Au début
いつだって、伊波さんは私にとっての"光"だった。
他の星よりも、一際瞬いていて、眩しくて、決して届かない、遠い遥か彼方の星。
そう思っていた。
でも…あの人は、私と同じ人間なんだ。
1人の女の子なんだ。
私の"憧れ"の一番星は、小さくて、儚くて…でも、今この瞬間に煌めく女性なんだ。
皆さん、こんばんは!!
田舎にほのぼのと暮らしている、伊波杏樹さんのファンの1人のさらいんです。
今回の記事は、2018年12月24日に行われた伊波杏樹さんクリスマスライブイベント「An seule étoile」昼公演の感想記事になります。
伊波さんと向き合う時は、いつだって全力です。
たったひとつの星が見せた"輝き"を、私なりに全力で皆様にお届けいたします。
主観多めですが、それでも宜しければ先へお進みください。
伊波さんと向き合うことは、かなり体力を持っていかれます。
というのも、皆さんご存知かとは思いますが、私にとって彼女は自分の人生を変えた程重要な立ち位置にいるからです。
ですので、全力で自分語りをしてしまいます。ライブの雰囲気等、客観的に見れていけたらいいのですが…書いてみないことには始まらないので、あとはどうにでもなれ!
それでは、たったひとつの星の"輝き"を共に振り返っていきましょう!!
Avant la représentation
12月25日、と言うと世間一般はクリスマス。
しかし、オタクの過ごすクリスマスはひと味違います。
彼氏彼女と過ごすことがクリスマスの醍醐味?
いや、私はそうは思いません。
推しと一緒に過ごすクリスマスだって、それに負けないくらい素晴らしいことですよ、えぇ。
前日、五反田川でクリスマスのイルミネーションを見ていた私は、五反田にホテルを取り、そこから勝どき駅へと向かいました。
どうしてこの駅名になったのやら、こんな駅名初めて聞いたし、田舎の駅なのかな…と考えを巡らせつつ降りると、そんなことはありませんでした。
お店が立ち並び、ビルが見える…オフィス街という例えが一番合っている気がします。
橋を渡った先に見えた高層ビル。
第一生命ホール。
それが今回伊波さんのクリスマスライブイベント「An seule étoile」が開催される会場です。
http://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/about-hall/index.html
中へ入ると…一瞬ショッピングモール?と疑いましたが、スーツの人が多く、オフィスの一角なのだなと思いました。
そんなオフィスの一角の「牛カツ専門店 京都勝牛」さんで、お昼をいただきました。
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-HxkC_eMbK7Q/?utm_source=dd_spot&sc_e=sydd_spt_s_n_p_ttl&lsbe=1
私が頼んだのは「ひとくちデミグラス牛かつ」
デミグラスの味と牛肉がマッチしてて、サクッとご飯が進みます。甘めのデミグラスソースは推せますね。
開演までの時間は、「伊波杏樹さん生誕祭企画2019〜MEMORIES〜」の対応をしつつ、エクセルシオールカフェでまったりと過ごしておりました。
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-0YcCXGDO1pw/?utm_source=dd_spot&sc_e=sydd_spt_s_n_p_ttl&lsbe=1
その最中、ピロンとスマホの通知音が。
Fuuuuuuuu〜!!!!!
