「新しい輝きへと手を伸ばそう」
初めましての方は、初めまして。
お久しぶりですの方は、お久しぶりです。
いつも読んでくださる方は、ありがとうございます。
半年ぶり…いや、それ以上に前の出来事を語ろうとしています。
『ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜』
2019年6月8日、9日。
2daysを9人揃って駆け抜けたAqours、ゲストのSaint Snow、そして10人目の私たち。今回はこのライブの感想記事を綴らせていただきます。
遅筆…です、はい。直したい。
私のライブ記事というと、だいたい主観的な部分が多いのと、メモを頼りに書いているため正誤は分かりませんが…熱量はあります。
それだけの熱い"キラキラ"を、Aqours、Saint Snowだけでなく…会場にいる皆さんから受け取りました。その想いを全部ここに込めたいと思います。
それでは、次の輝きへと歩みだした彼女たちと一緒に夢を振り返っていきましょう。
※写真はこちらの公式サイトからお借りしています。
(https://v-storage.bnarts.jp/report/118299/)
(http://gs.dengeki.com/news/130365/)
- 終わらない夢見よう
- 艶やかで、切なくて、楽しいライブ
- 気持ちはずっとここにあるよ
- ラブライブ!決勝延長戦
- 太陽に照らされた少女たち
- 「Aqours"らしく"じゃなくて、Aqours"だからこそ"出来ることをいっぱいしていきたいなって私は思ってます 」
- 「私の大好きな大好きなマリーのお誕生日なんでーす!」
- 「『今』が凄い最高って感じました」
- 「9人のAqoursは永遠であって欲しいな」
- 「楽しかったーー!!!みんなは?みんな同じ気持ちで良かったー!!」
- 「みんなこれからもAqoursに逢いに来てくれますか?」
- 「みんなもずっとAqoursのこと好きでい続けてくれたら嬉しいです」
- 「みんなのことが…だーーーーーいすき!!」
- 「私の始まりは、ラブライブ!が大好きだという気持ちだけでした。」
- その先の未来へ
- それぞれの卒業
- 明日は今日より夢に近いはずだよ
- 終わりに
終わらない夢見よう
熱気に包まれた会場へ入ると、そこは私の想像を遥かに超える熱気で溢れていました。単純に他者から感じる期待やワクワクといった…そう、心の底から溢れ出てくるエネルギーみたいなものが、多分会場を包んでいるんだと思います。
ステージセットを見ると、スクリーンには扉が映し出され、中央には太陽、その太陽に寄り添うようにメンバーカラーの支柱が立っており、どことなく西洋の趣を感じました。
そして今回最も着目すべきは階段でしょう。
「Hop? Stop? Nonstop!」に使われるであろうこの階段、そして沼津の石階段をこのメットライフドームに再現していたのでした。
3rdライブから1年。こうして同じ場所に1年ぶりに訪れたわけですが…不思議と実感が湧きませんでした。武者震いというのはあまりなく、どこか冷静に分析する自分がいました。
それは…ほんの少しだけこの会場の大きさや立地を知っているからかも知れません。
メットライフドームは…よく晴れるのに、よく雨が降ります。いや、意味が分からない…と思いますが本当です。3rdライブの時もそうでした。
1日目は、日差しが暑いくらいに晴れ、2日目には身震いするほど雨が降り、寒さに身体が凍えます。今回の5thライブもそのような寒暖差がある中行われました。
暑さにも寒さにも負けるものか!!と覚悟を決め、期待に胸を踊らせていると、聞き覚えのある始まりのOSTが。
〈Main theme of LoveLive! Sunshine!!〉が流れ、フェードアウトしていくと、キィィ…と閉ざされていた扉が開き、私たちを劇場版ラブライブ!サンシャイン!!の世界へと誘っていきます。
〈想い出を飛ぶ紙飛行機〉
劇場版の冒頭、千歌たち2年生の回想シーンから抜粋してきたこの写真に「Aqours」というロゴが映し出されました。
〈梨子の想い、千歌の想い〉が流れ出すと、Next SPARKLING!!の衣装に身を包んだメンバーがスクリーンに映し出され、9つの光の海へと会場が包まれていく。その選曲に、私は単純に驚きました。
〈Main theme of LoveLive! Sunshine!!〉〈起こそうキセキを!〉がかつてのライブでは流れ、その曲と共に後半に向けて徐々にボルテージを上げていくのですが…〈梨子の想い、千歌の想い〉は、それとは別種だと思います。
