ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

イマを生きる証明〜愛美ニューシングル「ReSTARTING!!」に寄せて〜

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ギター、作詞、声優、ダンス、Youtuber……数々の事を成し遂げ活動する彼女をいつの間にか追い掛ける自分がいた。

 

その自由さに、その声音に、そのカッコ良さに……気付いた瞬間、目を逸らすことなど出来るはずなかった。

 

そして、数年越しに「アーティスト」として表舞台に立つ彼女の姿。その姿を目撃した時、何を思うか……ここに綴っていこうと思う。

 

 

はじめに

皆さん、お久しぶりです。

最近Twitterをログアウトしたことで定評のある(ない)さらいんです。

 

こちらのブログもちょこっと久しぶりなのかな、と思いながら土日の電車に揺られて書いております。

 

さて、個人的なお話はさておき先月7日に愛美さんがソロシングル「ReSTARTING!!」をリリースされました。誠におめでとうございます!

 


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今回のブログはその「ReSTARTING!!」の表題曲でもある「ReSTARTING!!」の歌詞を詠んでいきたいと思います。

 

と、その前に……少し愛美さんの話をしましょう。

 

彼女は皆さんご存知メディアミックスプロジェクト「BanG Dream!バンドリ!)」発のガールズバンド・Poppin'Party(通称ポピパ)の戸山香澄役として活動し、ギターボーカルとしても話題を集めています。

 

ポピパとしては東京・日本武道館などの大規模なステージにも立っており、その他にも「アイドルマスター」シリーズのひとつでもある「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 」に登場する「MILLIONSTARS」のジュリア役としても大きく活動しており、声優という枠に囚われることなくその才能を発揮しています。

 

愛美さんの魅力はなんと言ってもその力強い歌声とパワフルなギターパフォーマンスと、枠に囚われない自由さだと思います。

 

THE IDOLM@STER MILLION LIVE!」や「BanG Dream!バンドリ!)」では当然のようにギターを弾き歌う。

 

かと思えば、Youtuber「チームY」としての彼女はあまりにも自由で、ご飯をこよなく愛し、朝は全く起きないというステージと全く違う顔が見られる。

 

そんなギャップがまた人を魅了するのだと私は思います。そんな数ある力のなかで「作詞」に挑戦した「ReSTARTING!!」は、個人的にも刺さっただけではなく、今このご時世だからこそ聴いて欲しいと思いました。

 

今日はその宣伝も兼ねて書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

 

1番Aメロ

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「ダメだきっと」はじめからもう
見ないフリしていた
期待はずれにうんざりだよ
なにしてんだっけ

 

何かを成し遂げようとする時、始めから「自分はダメだ、自分には出来ない」と目を逸らしがちになる時はありませんか?

 

私は、正直毎回これです。自分に期待することは、もうずっと昔に辞めた人間なので、痛いほどこの歌詞が刺さります。

 

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自分がいちばんわかってる
何者(なに)にもなれないって
だけど本当は「ちょっとぐらい」 
って、バカみたいだ。

 

自分の限界というのは、自分が1番分かってるんですよね。ここが限界なのだろうとなんとなく決めつけてしまう。

 

限界は自分で作ってしまうものだから。

 

それでも……それでも何か一つでも自分にもあるんじゃないかって希望を抱いてしまう自分もいるんですよね。

 

ほんと、馬鹿だなって改めて振り返ると思うはずなのに、どうしたってこの想いを消せやしない。どこか自分を信じたい……そんな小さな欠片の想いを歌うAメロだと思います。

 

1番Bメロ

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言い訳が板についたら
すこしはラクになったな?
良い訳ないよねそんなんじゃ
嗚呼 わかってる

「言い訳」「良い訳」の韻の踏み方が完璧なBメロです。

 

初見で聴いた時、あまりにも上手すぎて「え?愛美さん、作詞家も兼業でやられてますか?」となりましたね。

 

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聴こえるだろ? 気付いてるんだろう?
ホントノキモチ 嘘つけないな
ねぇやっぱり わからずやでいいやもう
またはじめよう

ホントノキモチに嘘をつけるわけがなく、自分に問い掛けるようなメッセージには心打たれます。

 

視聴当時、自分の無能さを呪っていました。何故こんなことも出来ないのだろうと、もういっそのこと貶してくれた方がマシだと思う時もありました。

 

それでも、それでも……私にだって出来ることがあるんじゃないか?と考えるのです。人はいつだって自分に存在価値を見出したいと思っているはずです。

 

1番サビ

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Sing a song! ウタゴエ 愛に鳴って
奏でるメロディー 想い歌って
これからいくつの未来を描こう?

