ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

You are the leader of Aqours!~Aqoursのリーダーについて考える~

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初めに

皆さん、こんにちは!

初めましての方は、初めまして!

いつも読んで下さる皆様、ありがとうございます!

 

今回、このブログで書かせていただくのは…

 

伊波杏樹さんについて」

 

です。私の大好きな、大好きな人について、自分の全部をぶつけるつもりで書きます。

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ラブライブ!サンシャイン!!」というアニメ作品から生まれた「Aqours」というグループ。彼女は、そのグループのリーダー””存在であり、”一応”リーダーと自称している高海千歌役のキャストさんです。

 

”や”一応”と、曖昧な表現をしていますが、私から見れば伊波杏樹さんと高海千歌ちゃんは、紛れもない「リーダー」であると言っても過言ではないと思います。

 

今日は「なぜAqoursのリーダーが伊波杏樹さんなのか」と言ったことを中心に、私が常日頃から感じている伊波さんのことや伊波さんの魅力を綴っていこうと思います。

 

もちろん、あくまでもこれは一個人の考えであり、「正解」ということではありません。

 

もし…Aqoursのライブやイベント等で「伊波杏樹さんが気になるな…」「伊波杏樹さんってどんな人なんだろうか?」という、踏み込もうとしていてなかなかその一歩目が踏み出せない人がいたら、ぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

 

迷っている人の背中を少しでも押すことが出来たら、Aqoursのリーダーについてほんの少しでも知っていただけたら、この記事を書いたことが報われます。報われるも何も、まずここまで読んで下さったことが嬉しいです。

 

前置きが長くなりましたね…それでは、ここからはAqoursのリーダーについて」考えていこうと思います。

 

※こんな長い文章なんて読めるか!という方は、下の項目から「リーダーシップの真実」という所を押していただけますと、かなり飛ばして「Aqoursのリーダーについて」知ることが出来ると思いますので参考程度によろしくお願いします。

 

 

リーダーとは?

そもそも「リーダー」というのは何なのか。

伊波杏樹さんは、私は勿論ですが…きっと読者の皆様も大好きなAqoursのリーダーです。こんなこと説明されなくても知ってるわ!と思うかもしれませんが…もう一度リーダーについて説明させて下さい!

 

リーダーと言うのは、部活動で例えるなら部長やキャプテン、会社で例えるなら社長や店長…と言った、所謂「組織やグループの中心となって動いたり、意見を纏めたり、指示を出す人物」のことを差します。

 

そんなリーダーについて語る上で欠かせない理論があります。それは「リーダーシップ論」という理論のことです。 「リーダーシップ」は、古くから学問として研究されてきた歴史があります。リーダーシップの理論は古く、紀元前から着目されており、ソクラテス孔子などの言葉は、現代でも信念として参考にしている人も多くいます。現代のリーダーシップ理論は1900年代から研究されています。

 

組織やグループを率いる力であるリーダーシップは、時代背景に併せて変化してきました。その理論について、ひとつずつ紹介していこうと思います。

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  • 特性理論(〜1940年代)

リーダーシップ理論の中でもっとも古典的と言われているのが「特性理論」です。

 

特性理論を一言で説明するならば「リーダーとしての資質を先天的な『特性』と捉える」ことを基礎にした理論です。生まれ持った先天的な才能を用いてリーダーに適している人物像・適していない人物像を区別する研究が盛んに行われました。

 

特性理論において、リーダーシップを発揮できる人材の精査で主要な判断ポイントになるのは以下の図となります。

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知性:学識や判断力、創造性などの知的営みの能力が高い。

行動力:判断力、協調性、社交性、適応力など状況に応じた行動の的確さ。達成志向、根気、忍耐などの最後までやり遂げる力がある。

信頼感:自信、責任感に溢れメンバーとの関係性を構築できる。

 

特性理論で考える場合、伊波さんは信頼感行動力という点では当てはまりそうですね。メンバーからの信頼も厚いですし、最後までやり遂げる力を持っていると思います。例として、小原鞠莉役の鈴木愛奈さんは3rdライブ埼玉公演Day1のMCで「あんちゃんが私たちAqoursのリーダーで本当に良かった」と口にしていました。

「MIRACLE WAVEであんちゃんが跳びました。なんか良かったな…あんちゃんが、千歌ちゃんが、私たちAqoursのリーダーで本当に本当に良かったなって心から思いました。あんちゃん、ありがとう」

ー2018.6.9 3rdライブ埼玉公演Day1 鈴木愛奈さんMC

涙ぐみながら語る鈴木さんに、私も貰い泣きしてしまったのを今でもよく覚えています。

(ちなみに、上の鈴木さんのMCをタッチすると、伊波さんがバク転する瞬間が見れますので是非に)

 

知性という点では…些か欠けている部分もあるような…彼女が博識かと言うと、そういうタイプでは無いと思います。特に、英語読みに関しては…その、かっこいい発音と言うよりは、可愛い発音に近いようにも感じてしまいます

 

伊波さんの英語の発音が聞いてみたい!という方は、 「Aqours CLUB CD SET 2019 PLATINUM EDITION」を買うことをお勧め致します。

 

PLATINUM EDITIONには「Aqours CLUB 2018」1年間のコンテンツから抜粋した思い出の映像・写真・ブログ、未公開シーンを含むスペシャルメモリアルDVD、スペシャルメモリアルブック、プラチナム会員証など豪華特典が満載です。

 

そのDVDに収録されたとある動画。年明けににAqoursクラブ限定で公開されていた「Aqours CLUBレポート January2019 CLUB REPORT 新年会!こたつスペシャル!(後編)」という動画に、その英語の発音をする伊波さんが記録されております。絶対的な可愛さです。オタクを悩殺しようとしています。


話が逸れてしまいましたね。話を戻します。

 

一見的を得ている理論かと思われていましたが、この理論は問題点が生じてしまいました。より精密に「優秀なリーダーとは何か?」ということを研究する過程で、生まれ持った才能だけでは説明することが出来無かったのです。

 

特性理論は「生まれ持った才能だけで優秀なリーダーとはならない」すなわち「優秀なリーダーを決める要因は才能以外の影響が大きい」ことが明らかになりました。

 

「才能以外の影響」を特定するために、リーダーシップ研究は「行動理論」に移行していきました。

 

  • 行動理論(1940年代〜1960年代)

「特性理論」をアップデートしたものとして登場したのが「行動理論」です。

 

「優秀なリーダーを決める要因」を特定するために、「優秀なリーダーが取る行動」に着目して、要因を逆算しようという試みです。

 

特性理論ではざっくりと「リーダーか非リーダーか」の区別に留まりましたが、行動理論では「リーダーのタイプ」の分類まで守備範囲としました。

 

行動理論で特に有名なのが、三隅二不二(みすみじゅうじ)により提唱された「PM理論」です。

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PM理論は「課題達成機能(Performance)」「集団維持機能(Maintenance)」の2軸をとり、それぞれの○×を考察することで素朴に人材を4タイプに分類するというものです。

 

pmタイプは、課題達成能力と集団維持能力の両方が低いリーダータイプです。集団として課題を達成する能力がなく、なおかつ集団を統率する能力も低いため、管理者としては事実上リーダー失格といえます。PM理論においては、もっとも望ましくないリーダータイプです。

 

Pmタイプは、課題達成能力は高いが、集団の統率能力は低いリーダータイプです。毎月のノルマに対して、ストイックに成果を出そうとするリーダーがこのタイプとなります。課題を達成させる能力は非常に高いため生産性が高く成果は出せる一方で、集団から反感や不満が生まれやすく、なかなか人が残らないと言う短所も持ち合わせているタイプです。

 

pMタイプは、集団をまとめる能力が高い反面、課題を達成させる能力は低いタイプです。集団やグループを「まとめる」「維持する」ことには優れていますが、組織で仕事を達成すると言う面においては劣るリーダーとなります。

 

PMタイプは、課題達成能力と集団維持能力両方がバランスよく備わっているリーダータイプです。組織の中で最も理想的な統率者であり、チームや会社がうまく回転するためには、必要不可欠な存在となります。

 

では行動理論の場合、伊波さんはPMタイプと言えるのでしょうか?

