ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

私の推しがソロアーティストデビューした話

 

    6月14日(水)、ついに……私の推しがソロアーティストデビューをします。

 そんな書き出しから始まる物語を書いてしまえば、惹かれることは間違いなしであろう当ブログ。ですが、これ以上飾った言葉を話すのはなんだか違う気がして、タイトルからストレートに書くことにしました。

 

 伊波杏樹さん。私が高校生の時からずっと追い掛けている女性です。

    ありがたいことに、ツアーをきっかけにいなみんの皆様との縁が繋がり、宴会の存在もちょこちょこと知れ渡るようになってきました。ですが、打ち上げの席で私はあまり過去のことを話すことがないので、自己紹介と伊波さんのソロアーティストデビューをお祝いすることと合わせて、自分の話をしたいと思います。備忘録でもあり、願いの込めたブログです。

 

 今回のテーマは、「出会い」です。何度か話す機会やブログに綴る機会はあったのですが、改めてとはなると思います。

 皆様の多くは、「ラブライブ!サンシャイン‼」という作品をきっかけに、伊波さんを知ったと思います。私もその一人でした。発表当時は、まだ音楽の女神の9人が大好きで「へえ、始まるんだ」くらいの気持ちで見ていた人間でした。

 高校2年生。掲載当初高海千歌と同じ年齢だった私は、受験期を迎えます。少し現実から逃げるようにして見た「スクフェス感謝祭」の生放送配信が、運命を変えました。

 

「ちょっと掴んでてもいい?」

 

 な、なんだこの可愛い生き物は!

 そんな衝撃と共に、とても興味・関心が湧きました。そして、同年10月23日に開催された筑波学院大学で行われたトークショーに参加し、私は彼女の人格に触れることとなります。

 

「来るもの拒まずの姿勢でいること」

 

 夢に向かって頑張る学生たちへ、というテーマで伊波さんが話した言葉です。その一言に感銘を受けました。他にも、隅っこにいるような子に手を伸ばしてしまうという話からも理想の女性像であり、憧れだ、と伊波さんを見るようになりました。

 

 そんな伊波さんを追い掛け続けてはや6年。気付けば遠くまで来たような感覚と、まだまだこの先も追い掛けたい気持ちとがせめぎ合う中、ついにその瞬間が舞い降りてきます。

 

「ソロアーティストデビューってしないの?」

 

 よく同じ作品を愛する同志に聞かれます。伊波さんはしないのか、と。その問いに対して私は答えることができず「きっと役者が忙しいんだよ」と話すしかありませんでした。

 別にすることがすべてではありません。ありませんが、心のどこかではデビューしてほしいなという気持ちは募るばかりでした。「NamiotO」を聴いたあの日から、その想いは加速し、数々のソロイベントでライブを味わう度に「いつか、その瞬間がやってくるのかもしれない」と、声を大にするしかありませんでした。

 

 伊波さんが、あまり”伊波杏樹”として立つことが好きではないことを、様々な媒体から感じてはいました。

  だから、かなり望みは薄いかもなぁ……なんて、当時の私はぼんやりと考えていて。さて、じゃあ推しはこのまま舞台役者一本になるのかもしれない。と。

   そんなある日突然に、その瞬間は訪れました。

https://twitter.com/fc_inamintown/status/1654872673619705858?s=46&t=X6EVsK9VGrPp3huIG3AvpA

 

「Re merveilleux VOYAGE」

    流行病が世間を襲う頃成し遂げられなかったツアーの初演、大阪での出来事でした。自社レーベルの設立、アーティストデビュー、シングル発売。

    その全てが驚きから歓喜に変わるのにそう時間はかかりませんでした。嬉しさで涙が溢れ、想いが零れました。

 

「やっとだ……やっとだ……」

 

    絞り出すように、誰にも聞かれることはなく、空中へと霧散していく。嬉々とした声たちに呑まれ、その喜びばじんわりと心に熱を灯していきました。

 

