ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

第一章 僕らのパレード〜『Wake Up, Girls! FINAL LIVE~想い出のパレード~』に寄せて〜

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🌸

 

「あなたの人生第2章は順調ですか?」

 

その問いかけが鼓膜を揺らしたように感じて、私はあたりを見渡した。光のないディストピア、私以外に誰もいるわけがなかった。この先どうなるのか分からないのに、それでもひとり願い続けていたいのかもしれない。

 

いつか綺麗ごとでも綺麗ごとじゃない世界でも、嘘のないように私たちは生きていくことができる。と。

 

ねえ。あの日何を失くしたの?」

 

また、声が聴こえる。どこのどいつか知らないが、きっとこいつが言う「あの日」というのは一年前の今日、2019年3月8日のことだろう。

 

『Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~』

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聖地である埼玉スーパーアリーナで開催されたあの日から一年が経とうとしている。あの日、別に何かを失くしたわけじゃない。

 

「じゃあ、なぜあなたは光のないディストピアにいるの?」

 

それは…あるウイルスが世間では猛威を振るっているし、自分の将来が決まってないから。今年は大切な年だが、不安でいっぱいの毎日だ。

 

でも、その割には笑ってるじゃないですか。あの日、あなたは何を信じたのですか?」

 

それは…強い鼓動と鳴り止まない命の音、だと思う。かさなりあえば高らかな歌声となって、僕を連れて行ってくれる。だから、信じることができた。

 

「その歌声はどこへ連れていってくれるんですか?こんな何もない世界で、何処かも分からないのに」

 

そうだ、何もない世界だ。私はそんな世界を渡り歩く旅人さ。旅をはじめて21年…まだまだ先は長い。終わりも見えやしない。いつかくたばるかもしれないな。でも、時たまメロディのドアが私の前に現れる。

 

「メロディのドア?」

 

ああ、そのドアは7人の女の子が用意してくれた。そのメロディのドアを通ってそばにいられるように、旅の行く先々に残してくれた。またどこかの場所でそっと鍵をあければ、勇気があふれだすだろう。まるで旅人をいやす水のように、私を癒してくれる。いや、私だけじゃない。

 

「あなただけじゃない?」

 

少し前に歌声が私を連れて行ってくれる、と話したのを覚えているか?この世界に別れを告げる『さようならのパレード』に、彼女たちの歌声は連れていってくれるのだ。そのパレードには、同じように彼女たちに導かれたファンがいて、さようならを告げた一年後にも笑い合っている。

 

「さようならって悲しくないですか?」

 

さようならはいやだよ。もちろん、一年経った今でも慣れることなんかないだけど背中押すみたいに彼女たちのリズムが聴こえる「進もう!」と叫んでる。だから、前を向いて歩ける。

 

 「では7人の存在はあなたにとって今でも大きな存在なのですね?」

 

それは間違いないだろう。この先何があっても、彼女たちがずっとそばにいたことは時空へと刻んで誇りに思うだろう。

 

少しだけ自分の話をさせてほしい。

 

私の歌はぶつかってくれた声と同じくらいにあかぬけなくて重かった。主張が強くて、頑固で…だから、認められないことも苦しい想いをすることもこの旅の中で幾度となくあった。

 

「旅は楽しいことだらけではないですからね」

 

そうだな。そんな中で、抱えきれない大きな想いの鞄をあずかったこともあった。それも愛なのだと知っているが、あの頃の私には重くて、重くて。

 

…両手で持ち歩くのがやっとだった。「私はここにいるよ!」と認められたくて、光で記憶を残したい一心で筆を取った先に待っていたのは、たくさんの暖かな手だった。

 

「暖かな手って、人ってこと?」

 

そうだ。そんな暖かい手に消えないスタンプあげたい…つまりはだな、心に残るような言葉を贈りたくて、1年前の今日のことを記した。

nanoha1007.hatenablog.com

つい昨日のようにも思い出せる。それくらい大好きなのだと改めて考えることができた。

 

「彼女たちが大好きだから、こんな自分自身との対話のような物語を書いていますもんね」

 

気恥ずかしいからよしてくれ。それにあの時約束したらな。

 

「約束…ですか?」

 

立ち向かうこと。

極上の笑顔で。

強い鼓動で。

鳴り止まない命で。

 

また会いたいんだ。

 

