初めは、グループの1人だった。
センターに立つ人を追い掛けていたはずだった。
気付いたら、その隣にいる彼女に興味をもった。
誘われて、彼女の1stライブに足を運んだ。
2020年、恋をした。
今日3月21日、逢田梨香子さんの1stアルバム「Curtain raise」の発売から1年だそうだ。
昨年ついに沼に落ちてしまった私は、どこか遠目から見ていたのだが、次から次へと目にする愛の溢れたツイートを見て、思わずブログを書こうと思ったのである。
とは言ったものの、どう書くか正直悩むところではある。何故なら……私は、逢田さんに対して「恋」をしてしまっているからだ。
この感情を自覚したのは、どうにもあの数週間の出来事があったからだが……まず私は彼女の1stライブツアーの東京公演に足を運んだ。
その時のことはブログに記した。
あまりにも記憶が乏しい中書いたブログではあったが、その中で注目して欲しいのは「苦しい」という感情である。
何故なのか、未だに分からないのだが……彼女のパフォーマンスを見た時、苦しいと感じたのである。それは決してマイナスな意味ではない。
恐らく私の脳内のキャパシティがオーバーしていたからだと思う。その結果、受け止め切れない自分の心は「苦しい」という判断を下したのだと私は考えている。
しかし、それからと言うものの彼女の写真や歌声を見る度に、聴く度に心がざわつくのである。何故なのか、本当に分からない。
するとフォロワーさんに言われた。
「それは恋です」
初め、理解が出来なかった。何故恋をしなければならないのか、彼女は女性だ。とても美しい女性だ。個人的には顔がとてもタイプな女性ではあるが、そんな感情を抱いたことはないはずだ。
だかしかし、考えれば考えるほどその「恋」という病状に自分が当てはまるのである。
誠に遺憾ではあるが、私はこれを「恋」として片付けることにした。
さて、こいつ、ラブレターでも書いているのか?と思われそうなのでここからは…………私の推し曲である「Dearly」について考えていきたいと思います。
「Dearly」は大切な人への感謝が込められた曲。きます。温かくて優しい気持ちになれる、普段大切な人に伝えられない感謝を、手紙につづりながら伝えているような曲のイメージだと逢田さんはインタビューで答えていました。
──歌うときにどういった感謝を込めましたか?
この曲はファンの方々や、普段お世話になっている人のことを考えながら歌いました。この曲を通して、感謝の気持ちが伝わればいいなと思っています。リスナーの方も、ぜひ大切な人を思い浮かべながら聴いていただきたいです。
この曲を聴く度に逢田さんにも、そして逢田さんに導いてくれたファンの皆様のことを思い出すのです。
逢田さんに出逢えて、皆さんと出逢えて良かった。
私は明日から社会人としてこの世の中へ飛び出すわけですが……正直不安の方がいっぱいです。私で務まるのかどうか……堪らなく不安です。
ですが、「Dearly」を聴く度にふわっと心が晴れます。爽やかな風が吹き抜けて、街が見えて、雑踏が聴こえて、お日様の匂いがして、青空が見える。
そんな日常を振り返らせてくれる、浮かばせてくれるのが逢田梨香子さんの歌声だと私は思っています。
眠れぬ夜や悔しい朝も
決してひとりじゃない
「大丈夫」の一言が押した背中
この言葉が、今の私を支えています。
あなたがいれば、歩いて行ける。なんて言うと縋ってしまうかもしれませんが、それくらい大きな存在になったんだぞ、ということをお伝えしておきます。
逢田梨香子さん、本当に素晴らしいアーティストであり、声優であり、女性です。
君とめぐり逢えた季節、これからも過ごしていきます。
ありがとうございました。
そして、これからも微力ながら応援しています。