ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

強く笑ってひまわり〜ミニ配信ライブ『Your Way My Way』に寄せて〜

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はじめに

 

斉藤朱夏さんのミニ配信ライブ『Your Way My Way』が、2020年11月14日に行われ、リアルタイムで視聴させていただきました。

 

 

このご時世になってからというものの、斉藤さんには多くの困難が襲い掛かり、やりきれない想いをたびたび言葉にする姿を見てきました。同時に、斉藤さんを応援するファンの皆さんも、歯痒さを感じながらも、その言葉を受け止め、見守ってきたと思います。

 

そんな困難さえも飛躍へと繋げてきた斉藤さんですが、先日11月11日に2ndミニアルバム「SUNFLOWER」を発売しました。

 

それを記念しての配信ライブということもあって、多くの方がこの日を、この時を待ち望んでいたことでしょう。

 

オンラインが普及し、配信が多くなり、1年前では考えられないです。メリットもあれば、デメリットもある。

 

肌であの空気感を体験することが出来ないのは、とても悔しいですし、何よりパフォーマーの皆さんも画面の向こう側の観客に向けてライブをするということは、生ライブとのギャップに悩まされていたと思います。

 

ドキドキとした不安がワクワクを今にも襲いかかろうとしてくる。不安を抱えながらも、扉を開くと、ぱっと花開いたステージが目に映りました。

 

「ゼンシンゼンレイ」

 

ひまわりが咲き誇り、鮮やかに彩られたステージセットの中央に深紅の風が吹き抜ける。赤をベースにした衣装をひらめかせ、さながら太陽のように眩い笑顔を見せつける。

 

エネルギー溢れる歌声と共に、全身を使って歌う姿は、まさしく「ゼンシンゼンレイ」という言葉が相応しいと思います。

 

「自由」という言葉がここまで似合う女性を、私は斉藤さん以外に知りません。全身全霊で歌い笑い歌う彼女の姿に、画面の前で思わず顔を綻ばせました。

 

「ゼンシンゼンレイ」は、そのタイトル通り疾走感ある楽曲だと思います。MVでも解放された青空の下、タンクトップで歌い踊る斉藤さんの姿がとても印象的でした。

 

バンドメンバーとの掛け合いは、更に躍動感を加速させ、何度も何度も音を重ね合って、想いをぶつけ合ってきたことが伺えます。

 

カメラを射抜くその視線に終始虜にされ、斉藤さん自身も画面の向こう側で見ている「君」の存在を意識しているようにも見えました。

 

他にもバンドメンバーの手元を映したり、様々な角度からぐるぐると斉藤さんを映すカメラワークに、思わず画面の目の前で拍手を贈りました。

 

「ひまわり」

 

静かに目を閉じ、まるで祈りを捧げるかのようにAメロを歌う斉藤さん。先程の楽曲とは一転した緩急のつけ方に、言葉になりません。

 

ダンスが得意だと話す斉藤さんならではの表現力。

顔の表情や歌声だけでなく、身体全体で「ひまわり」を演じるその「動」の表現力に脱帽しました。

 

強く笑ってひまわり

 

配信ライブで、どこか1番メッセージ性が強かったのか、と問われると私はここを取り上げたいと思います。

 

「あぁ、好きだなぁ」と、純粋に「ひまわり」という曲が好きでした。それこそ、通学の行き帰りで何度もリピートするほど、脳内再生が余裕なほど聴いていました。

 

ですが、改めてライブで、そしてあの目線を貰った時、「あ…僕らは、ひまわりなんだ」って思いました。

 

初め、あの曲は斉藤さんが太陽を掴みたいけど、掴めなくて……みたいな感情を歌っているだけだと思っていたのですが、これは僕らにも当てはまるんだなと思いました。


斉藤さんも、僕達もそれぞれの太陽を掴もうとしてるけど、掴めなくて…でもそんなひまわりたちを応援したい、エールを送りたい。

 

ひまわりの「君」へのメッセージが込められているワンフレーズであると私は思います。

 

この配信ライブでこの曲が、そういうメッセージが込められていることを知れたし、同時に「君」って呼ぶ斉藤さんもひまわりであって、本当に斉藤さんがすぐ側で私たちと同じように太陽を掴もうとしているんだなぁ、と感じました。

 