そう彼女たちと約束した。だから、1年という節目の今日に、こうして彼女たちに会うことができるのだと思う。

 

「そうですか。3月8日というのは、世間の人にとってはいつも通りの日だとしても、あなたを含めたワグナーさんにとっては、想いを巡らせることの出来る大切な日なんですね」

 

その通りだ。だから、こんなにも恥ずかしげもなくオタクの妄想かつ歌詞をフルに使って文書を書こう、なんていう考えで筆を取る事が出来る。

 

「分かりました。それでは私はこれにて失礼致します。あ、そうだ、さらいんさん」

 

──Wake Up──

 

🌸

 

長い夢を見ていた気がします。実際この文章を書き始める前は、こたつでぐっすりと寝ていましたからね。

 

さて、こんなオタクの妄想物語にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

 

 

 

1年前、高木さんは感謝の気持ちをたくさん伝えてくれました。

 

「 ワグナーのみんなへ。私からはこの時間は、ひたすら感謝の気持ちを"ありがとう"に込めて伝えたいと思います。ワグナーさん、WUGを見つけてくれて、ありがとう。いっしょに最高を更新し続けてくれて、ありがとう。東北に足を運んでくれて、ありがとう。ワグナーの輪を広げてくれて、ありがとう。今日、初めて来てくれて、ありがとう。6年間、応援してくれて、ありがとう。そして、WUGを支えてくれた皆様。素晴らしい作品、楽曲、振り付けを、ありがとう。かわいい衣装に、メイクを、ありがとう。個性を引き出してくれた番組、ありがとう。WUGを好きでいてくれた先輩、後輩、関係者の皆様、ありがとう。温かく見守ってくれた家族、友だち、ありがとう。そして家族のようなメンバーみんなも、普段はちょっと恥ずかしくてなかなか言えないけど、ありがとう!ななみん、みにゃみ、まゆしぃ、あいちゃん、かやたん、よっぴー、この7人に出会えた奇跡、ありがとう!いっしょに乗り越えてきた数々の試練も、ありがとう。皆さん、今日のライブ、楽しんでくれましたか?最高の晴れ舞台をありがとう!ありがとう!!ありがとう!!!ありがとう!!!!みんな大好きです!!このかけがえのないすべての出会いへの恩返しを、今後の声優人生でもずっとずっと私のモチベーションにして、がんばってい…いきたいと思います。噛んでません!これからもたくさんの"ありがとう"届けさせてください!!岡本未夕役、高木美佑でした!ありがとうございました!」

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、山下さんはWUGの存在は自分の核になると話していました。

 

「ワグナーさんへ。今日は初めて、ワグナーさんへ手紙を書きます。ワグナーさんからいただく、たーくさんの手紙には、いつも「ななみん大好き」の言葉。うれしいです!ありがとうございます。演じたキャラクターや関わった作品、イベントの感想、最後には私の存在を尊く思ってみたり、ここに生まれ、生きていることに感謝してみたり、ワグナーさんからの手紙はいつも話が大きいですね!そんな手紙に心当たりがある人が、今日ここにたくさんいたら幸せです。いますか?私はそんなワグナーさんからの「大好き」を受け取って、ここまでがんばってこれました。本当にありがとうございます。そして、メンバーのみんな。私は結局、みんなに支えられてばかりだった気がします。ただの友だちでも、クラスメイトでもない、こんな私と6年間いっしょにいてくれてありがとう。みんなと喜怒哀楽、いろんな感情を経験して、いまの私があります。出会えて本当によかった。ありがとう!そして、今日ここに来てくれた家族、友だちへ。徳島の田舎っ子から、いまの私はずいぶんと変わったと思います。だけど、大丈夫。本質は変わりません。ワグナーさんからも、メンバーからも、つっこまれる毎日です。安心してね。そして、スタッフの皆様。こんなに私たちが愛されていたことを実感できたのは皆様のおかげです。ファイナルに向けて、たくさんの温かいサポート、花道を作ってくださり、本当に感謝しています。ありがとうございました!最後に…WUGは、声優・山下七海の核となるものです。今日、ファイナルを迎えても、関係なく私に根付いています。だから、絶対に繋いでいく!それが応援してくれるワグナーさんへの恩返しになると信じています。明日からも、がんばっぺ!!久海菜々美役、山下七海でした。ありがとうございました!!」

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、田中さんは極上の笑顔を私たちに見せてくれました。

 

