ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

「きみのとなり、いいかな?」〜『なことにゃこからの招待状 ~今日はおたんじょうび会!!~ 2023 spring』に寄せて〜

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    3月8日。柔らかな日差しと、温かいと感じる気温は、動植物に命を吹き込む。出会いと別れの季節が入り混じる、1年の中でもほんの少しの間浮足立つのが、このだ。

 花たちが一斉に笑顔を見せ、心にも華を咲かせる。そんな季節のある日、私は忘れられない出来事を経験する。

    黄金色の花をたくさんの人へ届け、愛され、自分の足でしっかりと進むひとりの女性。「友情」を尊び、「思いやり」に溢れた彼女に、私はこれからもずっと「感謝」を伝え続けるだろう。

 同じように時を重ね、人生を歩む貴方へ。

 

 

 きみのとなり、いいかな。

 

 

初めに〜とか言ってますが、色々語ってます〜

    初めまして。さらいんと申します。3月も半ば。春が近付く音を感じながら、車窓に流れる景色と共にこうして筆を取っております。

    さて、今回本記事で書かせていただきますのはなことにゃこからの招待状 ~今日はおたんじょうび会!!~ 2023 springについてです。

    3月8日水曜日。私が、今現在進行形で一緒に駆け抜け続けている岬なこさんのお誕生日です。お誕生日、誠におめでとうございます!

 彼女を知ったきっかけと言いますか、一緒に駆け抜けている理由などは、過去の記事の中で触れさせていただいているので、そちらと合わせてよろしくお願いします。

nanoha1007.hatenablog.com

 まだまだ新入生のような気持ちでいっぱいですが、まだなこさんと一緒に走り始めてから2か月しか経っていないことに驚いています。どれだけ言葉を綴ってきても、表現できないことが山ほどありますが、今もてる自分の力をすべて出し切って、なこさんと向き合っていきたいと思います。  

 また、私事の話となるのですが、なこさんを追い掛ける理由のひとつとして、私が憧れる理想像でもある伊波杏樹さんと近いものを感じるから、というのもあります。ですので、自然とそのような話が入る場合もございますので、ご了承ください。

 それでは、おとなりさんから見た景色を綴っていこうと思います。

  

会場〜2度目まして……懐かしすぎでは?〜

hulic-theater.com

    イベントの舞台となりましたのは、最寄り駅に有楽町を構える「ヒューリックホール東京」です。以前、伊波さんが、ソロイベントを開いたことがあったので、足を踏み入れるのは二度目となります。

 エレベーターを使って8階へと上がると、そこに佇んでいるのがこの会場になります。外の活気づいた人波に対して、中は……と心配する必要などありませんでした。私が会場に足を踏み入れたのは、17時前。既に会場には、多くの「おとなりさん」がいらっしゃいました。

 900人を収容する本会場ですが、公演は夜のみ。激戦区であることは変わりません。私が、このおたんじょうび会に紹介されたのも、本当に運が良かったのだと思い知らされました。

 ヒューリックホール東京には、電光掲示板のようものがありまして、そこに日付と名前が映し出されます。今回も、岬なこさんのお名前がしっかりと明記されており、フォトスポットともなっていました。当然、私も写真を撮らせていただきました。

 

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(アクスタと撮るの下手くそ選手権にエントリーです)

 

 エントランスから入ると、ホワイエには大輪の花が咲いていました。今回のイベントでは、フラワースタンドを贈ってよいことになっており、多くのファンから色とりどりの花に込められた想いを感じとることができました。

     私も実は……フラスタを贈らせていただいたのですが、この話はまた後ほど語らせてください。  

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    ホワイエからは、階段を登っていくとスクリーンで映し出された巨大なにゃことイベント告知が。より一層会場の臨場感を味わうことができ、自然と握る拳には手汗が滲み、心臓はバクバクと波打っていました。

    見覚えのある会場内に懐かしさを覚えます。「ここであいつと話したな」とか、「トイレで精神統一したな」とか、あの頃の経験が蘇りつつ、きっと今日も新しい思い出を更新するのだろうと期待に胸を躍らせます。

    席は後方だったので、いつもよりかはリラックスして見れるのかなぁ……と思っていました。すると、自分が座る席であろう場所に、どなたかが座っています。「あれ?え、私間違った!?」と何度も券面と睨めっこを繰り返しますが、私の座席はそこを指しています。

    近くのスタッフさんに手を借りて確認してもらうと、どうやら座席をひとつ間違っていたようでした。安心して、その座席に着席し……ようとした所で、何やら席に置いてあります。

    お写真を控えておらず、言葉で伝えさせていただきますが、2枚ビニールの袋に入っておりました。1枚は、企画コーナーで使う用の〇と‪✕が書かれた紙。どうしてでしょうか、どこか既視感を抱きました。もう1枚は、なこさんへのサプライズの紙

    以前、同じ事務所の先輩である斉藤朱夏さんが、今はなきビーナスフォートの広場で誕生日を迎えた時、スタッフさんから誕生日うちわなるものを渡されていた経験があったので、「なるほど、これで驚かすのか」と、マスクの下でニヤニヤと笑う自分がいました。キモオタです。

    なこさんの影ナレも、クリスマスイベントの際にも聞いてはいたものの、やはりニヤニヤがとにかく止まらない私です。恐らく、会場内にも同じような方は沢山いらっしゃったのではないでしょうか?

 

トーク〜関西弁、すっき……〜

「お誕生日おめでとう、私」

    ジャジーサウンドが会場に流れ、ピアノのメロディーが心地よく感じた頃、下手側から自分に祝福の言葉を掛けながら登壇したなこさん。誰もがパッと目線に捉えた瞬間、会場からは笑いがドッと零れました。声出しOKであることを、心から感謝した瞬間です。

    どこからどう突っ込めばよいのか分からないサングラス「本日の主役」朱色で書かれた襷。サンプル画像も合わせて載せておきますが、本当にこんな感じのサングラスと襷をしています。


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    浮かれているなこさんに気を取られつつも、しっかりとお衣装も拝見させていただきました。

    素敵なお召し物であろう襟付きの黄色のワンピースに、ふわっと長髪を巻いたなこさん。手には大切に「となりになこ」のマスコットキャラクターでもある「にゃこ」を抱えています。

 

「こんばんは〜!」と元気いっぱいの挨拶に対して、おとなりさんからも元気よく返されます。「ちょっとあの……大分浮かれさせていただきました。改めまして本日の主役、岬……何笑ってんの」と、鋭いツッコミは健在です。私、こういう感じで急にスン……ってなって、ツッコむなこさんが好きでして。生放送やらラジオやらでも、素のなこさんのツッコミがないと生きていけない身体になってしまいました。

 

「お越しいただきありがとうございます!」と、客席へ深々とお辞儀をする姿、本当にそういう所です。誰かさんと一緒です。

「これ、誰でしょう?」と、大切に持っていたマスコットキャラクターでもあるぬいぐるみ。会場からは「にゃこー!」と返されます。「あの……にゃこをセッティングしますので、マイク置きます」と、そそくさと近くのテーブルにマイクを置き、にゃこを置くのかと思いきや……え、そこに掛けるの???