 

私は…伊波杏樹さんは、PMタイプではないと思います。もちろん彼女の能力を否定しているわけではありません。ただ…課題達成能力に関して、彼女だけの力で課題を達成出来たとは思わないからです。

 

PM理論を含む行動理論は今でも活用されてはいますが、「優秀なリーダーの能力を誰でも身につけられるようにするにはどうしたらいいか?」という問題が課題として残りました。

 

つまり「優秀なリーダーの真似をしていればその能力が身につく」というわけではなかったのです。

 

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Aqoursは、9人いますが…全員が全員「伊波杏樹さんの真似をしていたら」と考えると、しっくり来る来ないと言う前に「え、違う。それは私が好きなAqoursじゃない!」と反射的に答えている自分がいます。

 

行動理論では「優秀なリーダーが、どの環境においても優秀なリーダーになるとは言えない」ことも課題として挙げられましたが…もし仮に伊波杏樹さんが優秀なリーダーだと仮定して、Aqoursではない他のグループで活動するとしても、優秀なリーダーシップを発揮できるとは限らないと思います。

 

もしかしたら伊波さん以上に優秀なリーダーシップを発揮出来る人がいれば、その人がリーダーになると思います。舞台等でも「座長」というリーダー的な立ち位置の役割も、当たり前ではありますが、必ず伊波さんが担当しているわけではありません。

 

そういったことからリーダーを取り巻くビジネス環境や部下の人数やスキルなどによって、優秀なリーダーになる要因が変わるのではないかという仮説が生まれ、「条件適合理論」に移行していきました。

 

  • 条件適合理論(1960年代〜1980年代)

「条件適合理論」は、リーダーはどのような状況においてどのような行動を取るのが効果的なのかを研究した理論です。

 

行動理論に比べてフレキシブルな性質を持っています。リーダーシップのありかたは一様ではなく、状況や構成員の性質に合わせて変えていく必要があるという点に着目しているのが大きな特徴です。

 

行動理論では「課題への関心度」「人間関係・集団への関心度」の2軸でリーダーシップのパターンを分析しましたが、「良いリーダー」とはこのふたつに優れた人材であることが結論づけられました。パス・ゴール理論をはじめとする条件適合理論でも「目的への関心度」と「人間関係・集団への関心度」は考慮されています。

 

しかし「課題」「人間関係・集団」というふたつの要素が絶対化されたものでなく、状況に応じて変化しうるものだという解釈がなされています。それゆえに、状況に応じてとるべきリーダーシップが変わりうるのです。

 

先程代表的な条件適合理論として挙げられていたが「パス・ゴール理論」ですが…これは1971年にR.ハウスによって提唱された理論です。

 

パス・ゴール理論は『リーダーはメンバーに対していかなる「パス」を出し、「ゴール」へと導くか』に注目したものです。目標と過程を論点としているため、「リーダーの取る行動に部下は影響を受ける」という前提が設定されています。

 

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上図は、リーダーを取り巻く状況をタスク構造・権限体系・ワークグループなどの「環境的条件即応要因」と、構成員の自制心・経験・能力などの「部下の条件即応要因」が、リーダーに対してどのような影響を与えうるかをモデル化したものです。

 

この理論は現代でも通用する理論となっており、リーダーシップ研修などで用いられることもあります。

 

ハウスは「環境」と「部下」を考慮した上で、リーダーが取りうる態度を以下の4つに分類しました。

 

  1. 指示型リーダーシップ
    業務指示を出しやすい状況下で有効なリーダーシップです。メンバーに期待している働きを説明した上で、具体的な業務スケジュールの管理を行います。主に新人教育などの現場で発揮されるケースが多いです。

  2. 支援型リーダーシップ
    メンバーとの信頼関係の構築が必要な場合に有効なリーダーシップです。部下の考えを尊重し、部下の意向を支援する行動を起こし、メンバーへの感情面への配慮と組織維持につとめます。

  3. 参加型リーダーシップ
    メンバーとの信頼関係がある程度構築され、彼らに業務への関心をより強く持ってもらいたいフェーズで有効なリーダーシップです。決断を下す前にメンバーに相談し、提案を活用するといった行動を起こすことで同じ目線に立って達成意欲を引き出します。

  4. 達成志向型リーダーシップ
    信頼関係があり、業務への意欲も高い部下に対して有効なリーダーシップです。困難な目標を設定し、メンバーに全力を尽くすことを要求します。組織体制が固まって、これから大きな成果をあげようとするフェーズでは欠かせないものです。

 

条件適合理論の場合、伊波さんは支援型リーダーシップという考え方が近いのかな?と私は考えます。というのも、彼女が「ステージ上で誰かに何かあったときは、必ず自分が助ける」という信念に基づいて、ステージに立ち、メンバーと向き合っているからだと思います。

 

2017年2月26日Aqours1stライブDay2での出来事は、皆さんにも大きな影響を与えたと思います。

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ピアノ初心者であった逢田さんが、梨子ちゃんと同様に「想いよひとつになれ」を生演奏するというかつてないほど大きな"挑戦"は、私たちファンに驚きと期待をもたらしてくれました。

 

彼女にとっては、そのプレッシャーは重く、ピアノに対しては誰よりも向き合っていたはずです。

 

ですが…逢田さんだって、1人の人間です。もちろんプロだからこそミスは許されない、という人もいるとは思います。私は、音楽のプロでも声優という道のプロではありませんし、彼女たちがどこまでのレベルを求められているのか…など憶測でしか考えられません。それでも人間は、ミスをしない!とは言えないと思います。

 

2日目、逢田さんのミスタッチから演奏は止まり、彼女はその場で「ごめんなさい…!ごめんなさい…!!」と自責の念に駆られ、心が折れそうになりました。

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そんな彼女の元へ真っ先に駆けつけ、抱きしめたのは伊波さんでした。後に続くように鈴木さん、諏訪さんと、彼女の元へと駆けつけ、励ましていました。

 

それでも彼女は自分を追いやり、ついには呼吸さえままならず、誰の目にも崩れ落ちて見えました。そんな中、伊波さんはタオルと水を取りに戻り、彼女へと渡し言いました。

 

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「梨子ちゃんなら大丈夫、できるよ」

Aqours First LoveLive!〜Step!ZERO to ONE〜Day2

そう小声で声をかけ、太陽のような笑顔を見せ、また自分のポジションへと戻っていきました。

 

当時のことを伊波さんは全く記憶がない、と話していました。それは咄嗟の判断、衝動的な動きであり、意識して動いていたわけでは無かったから。

 

ただ彼女を支えよう!その一心であの瞬間…誰よりも早く彼女の元へと駆けつけたのだと私は思います。

「実は全く記憶がないんです。ピアノが途切れてしまったところで、何が起きたか分からなくなってしまって。右をみたらあいきゃん(小林)が泣いていて、後ろを向いた瞬間から記憶がなくなっているんです。衝動的に動くってこういうことなんだなって、あとから教えられて気付きました

声優アニメディア2017年5月号(2017.04.10)