「ワグナーの皆さんへ。今日はWUGのために時間を作って、ここに来てくれて、ありがとうございます!初めましての方も、何度も来ている方も、極上の笑顔で楽しむことができましたか?素敵な時間になっていたのなら、本当に嬉しいです。始まりがあるということは、終わりも絶対あるもの。後にも先にも、私が人生でいちばん泣いたのは、WUGの解散を決めたあの日だと思います。数ある作品、ユニットの中から、Wake Up, Girls!を選んでくれてありがとう!私の大好きなWake Up, Girls!を愛してくれて、ありがとう!感謝してもしきれません。6年間過ごしてきて、人ひとりの人生ではありえないほどのことがたくさんありました。でも、それを乗り越えられたのは、応援してくれる皆さんがいたから。そして、私と同じ境遇の子が6人いたから。ゼロからスタートした仲間が6人いて、嬉しいことも、辛いことも、全て共有してきました。WUGという存在は、間違いなく、私の人生において、宝物であり、1番強く輝いているものです。そしてメンバーはたくさんの試練を一緒に乗り越えて来た戦友です。それは解散してからも同じ。ライバルであり、仲間であり、家族でもある。みゆ、ななみ、まゆしぃ、あいり、かや、よっぴー。本当に大事で大切でかけがえのない存在です。みんながいたから、今の田中美海があります。本当にありがとう。6人のことを……6人のことを私はこれからも最前線で応援します!大大大好きです!オーディションとの出会いは、私の世界を180度変えてくれた、運命の出会いでした。まだまだ声優としてやりたいことたくさん!さまざまなキャラクターを通して、私の声をたくさんの人に聞いてもらいたい。最初はぜんぜんできなかった、“歌って踊る”ということ。今では武器にもなっていると思います。WUGで培った経験を、これからもいろいろな場面で出せるように頑張ります!私を信じて、ついてきてください!WUGを通じて、たくさんの出会いやご縁があったこと。仙台を始め、東北に行けたこと。たくさんの地域のワグナーさんに出会えたこと、一生忘れません!最後に、WUGに関わってくださったすべての皆様、ワグナーさん、メンバー、そして片山実波ちゃん…本当に本当にありがとうございました!極上の笑顔で、また会う日まで。片山実波役、田中美海。ありがとうございました!」

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、吉岡さんは人生で1番幸せです、と語ってくれました。

 

「みんなへ。想い出のパレード、楽しんでいますか?極上の笑顔に、なれましたか?最高を更新できましたか?今、幸せですか?きっと、6年前の私には言えなかった言葉です。6年でいろいろなことが変わりました。例えば、夢だった声優になりました。声優だけど、脚本を書いたりしました。苦手だった歌が、好きになりました。カッコいいと言われるようになりました。未知だった東北が、ホームになりました。そしていま、WUGでSSAに立っています。想像もしていなかった未来が、たくさん広がっていました。WUGになって、“まゆしぃ”という新しい人生が生まれ、6年間活動してきたわけですが、今日その終わりを迎えます。自分が死ぬわけじゃないのに、ひとりの人格がなくなる感覚。正直、怖いです。WUGだからできたことが多すぎるんです。この7人だから、乗り越えられたことばかりなんです。やっぱこの7人、最強なんです。ライブ中、よくみんなと目が合います。言葉にしなくても、自然と笑顔になれます。その度に思うんです。オーディションで奇跡的に集まった、この7人。誰が欠けてもWUGらしくない。セリフにもありましたけど、みゆ、ななみ、みなみ、あいり、かや、よっぴー、そして私。この7人でWake Up, Girls!なんじゃないかな。でも、私がこのメンバーの真ん中に立つことは、この先ないでしょう。これからはみんなそれぞれの道を歩きます。一列に並んで、みんなを"せーの"でスタートしたWUGも、一度ゴールを迎え、新たな扉を開けます。それぞれが自分のペースで、山なのか、谷なのか、違う道を。不安ですが、なぜか大丈夫な気がしています。この6年間やってきたことが消えるわけじゃない。きっと助けになってくれる。それは、いまこの景色が証明してくれているはず。忘れないで。ここにWUGがいたことを。そして、みんなの中でWUGという存在が、ずっと先の何億光年も輝ける想い出になってくれていれば、物語は続いていきます。だから、あえて言わせてください。Wake Up, Girls!をこれからもよろしくお願いします!最後に…私は今人生でいちばん幸せです。幸せをたくさん、ありがとうWake Up, Girls!島田真夢役、吉岡茉祐