どちらかと言うと、しっとり聴かせる、聴く曲だと個人的に考えています。あえてそこでこの曲をぶつけることで、いつものライブとは違った空気を私は感じました。
- The curtain rises
ステージに立つ6人の姿を見た瞬間、私の幕は上がりました。
そして流れ出すは「僕らの走ってきた道は…」のイントロ。待ってた…待ってたんだよ…この時を。
ピアノのメロディーが印象的なこの楽曲…目を凝らすと、メンバーが身に纏っているのはもちろんあの目に焼き付いて離れない赤色のスカートと深い青色のパーカー。
千歌から始まり、梨子、曜へと繋いでいく…。
虹が大空に架かり、水たまりを飛び越え1年生が歌い出します。ここで注目するのはルビィちゃんです。
何も分からず
この部分で、頭をぽこぽこするルビィちゃん、降幡さんが激カワです。はい。
後ろに映し出されるメンバーとシンクロするように、カメラもキャストを映していく。
2番になると、メインステージに3年生の3人の姿が。
これもまた新鮮さを感じました。これまでのライブは、全て1曲目は9人で歌われてきました。
今回、3年生が後から合流するという演出に、多くの人が度肝を抜かれたことでしょう。
そして…私が1番語りたかったのは…千歌ちゃんのソロです。
そうです 自分らしくと
呪文を唱えて
仲間を見送ることを
受け入れながらも
スクリーンに映る千歌ちゃんと"全く同じタイミング"で、伊波さんは左側へと目線を移します。これだけをひたすらに語りたいくらいです。あの瞬間…私は膝から崩れ落ちました。これは本当です。
駆けて行くメンバーを追いかけるように千歌ちゃんも飛び出し、9人揃ってラスサビへとかけ登って行く。それに重なるように私たちの声も大きくなる。
最後にドン!と映し出されたのは、映画のロゴの代わりに挿入された「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜」の文字。
その瞬間、全身を熱いパッションが駆け抜けました。ここから始まるんだ…5thライブが!!
- 灰になる準備は出来ているか!?
興奮冷めやまぬ中、流れ出したのは更にその熱を倍にする「スリリング・ワンウェイ」
私たち輝きたーい!!!!!
身体中から溢れ出す「輝きたい!」という欲望、そして代謝を促す汗が迸る。この曲がかかると、全身全霊で楽しむ気持ちが沸き起こります。まるでパブロフの犬のように…感情が揺さぶられます。
その感情や熱に呼応するかのように、ステージに設置された機材から、空高く燃え上がる炎が吹き出され、更に会場を盛り上げていく。
先日振り付けの話についてのブログを上げましたが…実は間奏部分の振り付けが好きだったりします。
ユニット毎にそれぞれ個性溢れる振り付け。特にCYaRon!の頭上に手を振り、飛び跳ねるあの動きが最高に決まります。魔剤をキメる感覚に似ていますね(違います)
そして言わずもがなの小林さんのソロ。あの首をくいっと傾げ、指先で撃ち抜くあの仕草に、私の心は毎回撃ち抜かれています。
ここまで振り付けのことばかり話していますが…私は「僕らの走ってきた道は…」衣装で踊ったことに対して賞賛を送りたいです。
まず…スリリング・ワンウェイ自体あまり披露される曲ではありません。
私の記憶によると…「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR」の埼玉公演にて「恋になりたいAQUARIUM」衣装で披露されたのと、「ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursクラブ活動 LIVE&FAN MEETING 〜Landing action Yeah!!〜」の幕張公演にて「未来の僕らは知ってるよ」衣装で披露された2回だと思います。
これまで披露された中で…1番この「僕らの走ってきた道は…」衣装が映えるな、と思いました。
「僕らの走ってきた道は…」衣装は、これまでのAqoursの衣装とは路線が違うような、でもAqoursらしさを失わない衣装だなと思います。
パーカーに帽子…どことなくイケイケ系女子に見えるこの衣装で「スリリング・ワンウェイ」を歌い踊ったことは、かなり魅力的のようにも見えました。
ライブは戦いです。全力を出し切った…そう思える程にこの曲には身体的にも精神的にも持っていかれる曲ですが、Aqoursは私たちが逃げることを許しません。いえ、私たちに撤退の2文字はありません。前に、ただひたすら前に、まっしぐらに突き進むのみです。
- 夢へ向かってまっしぐら!
ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ1期OP「青空 Jumping Heart」が流れ出すと、否応にも身体は反応します。そう…振りコピです。
青ジャンの振り付けについては、5thライブへ向けた振り返り記事の時に言及させていただきました。
「明日へと」で左手は腰、右手はパーにしてちょっと斜め右下へ伸ばす。
「進める」で、左手は真横にパーの形で伸ばして、右手は人差し指だけ立て頬辺りを指差して「可愛いでしょ?」みたいなポーズを取る。
「青春まっしぐら!?」で、左手は先程の右手のようなポーズを取り(人差し指だけ立て頬辺りを指差して「可愛いでしょ?」みたい)、右手も人差し指だけ立て、前方を指差す。
もちろん私もこの振り付けはさせていただきました。決まるとかっこいいんです。推しと繋がることが出来るんです。(勘違いも甚だしい)
「スリリング・ワンウェイ」の最後のポーズは2年生組が立ち膝です。その姿勢から「青空Jumping Heart」が始まったことが新鮮で、胸が熱くなりました。
5thだからこそ、「スリリング・ワンウェイ」が直前の楽曲だからこそなせる技ですね。
ここでひとまずMCが入り、コール&レスポンスの自己紹介が始まります。いつも以上に気合いの入ったAqoursメンバー。
この「メットライフドーム」という地が、きっと彼女たちにとっても思い入れのある場所だからかもしれません。
「私の地元埼玉県へようこそ。虫がいっぱいいます」
「緑のちーっちゃい子が…」
「なんか光り輝いてる」
「この子も埼玉県民だから」
「お邪魔してます」
思い出の場所…。
「すいません…あちらにもおっきいお客様が…」
「そう!ずっと気になってたのよ。大きいお客様はちょっと…空の方に飛んでいただいて…」
「でも凄い大自然だね…」
「虫は輝きに寄ってくるからね…」
Aqoursが輝く場所…。
「どうする?」
「タオルでさ、包んで…」
「行ける?」
「今日のライブはね、こういう感じでお送りすることになりますね」
…いや、それもAqoursらしさ、ですよ、はい。虫でわーきゃーしちゃうところも可愛いんですよっ!!
と、終始和みつつ、しっかりとステージセットの紹介やコール&レスポンス、衣装をくるりとは見せてくれるAqours。
ファンとの距離を確かめた彼女たちはお着替えの時間へ。メンバーの衣装チェンジの時間では〈天使ヨハネの崇高なお導き〉が流れていました。個人的に、ライブの中でどのOSTが流れるのか、毎回楽しみにしています。
「なんでこのOSTなのかな?」と色々と妄想を巡らせるのが大好きなので(オタクの妄想です)
再びステージへと登場したAqours。その身に纏っていたのは黒のジャケット。小宮さんと小林さんの2人がTwitterに画像を上げていましたね。
下は「僕らの走ってきた道は…」衣装でしょうか?普段は上下セット、ひとつの衣装で楽曲を象徴している彼女たちですが、かっこよさという部分では些か足りないように思っていました。
ですが、今回このジャケットが導入されたことにより、Aqoursの「かっこよさ」の部分が強調されたように見えます。
「かっこよさ」を象徴する曲は3つあると私は考えています。ひとつは先程披露された「スリリング・ワンウェイ」そして、もう2つは「Daydream Warrior」と「SKY JOURNEY」です。
前者は、「ダンスで魅せるかっこよさ」、後者は「プロジェクターとのシンクロで魅せるかっこよさ」が大きなポイントです。
「SKY JOURNEY」は、階段状のステージを広く使い、横の広さだけでなく高さを利用したパフォーマンスが印象的でした。