 

    まるで小学生の机の両脇の取っ手に引っ掛けるかのような容量で、にゃこをテーブルで宙ぶらりんとさせるのでした。会場中も思わず「え?ww」みたいな反応があって、ちょっと面白かったです。いつも私たちの想像を遥かに超えていくのが、岬なこさんです。

 

    そして、私たちの心中を察したかのように「え?そこなん?って思ったでしょ?」とジト目で見てくる始末。エスパー通り越して、もう恐ろしいです。「お誕生日を迎えましたー!!」と張り切っている様子のなこさんに、会場からも全力の「おめでとう!」と割れんばかりの拍手が贈られます。

 

知識〜岬なこさん、知らなすぎた問題〜

    椅子に座って、早速コーナーが始まります。題しまして「なこと以心伝心。○‪✕‬ゲーム」なこさんに関する○×クイズのコーナーとなっていました。

    冒頭で説明させていただいた、○と‪✕‬が書かれた紙を使って答えていくもの。初めに全員が立ち、出題に対してなこさんが○と答えるか、‪✕‬と答えるか予想して紙を掲げていきます。正解ならそのまま、間違った場合は座るという至ってシンプルな企画。最後まで残った人にはプレゼントがあるとの情報が。

    これはもう頑張る以外ありませんよね。

 

 

第1問  人の話を聞くより話す方が好き→ ‪✕‬

    え、私ですか?一発目で脱落しました。(おい)

    本当に、自分がなこさんのこと知らなすぎかよ……ってくらい、ゲラゲラ笑ってしまいました。あまりにも開幕呆気なさすぎましたね。確かに言われてみれば、人の話に相槌打ってんな……って感じですけども、初手からもうお前、なこさんのこと知らなさすぎやろって話でした。

「えぇ、めっちゃ綺麗!」とか、マルバツの機械とか持ってるし、もう番組出来るんじゃない?って思います。

 

 

第2問  計画を立てることが好き→‪✕‬‪‪

「ほんまに計画性ないから。鈍臭いし」と話していました。「それがいい!」と会場から即座にレスが。「ほんまに?ありがとうね!」と笑い、これが声出しの良さか……と感じました。とにかくなこさんは、会話のテンポが心地よいですね。

 

 

第3問  占いは信じる?→○

「準備いいですか?」に対して、素直に「はーい!」と返事をするおとなりさん。学校かな?と一瞬思ってしまいました。「あ、でも補足があって……都合いいことだけ信じる」だそうです。いや、それな……何ですけども。なこさんらしくて、笑ってしまいました。

 

 

第4問  買い物は即決派?→‪‪✕‬

「決められんよねぇ……優柔不断ってやつですよ」と、困り顔を見せるなこさん。超分かります……首がもげる程頷いてしまいました。

 

 

第5問  ウィンクするときは左目を瞑る?→○

    問題が発表された瞬間、会場がザワザワと鳴り始めます。「なにわろとんねん」と冷静に突っ込むなこさん。「やってー!!」と客席からは野次が飛びます。「できるの?」と更には畳み掛けられ、「煽ってる?」と返答。もう完全にボケとツッコミの世界へと引きずり込まれて、笑いが止まりません。

    実際に、正解した後に「やってー!!みたーい!」と要望が多く、スクリーンでなこさんが抜かれていました。そして、彼女からのウィンクに沸き起こる会場。オタクって、ほんと狂わされるの得意ですよね。(私もですが)

 

 

第6問  腕を組むと上になるのは右腕か?→‪‪✕‬

    この質問が出た瞬間、私の脳裏を過ぎったのは「常夏☆サンシャイン」嵐千砂都ちゃんです。


www.youtube.com

    最近「ラブライブ!サンシャイン!!スーパスター!!」を見返すことも多く、「ちぃは左腕やったから、なこちゃんも1stん時そうやろ!」という謎直感を信じた結果、正解はしました。(がしかし、そもそも私は脱落してます)

    実際にやって下さったのですが、めちゃくちゃドヤ顔でなこさん、可愛すぎんか?ってなっていたオタクです。

 

 

第7問  海より山でキャンプ→○

    クラゲが天敵なんですね。知りませんでした。そもそもなこさんのこと、「かっこええな……」って所しか見てなかったので、可愛らしい一面もあって僕は好きです。(唐突の僕呼び)

 

 

第8問  目玉焼きには醤油をかける→‪‪✕‬

    なこさんは、塩胡椒らしいです。醤油派が多かったのですが、ソース、ケチャップ……などなど、四方八方から単語が飛び交い、「限界がある。私の耳にも限界がある」と会場を落ち着かせる場面もありました。

 

 

第9問  好きなラーメンの味は醤油→‪‪✕‬

   期間によって好きな味が変わるらしいんですが、問題としてずるくないですか。「前は?」と会場からもヒントを求める声がありますが、のらりくらりと流す彼女。結果今は塩味。あっさりしてて、ツッコミをしている時のなこさんみたいですよね。(意味が不明)

 

 

第10問  毎日食べるならうどんよりたこ焼き→‪✕‬

    絶対うどん。断言します。だって、この方先日LINEで「おうどん食べたいよねぇ」とかって言ってますもん。もちろん会場の皆さんも分かっていて、全員が‪✕‬を掲げました。「‪✕‬‪‪です……」としょぼり気味のなこさん。粉物には限界がある、と話しました。で、でも……うどんも粉から作ってるんじゃ……(消される発言)

 

 