逢田さんを思う心から身体が勝手に動いていた…ということから、支援型リーダーシップの人だと、私は思いました。

 

そんな伊波さんですが…こんなことをインタビューで答えていました。

Aqoursでも何かあった時は必ず助けるし、大丈夫って言えるような存在でいることを心がけています」

ーBRODY 2017 11月号

「リーダーっぽい仕切りはしないけど、やんわりと空気のようにまとまっていく、みたいな。でも、ちゃんとしなきゃ、とは思ってます。たとえば、ステージ上で誰かに何かあったときは、必ず自分が助けるという意識は持っていて」

ーDA VINCI NO.288 APRIL2018

上2つのインタビューからも読み取れるように、常に意識しているからこそ、無意識で動くことが出来る。条件反射で動けるように、常日頃から彼女は自分自身を置いていることが分かります。

 

条件適合理論によって、「リーダーは自分を取り巻く環境によって行動を変える必要があること」「常に優秀である普遍的なリーダーが存在しないこと」が明らかになりました。優秀なリーダーを雇ったとしても、会社の発展段階が変われば、優秀なリーダーでなくなる可能性があることを示唆しており、常に優秀なリーダーであるためには環境によって行動を変えられることが求められます。

 

  • コンセプト理論(1980年代〜)

現代のリーダーシップ論として主流となっているのが「コンセプト理論」です。条件適合理論を元に、具体的なビジネスシーンを想定して「適材適所のリーダーシップ」が詳細に研究されています。

 

具体的なビジネスシーンとしては、会社が経営危機に陥ったとき、人間関係やモチベーションが重要だとされるとき、メンバーの自主性を重視して意見や情報を引き出したいときなどがあります。  

 

「コンセプト理論」でも代表的な5つの具体的なリーダーシップの取り方を紹介したいと思います。

 

  1. カリスマ型リーダーシップ
    並外れた行動力と発想で、組織を力強く牽引するタイプのリーダーシップです。ビジネスにおいて、リスクをとってでも積極的にチャンスをつかもうとするスタイルです。

  2. 変革型リーダーシップ
    経営方針を抜本的に見直し、大きな改革を推し進めるように働きかけるリーダーシップです。

    経営危機の会社のトップなどに求められるスタイルで、メンバーに「自発的な行動」を促します。

  3. EQ型リーダーシップ
    人間関係を重視し、職場環境の改善や部下のモチベーションの維持に細かく注意を払うリーダーシップです。実務よりも、メンバーの感情を尊重するスタイルです。

  4. ファシリテーション型リーダーシップ
    メンバーの自発的な行動を尊重し、業務意欲や成長を促すような行動をとるリーダーシップです。「部下と上司」という上下関係に基づくコミュニケーションではなく、同じ目線に立って部下の声を傾聴するのが特徴です。民主主義的な組織作りで、業務を通しての信頼関係構築を目指すスタイルです。

  5. サーバント型リーダーシップ
    リーダーがメンバーの業務をサポートする構図をとるリーダーシップです。メンバーは顧客業務などに集中し、リーダーがそうではない裏方の仕事をきっちりと行ってフォローし、顧客満足度を向上させようとする狙いがあります。もちろん、組織としての大きな決断の最終意思決定や責任はリーダーが行いますが、そこを担保するからこそ、メンバー一人ひとりが思い切った行動をとりやすくなるのが特徴です。

 

コンセプト理論の場合、伊波さんはファシリテーション型リーダーシップの取り方に近い考え方だと思います。それは、木曜日19:30〜20:00に放送されている「伊波杏樹のRadio Curtain Call」の中で、伊波さん自身が「上に立つ」ということに関してこんな話をしていたからです。

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人の上に立つって思ってない。私は自分がじゃあ、いざ上に立ちますとなった時に、自分が上だとは絶対に思わない。逆に同等でありたいと思う。だって上に立っちゃったら、相談しに来れないと思うんだよな。同等である方が、一番近い存在であれる方が人の話聞いてあげられるし、フラットである以上、好きも嫌いも、上も下もフラットにしておくことによって、やっぱりこう干渉しすぎると、どうもうまく行かない方が多いというか、情が勝っちゃうというか…だから言ってあげたい言葉も上手く言えなくて、ってなることもあるだろうし。私は逆にフラットでいるってことを、グループ内で凄く気にしている時期はあったかなあ。じゃないと、やっている職業も違えば、生きてきた生活の土地も違うってだけでも変わると思うんですよ、その人の性格って。私の方が上だから、私の方が下だからとか、めんどくさい、そういうのもう、嫌いなんよな。そんなことやってる暇あったら、その子の何かの相談をひとつ解決してあげた方が、よっぽど時間の割き方としてはいいと思うんだよな。だから本当にその、客観視できる目線を絶対どっかで持ってたほうがいいと思います、私は。自分に対しても、人に対しても…その上で、これが出来るかな、とかこの人の性格とか体調とか、タイミングを理解することだな、と私は思ってる。こういう風に声かけてあげたら、一番ベストかなぁ…ていう伺い方をして、本心を聞き出してあげるっていうのが、いつも私が割とやってることかなぁと思いますね」

伊波杏樹のRadio Curtain Call第56回 2019年10月24日放送

ラジオでの1人喋りのため、かなり長い話となっています。彼女の話を纏めると…

 

「人の上に立つ意識を持たない」
「気兼ねなく話せる程に対等になる」
「自他を客観視できる目線を持つ」

 

それが、彼女が考える「上に立つ人」=リーダーということです。この考えが、限りなくファシリテーション型リーダシップの考え方に近いと思います。

 

現代のリーダーシップ論の大きな課題は、こうした時代の変化への対応とも言えます。高度経済成長期にはモノを作れば売れたため、上司が指示を行い部下が従う形が望まれましたが、現代ではロボットや人工知能の発達により単純作業が置き換えられていきます。

 

だからこそ、部下は従う一方でなく、構成員の一人としてもリーダーシップを発揮して新たな発想などが求められるようになりました。そして上司は部下の自由な発想を引き出し評価する姿勢などが求められているのです。

 

リーダーシップの真実

ここまで語ってきましたリーダーシップ論のおさらいを軽くしていきましょう。

 

 

特性理論(〜1940年代)

     ↓

行動理論(1940年代〜1960年代)

     ↓

条件適合理論(1960年代〜1980年代)

     ↓

コンセプト理論(1980年代〜)

 

 

と、時代毎に「リーダーシップ論」が変化してきたことを綴ってきました。お付き合いして下さった皆様、本当にありがとうございます。ですが、皆さんを裏切るようで申し訳ないのですが…まだまだ終わりません。

 

現代の主流であるコンセプト理論では、彼女はファシリテーション型リーダシップである」と私は述べました。つまり伊波さんはファシリテーション型リーダーシップを持ったリーダーである」と言えるはずです。

 

ですが…私は「Aqours」における伊波杏樹さんという存在はファシリテーション型リーダーシップを持ったリーダーである」とは"言えない"と思うのです。何故なら、この考え方は「上司」と「部下」という上下関係の上で成り立っているからこそ出来る話であり、「Aqours」におけるリーダーがなぜ伊波杏樹さんなのかということを説明する根拠とはならないからです。

 

伊波さんと他のメンバーとの関係は「上司」と「部下」のような上下関係と言えますか?