「Daydream Warrior」は、始まりに画面に映ったメンバーのモノクロ感が、よりこの曲を助長させているようにも思えました。
艶やかで、切なくて、楽しいライブ
- 逃げ道なんて予測不可能さ
赤、緑、紫のコントラストが会場を虜にするドレスに身を包んだ3年生。
背が高くすらっとした小宮さん、たおやかな仕草で舞い踊る鈴木さん、様々な表情を見せる諏訪さん。
3年生のパフォーマンスには、どこか安心感のようなものがあります。この曲は全体的に細かいステップが多い。そしてドレスを華やかに見せるターンも多くありました。裾が広がって、まるでお姫様たちの舞踏会を見ているような錯覚に陥りました。
頭についた縞々のリボンがワンポイントになっていて、艶やかさの中に可愛らしさも混じっていて…うまく言葉になりませんが、とにかく3年生が美しくて、可愛かったです。(小並感)
「逃走迷走メビウスループ」が歌い終わったあと…鞠莉が移動した先には一台の車が!?オープンカーのドアを開け、乗り込みエンジンをかけると、カーレースでも始まるのか?と思うほどエンジンを吹かす音が会場に響き渡ります。車好きにはたまらない音ですね。
「果南、ダイヤー!一緒にメットライフドームをドライブするわよー!!」
「鞠莉、安全運転でお願いね?」
「もちろんよ!任せておいて!」
「はい!」
「みーんなの所に行っちゃうからね!!」
「ちょっと、鞠莉さーーーーん!!!」
先ほどの曲とは打って変わったアップテンポな曲。車内で楽しげに、はっちゃけるように歌い踊る3年生の姿に、笑顔が零れます。
3年生というと安定感があって、大人の余裕のようなものを感じていましたが、この曲は年長としての立場から解放された素の3年生を見れた気がします。
幼い頃に家を抜け出して、無邪気に駆け回る3人の姿が思い浮かびました。
- 夕凪に攫われた心
「Marine Border Parasol」でセンターステージに現れた3匹のカモメたち。羽の代わりに傘を持ち、軽やかに踊る。
傘はAZAREAのステッキとは違う初出しの小道具ですね。衣装もどこかおとぎの国に住む小人のような、ファンシーな衣装。ふわふわのスカートとギンガムチェックのトップスが、より可愛らしさを引き立てています。
サビでは、傘をくるくると回しながら踊っているのですが…一度傘を回して遊んだ人ならわかると思いますが、曲に合わせて回すのは想像以上に大変だと思います。
2番に入ると空気が移り変わっていくのを感じました。目の前には、波打ち際で傘をもってはしゃぐ2年生が見えました。
2番は斉藤さんから始まるのですが、伊波さんに視線が釘付けでした。というのも彼女、傘の閉じ方がおしゃれすぎて、かつ可愛いのです。
紐の方を巻くのではなく、本体の方をくるくると回して紐を巻き付けて閉じた後に、「出来た!!」とメインステージ下手側へと見せて笑う彼女に心を攫われていきました。
そして更には…切なげに歌う彼女たちに、不意にドキリとさせられるのです。
夕凪に佇む3人の少女たち。こっちにおいで?と誘われるような表情。その瞬間、私と彼女たちだけがこの世界に存在するような錯覚。
錯覚でもいい。今だけは…彼女たちに心を攫われたい。そんな願望すら抱いていました。
「すごーい!2人とも、海の音が聞こえた!」
「えぇ!」
「あははは!千歌ちゃん、梨子ちゃん!早くしないと行っちゃうよ!全速前進…ヨーソロー!」
あの…伊波さん…しれっとアドリブ入れるのずるくないですか…?(恐らくアドリブだと思われる太字の箇所)
セリフパートではアドリブが見えたりと、楽しそうにはしゃぐ2年生の姿が映ります。
パラソル Yeah!
パラソル Yeah!(もう1回もう1回)
パラソル Yeah!
