…森の家で過ごしているような、そんな錯覚すら覚えます。

 

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ナミダが勇気になる 

背中さすってくれた時
君の手からやさしさ 

そっと流れたから

「ヒカリイロの歌」の時のように、どストレートに歌声を届けてくる、というよりは、風に運ばれてきたような…そんな何気なく届いた歌声が耳を癒す。

 

ヒカリイロの歌声が、木漏れ日に紛れて、私たちの心へと響く。そんな優しさと温かさの溢れた曲と歌詞ですよね。

 

MVのロケ地となったのはハウススタジオHAVEROCKさん。山梨県南都留郡にあるようなので、ぜひ聖地巡礼したい方は旅行がてらにいかがでしょうか?

 

haverock-st.com

 

当たり前の日常を彼女と過ごす。それだけでどれだけ幸せなのだろうか…と想像してしまうわけですが、このMVを見ていると何気なく過ごしてきた毎日が、なんとなく愛おしくも感じるようになりました。

 

1番Bメロ

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見えない翼が

折れそうだったけれど
飛べそう明日は

 

こちらは、河口湖にあるアサギリ高原パラグライダースクールさんがロケ地となっているそうです。

 

大草原の中、風に吹かれ、手を広げ歌う鈴木さん。優しさに溢れ、彼女の心の広さ、包容力を表現しているのかな?と思いました。

 

サビ前で一瞬音が消えて、鈴木さんの歌声だけになる瞬間が私は好きです。(ただの感想)

 

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MVの中に登場する花についても調べてみました。おそらく「黄色いガーベラ」「デイジー」「ポピー」だと思われます。

 

黄色いガーベラは、「親しみやすい」

デイジーは、「希望」

ポピーは、「思いやり」

 

それぞれ「優しさ」に関連している言葉の意味をもつ花たちです。と、同時に鈴木愛奈さんという人物の人柄をも表していると思います。

 

1番サビ

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sunlight おひさまみたいな心の
その名前を愛と呼ぶなら

 

女神様…。(うっとり)

 

ドローンを飛ばしてMVを撮影したそうですね。現代の技術の進歩によって、こんな広大な景色を映せることが凄いですね。

 

「おひさまみたいな心のその名前を愛と呼ぶなら」という言葉選びがセンスの塊すぎて脱帽したのですが…つまり優しいという言葉を「」に置き換えたわけですよね。

 

「愛」という言葉は、同時に「愛奈」の「愛」でもあるわけですから、このフレーズはまさしく鈴木愛奈という人物を指しているなぁ…と思いました。

 

ちなみにここのフレーズは鈴木さん自身もお気に入りな部分であるようですね。

 

「おひさま」という言葉が使われているのは珍しいなと。あと「愛」もたくさん散りばめられていて。あと全体的に隣りで寄り添って、支えてくれる感じがいいんですよね。

www.animatetimes.com

 

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ねぇone's light たくさんの愛を

私もあげたいな
どんな風が吹く季節にも 

君のほとり

君のほとり」というフレーズ。

 

「畔」という漢字を使うのではなく、ひらがなにすることで、柔らかさを追求しているのでしょうか。

 

「ほとり」という言葉を調べてみると、「そば」

「海や川・池などの水際」「はし」「縁辺」というような意味が出てきました。

 

どんな時でも、私はあなたのそばに居るからね、というメッセージが込められているのだと思います。この曲には誰かを励ます、というよりは支えているイメージがもてますね。

 

2番Aメロ

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君が隣にいると 

いつも心暖かい
寒い時にストウブ 

Hotあたったみたい

この「ストウブ」に着目したい。「え、ストーブじゃないの?」ってなりました。ですが、「ー」のではなく、「ウ」と発音、表記することによって、ただの伸ばし棒ではなく、意味あるもの、カタカナとしての意味を与えたわけですね。

 

そうすることによって、ただの外来語であったストーブという単語が、なんとなく鈴木愛奈さんの言葉になったような気がして、親近感に似たものを抱きます。

 

