ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

「伊波杏樹さん生誕祭〜百花繚乱〜」後日譚

f:id:nanoha1007:20210212102121j:image

 

彼女に出逢ってから1年。

 

ふと思ったことがある。

 

「彼女に感謝の気持ちを届けたい」

 

掴むことの出来ない感情を、いつしか形として贈りたい。伝えたいと思うようになった。

 

1年間の活動を纏め、メッセージを添えて、フォトアルバムを贈るようになった。

 

あれから4年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の企画が終わった。

 

 

 

 

📷📷📷📷📷

 

 

 

 

初めての企画は、友人が手伝ってくれた。

字がとても上手い友人だ。ラブライブ!の「ラ」の字も知らない友人は、返事ひとつで応えてくれた。

 

本当に綺麗だった。あまりにも綺麗すぎて、こっちが泣きそうになるくらい綺麗だった。

 

参加者も20人に満たない程度で、身内でこじんまりと作った。楽しかった。言葉ひとつひとつに愛が溢れていて、主催が泣きそうになった。

 

彼女の「輝跡」を記したかった。1年間、こんなにも貴方は輝いていたんだ!と伝えようと思った。沢山の、色々な輝きの足跡を歩んでいた。

 

同時並行で、一般教養試験の勉強をしていた。郵送した日、一人暮らしの友人宅で騒いで爆睡して、解放されたと思った。

 

 

 

 

✨✨✨✨✨

 

 

 

もういいか…と思ったのに、2年目もいつの間にか企画を立てていた。今度は、イラストが上手な友人にお願いした。

 

柔らかいタッチ、優しい色遣い…彼女そのものを体現しているようだった。あまりの綺麗さに、実際に泣いた。泣いて喜んだ。なぜ主催が泣くのかは未だに理解出来なかった。

 

2年目は、ほんの少しだけゆとりがあった。その年は確か、4thや他のイベントがあったから、より多くの人の直筆を届けることが出来た。

 

参加者も例年よりも増えた。30人近くも参加するとは、誰が予想出来ただろうか。同時に、責任も増えた。これだけの人の想いを背負っているのだと震えた。

 

彼女との「思い出」を振り返りたかった。気付いたらたくさんありすぎて、溢れていた。

 

焦燥感に駆られながらも完成させた瞬間は、語り尽くせない想いでいっぱいだった。「株式会社ソニーミュージックアーティスツ 伊波杏樹 担当」と書く手は震えた。

 

 

 

 

🌈🌈🌈🌈🌈

 

 

 

3年目、三度目の正直とでも言うかの如く事前準備をしっかりした。これは期待通りに、計画通りに進むかもしれない。

 

その年は、高校の友人にイラストをお願いした。高校の数少ない友人だ。別界隈に属していて、勝手に引きずり込んだのに、嫌な顔ひとつせず応えてくれた。

 

可愛かった。可愛すぎていた。たくさん描いてもらった。特にお気に入りはトランプを持つ彼女だった。

 

たまたまお願いしていた年は、「cartes Á jouer」というフランス語で「トランプ」という言葉がモチーフになったイベントが開催されていた。

 

友人は、マジシャンサークルに所属していたからこそ、適任だと思った。数ヶ月前の俺、グッジョブ。

 

その年は、「夢」について考えた年だった。ミュージカルという夢を叶えた彼女が先に見る夢は何なのか、そんなことを考えたかった。

 

その年は、1年前よりも参加者は少なかったが、クオリティーは断然上がった。さいたまスーパーアリーナを2日間、参加者の方々に逢いに行くために駆け回ったことは今も忘れていない。

 

 

 

 

♥️♦️♠️♣️🃏

 

 

 

4年目、今年は色んなことがあった。活動が少なかった。多くのマイナスな感情を見てきた。それでも、不思議とこの企画をやろうと思えた。

 

例年通り、9月に企画サイトを立ち上げた。イラストもお願いした。そう、友人だ。今年も彼女にお願いをしていた。

 

今年はVerアップしていた。友人が描く彼女の「手」が、あまりにも美しかった。どこか儚さもある、そんな手の描き方に心震えた。

 

さて、今年はこんなご時世だ。気軽に会えやしない。いつもなら、郵送対応もしていたはずだ。返信用の封筒と切符まで用意して、一切お金を掛けさせないようにしていたはずだ。

 

しかし、今年はどうだ。参加者が54人になった。勿論初めからこの人数の参加者がいた訳じゃない。それでも、例年を遥かに超える参加者だった。

 

正直…嬉しかった。

 

こんな企画に賛同してくれる人が大勢いることが誇らしかった。

 

彼女がこんなにも…愛されているのだと改めて知ることが出来た。

 

となると、直筆に拘りだしたらキリがない。そもそも、エンカなんぞ以ての外。

 

代筆で請け負うしかない。

 

そう心に決めた。決めてからは早かった。大学で活用していた「Googleフォーム」を取り入れてみた。

 

