ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

Aqours!サンシャイン!!!!!!!!〜『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! 2023 ~It's a 無限大☆WORLD~』に寄せて〜

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  もう随分と前だったはずなのに、その言葉はずっと心に刻まれていて、何度も思い返していた。いつまでもこの時間が続けばいいのに……そう思えるあの日から3年の月日が経とうとしている。

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「私は…私たちは…μ'sが大好きです!そして、ラブライブ!が大好きで、Aqoursのこともとってもとっても大好きで、大事で、AqoursSaint Snowとして紡いできた11人としての想いもとってもとっても大好きで、虹学のみんなのこれからもとってもとっても楽しみで!そんなラブライブ!が繋いでくれた今日というこの日が、人生の宝物です!」

〈2020.01.19 LoveLive! Series 9th Anniversary ラブライブ!フェスDay2@埼玉スーパーアリーナ〉

  青い自分だった。いや、今も青い。夢を探しているのか、叶えているのか……ふわふわとした、雲の上を漂っているかのような感覚。「大好きだー!!」「ありがとう!!!」と叫んだことすらも朧気で、笑えてしまう。

 

Aqours!」

「サンシャイン!!!!!!!!」

 

  そう口にしたのは、果たしていつが最後だったろうか。この日を最後に、私は……私たちは、叫ぶことを許されない世界に迷い込んでしまった。

  ずっと迷宮をさ迷っているかのように、悔し涙を飲み込み、伝えたい想いを声に出すことを堪え、ただただ手拍子や表情に出すことしか出来ない。口に出してしまえば、簡単に伝えることが出来るのに。「好き」という2文字ですら音になることはない。どんなに足掻いても、その瞬間の気持ちをステージに届けられない。

 

  そのことが……どれだけ悔しかっただろうか。

 

  悔しかった。本当に。悔しかった。

 

  きっと……この言葉を覗いている、私と同じようにAqoursを追い掛けているそこの貴方も、同じ気持ちだったと思う。

  僕たちが何をしたって言うんだ。ただ言葉にしたいだけなのに、何で。何故。どうして。ただただグルグルと、マイナスな気持ちが身体中を埋め尽くす頃、すぐそこにそっと火を灯してくれる存在があった。

  暗がりに沈んでいた心を照らす炎。冷めきった身体は熱を帯び、瞳には光が宿る。震える足を踏み締め、1歩、また1歩と前に出す。そこにいるはずの君は、いつの間にか居なくなって、気付けば……仲間がいた。

  声が出せなくたって、君たちはいつだって野蛮な笑顔で立ち向かっていた。何度も何度も約束をしてくれた。なにかをつかむことで、なにかをあきらめず、好きだ!って気持ちを伝えてくれた。

 

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「好きなことを好きでい続けることの勇気って、いる人はいると思うんです。好きだからこそ、何かの拍子に苦手になっちゃったり挫折してしまうこともある。好きでい続けたらいつか叶う夢もあるんだっていうことをホントに知りました」

〈2018.02.26 VOICE BRODY vol.2〉

  いつか、伊波さんが言っていた。「好きでい続けることに勇気がいる人はいる。でも好きでい続けたら叶う夢もある」って。

  声が出せなくて、その時感じたものを届けられなくて、それでもずっと願ってた。諦めちゃダメなんだって。その日が絶対来るって。

 

  またいつの日か、声を出せる時が来るって。

 

  それが夢に変わるのに時間はかからなかった。もう十分な程振り回された。振り回されてやった。Aqoursの真っ直ぐなパフォーマンスは、どストレートに心を貫き、否応でも感情を昂らせた。同時にもどかしさを覚えることも増えていった。

  それも今日で終わり。もう堪えなくていい。伝えていいんだ、自分のダミ声で。自分の好きを分かちあっていいんだ。

 

  夢は見るものじゃない。叶えるものだよ。

 

  と、Aqoursと仲間が教えてくれた。言ってしまえば

この3年で遠くなってしまった仲間たちがいることを、私は知っている。それが不正解だとは絶対に言わない。人も環境も変わることは幾らでもある。説得したとしても、きっと……それは優しさなんかではなく、ただうるさいやつに成り下がるだけだ。

  それでも、相手の心を変えるのは難しい。自分の心を変えるのは、凄く簡単なのに、不思議だ。

 

  私は、Aqoursが好きだ。大好きだ。

 

  なにかを始める時、いつだってAqoursがそこにいた。

 

  何かを語りかけるように、そこで見守っていて、たださんさんと輝いている。

 

  ずっと同じではいられない。巡り巡って、また帰ってくる。なんどだって。

 

  それが、Aqoursだ。私の大好きなAqoursだ。

 

  明日の声に何を乗せようか。

  好き、感謝、喜び、楽しさ……その全部か。分からない。分からないけれど、ひとつだけはっきりと分かっていることがある。

 

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君のこころは輝いてるかい?

