「そう思えば素敵じゃない?」
ワインレッドの髪の少女は、語った。全てに意味がある、と。偶然ではなく、運命なのだと微笑んだ。
その言葉は、今の私の心にも突き刺さった。今だから言える。無駄なことは無かった、と。関係ないことでさえ、どこかで繋がっていたのだった。
これは、とある田舎暮しの凡人が、小さな夢を叶えるためにやってきたこと、そして叶えた先に気付いたこと、学んだことを語る記事である。
- はじめに
- ツイキャスをやっていて良かった
- 履歴書の欄、小さくね?
- キャリセンは利用した方がいい…と思う
- エージェントを全力で信用しない
- 優先順位をつけること
- お祈りメールなんてクソくらえ
- 面接の練習は経験するしかない
- 本音と建前を限りなくゼロにする
- リーダーシップ論が役立った
- 緊張はすれど気後れしなかった
- 最後に
はじめに
皆さん、こんにちは!
ちょっとお久しぶりの方は、お久しぶりです。
初めましての方は、初めまして。
田舎でのほほんと過ごし、伊波杏樹さんという人を崇め奉っております、さらいんと申します。
このブログでも綴っていますように、ちょっと前に、人生の分かれ道の1つを選択することができ、晴れて自由の身となって毎日過ごしているわけですが…改めて自分のこの1年を振り返ってみようと思います。
この記事で書かせて頂くのは
「就活を終えて感じたこと、学んだこと」
です。
今だから言えることが結構あったりします。当時、実はね…ということが沢山あったのですが、中々言う機会に恵まれず、今日まで来たわけです。
これから就活をする人たちに、何か一つ参考程度になればいいなぁ、とは思います。あくまでも、これは個人的な視点から語ることなので、「これを真似すれば!!」ということではありません。
人には人の、自分に合った就活や人生を歩んでいってほしいと思います。ですので、まぁしゃーない、読んでやるかー!という人は、このままスクロールしていただけますと幸いです。
※順不同、というか、つらつらと思いついたことを綴っていくことになると思います。そのため、読みづらい箇所はあるかと思いますが、が、頑張ります…。
ツイキャスをやっていて良かった
いやいや、タイトルwwってなった皆さん、はい。えぇ、その気持ち、私も同じです。いいタイトルが思いつかなくて、そのまんま書きました。笑
あくまでこれは私が感じたことなので、必ずしも「やろう!」というわけではありません。ツイキャスなんてやらなくても、対話力は身につきますから。
皆さんは「ツイキャス」というアプリをご存知でしょうか?
所謂配信が出来るアプリで、顔出しでやることも出来ますが、ラジオのように音声だけで配信をすることも出来ます。
著名なアーティストさんも何名か…そうそう「紅蓮華」で有名なLiSAさんも利用されている時がありましたね。
そんなツイキャスを、私は大学1年の春くらいから始めまして、もう2000回ほどキャスを開いています。
(そのうち何枠かはカラオケキャスやらピアノ練習してるだけだったりします笑)
ひと枠30分となかなかにお手軽で、ボタンひとつで配信を開始することが出来ます。雑談するもよし、真面目に語るのもよし、ラジオ風にコーナー分けするのもよし…と、用途に合わせて使い分けをすることが出来ます。
では、なぜ私がツイキャスを始めたのか。正直に申しますと、その理由を忘れました。笑
好きなアーティストさんがやっていることを知ったからか、それともFFさんが使っていたからか…そのどちらかだとは思ったのですが、動機としては軽い気持ちですね。
さて、そんなツイキャスですが…30分って意外に長いって思いませんか?私も始めたばかりの頃はそうでした。ですが、最近は「短いな」と感じることが多いんです。
始める時って、多分話す内容、トークテーマを決めてから喋ると思うのですが、その内容が例えば…えぇ、あの、私の推しの「伊波杏樹」さんとかになると、30分じゃ語りきれないんですよ。笑
それと、閲覧者が何人いるかも見れたりして、コメントも出来るようになっています。ですので、リアルタイムで閲覧者の声を聞けるようになっていて、それに反応しながらいつも進めています。
勿論コメントは自由なので、ない時もあります。その時は、あの手この手で配信を進めながらずっと話していますね。
頭がいい人のキャスだ…と言われたことがあった(なんだこいつ、自分褒めだしたぞ?)…のですが、私は実際学力はないです。はい。笑
偏差値なんてものは高くは無いですから…だから、そうですね…キャスをやっていたおかげで、頭の回転が速くなった、とは思います。
キャスってコメントしない限りは誰が来るか分からないですし、不特定多数へ向けて発信していると思うんですよね。
勿論コメントするしないは、閲覧者の皆さんの自由ですので、もしコメントがあれば拾って、そこから繋げる。無いならないで、話を広げていく。
そうやって私はキャスをしてきました。最初は、30分話すのは正直長かったな、と思います。でも、今はもう30分が体感5分のように感じます。
トークテーマにもよりますが、話す内容によっては2時間、3時間と調子に乗ってしまうこともしばしばありました。
すると、段々時計を見て話すようになり、残り3分になり始めると終末へ向けて会話をしていくようになります。今日の話の総括、今後の展望、皆様への感謝。次もまた来てくれるような…そんなキャスを心掛けています。
そして決まって最後の言葉を掛けるのです。
「聞いてくださった皆様、本当本当にありがとうございました。それでは、それでは…ばいちゃー!!」
履歴書の欄、小さくね?