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、永野さんは桜のような人間になります、と約束してくれました。

 

「WUGと出会ってくださったすべての皆様、本当にありがとうございます。WUGにならなければ出会わなかったたくさんの方と一度しかない人生で出会うことができて幸せです。自分がまさか、2019年3月8日にSSAに立っているなんて、今でも不思議に思います。あの時WUGのオーディションを受けていなかったら、あの時アニメが大好きになっていなかったら、すべての瞬間を切り取ると、すべてが繋がって今があるのだと実感します。すべての行動が、出会いが、風景が、この道に必要なものだったのだと、大変なこと、辛かったこと、自分なんて価値のない人間だと思ってしまったこともあります。しかし、無駄なものは何もなく、すべての出来事が今の自分を作ってくれました。本当にありがとうございます。最初から最後までずっといっしょにいたみゆ、ななみ、まゆしぃ、みなみ、かや、よっぴー。7人でスタートを切って、7人でゴールテープを切れることって、簡単そうでとても難しいことだと思う。本当にこの7人で、WUGでいれて嬉しいです。こんな最強で最高な7人はいないと思う。いや、絶対にいない。個性的な7人なのに、ひとつに魂が集まった時、世界一の輝きを放つグループ。後にも先にも、こんな素敵なグループはないと思います。今気づかれなくてもいい。5年でも、10年でも、20年先でも、WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります。みんなWUGのオーディションを受けてくれて、ありがとう。そして、どんな時も心の支えでいてくれたワグナーさん。いつも元気や笑顔をくれるのは、ワグナーさんでした。WUGを見つけてくださり、ありがとうございます!そしてマネージャーさん、WUGに関わってくださったすべての関係者の皆様、皆様がいたからこそ、全力で走り抜くことができました。最後に…もうすぐ春が来ます。桜が咲きます。当たり前のように言っていますが、当たり前のことなんてひとつもない。毎年、私たちに季節を教え、風情をくれる桜。育てるのは難しい。でも、愛のぶんだけきれいな花を咲かせる花。満開だけが魅力のすべてではない桜。そんな桜のような人間に私はなります。Like a SAKURA. 永野愛理」

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、奥野さんは声優にしてくれてありがとう、と感謝の気持ちを述べていました。

 

「"岩手県から来ました、奥野香耶です!"その瞬間、審査員全員のペンが動いた。そこから始まった、私のWUGとしての道。オーディションからこの子は絶対に受かると確信した、かわいい声のみゆ。ホテルの部屋割りで事前にグッチョッパーの打ち合わせをしたななみ。最高のショタボをありがとう!みなみ。大事なことを真剣に相談してくれるまゆしぃ。一緒に夢を語り合って、強くなる方法を教えてくれたあいちゃん。ジョギング中、迷子になって消えたよっぴー。おもしろいリーダーだったよ。みんなと本当にいろんなことを、みんなで乗り越えました。ありがとう。ありがとう。あっ、4月以降みんなでご飯に行くとき、私は行かないかもしれないけど、ただそういう人間なだけなので、気にしないでね。私は活動を始めて何年経っても自分をさらけ出せなくて、まるで水面で半分だけ呼吸をしているようでした。でも、今はそうじゃありません。私が輝けるのは、90%の人が理解できないことをしているときです。それを好きと言ってくれるワグナーさん。ちゃんと見ようとしてもわかりづらい存在の私を、知ろうとしてくれて、本当にありがとうございました。これからもみんなのこと、びっくりさせちゃうんだから!そして、いつかまた絶対、ワグナーさんを東北に連れていくからね。もしその時が来たら、ぜひ遊びにおでんせ。大切なメンバーのみんな。私たちを頑張り屋さんと褒めてくれたマネージャー。いつも笑顔でステージに送り出してくれたメイクさん。楽屋を盛り上げてくれた衣装さん。大好きなふたりのダンスの先生。いつも全力で応援してくれたワグナーさん。今日初めてWUGを見る方も、これから知ってくださる方も、WUGに出会ってくれたすべての方に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます!」 Wake Up, Girls!の成り立ちを考えると、ちゃんと私がここに選ばれた意味を作らなければという気持ちは、明日以降も変わりません。いつでも心は故郷に。最後に、菊間へ。私を声優にしてくれてありがとうWake Up, Girls!菊間夏夜役、奥野香耶