  私はこの問い掛けの答え合わせをする。もう答えはずっと前から決まっている。だから、それを証明するだけだ。Aqoursと駆け抜けてこの3年。

 

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  悩んで、もがき苦しんで。

 

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  諦めたくなくて、動いて、走って。

 

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  言葉にして、声にして、叫んで。

 

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  泣くもんか、と拭ったことは忘れない。

 

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  深い海の底から水面に顔を出して、刻むよ。

 

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  Aqoursと、輝いてるよって。

 

 

 

 

 

 

 

 

Dear 千歌ちゃん

  久しぶり。

  あぁ、うん、そうだね、こうやって言葉にするのは、凄く懐かしいかも。

  変わってない?そっか……お互い、変わらないね。笑

  声が出せなくなって3年だって、3年。もう卒業しちゃったよ……って、言えちゃうね。あー、うん。そうだね、今ちゃんと仕事してるよ。

  どうって?……まあ、上手くやってるよ。そりゃ、たまにうわぁぁ っていうこともあるし、この野郎!って思うこともあるけど、そこそこ楽しんでる自分もいるから驚いてる。

  不思議だなぁ……卒業前の自分だったら、絶対にこの仕事向いてないって思ってたんだけどね、今はちょっと受け入れられる自分もいるんだよね。

  上手く言えないけれど、多分……千歌ちゃんがいたからだと思う。

  え、千歌のおかげじゃないって?ほら、でた、普通怪獣め。千歌ちゃんは、怪獣なんだよ。それこそ、他人の人生変えちゃうくらい、大きな力を持ってるんだよ。

  あー、なんだろ、恥ずかしいな……。千歌ちゃんから教えてもらったこと、全部活かされてるんだよね。今の自分の環境にさ。だから、凄く感謝してる。

 

  ありがとう、千歌ちゃん。

 

  ほら、まーた謙遜して。千歌ちゃんがいたからAqoursがあるんだし、千歌ちゃんだから、私もここまで来れたんだよ。こんなにも遠い場所まで走って来れなかった。

  ずっと好きでい続けられた。

  何回「ありがとう」を伝えたって、足りないくらい。それくらい、貴方には感謝してる。え、何?同い歳じゃんかって?

  ……それは、その、千歌ちゃん、言わない方が……そ、そうだよね、千歌ちゃんは永遠にスクールアイドルだからね、うん。

  

  明日、ついに本番だね。緊張してる?

  ……そっか。その気持ちなんだね。うん、私の好きな千歌ちゃんらしいや。

  告白じゃないからね!?いやいや、なに笑ってんのさー。ちょ、もう、辞めてよ……こっちが恥ずかしくなってきちゃったよ。

  ふぅ、ちょっと喋りすぎかな?でも、やっぱり伝えさせて欲しいからさ、許してね。

  ぜーったい!明日!!声を届けるからね!!!!

  ステージからちゃんと見ててよ、にしし。ぶつかり合おうね!!!どっちが勝つか、勝負しようね。

  それじゃ、また明日。明日!!!!!

 

Dear 伊波さん

  「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! 2023 ~It's a 無限大☆WORLD~」の開催、誠におめでとうございます。

  明日、私たちはついに……Aqoursの皆さんへと、伊波さんへと、声を届けることが出来ます。

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「また何度も約束出来るようなAqoursでいれるように、頑張りたいと思います。皆さん、信じててくれますか?その約束に恥じないようなAqoursでい続けます。」

〈2022.06.26 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~〈WINDY STAGE〉Day2@東京ドーム〉

  伊波さん、言いましたよね。信じてくれますかって。私はもう初めからずっと信じてます。逆に、Aqoursに信じてもらえるようなファンでいたいと思いますし、Aqoursとの約束があるからこそ今もここにいます。  だから、その約束を果たしに行きます。なんどだって、私が夢で息をしている限り。

  どんな見たことない夢の軌道が描かれるのか、今から凄くワクワクしかしていません。不安は微塵もないです。だって、Aqoursがいるから。伊波さんがいるから。

  全部、全部、ダミ声に乗せます。

  ちっぽけな勇気を振り絞って、全力で伝えます。

  だから、伊波さん。

 

  私と出逢ってくださって、ありがとうございました。

 

  それだけを今、この場をお借りして伝えさせて下さい。貴方と出逢えたことが、人生のとびっきりのプレゼントです。

  明日、伊波さんが何を言葉として紡ぐのか、凄く楽しみです。どんな想いを乗せるのか、表情を見せるのか、瞳で語るのか。

  興奮で眠れないんじゃないかなって、小学生みたいなことを考えてしまいます。それくらい、明日が待ち遠しいです。

  前に伊波さんが「好きでい続けることに勇気は必要」って言っていましたが、私はその言葉に凄く救われました。同時に、大好きでい続けたら夢が叶うという言葉にも、人生を広げてくれました。

  大好きな気持ちの中には、そういう"痛み"というかなにかがあって、それを抱えながら求める""があるから、眩しいんだって思います。

  私は、Aqoursと、伊波さんと駆け抜けてきたこの7年と、この先が眩しいです。どこまで走ってきたかなんて分かりませんが、私はこの先も貴方と、Aqoursと駆け抜ける道を選びます。

 

  選ばせてください。