第11問  今日の朝ごはんはパン→‪‪✕‬

「ほんまに知らんと思う」となこさん自身も笑っていました。結果、‪✕‬。勝ち残った3人にスペシャルプレゼントということで、直筆の引換券と何かプレゼントがあったそうです。

    手書きとか、彼女じゃん……ゲフンゲフン、失礼しました。知らない人が出てきてしまいました。スタッフさんが渡している間、ゆったりまったりとトークが続きます。

「TKG(卵かけご飯)、めっちゃ好きで……」と熱く語り出したなこさん。TKGのフェスティバルがあるらしく、専用の醤油だけでなく、韓国のりをかけて食べたりするのも美味しいそうです。

    お水を口にするなこさん。そんななこさんに会場から「お水おいしいー?」というよくある質問をされます。それに対して「おいしくないお水ってなに…?おいしいです」と答えられてました。とにかく彼女の回答というか、ドライな返答がツボに入りました。

    トークパートの関西弁が、めちゃくちゃ面白いし、より一層好きだ……という気持ちで埋め尽くされました。


質問〜かんっぜんに、推しじゃん……〜

    続いてのコーナーは、「もっと教えて?なこの質問コーナー」です。事前にFCのサイトから質問や誕生日のメッセージを募集しており、そちらにどんどん答えていくようです。スタッフさんが前もって選んで下さっているようで、順不同に回答していくこととなります。

    クリスマスイベントと同様な感じかな?と思いますので、ブログの方でも同じように書かせていただきます。

 

Q1.1年後に来る誕生日にはどんな自分になっていたいですか?
A.もっともっと私のことを知っていって欲しいし、大人のLadyになっていたい。

    めちゃくちゃ発音のよいLadyに、会場は湧きます。今でも十分大人なLadyだと思うのですが、「可愛い」「綺麗」と褒め言葉が飛び交います。「もしかして言わされてる?」と半信半疑な様子でしたが、本当になこさんは綺麗だと私も思います。

「内面から大人な女性に近づけたらいいな。私の中の大人な女性の理想像としては、結構ふわふわしてるんですけど……芯があって強くてかっこいい女性にちょっと近付けたらいいな」とのこと。

    待ってくださいね。その時点で私は「あれれれえ????おかしいな???え、私がそこにおる????え???それってうちの推しみたいなこと言うてます???」と、疑問符が沢山浮かび上がります。

    何を隠そう、私さらいんが憧れている伊波杏樹さんは、まさしく「芯があって強くてかっこいい女性」です。女性としての理想像です。

    なこさんの発言を聞いて、共感しかありませんでした。だから、惹かれるのかもしれませんね。同じような女性になろうとしている同世代の方ですから。

 

 

Q2.今これが一番欲しい!というものはありますか?
A.1番欲しいものですか?あの……規模が大分大きめかもしれませんがウォークインクローゼット

    お恥ずかしながら「ウォークインクローゼット?」となってしまったのですが、人が入れるサイズのクローゼットのことを指すようで。今の家にもクローゼットはあるそうですが、服を入れ替えてるうちに入らなくなってしまうそうです。

「最近賃貸のアプリやサイトとかで広い間取りを見てて……家をくれ」と結論を出します。い、家!?き、規模がまた大きいなぁ……と思いつつ、質問した人が「(クローゼットを事務所に)送ります!」と声を掛けます。それに対して「いらない!いらないよ!でもいい部屋あったら紹介して」と、やんわりと断っておりました。

 

 

Q3.お誕生日に遊びに行くなら舞浜の夢の国?大阪の映画の国?
A.映画の国かなぁ…

    映画の国の方は、楽しいし、定期的にコラボしてるというのも理由に挙げておりました。以前好きなものともコラボしていたそうで……あとシンプルに大阪帰りたいと、自分の本音もポツリと零しておりました。

    誕生日当日にいたことはないけれど、誕生月にいたことはあって、シールをくれて、キャストさんが祝ってくれたという経験はあるそうです。「今日行けばよかったね」と、満更でもない様子。

    行かれちゃうと、お誕生日会できないじゃん……。

 

 

Q4.なこちゃんはお誕生日に、何か自分へのご褒美を買う予定はありますか?
A.香水を買いました

    実は、この回答には裏話がありまして。答える前に、観客席から「クローゼット??」と、先程の質問を引っ張る声が挙がりました。「買うかぁ!」と即答し、またもや会場を笑いの渦に変えました。

    話を戻しまして……香水にチャレンジしたいという気持ちがあったそうです。2、3個嗅いでしまうと、全然分からなくなってしまい、嗅げなくなってしまうので、周りの人に聞いて何日もかけて決めたと話しておりました。

    香水は、「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」と時間ごとに香りが変化するので、なこさんが迷う気持ちも分かります。どんな香水を買ったのか……気になりますね。同じものを買わせて貰いたいところです。

    財布も欲しかったらしいのですが、3月21日の『天赦日』『一粒万倍日』『寅の日』が重なる2023年に1日しかないスーパーラッキーDAYのことを考えて、 買わなかったそうです。ちなみに、このブログがあがるのは、その日を過ぎていると思います。

 

 

Q5.私の誕生日といえばこの料理!みたいなものはありますか?
A.エビピラフ

    なんでか分からないそうですが、エピピラフが出るそうです。小さい頃とかに、誕生日に1回出たことがあってそれから毎年恒例になっているそうです。お母さんが作ってくれるエピピラフが特別料理とのこと。逆に誕生日以外は食べないとも話していました。    

 

 

Q6.最近趣味のお菓子作りはしてますか?または何か作りたいものはありますか?
A.お菓子作りで言うと、バレンタインで一緒に活動しているグループのメンバーにクッキーを作りました

    バレンタインにキルティングクッキー」というものを初めて作ったそうです。マシュマロと砂糖を沢山混ぜたやつをクッキーに乗せるお菓子だそうですが、調べてみました。

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    見ただけで甘いと分かります。そもそもマシュマロと砂糖、この時点で激甘なことは明白なのですが、これでは太ってしまう……と考えて、普通のクッキーをあげたそうです。多分このツイートのクッキーでしょうか。

https://twitter.com/misakinako_/status/1625488206283300865?s=46&t=X6EVsK9VGrPp3huIG3AvpA

    想いの籠ったクッキーたちは、きっと美味しく食べてもらったことでしょう。

    あとはチャプチェも作ったと話していたのですが、おとなりさんの中で韓国語を話されている方がいまして「マシッソヨ(맛있어요)は 」って言っておりました。意味を調べると「おいしいです」っていう意味らしくて、おとなりさんの世界が広がりますよね。

 

 

Q7.もうすぐ春!花と団子どっちが好きですか?