管理がしやすくなった。

誰が何を贈ったか、直ぐに分かるようになった。

 

今年は、「百花繚乱」というタイトルにした。

 

いろいろの花が咲き乱れること。

 

転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。

 

という意味だ。

 

今年は色々あった。色々あったからこそ、多くの人がその困難を乗り越えようとしていた。その姿は、大輪に咲く花のように気高く、美しく、そして逞しかった。

 

その姿を重ねて、この言葉を選んだ。もちろん彼女をリスペクトしている。

 

とあるラジオで、彼女は語った。

 

「1人ひとりの人生だから。みんなの人生だから。その中にひとつでも、一輪でも花を咲かせられたら、私は成功だなっと思っているので、そんな花を摘みに来てくれたら嬉しいなぁ、と思っております。」

〈2020.10.16 第57回たうんRadio『オーディオコメンタリー付きライブ鑑賞会』〉

 

その言葉を聞いて、突き動かされた。僕らは、まだ蕾なんだろうと思った。遅咲きの花を咲かせるために、今必死に栄養を蓄えている時期なのだろう。

 

そう信じて、歩んできた。

名もない人生に、希望という名の花を咲かせるために。

 

ほんの少しだけ、花開いたような気がした。

 

…後日譚だから、ぶっちゃけトークをしようじゃないか。

 

うん、今年はこれまでで1番多い参加者だった。54人、54人だぞ?

 

友達100人できるかな?なんて言ってる場合じゃない、その半分も集まったのだぞ。これをどうしろと言うのだ。

 

ええ、全員分書いてやったぞ。なんなら、今年は好きな花と花言葉まで聞いたからな。

 

それぞれの花のイラストで彩られたメッセージカードを自作したさ。え、馬鹿だって?

 

あぁ、馬鹿だとも。先輩、自分から首絞めてますよね、と笑われたさ。でも、止められなかった。

 

直筆が良かった。本当は…なぜなら、その人の想いが、個性が溢れるからだ。唯一無二であって欲しかった。

 

せめてもの償い…と言うと変だが、メッセージカードを個別にすることで、世界でたったひとつの、1人のためだけのカードにしたつもりだ。

 

そういえば数日前に体調を崩したこともあった。多分、一夜漬けで劣悪な環境だったと思う。

 

上は上着しか羽織っていない、下はファンヒーターに当たる。エアコン無しの0度を下回っている環境だったと思う。

 

馬鹿だろう、うん、馬鹿だ。

 

ひたすら寝た。寝ればなんとかなると思った。気合いだった。こんなんで立ち止まってんじゃねえぞ、とご飯を食べられるものは食べ、水分補給もした。なんなら、今までの疲れも吹き飛んだくらいだ。

 

病は気から。睡眠は大事。

 

この2つを身をもって学んだ。どうか、みんなも気をつけて欲しい。

 

選ばれた花言葉たちとメッセージを見た時、死ぬほど嬉しかった。貰った本人ではないのに、何故か主催が泣いたくらいだ。

 

なんでお前らこんな言葉紡げるんだよ…と、静かに目尻を拭いながら1枚ずつ丁寧に代筆した。ここに全部乗っけた。全集中言の呼吸一の型「とめはねはらい」を意識した。

 

震える指で書いた字は、不格好で思わず笑ってしまいそうになった。それでも、確認の写真を送った時に返ってくる言葉が何よりも励みになった。

 

私は、参加者に生かされているようなものだった。

 

本当に…この4年間、9月から2月までの半年は…辛いこともあった。けれども、楽しいことの方が多かった。

 

自分から壁を作って壊していくのは、とても気持ちが良かった。

 

とことんやりきりたかった。全部ぶつけたかった。

持ってるもの全部で、戦いたかった。

 

無銭でやるのもただ私がやりたいからだった。お金を取ってしまったら、そこで何か変わってしまうんじゃないかって怖かった。

 

私は、何のために企画をやっているのだと自問自答し続けるだろう。だから、悔いはない。

 

エゴだろう、あぁ、自己満だとも。

それでも、それでも僕は大声で叫びたい。

 

やり切ったよ、最後まで!!

 

 

 

 

 

🌸🌸🌸🌸🌸

 

 

 

来年は、今のところやる予定はない。単純に時間を作ることが難しい職場になるということもある。

 

がしかし、気は変わると言うものだ。もしかしたら、さくっとやっているかもしれない。

 

そしたら、また参加したいと言ってくれる方はいるだろうか?

 

もしいるとするなら、私は幸せ者だ。

 

なぜなら……彼女が繋いでくれた縁を絶やすことなく、また次の縁へと繋げるからだ。

 

この企画は、多くの人と私を繋げてくれた。

 

行動力がある、と言われるが、それは彼女……伊波杏樹さんのおかげだ。

 

私をここまで引っ張ってきてくれた伊波さんに、そして年は違えど、この生誕祭企画に参加して下さった皆様に、最大級の感謝の気持ちを込めて。

 

ありがとうございました!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあー、楽しかった。