まーたこいつ巫山戯たタイトルにしやがりましたね。はい、すみません。いや、でも、本当にこれなんですよ。
私、ブログというものをやっていた経験か、5000字とかがノルマだと思うんですよね。書きたいことを全部詰め込んだのが私のブログでして…履歴書は言うなれば、自分のこれまでの人生をたった数行に落とし込まなきゃいけない。
「え、むずくね?はみ出すんだけど…」
そう、ぶつぶつ言いながら書いていました。何百、何千と履歴書を人事の人は見る訳ですから、少しでも特色ある言葉を埋め込もうとちょっと自分は考えていました。
人と同じことをやっていては、絶対にダメだ。凡人である自分が、天才である人、能力がある人に勝つためには、変わったことをしなくてはいけない。
そう、私は常日頃思っていました。これが果たして正解だったのかは分かりません。なので、あまり参考にはならないとは思いますが…履歴書の書き方は、キャリセンの方に相談したらいいと思います。
ぶっちゃけると正直、私は型にハマったような履歴書は書いていないと思います。そもそも型があるのかも分かりませんが、若干ブログノリで書いたところは多くあると思います。(なので、うわぁ…という言葉もあります)
ちなみにこの履歴書は、選考を受ける前に今の御社と縁あってしまったので、郵送することなく手元に残りました。
キャリセンは利用した方がいい…と思う
若干躊躇ったのは、私はキャリセンを利用してないからです。キャリア支援センターという、恐らく就活相談が出来るような施設は、大学で必ずあるはずです。
そういう所は、ガンガン利用すべきだと思います。特に自己分析が分からん、とかどうしたらいいか、もう何から始めていいのかも分からない…という理由だけでも、行くべきだとは思います。
行動しなければ、その状況は変わらないし、じゃあ頼れる人って言ったら信頼出来る先輩…もいないのなら、何千人と見てきているキャリセンの職員の方が適任ですよ。
まぁ、なんでしょうね。私は地元から離れたくて、大学の求人は一切見ませんでしたし、なんなら面接の練習もしませんでした。
(だって大学の求人、県内ばっかなんだもん。)(学校遠いんだもん)
ですが、キャリセンの方は本当に手厚くバックアップしてくれるはずです。求めていることに対して、最大限の恩恵をもたらしてくれるはず。
ですので、全力で頼ってください。キャリセンの皆さんもまた、皆さんが頼ってくれることを待っていると思います。
エージェントを全力で信用しない
えー、私はキャリセンを利用しない代わりに、都内のある会社のエージェントを利用していました。所謂、学生と企業を繋ぐ架け橋のような存在です。
相談に乗って、学生の性格や希望分野、職種などに合わせて企業を紹介してくれるのがエージェントですが、私はエージェントが紹介してくれた会社は全く響きませんでした。
所詮、と言っては何ですが、エージェントもあくまで他人です。最後に決めるのは皆さん自身、後輩自身ですから…あくまでも利用する程度で、自分の気持ちに素直になって決めて下さい。
エージェントが勧めたから、という理由は就活では通用しません。実際に説明会で目で見て、耳で聞いて確かめてから…選考へと進む訳ですからね。
諦めず心が心が輝く方へ。
優先順位をつけること
就活を体験した人が決まって言う言葉があるでしょう。それはズバリ…「就活の軸」という言葉。
これは出逢う言葉だと思います。土日休みがいい、この仕事がしたい、給料が高い所がいい、都内近辺で働きたい…などなど、就職を希望する企業を探すために、自分の軸となるものを考えると思います。
その時、あれもこれも…と次から次へと希望は出てくると思いますが、その全てを叶える企業はほぼありません。どこかで折り合いを付けなくてはなりません。
その時に重要になるのが優先順位です。どれが1番大切にしたいことかをハッキリさせておくことで、企業選びもしやすくなるでしょう。
第3希望辺りまで割り出しておいて、その希望が通る企業を自ずと選んでいけば…自分とマッチングする企業と出逢えるはずです。
企業に出逢うのは一期一会であると思いますし、なかなかマッチングする=内々定を頂くというのは難しいことでもあると思います。