A.やっぱり食べる方が好きだよね、私もそう。

    みんなはどっちが好き?と聞くと、圧倒的に団子派が多かったですね。お団子では、なこさんはみたらしが一番好きだそうです。私と一緒ですね。(どうでもよいマウント)

「春になったら団子食べよ、みんなで。お花見したいね。この人数で場所取れるところ教えてください」と、なんだか実現しそうなお話をされていましたね。おとなりさんで花見、絶対やりたいですね。

 

 

Q8.大阪に巨大な宇宙船たこ焼きが接近中!なこちゃんならどんな行動を取りますか?助けてなこちゃん!
A.とりあえずみんな頭下げて!頭下げて!

    割とまぁガチトーンで言ってるのが、緊急事態であることを感じさせますね。「そのたこ焼きが本場のやつなら必ずふわトロだと思うんですね」と、謎のガチ考察が始まります。「ソースとかかかってると、垂れるでしょ?その規模のソース垂れてみ?海。」と観客を想像の海へと繰り出させたあと、「一旦傘さそ?なんスーパーウルトラつよつよ傘みたいな…。それをさしていただいて……」と言葉を続けます。リアルガチで考えてくれるじゃないですか……と感心していると、最後に一言付け加えました。

 

「それか諦めてみんな埋もれよう?たこ焼きの海に埋もれよう」

 

    諦めるんかい!と謎ツッコミを心で繰り広げます。大気圏をくぐり抜けたたこ焼き。あっつあつのたこ焼きですよね。ということは、となこさんは考えた所で「……みなさん、私には救えません。」と諦観の眼差しで観客に語りかけていました。笑いと拍手が止まりません。ここで、質問者になこさんから声が掛かります。

 

「どうしてこんな質問した?」

 

    腹筋が痛いです。どこをどう話したら、こんなにも笑いが取れるんでしょうか。オチも完璧ですし、なこさんって本当にトークが上手いなと改めて感じさせられました。

    この質問に対して「たこ焼きのことが好きだから」と返した質問者さんに「最高!」とグッドサインを送っておりました。みんなで食べよ、と結局円満に解決はしたみたいです。

 

 

Q9.なこちゃんに憧れている女子ですが、いつもなこちゃんを見ていると凄くキラキラしています。何故そんなにキラキラしているのでしょうか?お仕事に対する想いや心掛けていることなどかあれば教えてください。

A.1つ1つの、人との出会いを凄く大事にしている

    畏れ多いのですが……と口にし、なこさんは語ってくれました。

「学校から出て、仕事を始めるってなると、社会の一員になるわけじゃないですか。めちゃめちゃ人と接する機会も増えるわけで。だから、ひとつひとつの人との出会いを凄く大事にしている」

「ひとつひとつの人との出会い」という言葉に、とても感銘を受けました。この仕事をして、この現場に行かないと、この人と会えなかったのかな?とか、このお仕事が出来ているのはこの方がいたから……とか、「感謝」を大切にしていると話しました。その気持ちを、ずっと心に持っているそうです。

    この時点で私の謎は、確信に変わりました。

 

「何故、岬なこさんに私が惹かれるのか」

 

    ということです。ずっと引っかかるような気持ちがありました。それが、このBDイベントではっきりと分かりました。

 

    信念たる部分が、伊波杏樹さんと重なるからです。「出会い」と「感謝」を大切にする。その姿勢が、私には眩しく見えます。憧れている人物像です。なろうとして、簡単になれるものでもないですし、そう思っていたとして、その心をずっと体現している自信が私にはありません。

    そう口にできるというのは、とても素敵なことで……はっきりと断言できるなこさんが、すごくかっこいいなと私は思います。同世代で、こんなにも輝いている姿を見ると、負けたくないなって思います。 

 

    だから、なこさんに惹かれるのだと思います。愛と思いやりの深い伊波さんのように、出会いと感謝を持ち続ける岬さんに、私は釘付けでした。

 

    その他にも、仕事へ行く心構えとして「一旦今日の仕事を乗り越えられている自分を、超キラキラな自分を想像しといて、行けるっしょ!みたいな。その場の勢い」と話しました。自分の気持ちを自分で前に持って行くことが大切、という考え方には私も賛成です。

 

    私自身、人前に立つのが毎日の仕事なのですが、なこさんと同じように1日立つ自分を想像します。朝はこれやって、お昼は……夕方は……と、細部までイメージをして、「よし、行ける!」と考えないと、割と辛いなと思う場面が多くあります。

 

「この曲を聴く、とかこの人の言葉を聴く、とか。自分で自分を鼓舞するって意外と大事なのかな?って思ってるので」と彼女は続けたのですが、話を聞けば聞くほど「岬なこさんって、私みたいな思考回路してる???」と錯覚してしまいます。

    いや、もちろん天と地ほどの差はありますが、なこさんと同じなんですよね、自分自身も。運転を1時間くらい行きと帰りでするのですが、自分の成功体験を意識することが多く、それをしないと素直に笑えない気がするんですよね。

 

「気合い入れて、ありがとう」っていう気持ちで向かうなこさんと、やっぱり私は一緒に駆け抜けていたいな、と改めて思った瞬間でした。

 

 

Q10.なこさんの関西弁がめちゃくちゃ好きなんですが、他の方言への憧れとかありますか?
A.方言か……私はやっぱ博多かな

    会場に出身を聞いて回るなこさん。「関西」「九州」「四国」「北海道」と、とにかく全国各地からこのヒューリックホール東京におとなりさんが集っていることを痛感させられます。

    なこさんは博多弁が気になるようで。語尾に「と」がついてるイメージが好きだそうです。会場の博多出身の方にレクチャーしてもらっていたのですが、聞こえづらかったのか何度も聞き返していて。某○○太郎、みたいな発言をされていましたね。ギリアウトだと思います。

    北海道の「~わや」も好きだと公言され、ぜひ自分に方言講座をして欲しいと、お願いされてしまいました。

    方言を使うおとなりさん、出番でございます。

 