開演前にこういうツイートはずるいですよ、詐欺師です。伊波さんの愛と思いやりが溢れてるな、と感じます。開演前で、きっと色々とお忙しいはずなのに…。
開演時間が迫り、エスカレーターの登った先にあったのは数々のフラワースタンド。
まずは、FLYING TRIPでお馴染みの春間さん、伊波杏樹さんがパーソナリティとして出演している2つのラジオ番組から贈られたお花がありました。
伊波杏樹さんのお人柄が滲み出ているな、と感じました。
そして、こちらは私が好きな絵師さんのフラワースタンド。両手に包まれた淡い光が、彼女とお花を照らしていました。
会場に入る前に、1度お手洗いへ。というのも、心臓が凄くバクバクしていました。
逢える、という実感が今更ながらに湧いてしまい、会場に入る時には戦場へ向かうような兵士の顔つきをしていたと思います。
ホールという名に相応しい、それほどまでに音が響きそうだな、と直感的に思いました。
ステージにはグランドピアノとアコースティックギター、カホンがその出番を待っていました。
会場前のアナウンスが入りると、その語りかけるような声に、会場全体が耳を傾けます。
私の席は、後方席の一番最前列。つまり目の前が通路席となっている場所です。
「あの伊波さんのことだ。きっと後ろから登場するかもしれない」
そんな予想をしていた私。BGMの音量が上がり、さぁ始まるぞ、と気合いを入れると、目の前を横切る白い影。
小柄で、ミディアムヘアで、ふんわりとした、しかし強いオーラを放つ存在。
その瞬間から私の記憶は曖昧です。
Au premier semestre
オープニングとしてクリスマスの定番ソング「We wish a merry christmas」の歌唱と共に、ホール席中央からステージに向かってゆっくりと歩を進める伊波さん。
「皆さん、『An seule étoile』へようこそー!愛と思いやりを大切に、素敵な夜を過ごしましょう」
と声がかけられ、伊波さんの高らかな歌声とアコースティックギター、ベース、グランドピアノの音が重なり、ホールに響き渡る。
間髪入れず1曲目に。1曲目は宇多田ヒカルさんの「First Love」
正直な話を言うと…あまりにもその声の響き、というか歌い方がこの世のものとは思えないくらい美しくて、言葉を失っていました。
英語の歌詞も、普段の伊波さんからは考えられない(失礼すぎる)くらい綺麗で、この瞬間がずっと続いて欲しい、何故かそう思う自分がいました。
同時に、本当に私は今日伊波さんと出逢えているんだ…と涙が零れそうになりました。彼女を前にすると、何も言葉が生まれてこないなんて…。
間奏では、2階席に笑いかけているような気がしました。愛と思いやりをもつ彼女には、1階だろうが、2階だろうが関係ないんですよね。
2曲目は竹内まりやさんの「素敵なホリデイ」
某チューブで検索をかけると、ケンタッキーのCM曲らしく。伊波さんらしい。
この曲では、伊波さんは鈴を手に軽やかにステップを刻みます。会場からは手拍子が沸き起こり、先程の雰囲気とは打って変わり、ポップな曲ですね。
サビの部分では、手拍子が2回入るなど、伊波さんがファンの皆さんと作り上げる楽しい時間
の幕開けともなりました。
Happy Happy Holidays
Happy Happy Holidays
最後のフレーズのこの部分をとても楽しそうに歌われていて、こちらまで楽しくなりますよね。というか、伊波さんが笑うと自分もにやけます(オタクスマイル)
「皆さん、こんにちはー!」と元気いっぱいの彼女の声がホールに響き、会場からは拍手と歓声が送られます。
「ここからびっくりした?皆さんを信じていたから、そこから登場することが出来ました。ありがとう!」と開演の際、客席から登場した話をもちかけ、会場の盛り上がりは増すばかり。
「ゆっくりと、まったり、優しい気持ちで楽しんでくれたら、一番いいかな」とライブへの姿勢を教えて下さったり、「手拍子が出て泣きそうになったり…」と自分の想いを真っ直ぐに伝えてくれました。
3曲目は久保田利伸さんの「LA・LA・LALOVE SONG」
力強い伊波さんの歌声がホールに轟きます。自然と会場からは手拍子が沸き起こり、キレっキレの伊波さんがステージでは見られました。
サビ前の溜めから力を放出するような歌い方には痺れました。
4曲目は「はじめてのチュウ」
ギターイントロがカッコよすぎて、一瞬「は?」っとなるくらいなのですが、その後に続いた伊波さんの声に殴られました。
眠れない夜 君のせいだよ
さっき別れた ばかりなのに
舌っ足らずな声…そう例えるなら、高海千歌ちゃんがおねだりする時や、ふとした瞬間の「ふぇ?」といった時の声を想像してください。
どうですか?
悶え死ぬでしょう??