 

いいえ、違いますよね。彼女たちは仲間や戦友といった強い絆で結ばれた関係のはずです。

 

これまで語ってきたのは、あくまで時代と共に移り変わってきたリーダーシップ論であって、 伊波杏樹さんが○○型のリーダーである、ということを語りたかったわけではありません。

 

皆さん、1番最初に私が言ったことを思い出して下さい。スクロールするのは大変だとは思いますが…

 

「なぜAqoursのリーダーが伊波杏樹さんなのか

 

という問いかけを、私はこの記事を書くに辺り「核」となるキーワードとして提示しました。

 

ですので…ここから「なぜAqoursのリーダーが伊波杏樹さんなのか」という核心に迫るために、「リーダーシップの真実」について考えていきたいと思います。

 

上の理論たちは「こういう人がリーダーである」「リーダーシップはこういう型がある」と述べているにすぎません。ですが…誰もが知りたいのは「リーダーの真実」だと思います。私たちを含めた人々が「リーダーにどんなことを求めているのか」ということを知らなければ、伊波さんがなぜAqoursのリーダーなのかということの"結論"には至らないと私は思うのです。

 

その求めていることに対して伊波さんがどれだけ当てはまっているのかということに、根拠を元に綴っていく。

 

そうすることで本稿で挙げた問いかけに対して、自分が考えた"結論"に少しずつ近づいていこうと思います。

 

第一の真実 違いを生み出す(You Make a Difference)

これは、全ての真実のなかで最も根本的なものです。誰かをリードする前に、自分は他の人々に対して積極的なインパクトを与えることができると信じなければならない。

 

自分自身を信じなければならない。

 

ここから全てが始まります。リーダーシップは「自分は違いを生み出せる」と信じるときに始まります。

 

伊波さんは…以前から「ラブライブ!」の大ファンで、μ'sのライブにも何度も足を運んでいました。

そんな伊波さんにとっては、μ'sは雲の上のような存在であり、「ラブライブ!」というのは憧れの作品でもあったわけです。

「先代のμ'sが築き上げてきた夢や信頼や輝き…。そのすべてを背負ったんだって、リーダーとして失敗は許されないんだって。あの時は自分自身に自信が持てず、「やっぱり私には無理かも」と悩むことが多かったですね」

ー電撃G's magazine2016年09月号

そんな伊波さんは、メルパルクホールでのイベントをきっかけに変わっていきました。

 

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「お渡し会で「リーダー頑張ってください」って声をいただいた時、泣きそうになりましたね。私自身リーダーをやれる性格ではないと思っているし、その気持ちを表に出せるタイプでもないんです。でも私のことをそんな風に理解してくれる方々がいると知って、千歌をリーダーとして導いていくのが自分の役割なんだって思えるようになりました」

Aqours First LoveLive!〜Step!ZERO to ONE〜パンフレット

千歌をリーダーとして導くことが出来るのは、誰でもない自分自身。彼女自身が、千歌をリーダーにしてあげるんだ!と、自分の役割を改めて再確認しました。

 

そんな彼女だからこそ、言えるのだと思います。

「だってさ、この会場にいる全員がラブライブ!サンシャイン!!大好きなんでしょ?!Aqoursのこと大好きなんでしょ!?これって凄いことなんだよ!」

Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 神戸公演Day2 伊波杏樹さんMC

ラブライブ!サンシャイン!!Aqours、大好きなんでしょ?」と彼女は言いました。

 

残念ながら、私はこの公演を目にしていたわけではありません。人伝に聞いた話ではあるのですが、この問いかけをすることが出来たのは、自分自身に、そしてラブライブ!サンシャイン!!Aqoursというグループに自信があるからこそだと私は思います。

 

彼女は、自分自身を信じることができ、自分にしか出来ないこと…つまり「違いを生み出していること」が分かります。

 

第二の真実 信頼性がリーダーシップの基礎である(Credibility Is the Foundation of Leadership」

リーダーは、自分を信じなければなりませんが、他の人々、メンバーもまたリーダーを信じなければなりません。

 

他のメンバーがリーダーを信じるためには何が必要か。それは「信頼性(credibility)」です。もしメンバーがリーダーを信じなければ、進んで従うことはないでしょう。

 

メンバーは伊波さんに多大な信頼を置いていると思います。というのも、彼女はステージ上で何かあった時、真っ先にアクションを起こすからです。

 

先程も触れましたが、自責の念に駆られていた逢田さんの元へ、誰よりも早く彼女に駆けつけたのは伊波さんでした。後のMCで「失敗してごめん」と謝罪をする逢田さんに対して…

「生じゃないですか!これがライブですから!!」

Aqours First LoveLive!〜Step!ZERO to ONE〜Day2

と、即座にフォローを入れたのも彼女でした。

 

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Aqoursクラブ活動LIVE&FAN MEETING〜Landing action Yeah!!〜」の幕張公演2日目もそうでした。ライブ中に足を怪我してしまい、2日目のパフォーマンスへと参加することが出来なかった鈴木さん。

 

目尻に涙を貯めながらも、決して涙を零すことなく笑顔でいようとし続けた彼女の姿に、胸が締め付けられたのをよく覚えています。会場の雰囲気は少ししんみりとしてしまい…そんな時でした。

 

「でもね!トークパートは出来ますから!」

Aqoursクラブ活動LIVE&FAN MEETING〜Landing action Yeah!!〜幕張公演Day2

誰よりも早く、誰よりも優しく、誰よりも気遣い、そんな言葉を発した伊波さん。

 

「めっちゃかっこよかったみんな!!」

Aqoursクラブ活動LIVE&FAN MEETING〜Landing action Yeah!!〜幕張公演Day2

と笑顔で言葉をかける鈴木さんに対して…

「いっつもかっこいいんです、あなたも!!今日もかっこいいんです!!」

Aqoursクラブ活動LIVE&FAN MEETING〜Landing action Yeah!!〜幕張公演Day2

と、即座に返す彼女の姿。

 

誰よりもメンバーを思っているからこそ、この返しが出来ると思いますし、ステージだけでなく、いつも支えてくれる伊波さんだからこそ、メンバーは彼女に対しての「信頼性」を持っていると思います。

 

「信頼性がリーダーシップの基礎である」ということがリーダーの真実であるように、彼女もまたそれに当てはまると思います。

 

第三の真実 価値がコミットメントを推し進める(Values Drive Commitment)

メンバーが知りたいのは、リーダーが何を大事にしているか、何を信じているかということです。メンバーはリーダーが大事にしていることを知りたい。

 

伊波さんは、常に"輝き"を求め続けています。Aqoursという9人のメンバーと一緒に、見た事のない夢の軌道を追いかけようとしています。

 

Aqours輝きを求め続ける。」

Aqours CLUBレポート January2019 CLUB REPORT 新年会!こたつスペシャル!(後編)

新年の豊富として、Aqours輝きを求め続ける」と色紙に書いていました。それは3rdライブ福岡公演でも言っていたことです。

 

これからも私たちは輝き続けます。輝きをを追い求め続けます。それにはみんなが必要です。だから、これからも沼津に来たいなって思ってもらえたり、沼津好きだなーって思ってもらえたり、Aqoursラブライブ!サンシャイン!!をいっぱい感じてもらえるような場所を、私たちはもっともっと届けていきたいと思っています。これからもどうぞ、ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursをよろしくお願いします!!」
ー2018.7.8 3rdライブ福岡公演Day2 伊波杏樹さんMC

伊波さんが大事にしていること、信じていること…それはアニメの中で千歌が口にしていた「輝きたい!」という気持ちです。

 

「輝きを求め続ける」というのは決して簡単なことではありません。ですが、伊波さんはどんな時でもその目標へ向かって全力です。

 

だからこそ、メンバーも伊波さんと一緒の方向へと走っていけるのだと思います。これこそが「価値がコミットメントを推し進める」ということだと思います。

 