 

Q11.子供のころは苦手だったけど、今は克服したものはありますか?
A.克服したことは、生野菜

    生もの全般が基本食べれないそうで、意外な一面を知りました。辛いものも、最近ちょっと食べられるようになってきた、と嬉しそうに語っていたのがかわいらしかったですね。

「出来なかったことのちょっとずつの進歩ってきっと……それができたときに、自分を褒めてあげてください」と締めの一言を述べて、質問コーナーは終わりました。オチで片付けず、きちんと纏める。そういう所もなこさんに惹かれる理由のひとつですね。

 

想い〜走り続けた先に〜

「それでは続いて……こちらの映像をご覧下さい」と、なこさんは一旦舞台袖にはけていきます。恐らく準備のためでしょうか。その間にスクリーン上に映像が流れ始めます。
    愉快なBGMと共にテロップには尺の都合上お見せできなかった動画を紹介する、という旨が書かれていました。所謂お宝映像、とのこと。

 

    ですので、大変申し訳ないのですが、あまり触れるのも……とは言いつつ、うろ覚えですが「北海道のうた」「おばけ」「けん玉」「風、強すぎやろ」のパートのなこさんがめちゃくちゃ可愛かった!ってことだけはお伝えさせていただきます。 

(北海道〜、北海道〜、ジーンギースカーン♪)

 

    続いて映し出されたのはリハーサルの映像。スタジオで、真剣に歌うなこさんの姿と、譜面に書かれた言葉の数々に目を奪われます。 

    細かくきっと考えながら歌い分けをしているのでしょうか。この後に待っているライブパートが楽しみになってきました。

    次は、どんな映像が来るのかな……とドキドキワクワクしながら待っていた私に、衝撃が走ります。そこには、今日撮影したであろうのなこさんがおりました。ホワイエに飾られたフラスタを、ゆっくりとした足取りで見ていくなこさん。贈られたフラスタのひとつひとつにコメントをされていて、とても温かい気持ちになりました。

 

    私もいくつか協賛させて頂きました。企画して下さった主催の方々には頭が上がりません。

    そして……。

 

「可愛いねぇ……このイラスト、ください」

 

    言葉になりませんでした。思わず私は、空を見上げました。室内だから、空なんて見えないはずなのに、その先にある未来を私は見ていたような気がします。

    冒頭で話しましたように、私は今回フラスタを贈らせていただきました。

 

 

    夢のようで現実な出来事です。

    なこさんが、私の贈ったフラスタ、イラストを見てこのように仰ったのです。息の仕方を忘れたし、鳥肌が立ち、全身が熱くなりました。ずっと手は震え、何もできませんでした。私は、ただただ座席で震えることしかできませんでした。

 

    私事なお話をいくつかさせてもらっても宜しいでしょうか。この週の前の土日、4日と5日には岬さんが活動されているLiella!のライブがベルーナドームでありました。そこでも、協賛して下さった、想いを紡いだ皆様と岬さんへフラスタを出させていただきました。

 

 

    初めてのフラスタ。そして、初めてのフラスタ企画。至らない部分ばかりでしたが、なんとか皆様のお力添えを頂いて成し遂げられたことです。関係者の皆様、本当にありがとうございました。

    なこさんのバースデーイベントで、フラスタを出してもよいとなったのは、1か月前。この時点で、私はとても悩んでいました。

    

    昨年の12月から、かなりバタバタとやっておりまして……自分がやりたいことなので全然構わないのですが、

 

コミケにサークルとして参加

斉藤朱夏さんのセッションに参加

伊波杏樹さんの生誕祭企画でフォトアルバム制作④伊波杏樹さんの「また会えるよ」の録音

⑤岬なこさんの埼玉公演へのフラスタ

⑥岬なこさんの誕生日に贈る本の校正&製本

 

と推し事を詰め込みました。そこへ更に……私、ブラックと言われる職業でして、分かる人には分かる言い方をすると「成績評価」と言われる期間が被りました。

    ……アホか?と思われると思います。アホだと思います。だから悩みました。なこさんに対して、フラスタを出すかどうか。感謝を伝えたい。誕生日を祝いたい。

 

    だから、賭けをしました。

 

    もしイラストが描けたら、出そう。

    描けなかったら、出さない。と。

 

    フラスタを出す=イラストが絶対あった方がいいと思った人間でして、さぁ、どうしようとなりました。その結果、誰にも頼れないぞ……じゃあ下手なりでも描くしかない。と、連日深夜2時近くまで試行錯誤しながら描きました。

    コンセプトは、ミモザの花束を持つ岬なこさん」でした。なこさんの誕生日の3月8日は「ミモザの日」です。今回、ステージに置かれたお花は、遠目から見てミモザかな?と考えておりました。

    フラスタも「ミモザの花を中心に、その他は春の花を中心にピンク、黄色、白系統のお花でお願いします」と花屋さんに頼みました。
    この日を、なこさんにとっても素敵な1日にしたくて、出逢ってくれてありがとうと感謝を伝えたかったんですよね。だから、線画とかも相談したり、瞳の塗り方も変えてみたり……新しいことに挑戦づくしでした。

 

    自分が頑張って頑張って……描いたイラストが少しでも届くといいなと想いを込めて。それが形になって、本人に届く瞬間というのは、生きる活力になるのだと初めて知りました。同時に、こんなにも手が震えるのだと実感しました。

    それからの私はすごく生き生きとしていたと思います。いつもより笑う回数も増えたような気がしました。

 

    走り続けた先に、想いは届くのだと思います。一生、その言葉を胸に刻んで、私はこれからもなこさんと走り続けます。

 

歌〜おとなりさんへ〜


www.youtube.com

    会場へと戻ってきたなこさん。黒のお衣装に、白のイヤリングと大人な女性を感じさせます。

   ライブパート1曲目は、「明日への扉」私がとあるMADで一目惚れした曲なのですが、そのイントロが聴こえてきた瞬間、思わず天上を見上げました。

    いつも聴いている馴染み深い楽曲。ピアノ伴奏は、クリスマスイベントと同様に滝澤さん。

https://twitter.com/takizawa_0430/status/1633491648104796165?s=46&t=X6EVsK9VGrPp3huIG3AvpA