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

 

 

1年前、青山さんは一生生き続けますように、と言葉に出してくれました。

 

「皆さんへ。本日はWake Up, Girls!FINAL LIVEにお越しくださり、本当にありがとうございました!私たちの大切なお知らせから9ヵ月。私たちが結成されてからは、約6年。なんと2167日。なんだか、あっという間の時間でした。高校1年生の時に、WUGの門をウキウキで叩いて開けてみたら、できないことだらけの合宿やレッスン。それはもう、しんどい日々でした。憧れていたお仕事でも、挫折ばかり。誰を頼ればいいんだろうと、ひとりで悩んで、泣いて。でも、辞めたいとは思いませんでした。それ以上に、WUGちゃんといるのが楽しかったからです。いつしか、WUGちゃんもワグナーも、私にとって家族で、ホームになっていきました。みんながいるというのは、当たり前のことで。だって家族だし。どうやっても離れ離れになることはないと思っていました。そんな中での解散。解散が決まってやっと、WUGという場が決して当たり前のものではなく、自分の思っていた以上に大切な場所だったんだと、気づかされました。今でもこの時間が終わらなきゃいいのにってずっと思っています。だから、絶対に後悔したくありませんでした。今日も…いっぱい色々間違えちゃったけど、ありがとうも、ごめんなさいも、大好きも、全部全部届けるんだと思いながら過ごした9ヵ月。そして今日、私の想いは届きましたか?最後に、七瀬佳乃ちゃん。いつでも全力投球のあなたに、たくさんプレッシャーをかけられたし、たくさん救われました。単推しです。私を選んでくれてありがとう。ワグナーさん。いつもグダグダなMCで困らせてごめんなさい。みんなで来られたSSA。いままでたっくさんの笑顔をありがとう。そして、WUGちゃん。この7人でないと乗り越えられないことがたくさんありました。私なんていなくていいって何度も何度も思ったけど、でも、WUGは7人じゃないと、なんかダメでした。私をリーダーにしてくれて、ありがとう。明日からはWUGで得たたくさんの経験と愛を持って、私の決断が間違いでなかったと証明していく。青山吉能の人生第2章の始まりです。みんなの人生も、明日から第2章です。これからも元気で生きてください!みんなの心に、WUGが一生、生き続けますように!大好きです!リーダーの青山吉能でした!」

ー2019.3.8 Wake Up, Girls!FINAL LIVE~想い出のパレード~

 

今でもあの日のことを思い出すと胸が切なくなります。先日開催されました上映会で、改めてライブ映像を見ましたが、涙が止まりませんでした。

 

過去の自分は、今日という日が解散だなんて信じることが出来なくて、もしかしたらまた明日もあるかもしれない。

 

そう思っていたはずなのに、その明日が訪れることのないってこんなにも寂しいことなんて知ることはありませんでした。 

 

一瞬一秒足りとも無駄に生きてはいけないんだなっと思いましたし、今日も明日もこの先をずっと大切にしたいと思いました。

 

1年経った今だからこそ、気付けたことだと思います。

 

私は…はっきりと言ってしまえば新参者、という部類に入ると思います。WUGの曲を初めから…それこそ「タチアガレ!」の時から知っていたとは言え、ライブに参戦したのは1年もありません。

 

だから、きっと私以上に「あの日」から時が動いていない方もいるかもしれません。でも、私はそれでもいいんだと思います。

 

あの日を大切にしたい。思い出を思い出のままに、掘り返すようなことはせず、あの時の景色を脳裏に焼き付けておきたい。

 

そんな人だっていると思うんです。

 

でも、きっとワグナーさんに共通していることは…極上の笑顔でまた会うために今を生きている、ということなんだと思います。

 

人生の第2章から1年。

私の中でも変わったことがたくさんありました。話せば長くなるので割愛させていただきますが、あの日あの場所にいた2万3000人…いや、それは間違いですね。

 

世界中にいるワグナーさんにとってもこの1年、人生の第2章には、両手では抱えきれないほどのエピソードが生まれたと思います。

 

またいつか…いつかその話をする機会があるのなら、『僕らのパレード』でも開いて語り合いましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れないよ、ここにWUGがいたことを。

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