第四の真実 将来に目を向けるのがリーダーである(Focusing on the Future Sets Leaders Apart)

高揚する将来の可能性を想像して描き出す能力は、リーダーの力を決定づけるものです。リーダーは長期の視点を持たなければなりません。

 

伊波さんは…Aqoursを、沼津を世界中に広めようとしています。七夕の短冊にも、願い事として書いていました。

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Aqoursの輝きを、沼津を、世界中に届けていけますように。伊波杏樹

そして、その約束を1歩ずつ叶えていきました。その1歩として、アジアツアーという海外での公演やLAでの公演が挙げられると思います。

ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursを世界中に広めようと、沼津に誓いました」

Aqours World LoveLive! ASIA TOUR 2019 東京公演Day1 伊波杏樹さんMC 

 

すぐには叶えることの出来ない夢かもしれません。Aqoursというグループが発足した当初は、夢のまた夢だと思われていたかもしれません。

 

ですが、伊波さんは「この9人ならできる!」そう信じて沼津に誓いを立て、その約束を守るために日々1歩ずつその道を歩んでいます。

 

「将来に目を向けるのがリーダーである」

その真実通り、伊波さんは将来へと目を向けて輝き続けてきたことが分かります。

 

第五の真実 1人ではできない(You Can't Do It Alone)

リーダーは、他のメンバーの才能と支援なしにはどんな「並外れたこと」も行うことは出来ません。リーダーシップとはチーム・スポーツであり、人々を大義へと巻き込むことが必要です。リーダーとメンバーたちとの関係を強めるのは、リーダーが自身にとっての最良ではなく、メンバーにとって最良のことに取り組む時です。

 

伊波さんは、Aqoursとして活動を始めた頃プレッシャーに押しつぶされそうになっていました。

「リーダーは大役だけど、千歌ちゃんといっしょにその責任ごと大切に歩んでいこう、プレッシャーすら楽しめるようになろうという気分ですけど、当時は気持ちの整理が大変でした」

ー電撃G's magazine2016年09月号

 

そんなプレッシャーから彼女を解放してくれたのは、メンバーの存在だったと話していました。

「みんなの声が背後から聞こえてきたら、大切なことを実感したんです。『私は1人じゃない。いつも助けてくれる仲間が必ず近くにいるんだ』と。あの時は本当に頼もしかった!!その安心感に助けられ、最後まで全力を出し切ることができました。みんなが思いやって、支え合って、助けてくれるから、私はここにいる──。『あぁ、9人揃えば出来るんだ』『私一人が気負うことない』って。そう素直に思えるようになったら、少しずつ気持ちが楽になっていったのを覚えています」

ー電撃G's magazine2016年09月号

だからこそ、伊波さんは強いのかもしれません。どんなに困難なことでも立ち向かっていけるのかもしれません。

 

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「こんなに大きな大きな会場で、Aqoursとして、、アニサマの素敵なステージに立たせていただけること、本当に嬉しく思います。まずはいっぱいの感謝を伝えさせてください。本当にありがとうございました!私たちAqours4年やってきて、来年には5周年というYearでございます。そんな中でこうして今日アニサマに、こうして9人揃って会場に立てることが凄く凄く嬉しく思います。そんな中で、少しでもアニサマにいらっしゃる皆様と一緒に、少しでも距離を近くしたいと思って、私ですね…このアニサマ2019に挑むにあたって、今までの歴代のアニサマのDVDを全て見て…そうなんです。皆さんも色んな回に参加したよって方いらっしゃると思います。アニサマにはいっぱいの思い出が、たくさんの皆様のアーティストの想いが詰まっていると思います。このステージの、ここの上見えますか?色んなエンブレムが、その時々のアニサマを物語っているなと凄く感じています。これを見て、そしてこの下で私たちはパフォーマンスを出来ることが凄く嬉しいのです。私たちAqoursとして、皆さんと少しでもライブとの、ライブ前日みんなドキドキして、緊張して、あの歌歌うかなぁ…とかみんな色んなセトリ予想とかしてたと思います。私も同じような気持ちで、このステージに立ちたいと思って、全部のDVDを見返し、そしてこの9人、Aqoursで立つことの意味を凄く噛み締めながら、今ここに立っています。私たちAqoursは、静岡県沼津市という所から飛び出してきたスクールアイドルグループです。静岡だよーって人いますか?出身が。多いですね、嬉しいです、ありがとうございます!そんな中で、私たち沼津から飛び出してきたスクールアイドルが、こうして1stライブから5thライブまでをやらせていただき、TVアニメは1期、2期、劇場版まで紡がせていただきました。その中で、私たちTVアニメ1期を軸としたアジアツアーをやったりして、世界中の皆様にアニメソング、そして歌の素晴らしさというものを届ける活動をいっぱいいっぱいAqoursとしてしています。なので今日アニサマも皆さんにとって素晴らしい歌を、素晴らしい瞬間を作れるようにと、一緒に盛り上がっていきたいと思ってます!皆様の想いが、そのキラキラに乗って!声に乗って!私たちにたくさん届いています。私たち次に歌う曲は、そんな私たちが1stライブから最近やっていたアジアツアーまでの間で、たくさんたくさん想いを込めて、この9人じゃなきゃ絶対に歌えない大切な歌を歌いたいと思っています。それが私たちAqoursにとって、かけがえのないStoryの詰まった曲となっています。これからもラブライブ!サンシャインをいっぱい愛してもらえるように、今日初めて会うぞって方も沢山いましたし、その方に少しでも、ほんとに少しでもラブライブ!しゃんしゃ…惜しい。ラブライブ!サンシャインを届けたいと、そしてラブライブ!から大好きだったよって方もたくさんいらっしゃると思います。もっともっとラブライブ!9周年Yearを盛り上げていくために、Aqours、次の曲も一緒に盛り上がってくれますか?アニソン大好きですか?!まだまだ楽しんでいきましょー!!それでは今までのこのアニサマの歴史、そして私たちAqoursのStoryをいっぱいいっぱい乗せて、次の曲届けたいと思います!」

Animelo Summer Live 2019 -STORY-Day2

アニサマのトリとして、堂々たるパフォーマンスとAqoursという存在を広く、鮮烈に心へと刻みつける言葉を選ぶことが出来るのかもしれません。

 

Aqoursがあの9人だからこそ、メンバー8人が支えてくれるからこそ、伊波さんもまた他のメンバーに対しても尽くすことが出来るのだと思います。

 

伊波さん「1人ではできない」ことも、逢田さん、斉藤さん、小林さん、高槻さん、降幡さん、諏訪さん、小宮さん、鈴木さんと一緒なら出来る。

 

Aqoursという存在の中で、伊波さんはリーダーとして一際輝くのだと思います。

 

第六の真実 信頼がすべて(Trust Rules)

もしリーダーが1人では出来ず、そしてメンバーに頼らなければならない場合、それを実現するために必要なものは何か。それは「信頼(trust)」です。信頼は、個人個人とグループを結びつける社会的な接着剤です。

 

伊波さんは、メンバーに対して絶大な信頼を置いています。そして、それはメンバーだけでなく私たちファンにも、その気持ちを抱いています。

 

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「今日はすごーく緊張していました。えー、毎回初日のような気持ちで3rdライブツアー、どのライブも臨んでいますが、今日は特別初日だということを改めて感じていました。なので、本当にドキドキしていて、こんな情けないリーダーなのに、みんなが支えてくれるから、私は…」

ー2018.7.7 3rdライブ福岡公演Day1 伊波杏樹さんMC

「みんなが支えてくれるから、リーダーとしていられる」

 