    しっとりとした、温かい歌声が、心を癒します。ずっと震えていた手は……いつの間にか止まっていました。

    不思議な力です。なこさんの歌声に耳を傾けていると、すごく落ち着きます。2番Bメロのピアノアレンジが好きで……八分休符がいい味を出していますよね。

 

耳元で聞こえる二人のメロディー
溢れ出す涙こらえて
ありきたりの言葉 あなたに言うよ
「これからもずっと一緒だよね…」

 

    その歌詞がまるで、私たちとなこさんを繋いでくれているような気がしました。ずっと一緒だよね……って、きみのとなり、いいかな?って思ってしまう。そのくらい心に響きました。

    何よりなこさんの高音が綺麗で、人知れず涙を零しました。余談ですが、実はこの曲、卒業曲としても歌われることが多く、今日22日。106名による合唱で聴きました。とても温かい気持ちになりましたね。

 

「滝澤さんでーす!」と紹介したあと、先程の映像で笑い声が聞こえてきたことについて、なこさんが疑問を口にします。「おばけ」と誰かが言うと、「おばけ?怖かったねぇ」と赤子をあやすような声のトーンで話を続けます。ママじゃないですか。

    歌っている時と、MCのなこさんのギャップが違いすぎて驚かされます。

 

    2曲目は、aikoさんの「瞳」です。

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   確か「What a Wonderful Radio」の中でも好きだと話していたような気がします。お母さんの影響を受けた曲のひとつだと話しますが、そういう彼女の日常に溶け込んでいる歌をカバーして下さるのは、嬉しいですよね。

    歌が苦手だ、とトラウマを抱えていたなこさんですが、そんなことなど微塵も感じさせない歌唱力。普段は気付きませんでしたが、なこさん、上手すぎませんか……。

 


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    3曲目にはスキマスイッチの「ボクノート」が選出されました。この選曲に、思わず「うわぁ……」という心が漏れてしまった方も少なくないと思います。

    イントロのアレンジがあまりにも良すぎました。軽やかにあがっていく。

 

この声が枯れるまで歌い続けて
君に降る悲しみなんか晴らせればいい

 

    そう歌うなこさん。目の前にいる私たちおとなりさんへ向けてのメッセージが、想いが、その歌声に込められていました。いつだって私が傍にいるからねって、背中を押すようにそっと、その優しさに溢れた歌声が、胸に突き刺さります。

 

ありのままの僕を君に届けたいんだ
探していたものは、目の前にあった

 

    等身大の彼女の姿が、そこにはありました。探していたもの=おとなりさんの存在というのが、きっと彼女にとっての支えになっていたのかな?と思います。

    目の前のこの景色は、なこさんとおとなりさんでしか作れない、世界にたったひとつだけの景色でした。

 


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    なこさんのカバー曲で1番印象に残ったのは?と聞かれたら、「怪獣の花唄です」と答えると思います。そのくらい、深く、鮮明に刻まれました。

    そもそもピアノ1本と歌声っていう超攻撃的編成で狂わないわけがない私ですが、この曲のアップテンポさと言いますか、なこさんの力強さに圧倒されました。

 

    高音が続く中で、その音を外さない。そして、会場を埋め尽くす声量はまさしく怪獣そのもの。花唄、と称していますが、その花唄に魅了されてしまう自分がいました。

 

「知ってる曲、あったよって人!」と更に会場を盛り上げます。ライブパートは、まだ終わりではなく、続くことにファンも喜びを表現します。

    お水で乾杯を交わし、拍手で湧き、歓声で想いの丈を叫ぶ。私たちが出来ること、というのは限られていますが、そうやって同じ時間を共有できることを、心の底から幸せに思います。

 


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    ラストの曲は「First Love」

    低音から始まるのですが、その低音。あまりにもかっこよすぎて、痺れました。そもそも、私さらいんは「大凶だったんだ……」というイケメン選手権の声を、朝の目覚ましにしているくらいなので(ドン引き)、そりゃあ惚れますよね。

    と巫山戯るのは大概にして、この曲で見えたのはなこさんの音域の広さだと思います。低音から高音まで、なこさんはどこまで歌えるのだろうか?というファンの予想を、最高の形で裏切り続けていきます。

 

    Liella!3rd埼玉公演で「良い意味で裏切りたい」と宣言した通り、いつだってなこさんは私たちの想像を遥かに超えていきます。

    それが堪らなく面白くて、元気や勇気を貰ってばかりです。これからもずっと恩返しをするために、一緒に駆け抜けていきます。

 

サプライズ〜大成功!〜

    ライブパートが終わると、滝澤さんがバースデーソングの伴奏を始めます。それに合わせて、おとなりさん全員で合唱をし、画面のカウントに合わせて、座席に置いてあった色紙を掲げます。

    どうやら「NAKO LOVE♡」という文字を作ったそうですが、ちょっと伝わりにくかったのかなぁ?といった感じでしたが、とても嬉しそうに笑っていました。

    そして、ここでサプライズは終わりませんでした。私たちにとっても予想外なことが起こります。なんと……なこさんのお母様からお手紙が届いていたのです。

 

手紙〜親愛なる家族より〜

「これがサプライズってやつか。え!!!ほんまに知らん!ほんまに知らん!」

 

    驚きが次から次へと湧き出ているような、そんな様子のなこさんを、微笑ましく見てしまいます。「読めって言われた。」と冷静になろうとしているのか、まだ現実を受け入れていない様子。

    なこさんのお母様は、最近丸っこい字体を勉強しているそうで……手紙の字もそうですし、お母様とも頻繁にやり取りをされていることが伺えます。お母様からの手紙を読み出したなこさん。

 

なこへ

書いた手紙をおかあは失くしてしまいました。

 

「えー、おっかぁ。」っとなこさんは笑ってますが、会場は大爆笑の渦です。お腹が痛いです。あの、ほんと……掴みの10秒とも言いますが、掴み方があまりにも綺麗に掴みすぎて、最早芸術の域に達しています。

 

めっちゃいいこと沢山書いたのに」と、しょんぼりモードのお母様の手紙に、もう会場の緊迫はどこかへ吹き飛んでしまいました。

    誕生日おめでとうから始まり、ライブやテレビに出てる、実感が湧かないと綴られていました。昔は、金魚のフンのようにお姉ちゃんに頼りきっていたのに、とどストレートな言葉に、わ!っと沸き立つ会場です。なこさんも、思わずふふっと笑いが零れます。