学生の希望と、企業の希望が合わなければ「ご縁」には繋がりません。ですので、もし仮にお祈りメールが届いた時のことを考えなくてはなりません。
お祈りメールなんてクソくらえ
私も就活していて、何度かお祈りメールが届きました。数行のお祈りに揺れ動く僕の人生ってやつです。(分かる人には伝わる歌詞)
もちろんその中には、全く興味がないけど「面接の練習だー!!!」と言って受けた企業もありましたし、「いや、ここに行きたいわ」という企業もありました。
特に後者…本命、と言うべきか、私は第1志望といった基準を設けることなく就活をしてきてしまったので、説明会で聞いて心の底から行きたいと思った企業を受けた時に、詰めの甘さを痛感しました。
簡単に言うと、今までで1番酷い面接でした。自分の伝えたいことがよく分からなくなっている、会社の人事の顔も渋くなっている。
「あー、終わったなー」と面接しながら頭の片隅で思っていました。実際駅までの道を、とぼとぼと歩いて帰りました。
その夜改めて振り返ると、なんとなく吹っ切れたというか、開き直れたんですよね。
「私が人事だったら、こんな面接する学生要らねぇ」
「というか、人事も圧迫面接気味だったし、そんな人がいる企業なんてこちら側から願い下げだ」
「ふふ、私の内側を引き出せなかったなんて、まだまだだな」
最後の考えは上から目線すぎますが、実際いちいち凹んでなんていられません。もちろん一喜一憂は大切だと思います。ですが、それをいつまでも引きずってはいけません。
まだ就活は終わってませんから。そこがダメだったなら、縁がなかったと割り切るしかありません。次の企業、まだ見ぬ自分の軸と合う企業を見つければいい話です。
面接の練習は経験するしかない
就活で必ずぶつかるであろう面接。私は、この面接の練習を大学やセミナー等で練習するのではなく、実践練習で済ませました。
つまり、語っぱしから少しでも自分の希望に合った企業の説明会を受けて、そのまま選考へと進み面接をするというものです。
正直に言いましょう。馬鹿だなと思います。
ですが、ただ受けるだけでは練習になりませんからね。本気で受かるつもりで…企業のことを調べ、対策はしています。
まぁ、こんなので通用するわけないんですけどもね笑
それでも、間違いなくひとつひとつの面接、人事との対話は、自分を成長させてくれました。就活生というコネクションをフルに使って、人事と対話出来るなんてもう二度と無いですからね。
面接とはちょっと関係ない話ですが、私は就活生をいい事に、自分の大好きな作品を手掛ける会社の説明会を最前で聞いてました。
他にも赤髪のツインテールの女の子の声を担当している方のラジオを経営している会社とか、バンなんたらって会社とか…そういった普段聞けることのない企業にも足を運びました。
貴重な経験をさせてもらいましたね…。特に推しの事務所が、本当に凄い事務所でZeppも経営していることには驚きましたが。
話は逸れましたが、面接は練習しただけで力になります。もちろんその1回1回を振り返りながら、質のある練習をすれば、の話ですが…笑
それとある程度型にハマった質問をされると思うので、回答を考えて用意しておくこともおすすめします。ですが、型に当てはまらない面接をされることも、質問があることも頭の片隅に置いておいて下さい。
私が最初に受けた会社なんか「愛ってなんだと思う?」って聞かれましたからね。笑
何度も何度も行って、失敗を経験へと変えて下さい。
本音と建前を限りなくゼロにする
履歴書に書く時、面接をしている時、必ずしも全てが本音で彩られているわけではありませんよね?理想は、全て本音だと思いますが、建前で話す時もあると思います。
ボロを出さないようにするという認識もあるでしょう。ともいう私も本音と建前はありました。先程も申し上げたように、面接の練習をするだけのために受けた会社もありました。
このことに対して、ボロくそ言われても仕方がありません。踏み台にしていたわけですからね。ですが、最後の方の面接は徐々に自分が伝えたいことも相手とのキャッチボールも上手くいっていたと思います。
この2つが限りなくゼロに近くなるほど考え、深堀りしていけば…所謂「良い面接」が出来るのではないでしょうか?