そう彼女は語ってくれました。自分に対しての評価が低くて…私はそんな彼女の言葉に「そんなことないよ!」って心の中で言い返しました。情けないリーダーなんかじゃない、あなたがAqoursのリーダーなんだよっ!!と、心の底から思いました。

 

「本当にね、普段絶対に思わないんだけど、ほんの少しだけ…怖いと思っていました。ちょっとだけ怖いなって感じていました。でも、みんながこうしてみかん色をたくさん振ってくれて、Aqoursに会いに来てくれて、Aqoursが大好きだ!っていう想いを思いっきりぶつけてくれたから、ホンキの想いをぶつけてくれたか、私は6公演全てやり切ったと思ってます。これを見届けてくれたみんな、本当にありがとうございます。私は、こうしてAqoursのみんながいたから跳べたし、千歌ちゃんがいたから跳べた。そして、みんながこうして私たちを一生懸命大好きだ!と支えてくれたことによって、跳べた!!みんなが私がこうなった瞬間…(MIRACLE WAVEでロンダート決めた後の間)みんな、こうなった(祈るような姿勢)の分かってる!…が私を救った。とってもとっても嬉しかった。そして終わったあとにはみんなが思いっきり叫んでくれた。本当に嬉しかった」

ー2018.7.8 3rdライブ福岡公演Day2 伊波杏樹さんMC

バク転に対して怖いと思っていた素直な気持ちを真っ直ぐに伝えてくれるからこそ、私たちは彼女を信頼することが出来ます。

 

1人では跳べなかった…でも、みんながいるから、千歌ちゃんがいるから、Aqoursのメンバーがいるから、私たちの応援や歓声があるから、信頼しているからこそ跳べた!と語ってくれたことが、何よりも嬉しかった。

 

「信頼がすべて」と言いますが、彼女はその信頼を持っています。その信頼こそが彼女自身を強くし、私たちもついて行こう!と思えるのだと思います。

 

第七の真実 挑戦から偉大なことが生まれる(Challenges Is the Crucible for Createness)

模範的リーダー…人々が従いたいと思うリーダーは、常に現状の変革に関わっています。偉大な業績は、物事を同じ状態のままにしていては生まれない。変革とは必然的に挑戦を含み、挑戦とはリーダーを試すものです。そのとき、リーダーは自分自身を知ることになります。自分のコミットメントのレベル、自分の気骨、自分の価値観と直面することになる。それによって、変革についてのリーダーの心構えが明らかになります。

 

伊波さんの"挑戦"というと、1番初めに挙げるとするなら『Aqours 3rd LoveLive! Tour~WONDERFUL STORIES~』の「MIRACLE WAVE」のバク転です。

「たった1回のバク転に自分の全てをかけて跳んで紡げる物語があるのなら挑戦したい」

ー電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Autumn Special 2018(2018.09.29)

 

彼女は2ndライブツアーファイナルの地でもあったメットライフドームで宣戦布告をしていました。

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「3rdライブツアーでは絶対にびっくりさせてやるからな!期待して待ってるんだぞ!!」

Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 埼玉公演Day2 伊波杏樹さんMC

そして…彼女は見事その挑戦を、バク転を成功させました。成功した時、私は嗚咽が止まらないくらい嬉しかったのを今でも覚えています。

 

この成功の裏側には、私たちが知らない努力や葛藤、挫折が多くあったと思います。上手くいかず涙を零したこともあると思います。メンバーに心配させないよう、相談せずに練習に取り組むことも、めげそうになったこともあったと思います。

 

ですが…あの期間中、誰よりも自分自身を見つめ直し、己を知り、自分の信念を貫いたのは彼女です。

「1つの公演しか観に来られない人もたくさんいるし、"あの時"の光景を観ていただくためには失敗できない。『なにがなんでもー。たとえ手を骨折してでも、跳んでやろう!』それぐらいの想いでした」

ー電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Autumn Special 2018(2018.09.29)

「変革とは必然的に挑戦を含み、挑戦とはリーダーを試すものだ」と、私は述べました。間違いなくこの3rdライブでの"挑戦"は多くの人の心に火を灯しました。

 

そして、この公演から多くの人が自分自身を見つめ直し、大きなことへと挑戦する"勇気"を貰ったはずです。私も彼女から勇気を貰ったその1人です。

 

彼女の「挑戦から偉大なことが生まれる」ことが、この3rdライブで証明されました。

 

第八の真実 模範によってリードしなければリードできない(You Either Lead by Example or You Don't Lead at All)

リーダーは自分の約束を守らなければならず、そして、自分が抱く価値と行動のロールモデルにならなければなりません。自分自身がしたくないことをするように、他のメンバーに頼むことは出来ません。さらに、進んで過ちを認め、過ちから学ぶことが出来なければなりません。

 

伊波さんは、自分の過ちを素直に認めることが出来ます。それは、3rdライブ埼玉公演2日目「MIRACLE WAVE」終了後のMCで、自分のパフォーマンスについて言及していたからです。

 「ちょっとよれちゃってごめんねー!あー悔しい!ごめん!くそー!」

Aqours 3rd LoveLive! Tour~WONDERFUL STORIES~埼玉公演Day2 伊波杏樹さんMC

私はスタンドのかなり後方から見守っていたため気づかなかったのですが…バク転をした後の着地に失敗し、少しよれてしまったのだとか。

 

それを素直に認め、悔しさを言葉にし、そして俯いた時に零れ落ちた1粒の煌めき。

 

「あぁ、この人は妥協してないんだ…」って。"ちょっと"よれちゃっただけじゃないか…と多くの人はきっと言うでしょう。それよりも怪我なく、跳んだことに意味があるんだよ!と励ましの言葉をかけたい!と私は思うのですが…その妥協さえも彼女は許さないのだと思います。

 

それは、彼女自身が、高海千歌ちゃんという女の子と真剣に向き合っているからだと思います。ステージ上で彼女を輝かせることが出来るのは自分しかいない。だから、ファンの皆さんの前で、千歌ちゃんにこの景色を見せたい!

 

そんな強い想いを、私は感じました。過ちから彼女は学び、そのあとの大阪公演の2日間、福岡公演の2日間ではその失敗を感じさせない程完璧な精度で跳び、会場の熱を、ファンを引っ張っていきました。

 

Aqoursメンバーが、自分自身に対する妥協ラインが高いのは、きっと伊波さんの姿を見ているからだと思います。

 

彼女はメンバーの中でも1、2を争うほど真面目であると言います。3rdライブのバク転に対して「Aqours浦の星女学院RADIO!!!」のパーソナリティである降幡さんはこう話していました。

「すごい細かい…なんか本当はここに、ここら辺で、センターだからもっとここら辺で跳びたいんだよね、とかってあんちゃんが言ってて…終わった後とか。凄いやっぱり…なんだろ、突き詰めてやってるんだなって思って」

Aqours浦の星女学院RADIO第118回 2018年7月11日放送

降幡さんがラジオでもこう話していることを踏まえると、メンバーから見ても彼女はロールモデルとなっていることが分かります。

 

「模範によってリードしなければリードできない」

その真実通り、模範によって彼女はメンバーをリードしています。

 

第九の真実 最良のリーダーは最良の学習者である(The Best Leaders are the Best Learners)

自分が(また他のメンバーが)リード出来ると、また明日には今日よりも良いリーダーになれると信じなければなりません。リーダーとは、常に良くしていくことに熱中する者であり、学習はリーダーシップの大事なスキルです。

 