 

 「ある日突然、声優になりたい、声優学校に行きたい、東京へ行きたい」と、お母様へと伝えたなこさん。その背景に隠れていた努力を、お母様は見抜いていました。

 

何もかも全部決めて、見ていないところでたくさん考えて、努力したのでしょう。これと決めたらぜったい曲げないあなたですから。これで良かったんだろうと今となれば思えます。

   

    子どもが隠そうとしても、親というのは何故か見抜いてしまう。それは、成長して初めて気付きます。見てないようで、見ている。そんな家族の存在に救われることもありますし、そっと見守ってくれるということに、何故か自分は気付けません。 

    なこさんのお母様の言葉に、どこか温かい気持ちが広がっていくのを肌で感じました。

 

何かやりたいことがあるのは素晴らしいことだし、それができるというのはとても幸せなこと。これからもとことん前だけ向いて、挫けた時、辛い時、後ろには必ずおかあがいます。いつでもいつまでもずっとあなたの味方です。

   

    親が時には立ち塞がることもありますし、諭されることもあります。そして、背中を押してくれることも。走り続けて、走り続けて、もうダメだ……と振り返った時、帰れる場所がある。後ろに、母の存在がある。それだけで、私もこれまでどれだけ救われたか。

    その想いが自分と重なって、目頭が熱くなりました。味方がいるというのは、心強いものです。心底勇気を貰えます。

 

感謝を忘れなければ大丈夫。

前だけ向いていれば大丈夫。

とことん楽しめば大丈夫。

あなたなら大丈夫。大丈夫。大丈夫。

 

「大丈夫」の一言に押された背中は、今何を思っているのでしょうか。何度も何度も繰り返されるその言葉を、なこさんは噛み締めるように紡いでいました。母親からの言葉を、心に刻むように。大丈夫、大丈夫、と。

    その表情は、私がもつ言葉では表現することが難しいです。あの瞬間の彼女の心は、きっと誰にも推測でしか語れないと思います。ですので、敢えてここではこれ以上の言葉を紡ぎません。

 

最後に生まれてきてくれてありがとう。

   

    最愛の母からの言葉は、魔法のように彼女の心も、そして彼女を愛するおとなりさんの皆さんにも伝わったはずですから。

 

    泣き崩れる彼女に、まだまだ追い討ちの如くサプライズは続きます。スクリーンに映し出されたお姉さんからの手紙という文字に、会場は更に沸き立ちます。なこさんが、ひとつ歳上のお姉さんのことが大好きであることは周知の事実。

    そんなお姉さんからの手紙というのは、なこさんを更に崩れさせるのは容易なことでした。「あぁ、もう裏側からお姉ちゃんの字だ」と、震える手で受け取る彼女。

なこへ、誕生日おめでとう」というメッセージから始まったお姉さんのお手紙。「家族でゲームをして負けたら、いつも拗ねてたな」と、お姉さんから見たなこさんの様子が語られます。「負けたくない、できる、頑張る精神、やりたいことを突き進む」というのは、今のなこさんを体現するような言葉で、やっぱりお姉さんなんだなぁ……とどこか不思議な気持ちでした。声優になると決めてからも、部屋に篭っていつも練習してたそうで、「上京した時は仕事が決まらなかったり、コロナで色々制限されてほんまに辛かったと思う」と、妹を思う言葉を掛けていました。

   そして、こう手紙には続けられていました。

 

正直最初は、2人の思い出のアニメやから『もしいつかラブライブ!の声優さんになれたら凄いよなぁ』と話してたから、決まった時は、嬉しすぎて電話で叫んだよね

   

    その作品名が告げられた瞬間、これまでの全てのことが脳裏を過ぎって、私は天を仰ぎました。岬なこさんを知ってから、過去の記事を遡っていたのですが、とあるインタビューでラブライブ!に掛ける想いを語っていたことを微かに思い出しました。

 

「中学3年生くらいの時に、お姉ちゃんがスクフェスをプレイしていて、「私もやってみたい!」って一緒にハマってしまったのがきっかけでした。そこから、アニメやライブ映像を見るようになったんですが、園田海未役の三森すずこさんに一目惚れをしてしまって。この人と同じ舞台に立ちたいと思ったのと同時に、大きなステージでキラキラ輝きながら歓声を浴びている姿にすごく憧れたんです。「私もここに立ちたい!ラブライブ!シリーズに出たい!」という気持ちから、声優を目指しました。」

〈2021.09.30 ラブライブ!総合マガジンLoveLive!Days〉

 

ラブライブ!」というのは、言わば姉妹を結び繋ぐ作品。その作品を通じて「あ、この曲好き」「この子、可愛いよね」など、姉妹で話し合うこともあったと予想されます。黒澤姉妹のようにきっと。そこから生まれた「ラブライブ!シリーズに出たい」という声優になるという夢が生まれ、なこさんはずっと一生懸命努力を積み重ねてきました。

 

「専門学校に入ってからはさすがに現実を見ましたね。周りは演劇部や放送部に入っていた子、すでに声優の学校に通っていた子が多くて、未経験の私ってじつはかなり出遅れているんじゃ!?と思って焦りました。ラブライブ!シリーズに出るためには、そんな子たちと競い合いながら演技力を上げ引き出しを増やし、事務所に認めてもらって、なおかつオーディションに受からなくちゃいけない。だからこそラブライブ!シリーズのことを考えるよりも、いったん自分の目の前の現実にしっかり目を向けようと思うようになりました。」

〈2021.09.30 ラブライブ!総合マガジンLoveLive!Days〉

 

ラブライブ!シリーズに出たい」という夢を叶えるためには、まずは目の前の現実、事務所に認めてもらい、オーディションに受かるということへと向き合い、なこさんはあの情勢下をそれこそ足掻き続けてきたのでしょう。

    そして勝ち取ったラブライブ!スーパスター!!」という作品への出演。嵐千砂都という女の子との出会いが、なこさんと私たちおとなりさんを繋げてくれました。どれだけこの作品には、縁を繋いでもらっているか……頭が上がりません。

    その妹の頑張りを、お姉さんは「ひたすら頑張るところがほんまに凄いな」と讃え、はにかみ涙声になりながらも「ありがとう」と返すなこさんの姿に、またもや鼻の奥がツンとします。