Sing a long! ララララ 一緒に、さあ!

声あげ笑うキミがいて

あぁこんな風に夢みていいかな?

「愛になって」ではなく、「鳴る」と表記するのは天才かよ、と思いました。

 

私自身作詞に何度か挑戦したことはありますが、その難しさに毎回頭を抱えています。これ程までに綺麗に韻を踏める方々は、月並みな言葉ではありますが本当に凄いなと思います。

 

そしてなんと言っても愛美さんの伸び伸びとした歌声、彼方まで響くような歌声に思わず心地良さを感じてしまい毛伸びしてしまいます。

 

空気をめいいっぱい肺に吸い込んで吐き出した時のような……そんな爽快感のある楽曲だと思います。

 

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Let's play! 鳴らせ!
Let's play! 鳴らせ!
イマを生きる証明だ
歌おう! ReSTARTING!! NOW

(Going my way! AI Mean It!×2)

この曲で1番オススメしたいポイントです。

 

今のご時世、声を出すことは禁じられていますよね?

 

ライブ、イベント、舞台……エンターテインメントには欠かすことの出来ない声援を贈ることが出来ないのは、私たちファンとしても、ステージに立つ皆さんにとっても心苦しいと思います。

 

そんな中で「手拍子」というもので必死に想いを届けようとする。そんな「手拍子」を「イマを生きる証明」と例えた愛美さんは素晴らしいと思います。

 

僕らはここにいるよ、と証明するために私たちはこれからも手のひらと手のひらを合わせ続けます。

 

2番Aメロ

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「もういいや」なんて嘆いて
諦めたフリして
痛いくらいにうわついたり
なにしたいんだっけ

「もういいや」その一言で、人は簡単に諦めることは出来ます。ですが、どこかでやっぱり諦めきれない自分もいるんじゃないかと私は思います。

 

みんなだってきっとわかってる
大人になれないって
だけど結局背伸びばかり
って、バカみたいだ。

自分の殻を脱ぎ去りたくて、破りたくて……結局見えを張っている自分が馬鹿らしくなるんですよね。何もかも上手くいかない時の自分を表現している歌詞にわ自然と共感する私がいました。

 

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言えないキモチが絡まって
ひとりで泣くの飽きたな
癒えない傷ほら舐めあって
嗚呼 悔しいな

そういう時、人は自責の念に駆られ涙を流し続ける。悔しい気持ちを吐露するかのように、大洪水の部屋でひとりで抱え込む経験は、皆さん自身にもあるのではないでしょうか?

 

消えないだろ? 疼いてるんだろう?
涙のかわり汗流してさ
なぁやっぱり 笑われてもいいやもう
また目指そうか

自分のなりたい理想像や夢を見て、諦めて、それでも諦めきれなくて。

 

やっぱり、諦めたくない。目指したい。

 

そういう気持ちがずっと胸の中で暴れてるんですよね。必死に諦める言い訳を探して、自分の心に蓋をして、抑え込もうと努力する。

 

けれど、自分の「本心」がそれを見逃すわけがないんですよ。結局、どう足掻いたって、どんなに涙を零したって、汗水垂らしてまた駆け出す自分がいるんですよね。

 

疲れてるのに、笑っちゃうくらい楽しくなる。

 

そんな生き方が出来たら、楽しいじゃないですか?

 

私はそんな生き方がしたいです。

 

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Start up! ココから I(アイ)が鳴って
重なるメロディー 想い放って
どれだけの色を未来に残そう?

Start dash! ララララ 一緒に、さあ!
顔あげ笑うキミでいて
あぁどんな風に夢を語ろうか?