伊波さんは、初めての顔合わせの時、メモを取っていたそうです。

「自己紹介してもらった内容だから『しっかり覚えなきゃ!」と思って、全部メモしてたの。私はあんまり物事を一気に覚えるのが得意じゃないから、とにかく書いて覚えようと思って。出身地とか年齢とか趣味まで、全部書いてたなぁ」

ー声優バイブル2017

物覚えが悪いから仕方ない。と片付けるのではなく、物覚えが悪いなりに学習して行こう!という、常に自分を良くしていこうとする姿勢が、こういったことから感じられます。

 

何よりも、Aqoursが凄い存在だと思ったからこそ、努力を怠っちゃいけない、と強く語った彼女の姿は、まさしく最良の学習者なのかな、と思いました。

「やっぱりAqoursすげえな!って思います。だからこそ輝き続けなきゃいけないし、絶対に努力は怠っちゃいけないってすごく思います。きっと大変なことがあって「しんどーい」とか 「あれまじやだー」とかみたいなことあると思うけど、逢いに来てくれて、Aqours最高!って、みんなで最高だ!って思ってくれてる時間をこうやって共有出来ている今日が1番最高な日なんじゃないかな?って私は思います」

ー2018.6.9 3rdライブ埼玉公演Day1 伊波杏樹さんMC

彼女は「日々精進」という言葉を座右の銘に掲げているように、毎日少しずつ、色々なことを吸収して、学んで…昨日の自分よりも今日の自分は成長していよう。今日の自分より、明日の自分はもっと成長していよう。

 

そんな毎日の積み重ねの繰り返しをしているんだと思います。伊波さんは、その日々で学んだことを次へと活かしているからこそ「日々成長」しているのだと、私は思います。

 

「最良のリーダーは最良の学習者である」と、伊波杏樹さんはこれに当てはまると言えます。

 

第十の真実 リーダーシップとは心を通わすことである(Leadership Is an Affair of the Heart)

リーダーは、自分のメンバー、自分の仕事仲間と観客、そして自分が使える使命=仕事を愛しています。リーダーは、人々への感謝を示すことが上手です。愛は他の人々のために多くを与えるように、リーダーを力付けます。

 

彼女はよく「愛と思いやりをもって楽しみましょう!」と口にします。その言葉は、ファンの人たちにも暖かく、包み込むかのように染み渡っていきます。それは、2ndライブのMCで感じることが出来ました。

 

「私たちがばいばーいってみんなした後に、みんなが「ありがとう!」って言ってくれるのが、凄く聞こえるんですよ。私たちAqoursにありがとうって言ってくれるのが、それが、私凄く凄く嬉しくって、私たちがありがとう!なのに、みんなもありがとう!って言ってくれて、あ、これって何かちょっと、こう良い言葉見つからないけど『相思相愛』だなぁ、と凄く思うというか。やっぱり私たちラブライブ!サンシャイン!!大好きだし、Aqoursのみんな大好きだし、でもそれはみんなも同じなんだっていうことを凄く実感出来る瞬間だなって思ってて。これがまた嬉しんだわ…。」

Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR 埼玉公演Day1 伊波杏樹さんMC

 

「相思相愛」という言葉を選ぶ伊波さんのセンスにも脱帽したいのですが…その環境を生み出しているのもまた彼女自身であることを、私はお伝えしたいです。

 

Saint Snowの2人がいたからここに来れました。本当にありがとうございました!」

Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL Day2

 

4月に行われたユニットカーニバルでは、ユニットとして出演。その際に、真っ先にSaint Snowの2人に対しての感謝を述べていました。

 

「感謝の気持ちでいーっぱいです!今日私たちに会いに来てくれたみんな、LVの全世界のみんな、そしてここの会場にいる全ての皆さんに大きな拍手をお願いします!!!みんなのその愛と思いやりと優しさが大好きです!

ー2018.7.8 3rdライブ福岡公演Day2 伊波杏樹さんMC

 

感謝の気持ちを伝えるために、大きな拍手をしてくれます。それは…どんなライブでも同じです。

 

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「はるばる函館からやって来てくれたSaint Snowの2人に拍手をお願いします!!」

「今日のライブで、私たちを可愛く撮ってくれた人に大きな拍手!!」

「おっきい船出てきたよね!アクアシップを作ってくれた人に大きな拍手!!」

「クルーの皆さんに大きな拍手!!」

交響楽団、カトタツの皆さんに大きな拍手!!」

「そのお隣や、前後左右にいる10人目のみんなにも拍手!!」

Aqours 4th LoveLive!~Sailing to the Sunshine~Day2 伊波杏樹さんMC

 

自分たちだけでなく、携わった人全てへ、そして10人目の私たちへ。誰一人として、彼女は感謝の気持ち忘れません。

 

手のひらから生まれる音で、表情で、歌で…彼女は伝えてくれます。だからこそ、私たちもまたお互いを、自分を讃えるために大きな拍手をします。

 

「愛は他の人々のために多くを与えるように、リーダーを力付ける」

 

その言葉通り彼女は関わる人全てを愛しているからこそ、「心を通わすこと」が出来るのだと思います。

 

「リーダーシップとは心を通わすことである」

この真実もまた伊波杏樹さんは当てはまっていることが分かります。

 

以上10個の「リーダーシップの真実」からAqoursのリーダーは伊波杏樹さんである!」というのが、私の結論です!

 

終わりに

ここまで長々と、飛ばしてでも読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。

 

去年記事を書いた時は、1日で「だー!!!」と勢いとノリで書いてしまった所はありました。

nanoha1007.hatenablog.com

ですが、今回は去年以上に伊波さんと向き合おうという気持ちが強く、ひたすらに、貪欲に彼女と向き合いました。

 

今までの雑誌を全て読み返し、BDを見てはそのMCを取り、ラジオを聴きながら文字起こししたり…更には「リーダーシップ論」というものを調べるために、インターネットでは足らず、学校の図書館にまで足を運びました。

 

それ以外にも、私の記憶を頼りに「リーダー」について語っていたようなアニメを見返したり、伊波杏樹さんについて語っている方のブログや文章を読んだりして、自分なりに深めてきました。

 

だから、断言出来ます。

 

私は、伊波杏樹さんに対して貪欲になり、この記事を書くことが出来た、と。

 

このブログアワードに向けて、誰よりも情報収集に費やした、と。

 

そう言えます。本当に。

そのくらいやり遂げたぞ!!と清々しい気持ちになっています。笑

 

あ、ブログアワードと言うのは簡単に説明するとFFさんとの遊びみたいなものですね。気になる方は、ぜひ「ラブライブログアワード」で検索してみてください。

 

このブログの文章云々言われたら…何も言い返せないのですが、今回はラブライブログアワードの「キャスト部門」で賞を取りたい!っていう気持ちがあまりなくて。

 

単純に…

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伊波杏樹さんって、Aqoursのリーダーなんだぜ!凄いだろ!!私の推し凄いでしょ!!!」

 

って言いたかっただけなんです。笑

 

私は、本当に馬鹿なんです。

 

伊波さんに関しては…一心不乱になります。

 

他人がどうとか、他のことにも目もくれず、ただ一直線になってしまう。理屈どうのこうの、効率がどうのとか考えないんです。後先考えずに突っ走ってます。

 

だからこそ、他の人から見たら「なんだあいつは」「変なやつ」って思われると思います。

 

挙句の果てには「嫌いだ」なんて言われることもあったような…正直、仕方ないと思います。それくらい自分が狂ってるのはなんとなく理解しているつもりです。

 

たった1人のために千羽鶴を作って。

たった1人のために企画して。

たった1人のために大勢を巻き込んで。

 

馬鹿です。本当に大馬鹿者です。でも…私にとっては、伊波さんが原動力なんです。

 

馬鹿で、引っ込み思案で、人の気持ちを気にして…臆病者だった私が、こうやって誰かのために何かをしようと思えるのも…全部伊波さんのおかげなんです。

 

伊波さんのことで勉強することが苦じゃないんです。新しいことを知れるのが、凄く楽しいんです。

 

私はまたひとつ「リーダーシップ論」というのを今回学ぶ機会を貰いました。伊波さんを追いかけていると、何故か知らないうちに新しい技術が身に付いたり、知識が増えていくんです。

 

ドリームキャッチャーの作り方を学び、作れるようになりました。

 

アルバムのデザインを考えるのに苦労しなくなりました。

 

伊波さんのことを語るのに、ほんの少しだけ語彙力がつきました。

 

おかしいですよね、こんなこと。本当に。

でも、面白いんです。楽しいんです。

 

伊波さんのために何かをしたいんです。

伊波さんのために苦しむことが辛くないんです。

決してドMではありませんからね?