 

周りからはびっくりされるくらいシスコンで有名。いつもあらゆる所で姉自慢をしてくれて、ありがとう。

 

    口を開けばお姉ちゃん、とクリスマスイベントの時も、何度も話しているなこさんの姿には、何故か親近感が湧いて。「あぁ、そうか、私もお姉ちゃんが好きだからだ」と妙に納得しました。 

    なこさんと同様に、私にもふたつ歳上の姉がいます。姉なのですが、どこか友達のような……そんな関係。ああでもない、こうでもない、と週末姉の家に転がり込む度に話をしています。仕事の話、好きなアニメの話、最近あったこと……などなど、話は尽きません。

    不思議と落ち着くんですよね、姉の声って。なんでなんでしょうね。私もよくは分からないのですが、多分……昔から当たり前のように傍で聞こえていたからだと思います。

    姉がバレーボールを始めたから、私も始める。姉が買うなら、私も買いたい。小さい頃は、それこそ金魚のフンのように私も、「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と頼っていました。

    いつしかそれは変わっていくものだと、大人になるにつれて、「今度は私が恩返しをする」と意気込んでいたはずなのに、やっぱりいつまで経っても姉を超えるなんて出来なくて。

    

    結局、超える超えないの話じゃなかったんですよね、これって。

 

    私にとっては、姉は姉だったんです。いつまで経っても、何があっても、姉は私の自慢の姉でした。

    1番最初に憧れて、追い掛け続けてきた存在でした。

    なこさんもそうだと思います。姉は、姉なのだと。だから、ずっと話していたし、頼りたくなってしまうし、聞いて欲しい。それをきっとお姉さんも……嬉しいと思っています。いると、私は信じています。だって……笑ってるから。自分のことのように喜んでくれるから。その顔が見たくて、また話したくなっちゃうんです。

 

会える機会が少なくなって、最近は電話もたまにしかできひんけど、急にくるご飯の写真とか、ファンの方とかが描いてくださったちぃちゃんの絵とか、そんなことがめっちゃ嬉しいよ。いつも恥ずかしくてあんま言わんけど、ほんまに昔から頑張ってるのに勇気づけられてるし、ずっとずっと自慢の妹です。

 

    そんな大好きなお姉さんから「自慢の妹」だと言われたなこさんは、どんな気持ちだったのでしょうか。私は……分かります。これだけは断言します。私は、あの瞬間のなこさんの心を駆け抜けた感情を、理解しました。

    同じ妹として、同じような言葉を姉から貰った時と一緒だと思うから。だから、その手紙の続きを読むのだって、苦しくなります。心が追い付きませんからね。

 

多くの人に、岬なこを見守っていただけたら嬉しいなと思います。1番近くでずっと応援してます。改めて誕生日おめでとう。

 

    最後のそうひと文付け加えられて、お姉さんからの手紙は終わりました。「1番近くで」という言葉。どれだけその頼もしい一言に救わたか。「お姉ちゃん、昨日も電話したのに。知らんかった」と、言葉を詰まらせながらも話す姿に、何故か私もズビズビと鼻を啜り、ハンカチで拭っていました。

 

お知らせ〜逆サプライズがすぎるんですよ〜

    余韻に浸る間もなく、「お知らせがあります。」と覚悟を決めたなこさん。そしてスクリーンに映し出されます文字に私は……声を上げました。

 

2023年7月5日、岬なこソロアーティストデビュー決定。

 

    驚きました。何故なら、なこさんは「歌に対してトラウマがある」と話していたからです。だからこそ、すごく嬉しかったです。

    自分だけの声で、その道を突き進む。初めは「私、出来るの?」という不安があったと吐露したなこさん。それでも、「負けず嫌いで、ひとつひとつのことに対して頑張れ!とか、なこちゃんのこれが好きだよと言ってくださる皆さんが、本当に大好きで。その言葉に私自身も背中を押されて、頑張ってみよう!」という気持ちになり、ミニアルバム発売、そしてソロデビューに足を踏み出したそうです。

    その"覚悟"と"貫き通す意志の力"に、私はあの人を見ました。どれだけ苦難な道であろうとも、愚直に、真っ直ぐに乗り越えていく姿に、私は惹かれたんです。

    なこさんがそうやってこれまでも、これからも歩んでいくからこそ、おとなりさんはずっと隣にいたいと、応援したいと思えるのだと、その時気付きました。

    未来に繋がるような、そんなお知らせをおたんじょうび会で出してくれて、ありがとうございます。そして、おめでとうございます。

    これからもずっとずっと応援しています。

 

終わりに

    皆さんにひとつ謝らせてください。2万字超えました。本当に申し訳ございません。

    ここまで長かったよ!!って方もいらっしゃると思います。ですが、それだけ内容が濃かった……ということで、ご理解頂けますと幸いです。

    本当に読んでいただき、ありがとうございまひた!

  

    祝いたい!感謝を伝えたい!そう思って行動していたはずなのに、なこさんは沢山のサプライズを用意してくれていたし、大切なかけがえのない時間を過ごさせてくれましま。

   7月5日が本当に本当に楽しみで……推しがアーティストデビューするという経験は、これまでに1度もありませんでした。ですので、今すごく楽しみでしかありません。

    

    私は……やっぱりなこさんが好きです。

 

「ありがとうございました!」

 

    マイクを通さない、地声で感謝の言葉を叫ぶ姿が、重なりました。あぁ、きっとこの2人は全く違って、でも核たる部分で似てるんだ!と思いました。だからこそ、惹かれてしまうし、負けたくない!とライバル意識もしてしまうし、一緒に駆け抜けたくなってしまうし、"本気"で向き合ってしまう。

    そんな魅力を持っているのが、岬なこさんです。

    だからこそ、自分もできる全てで「何かしたい!」と動いたひとつが本作りでもありました。

 

    失ったものがないか、と言われればないとは言えませんが、後悔は全くないです。何故なら、きみのとなりに寄り添いたいから。

    いつまでも、きみのとなりに立つ自分が恥ずかしくないように、相応しい人間でありたいとそう強く思います。

    この先もずっと……岬なこさん""駆け抜けていきます。そして、また言わせてください。

 

    きみのとなり、いいかな?って。