愛美さんがこんなにも疾走感のある楽曲を歌うとは思いもしませんでした。

 

やはりグループとしての一面が大きいため、あまりソロでの活動に注目する機会が少なかったという要因もひとつです。

 

ですが、彼女にはこういう曲も合うなとは思ってもいたのです。どこかで期待する自分もいました。

 

イケボも出すことが出来て、普段着ている洋服もパーカーのイメージが(ど偏見)強いのですが、そういった「カッコ良さ」が存分に発揮された楽曲だと思います。

 

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Let's play! 鳴らせ!
Let's play! 鳴らせ!
イマを生きる証明だ
叫ぼう! ReSTARTING!! NOW

愛美さんだからこそ、この曲は生まれたと思います。ここからスタートだ、と喝采を鳴らす。贈る。そして、いつか叫ぶ日を信じて疑わない。

 

そんな想いがこの曲には詰まっているのだと、私は思います。

 

今は自由に叫ぶことも出歩くことも出来ない日が続いています。見えない何かに怯えながら、必死に生きるためにもがいている。足掻いている。

 

この日常がいつまで続くのかすら、私たちは知りません。それでも……彼女は教えてくれました。

 

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かき鳴らせ イマ 想いのままに
ウタゴエ響け 時代を超えて
不可能なんてないだろ?
キミが決めた明日が未来!

私たちが決めた明日は、未来に繋がっていくと。ここで想いの丈を叫び続けている限り、何億光年先にもこの「ウタゴエ」は届くのだと、そう教えてくれました。

 

不可能、じゃないですよね。今は確かに届けることが難しいかもしれませんが、いつか……絶対大声で叫んで、歌える日がやって来ることを信じていれば、私はそれだけで今の時代を生きていける気がします。

 

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臆病な自分と愛鳴らして
これまでの自分も愛し合って
オリジナルな色で世界を変えよう

臆病な自分も受け入れて、これまでの自分も包み込んで、そうやって人はこの先も歩んでいく。

 

この自粛期間もいつか「まぁ、悪くなかったんじゃない」と言える日が来ると、笑い話に出来たらそれでいいんじゃないかな、と思います。

 

私では説得力があまりにもないかもしれませんが、そんなメッセージを愛美さんの歌から貰った気がします。

 

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Sing a long! ララララ 一緒に、さあ!
たったひとりのキミだから
あぁ こんな風に夢みていいんだよ

一緒に歌える日が、いつか来る日まで……僕は僕らしく、私は私らしく生きていきます。

 

あぁ 何度だって奇跡を起こそうか?

 

何度だって、奇跡を信じ続けます。

 

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Let's play! 鳴らせ!
Let's play! 鳴らせ!
イマを生きる証明だ
歌おう! ReSTARTING!! NOW
叫ぼう! ReSTARTING!! NOW
(Going my way! AI Mean It!×2)

イマを生きていることを証明するために、何度だって手のひらを合わせて音を鳴らします。

 

それが、今愛美さんに対して私が出来ることなので……最大限の感謝の想いを込めて。

 

そうそう……「AI Mean It! !」という歌詞があると思うのですが、よくよく見て聴いてみるとあいみーんいっと」→あいみん」という言葉に変換されます。

 

歌の歌詞にもギミックがあって、最後の最後まで、ひとつの言葉ですら考えられていることが伝わってきますね。

 

最後に

さて、ただのオタク語りになってしまったような気もしますが、伝えたいことはたったひとつです。

 

 

 

 

 

 

今だからこそ聴いて欲しい楽曲

 

 

 

 

その一言に尽きます。

 

ライブが中止になっていく日々にうんざりしたり、悲しみに暮れる方も多くいるでしょう。

 

開催されたとしても……着席な上、声援を贈ることも叶わない。拷問なのでは……と思うこともしばしばあります。

 

開催出来るだけいいだろう、と思いたいのですが、やはりあの頃の熱量を知っているからこそ、歯痒い気持ちがずっと心に燻っていると思います。

 

声が出せない代わりに、神様が私たちに与えてくれたのは「拍手」という行動で想いを伝えることでした。

 

それが今唯一私たちがライブにいるぞ!と、演者の皆さんに「ここにいるぞ!!」と証明出来るものでしかありません。

 

だからこそ、私はこれからも現場に行く度に「拍手」をすることに対して噛み締めながら行うでしょう。

 

これは、自分を証明するため。演者の皆様に私たちはここにいるよとエールを贈るための魔法のツールなのです。

 

このような状況が続く中で、少しでもライブを楽しめるように、生活を楽しめるように……そんな後押しをするこの楽曲を是非聴いていただけましたら、幸いです。

 

ご精読、ありがとうございました。

 

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