 

 

伊波杏樹さんを好きになって良かった。

書いて良かった。

 

 

って、心の底からそう思います。今、この「終わりに」というパートを書きながら、ポロポロと涙を零しています。情緒不安定です。

 

私、本当にこの人に人生救われたんだなって。

出逢えたことが私にとってのとびっきりのプレゼントなんだなって。この人のおかげで、沢山の縁に結ばれたんだなって思いました。

 

恩返しがしたくてしたくて…必死に考えて、考えて…その間に彼女は""も叶えてしまいました。

 

夢は見るものではなく、叶えるものだと証明してくれました。

 

憧れは、次の憧れを生むんだよ、とメッセージを贈ってくれました。

 

今回の記事では、沢山感情が溢れました。

 

これでもか!ってくらい笑いました。

これでもか!ってくらい泣きました。

 

それだけではありません。

 

向き合う度に、彼女の苦悩を知りました。

向き合う度に、彼女の思いやりの心に触れました。

向き合う度に、彼女の輝きに惹かれました。

 

「何故Aqoursのリーダーは伊波杏樹さんなのか」ということを、論文みたいなノリで書き始めました。

 

これまで書いてきたことを否定するわけではありませんが、私はひとつリーダーの素質に思うことがあります。結論を纏めたのに言うのもおかしいとは思いますが、私はこうも思うのです。

 

 

リーダーの素質とは何か。

 

 

それは「仲間が認めた者」

 

 

だと。

 

確かに彼女はリーダーと呼ばれる一種の指導者には向いていないかもしません。ですが、人を率いるために本当に必要なのは、それではないと思います。

 

仲間に認められて初めてリーダーと言うのであって、どれだけ伊波さんが「リーダーに向いてない!」と言っても、誰かが「伊波さんはリーダーに向いてない!」と言っても、Aqoursメンバーが伊波さんのことをリーダーである、と言うのならば彼女はAqoursのリーダー」なんです。

 

伊波さんがリーダーじゃなきゃ、Aqoursじゃない。

Aqoursのリーダーじゃなきゃ、伊波さんじゃない。

 

それと同時に、誰一人欠けてもAqoursじゃない。

あのAqours9人だからこそ、伊波さんはリーダーなんです。

 

だから、敢えてもう一度言わせて下さい。

 

伊波杏樹さんって、Aqoursのリーダーなんだぜ!凄いだろ!!私の推し凄いでしょ!!!」

 

You are the leader Aqours!

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参考文献

本文を書くにあたり、参考としたWebサイト、他のブロガー様の記事、本や雑誌、動画やラジオなどを掲載しておきます。

 

これまで自分が集めてきた情報だけでは足らず、新たに知ることが出来たこと、サイトや本、動画、ラジオとの出逢いに感謝しています。

 

 

「リーダーシップ論とは?リーダーシップ論の歴史や研究動向について」

mitsucari.com

「PM理論における4つのリーダーシップ」

www.eigyoh.com

saketyaduke11.hatenablog.com

saketyaduke11.hatenablog.com

ayarieshon.hatenablog.com

ayarieshon.hatenablog.com

 

「日本人的喜怒哀楽リーダーシップー人の記憶に残る感動言動術」2012年10月15日 明著 株式会社文芸社

「リーダーシップの真実」2011年8月25日 ジェームズ・M・クーゼス、バリー・Z・ポズナー著 生産性出版

Aqours First LoveLive!〜Step!ZERO to ONE〜パンフレット」2016年2月25日 

「声優バイブル2017」2016年12月14日 日経BP

声優アニメディア2017年5月号」2017年4月10日 株式会社学研プラス

「電撃G's magazine2016年9月号」2016年7月29日 株式会社KADOKAWA

「電撃G's magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Special 2018」2018年9月29日 株式会社KADOKAWA

 

伊波杏樹のRadio Curtain Call」

ラブライブ!サンシャイン!!Aqours浦の星女学院RADIO」

ラブライブ!サンシャイン!!Aqours First LoveLive!~Step!ZERO to ONE~」BD

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive!HAPPY PARTY TRAIN TOUR」BD

Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!! HAKODATE UNIT CARNIVAL」BD

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour 〜WONDERFUL STORIES〜」BD

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! 〜Sailing to the Sunshine〜」BD

Aqours CLUB CD SET 2019 PLATINUM EDITION」DVD

 

この他にも様々なご意見やSNS上の呟き等を参考に推敲して参りました。伊波杏樹さんがどれだけ愛されているのか、心を揺れ動かしているのか、改めて知るきっかけとなりました。

 

この場をお借りして、「ラブライブログアワード」という企画を取り立てて下さったラブライブログアワード実行委員長をはじめ、実行委員の皆様に深く感謝申し上げます。

 

素敵な企画と素晴らしい出逢いを、ありがとうございました!!

 

伊波杏樹さんへ

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報告が遅れました。伊波さん、やり遂げました。

「あなたが導いてくれたこの道が、決して間違いなんかじゃなかった」って、そう思うことが出来ました。

 

「あぁ、きっとキャスト部門の賞は私には取れない。ならせめて伊波さんが何故Aqoursのリーダーなのか。それだけを知ってもらおう」そう思って書き始めたのがこの記事でした。

 

昨年、結構真面目に書いたつもりだったのですが、あと一歩手が届きませんでした。でも、私の心が1番望んでいることはキャスト部門の賞を取ることではなく、伊波さんの魅力を伝えること。

 

それだけなんだって気付くきっかけにもなりました。

 

昨日「ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD」を聴いて、改めて伊波さんがAqoursで、Aqoursのリーダーでよかったなって思えました。

 

伊波さんと出逢わなければこの記事を書くこともなかったですし、こんなにも沢山の人に言葉を届けることもなかったでしょう。

 

そして、「キャスト部門」だなんて畏れ多い賞まで取ることが出来て、多分あの時の私の表情はこれまでの人生で1番煌めいていたのかもしれません。

 

あの瞬間に私の心を攫っていった「MIRACLE WAVE」は、今ではあの日を思い出すきっかけにもなり、熱いものが込み上げてくる曲となりました。

 

だから、私にとってこの記事は伊波さんのことを知ってもらい、同時に私自身を知ってもらう所謂「勝負記事」ってやつかもしれません。笑

 

これからも伊波さんのことを応援し続けます。私の人生、あなたに変えられたようなもんですからね、がむしゃらでもなんでも、あなたと一緒にこの人生駆け抜けます!

 

今年は勝負の年でもありますが、またあなたに笑顔で逢いに行くために、私は頑張ります!

 

3/21追記