    迎えた6月13日。

    フラゲ日でもあり、店頭抽選会が行われる日。

    見知ったメンバーで秋葉原ゲーマーズまで向かうと、そう時間が経たないうちに顔見知りが次々と集まります。

    これも、「いな民の宴会」という名前の打ち上げをしたおかげなのでしょうか。ついには40人まで来てしまいました。1番、私が驚いています。

    時間まで伊波さんトークをしたり、アニメトークをしたり、各々好きな話を広げながら語る時間はとても居心地が良くて、現実を忘れるほどでした。

 

    11時。ついに迎えます。

    結果は……惨敗。これでもか、と負けました。清々しい負けとも言えますが、正直に言えばトラウマになりつつありました。

    気持ちを抱えながら次なる目的地……沼津へと向かいます。道中のぶっちゃけトークも楽しすぎて、鈍行なはずなのに全然疲れはありませんでした。

    曇り空だった空はいつの間に晴れ。

    快晴の沼津は、いつもは9人の女の子が目的なはずなのに、今日は1人の女性だけで来たわけで……なんだか新鮮でした。

    

    想いはずっと持っていて。いや、誰もが持っているものだと思うのですが、大好きな気持ちだけでずっと企画をしてきた人間でした。

    だからこそ、伊波さんには感謝しかありませんでした。恩返しがしたくてずっと動いてきたはずなのに、気付いたらまた貰ってる事のほうが多くて。

    あぁ、結局私はこの人と同じ人生を重ねて生きるんだろう。と、今では納得してしまう自分もいます。諦めというか、開き直りというか。

 

    私は、どうしようもなく伊波杏樹さんが好きみたいです。

 

    そんなの分かってるよって。いや、そうかもしれないのですが、色々考える時もありますから。

    推しのサイン入りポスターが当たるとは思わなかったし、沼津を私が同じくらいの熱量で追っている人と一緒に遊べるとは思ってもみませんでした。

    お姉さんの悪ノリに乗ってくれた2人には感謝しかありません。この場をお借りして、もう一度言わせてください。

 

    本当にありがとう。

 

    そして、このきっかけとなったのがやっぱり宴会で。この宴会って、Mille tendressesで伊波さんが見せた涙だったり、弱さだったりを見たから始めようと思いました。

    自分1人の力では足りないから、もっともっといな民を増やそう。いな民と仲良くなろう。力をつけよう。

    そんなシンプルな想いから始まったこの宴会。ルーツは今でも変わらなくて、仲を深める場所、新しい出会いがある場所も思っております。だからこそ、1人ひとりの愛と思いやりで成り立っていることを忘れてはいけないですし、これからもその心構えを持ちたいと思っています。

 

    勝利のカツサンドを頬張っていたら、トンビに襲われる経験は2度はないと思います。あまりにも不運が直ぐにやってきて、フラグ回収の速さに思わず笑ってしまいました。

    有給を取った罪悪感よりも、青春している今この瞬間が楽しくて、お疲れ様の乾杯までとにかく楽しかったです。

    朝から同じように伊波さんを愛する人達と話せて、本当に幸せなデビュー前日だったと思います。それでも、まだ実感は正直湧いてなくて。

 

    当日にならないと、それは感じられないんじゃないかと思っていました。だからこそ、何もしないのはつまらないから、とハッシュタグ企画を提案させていただきました。

 

#début_Anju

 

    沢山の方がハッシュタグを付けて、投稿してくれました。この場をお借りして感謝を伝えても、伝えきれないくらい沢山の想いを乗せて下さいました。

    きっと……きっと……届いたのではないでしょうか。

 

    始まりというのは一瞬で、2度味わうことは出来ません。だからこそ人は、その一瞬に全力を捧げる。命を賭ける。

    今回がそうです。

    YouTube Live、ぽしゅら……全部見て、見終わって、ブログを書いて、ようやく、ようやくですよ。

 

 こんちくしょう。ソロアーティストデビュー、嬉しすぎるやろ……。