余談ですが、日本でいうストーブは「ヒーター」が一般的な呼称です。しかし、古い暖房器具はストーブと呼ぶこともあるそうです。

 

ストーブの語源は「暖められた部屋」という意味で、イギリス人はこのストーブという単語は、レンジ(料理用)の意味として一般的になっているそうです。

 

2番Bメロ

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誰かが寄り添う 

それだけでほころぶよ
希望の蕾

日の暮れた夕暮れの水面に映り込む鈴木さん。この場所は、山中湖のプラザきらら辺りで撮影されたそうですね。

 

辛い時、この曲を聴きたい、勧めたいと思いました。多分…人って何か壁にぶち当たった時、辛くてへこたれそうな時、確かに言葉をかけることも正しいとは思います。

 

ですが、自分から相談出来ない、人に言えない…なかなか勇気が出ない人も中にはいると思います。そんな時、ただその人の、その子のすぐ傍にいて、寄り添うだけでも絶対違うと思います。

 

何も言わなくていい。ただ…隣にいるよって、それだけで心を救われる人間はいます。

 

私も…昔そうやって救われたことがありましたから。

 

2番サビ

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sunlight おひさまみたいな心が
もうみんなにうつればいいよね

優しさという「愛」がみんな持っていたら…という言葉。世の中、色々な人が生活し、そして理不尽な社会が取り巻いています。

 

そんな世界でも、彼女はお日様のような心で、私たちに歌を、笑顔を、優しさを…届けてくれる。

 

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そうheart's right たくさんの愛を

分けあえますように
だけど恋は私だけにね… 

君といつか…

けれども、それは若干異なっている。

 

万人に与えるものは愛と呼ぶけれど、特別な「君」に対しては、恋の気持ちを抱いているわけですね。

 

「恋」とは自分が受け取るもので、「愛」とは自分が与えるものだと思います。つまり、ドキドキしたり、やる気になったり、頼ったり、愛されたり、守ってもらったり、「彼に○○してほしい」「彼が○○してくれるからうれしい」と思うことが恋。

 

一方で、相手に何かしてもらえなくも、自分から何かしてあげたいと思うことが愛。つまり、相手が存在しているだけで幸福に感じて、こんこんとエネルギーがわいてきて、自分から与えたくなるのが愛だと言えるでしょう。

 

恋は、恋愛関係にある2人の間でしか使われない言葉。一方で愛は、家族や友人に対しても使うことができる言葉です。

 

家族愛や友愛という言葉はあっても、家族「恋」や友「恋」という言葉は存在しません。なんとなく、違いを理解できる方も多いのではないでしょうか?

 

Cメロ

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何ができるだろう? 

ただ君のために
今を見つめ合うよりも

同じ景色

いつも見つめ歩きたい

もし君が迷った時は 

私きっと

明かりになる

どこかで切ろう、と思っていたのですが、Cメロを分けることは難しいなということで纏めさせていただきました。

 

Cメロは一転して、どこかぶつけてくるような歌い方に変わっていますね。この歌い方に関しては、鈴木さん自身もインタビューで語っていました。

 

ここがいちばんアプローチに悩んだところではありましたね。声に出しながら自分に対してぶつかっていく感じなのか、それとも、心の中で悩んで悶々とする方なのか、この“何ができるだろう”はどっちの形で悩んでいるんだろうと考えました。レコーディングのときも何パターンか録らせていただいたんですけれども、ただ、プロデューサーさんや作詞の森(由里子)さんとご相談した結果、「ぶつける方にしましょう」ということで今の形になりました。

www.lisani.jp

 

まるで、ソロアーティストとして歩んでいく鈴木さんの覚悟、軸を歌っているようにも感じました。大切にしていることを、彼女はインタビューでも答えていました。

 

1stアルバムの『ring A ring』のテーマがそうだったんですけど、アーティストとして、愛を大切に、縁を大切に歌っていきたい、という私の願いを入れていただけたんだとしたら嬉しいな、と思いながら歌っていました。

www.lisani.jp

 