リーダーシップ論が役立った
今内々定を頂いている会社の話をしますが、その会社の面接では仕切りに「リーダーシップ」について質問されることが多くありました。
というのも、私の職種は管轄する側へとキャリアアップしていく職種で、リーダーとしての立ち振る舞いが必要になってくるからです。
そう、伊波杏樹さんです。
私は、Aqoursのリーダーである伊波杏樹さんの背中をずっと追いかけてきました。それこそ高校3年生の時からずっと…あの人のような女性になりたくて、磨いてきました。
だから、このリーダーシップについて問われた時、自分の大学での経験も含めて、自分なりの想いを面接官に伝えることが出来たんです。
そして自分が少し齧っていたリーダーシップ論についても交えながら、ありのままの想いを語ることが出来ました。
だから、正直…この就活は伊波さんのおかげでもあるんです。多分きっと、あの時この人に出会ってなかったら、自分はリーダーについて微塵も知ることは無かったですし、考えることも無かったと思います。
伊波杏樹という1人の女性と出逢えたことが、私の人生の誇りでもあります。(重すぎるかもしれませんが笑)
緊張はすれど気後れしなかった
最後のポイントになると思いますが、私は極度の緊張しいです。それが伴って早口になってしまうこともしばしばあります。
ですが、面接官にはっきりと自分の意見を伝える時、気後れはしませんでした。それは、SNSを通じた沢山の方との交流があったからだと私は思っています。
SNSを通じての交流は、歳上の方が多かったと思います。それこそ、20代から30代、40代と幅広く、たくさんの方と交流させていただきました。
また、企画を立案することも多かったこともあり、初対面の方と話す機会もありました。その経験が、全部活かされていました。
この就活に、直接的に関わりは無かったけれど、どこか間接的にオタクとしての交流やSNSでの経験が役立っていたことを初めて実感しました。
だからこそ、私と出逢ってくれた全ての方に感謝したいです。今、この瞬間、ありがとうございました!とそう伝えたいのです。
もちろん私の未熟さ故に縁が切れてしまった方もいましたし、それはないだろ、と罵倒されることもありました。それでも、その時自分の過ちや過去を振り返るきっかけを与えてくれたことが、私にとっては財産でしかありません。
失敗を経験に変える。
そう、心に決めてから、どんなに挫折しようとも、経験に変えるくらいの成長をしてやる!と負けず嫌い精神を発揮していました。
私、挫けて崩れて、ずーん、ってなるのは嫌なので。やっぱ、やるならとことんやりたいんですよ。
だから、来年から就活する人に伝えたいのは…就活に関係ないようなことでも思いっきり取り組んで欲しい、ということです。
身近な例で言うと、Twitterとかでのフォロワーさんとの交流です。あれもひとつの対話であり、目上の方や同年代の方と会話のキャッチボールになりますからね。
ぜひ、そんな出逢いやイベントを全力で楽しんで、思いっきり突き進んで学んでいってほしいと思います。
最後に
なんだお前上から目線じゃね?みたいな部分が多い文章でしたが、皆様の心に何かひとつでも残った言葉はあったでしょうか?
「私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの。色んな人が、色んな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて…運命のように出会う…。全てに、意味がある」
私が好きな「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品で、桜内梨子ちゃんはこう語りました。
「全てに意味がある。」
そのことを私は就活で実証してみせた、と思っています。ここでは語れないこととか、色々とあるのですが、もし皆さんと酒の席でも、ご飯でも行く機会があれば、お話ししたいなと思います。
今年は、異常な年になりました。面接もオンラインでやる、企業に直接は赴けない、そんな時代になっても、止まってはくれません。
来年以降、どうなるか私にも正直分かりません。もしかしたら、このご時世が続いて、採用を取りやめる企業もオンライン面接を続行する企業も多くあることでしょう。
そんな不安も全部ぶつけて欲しいです。私で良ければですが…相談乗りますよ?頼りないかもしれませんが、少しくらいは背中を押せるのかなとは思います。
お前は嫌だー!!と言うのなら、皆さん、周りを見渡してください。ほら、助けてくれる人がいるじゃないですか。
そうそう、いつも皆さんが同じ作品を愛する者同士で繋がったフォロワーさんやファンの方々ですよ。
皆さん自身が学ぼうとすれば、学べる環境はあるはずです。他人から学ぶことも多くあるはずです。同時に、相談も出来る環境でもあると私は思うのです。
だから、私は何か一つでも学べるようなことがある人材になりたいと思いますし、皆さんの相談出来る環境を作ってあげたいとも思っています。
私も…そうでしたから。先人たちに、学ばせてもらいました。フォロワーさんの意見を、ライブ後の打ち上げとかでも聞いたことがありましたから。
ただのオタクの趣味で、楽しいことしかして来なかったかもしれません。私は、そうでした。ですが、そんなオタクでの経験が全部…全部繋がっていた。
繋がるんです。
そう思えば素敵じゃない?