私たちへのエールでもあり、そして自分を鼓舞する楽曲でもある。

 

彼女がファンとこの距離感でいられることは、本当に凄いと思います。

 

まだまだ、無我夢中に追いかけたいよ、って思えるくらい、斉藤さんは向き合い方がとても素敵な女性だなぁと感じます。

 

「ひまわり」を歌い終わったあと、斉藤さんは語りました。

 

「このひまわりという楽曲は、凄く私にとって、とても大切な1曲にになりました。色んな掴みたい太陽をどうしてもこうね……沢山掴もうとするんだけど、何故か全然掴めなかったりとか、どうしたら掴めることが出来るんだろうとか、凄く考えるけど……」

 

「ひまわり」という楽曲は自分にとっても大切であること。色んな掴みたい太陽…ここで指すのは、夢や目標でしょうか。

 

そんな様々な太陽を掴もうとしても掴めなかったり、それこそイベントを通じてファンと交流したいのに、それすらも叶わない。

 

失ったものが多ければ多いほど、彼女はそのひとつひとつに対して真剣に向き合い、考える人間だと思います。

 

それをなんとかしようとするのも、斉藤さんらしさであると私は思います。

 

「やっぱり私ひとりでは掴めない太陽が沢山あって""と一緒に、色んな太陽をね、掴んでいけたらいいかなって。これからもね、みんなのことを置いてかないように、私もあの、みんなと同じくらいのスピードでね走るので、皆さん、ぜひそれについてきてくれたら嬉しいです。」

 

""

 

ファンのことをそう呼ぶ斉藤さん。勘違いしそうになりますが、今はそういうおふざけは必要なくて。この言葉がきっと、斉藤さんがファンに対する想いであり、信頼の証なのかなと思います。

 

君、だなんて、あまり聞いた事がありません。普通、アーティストそれぞれのファンの名称があったり、それこそファンの皆さん、応援してくださる皆様という言葉が生まれてくると思います。もちろん、その呼び方は正しいと思います。

 

加えて「全力で頑張っていくのでついてきてください!」とか「ついてきてくれますか?」とか、こう、ファンに頼るという表現は悪いかもしれませんが、そのような言葉が多いと思います。

 

斉藤さんって、多分やっていることはその逆だと思うんですよね。自分が突っ走って先陣をきるよりも、"君"の隣で一緒に歩いていくことを選ぶ。

 

前に立って導くわけでもなく、後ろで支えるわけでもなく、横で寄り添う。

 

それが彼女のアーティストとしてのひとつのスタンスだと思います。

 

「Your Way My Way」

 

ナンバリングタイトルにもなっている「Your Way My Way」でミニライブのラストを飾る。これまでの想いを全部ぶつけるかの如く、動きは激しさを増し、破顔した表情が眩しく光る。

 

カメラに指を差し、画面の向こう側の“君“に、全力でエールを飛ばす。遠くに離れていても、繋がっていることを知っているから。ひまわりに強く笑って欲しいから、彼女は“君“と共に太陽を掴むのだろう。

 

空高く伸ばしたその手が、太陽を掴むまで、‘君“は彼女だけを見つめてる。360度、どこを切り取っても斉藤さんの 「らしさ」が溢れる、そんな空間でした。

 

おわりに

 

某音楽ほにゃららさんに対抗して、超マッハで書こうとしたのですが、戦いにもなりませんでしたね。ここまでブログを書くのも久々で、本当はしばらく書かない予定だったのですが、今日の配信を見て残しておきたい気持ちが芽生えました。

 

まだまだ、斉藤さんの話す“君“には遠いですが、私はその斉藤さんのファンとの接し方、距離感が月並みな言葉ですが、本当に素晴らしいと思っていて、私はそんな斉藤さんの在り方に憧れます。誰かと何かを成し遂げようとするとき、斉藤さんのようなスタンスでありたいと、私は考えています。

 

次はいつ会えるのか、分かりません。ですが、披露していない残りの3曲を、次に会えたときに披露するね、と彼女は約束してくれました。

 

その時まで、ほんの少し少しでも背丈が伸びたひまわりを咲かせられるように、水をあげ続けていきたいと思います。枯れないように、萎れぬように……育てていきます。

 

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P.S

Keep your eyes on me=私だけを見てて下さい

ひまわり=あなただけを見つめてる

 

粋な演出すぎる…。