「愛」と「縁」を大切にしている鈴木さんだから、ファンもまた彼女のことを愛しているのでしょう。鈴木さんのファンの方を見ていると、本当に彼女のことを愛していて、傍から眺めていて幸せのお裾分けをしたもらった気分になります。

 

ラスサビ

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sunlight おひさまみたいな心の
その名前を愛と呼ぶなら

彼女の歌い方には、本当に歌が好きなんだなぁ…という想いが含まれていて、それが伝わってくるんですよね。

 

本当に…気持ちよさそうに歌うんです。もちろん今回のMVのテーマなのかもしれませんが、大自然に囲まれ、等身大で歌う彼女を見ていると、心が落ち着きます。

 

木漏れ日の歌声には、心を癒す力がある。

 

そう思いました。

 

ストレートな歌詞が辛くて、聴けなくなってしまったりだとか、眩しい姿を見ていて、自分じゃ無理だ。って思ってしまう瞬間とか、そういう体験した人はいるのではないでしょうか。

 

そんな時、そっと、何も言わず見守ってくれる存在がいるというのは、案外力強くて、不思議と力が湧いてきます。

 

辛い時こそ、言葉をかけること、行動を起こすことが全てではない。ストレートに励ましの言葉をかけることではなく、優しさで包み込むことも立派な心がけであると私は思うのです。

 

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ねえone's light 沢山の愛を

私もあげたいな
どんな風が吹く季節にも 

君のほとり

どんな風が吹く季節にも 

君のほとり

そして、彼女はその優しく寄り添う方の歌声も持っている人であると改めて思いました。

 

「ヒカリイロの歌」のように、ド直球で、想いをぶつけてくる側面と、「やさしさの名前」のように、そっと寄り添い、ただ隣にいてくれる側面。

 

どちらも誰かを支えたい、救いたい、その一心。けれども、願いは同じでも、全く違うアプローチをする。

 

鈴木さんはその両側面を兼ね備えているアーティストであると私は思います。

 

終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。ただただ…好き勝手感想を綴っただけでしたが、この記事を書くにあたり何度もMVを見返しました。

 

コマ送りで見てみたりもしましたが、一挙一動に心が暖かくなる自分がいました。きっと、鈴木愛奈さんのファンの皆さんは、私以上にその「優しさ」「愛」を感じていたのではないでしょうか。

 

私は、彼女のことを「Aqours」というアーティストグループでの側面しか見たことがないので、これを読んでいる鈴木さんのファンの皆様よりも詳しくはありません。

 

ですが、本当にこの人は心が暖かいんだなぁ…と思った言葉がありました。

 

Aqoursはみなさんのおかげで紅白も決まって、お父さんやお母さんや、おじいちゃん、おばあちゃんに私は初めて親孝行出来たなって思っています。」

 

Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」で紅白出場が決まり、初めて親孝行が出来たと話した時、嬉しそうに語る姿を忘れはしません。

 

心が優しいんだなぁ…と思う言動がありました。

 

「大丈夫。大丈夫。大丈夫。もう1回やろう。大丈夫、絶対大丈夫。」

 

Aqours First LoveLive!〜Step!ZERO to ONE〜」で崩れそうなメンバーに対して駆け寄り、励ましの声を掛け続けたことを鮮明に覚えています。

 

木漏れ日の歌声は、今日多くの方の心へと染み渡ったことでしょう。そして、彼女の想いもまた届いたと思います。

 

「あ、もうダメだって、どん底に落ちちゃった時があって、そんな時に手を差し伸べてくれたのが、アニメ・アニソンだったので、今度は私、鈴木愛奈として元気づけたり勇気づけたり、やさしい世界をつくっていきたいっていうのが、一つ掲げていることですね。」

 

 

どん底を救ってくれたアニメ・アニソンを通じて、彼女の木漏れ日の歌声もまた…

 

世界の片隅で縮こまっている誰かを、助けて!と言えなくて苦しむ誰かを…救っているのだろう。

 

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