はい、悶え死んだそこのあなた。
あなたはもう伊波さんの声からは逃れられないでしょう。
5曲目は星野源さんの「恋」
星野源さん、新垣結衣さんの「逃げるは恥だが役に立つ」の恋ダンスとして、一世風靡した曲ですね。
はい、ここで問題です。
Aqoursとしてもダンスレッスンを経験している伊波さん。
さて、伊波さんはステージで恋ダンスをしたでしょうか??
この質問をした時点でお察しかと思いますが…恋ダンスしました。しかもキレッキレでした。
サビの部分と間奏部分を完璧にこなしておりました。
手拍子と共にキレッキレのダンス、楽しそうに歌う彼女の姿。一緒に楽しむとは、こういうことなんだなぁ、と思いました。(ちなみにさらいんは恋ダンスを一緒に踊りました)
MCでは「恋ゾーンということで歌いました!」
「2018年に、めちゃくちゃヒットしたやつやっとこうと思って」など、終始和気あいあいと伊波節の込められたMCが繰り広げられ、笑ったり、拍手を送ったりと、ふんわりとした空気に包まれていました。
「2018年、本当に私の中で色々なことがあって…私のひとつの夢…知ってる方もいると思うんですけど、えっと普段は声優として舞台役者として活動させていただいておりますが、その中で私の大きな夢として…ミュージカルに出るという夢があります」
「今年はね、本当に色んなことがあって、色々機会があったんですけど…あと1歩届かない、って時があったんです。で、そんな中でたくさん悔しい想いを2018年はあったのですが、2019年に向けてそんな想いも今日は歌いたい、と思ったので、私が大好きな作品の大好きな曲を、たくさん想いを込めて歌いたいと思います。皆さん、いいですか?」
そんな語りかけから流れ出した6曲目レ・ミゼラブル「On My Own」
私の世界から伊波さん以外が消えました。
スポットライトがあたる彼女の姿しか見えなかった。私よりも前にファンの人は居るはずなのに、ステージで演奏されている方々がいるはずなのに…私の世界には伊波さんしかいませんでした。
それほどまでに、彼女の表現力に圧倒されていました。
それほどまでに彼女の姿に魅力されていました。
伊波さんの演技力は、Aqoursの高海千歌としてのステージ上での姿、アンチイズムといった舞台役者としての姿で見ているはずなのに…そのどれとも違う、新しい伊波さんの姿。
その光が、私には夜明けからの光が彼女の曇った心を晴らしているように思えました。
愛してる 愛してる 愛してる
1つ目は精一杯の想いを込めて、2つ目は震えた自分の想いを込めて、3つ目は恋焦がれたような想いを込めて…同じ言葉なのに、歌い方だけでこんなにも変わるのか…と終始彼女の表現力に圧倒され続けました。
挫折を何度も繰り返し、それでも羽ばたき、前を向いていた伊波さんの心情が歌われたのかな?などと思いました。
君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい
そして同時に、私が伊波さんと出逢った奇跡について考えていました。
その時、頬に何かが伝う感覚がありました。
涙。
私は、きっと出逢った日から今日までのことを振り返っていたのだと思います。そして、彼女との出逢いから生まれたたくさんの嬉しい事、悲しい事、辛かった事…そんな様々な感情に心を委ねていたのだと思います。
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑ってほしい
このフレーズが自分にも突き刺さりました。
きっと、もしかしたら私たちの応援や言葉が、伊波さんのあと1歩夢に届かなかった、という悔しさを拭うきっかけになっていたのかな?だとか、自分も挫折した時、伊波杏樹さんの声が、笑顔が、全てが心の支えになっていたな、と頭の片隅でぼんやりと考えていたからです。
ぼんやりと考えていたはずなのに、自然と涙って出るもんなんですね。嬉しい時に流す涙は、決して恥ずかしいことではないですよね、きっと。
とここで15分の休憩が入ります。
ファンのことを思う伊波杏樹さんの気遣いに、また人知れず私は涙を流すのでした。
さて、休憩、ということで私も1度ここでキーボードを置かせていただきます。
後編は、このブログに続きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!