1番最後にみんなで叫ぶ「Yeah!」がとてもなく気持ちいい。まるで自分が浜辺で遊んでいるみたいな…爽快感と共に、3人と一緒に声を上げることが出来ることに喜びを感じました。
「私、曜ちゃんと梨子ちゃんのことだーいすきっ!2人と出逢えたことがキセキだよっ!!あはは!」
尊い。その一言で片付けたい。
心からの大好きとキセキだよ!が聴けて、私はもうこれ以上何も望みません。ありがとう…ありがとう2年生。
- サンシャインマイロード
1年生が歌う「ハジマリロード」を一言で表すなら…
超楽しい。
これに尽きると思います。
その前にまず私の1日目の出来事を綴りましょう。1日目、3年生、2年生と来たら1年生が来るしかないというのは分かっていました。
問題は…登場する場所です。
まあ定石で行けばセンターステージかメインステージのどちらかだろうな…と踏んでおりました。
それが甘かったのです。
始まりと終わりの線など引けないよ
歌い出した3人。ですが姿が見当たりません。キョロキョロと見渡し、後ろを見た瞬間…
「ゥオオオオオオオオ!!!!???」
近くにいるオタクの大きく、通る声に負けないくらい、大層気持ち悪く、オッサンみたいな声が出ました。(恐らく連番者には引かれたと思います笑)
それくらい衝撃的でした。
トロッコに乗る3人。メットライフドームを、これまた大きく使った演出に、スタンドのファンの方々にとっては最高のプレゼントだったと思います。
ハジマリロード
ハジマリロード
ハジマリロード Yeah!!
「リトルデーモンも一緒に行くわよ!せーのっ!」
小林さんの煽りが更に私たちの心を揺れ動かす。掛け声が轟き、地鳴りが生まれたかのようにドームが震える。
あの瞬間、メットライフドームにいる全ての人と同じ感情だったと思います。
バカ楽しい。
気持ちはずっとここにあるよ
学年曲の後に劇場版のダイジェスト映像が流れました。
「すー…はー…」
「行っちゃったね」
「さぁ、私たちも戻って練習しよっか」
〈Where to go?〉
ダイジェストは千歌たち2年生と1年生が、3年生が乗ったであろう飛行機を、沼津駅前で見送るシーンから始まります。
「そうね。6人で新しい学校に行ってもAqoursを続けていく」
「そうだね、それがみんなの答えなんだもん」
「やる気が出てきたずら」
「ぎらん」
決意を新たに、6人で頑張ろう!と意気込む新生Aqoursの6人。統廃合先の高校で1歩踏み出そうとする彼女たち。
「始まりだ」
「これが私たちの」
「新しいAqoursの第1歩」
「6人で踏み出す」
「6人で」
「6人…」
6人しかいないという事実に、ステージ上で不安げな表情を見せる6人。意を決してパフォーマンスをするわけですが…。
「「「ふぅ…」」」
「失敗しちゃったね」
「まさか…あんな初歩的なミスするなんて」
「気が緩んでたってわけじゃないと思うけど」
「落ち着かないずら…6人だと」
「お姉ちゃん…」
結果は失敗。思うように踊れず、そのことを反省する彼女たち。6人、という事実が、ダイヤたち3年生がいないということがルビィたちを心細くさせているのでした。
「どうですか?」
「はっきり言いますよ。ラブライブ!優勝の時のパフォーマンスを100とすると…今の皆さんは30…いや20くらいと言っていいと思います」
「なんかふわふわして定まってないって感じ」
3年生が欠けた現状のAqoursのパフォーマンスを、20くらいだと評価する聖良。ふわふわして定まってない、と理亞も辛辣な言葉を投げかけます。
「でも…どうしたら…」
「そんなの…人に聞いたって分かるわけないじゃない!!全部…自分でやらなきゃ!!」
「理亞ちゃん…」
「姉様たちはもう…いないのっ!!!」
ルビィの迷いに対し、怒りを露わにする理亞。彼女もまた1人で悩んでいました。
「「「連絡が取れない!?」」」
「そうなのでーす!」
「ルビィちゃんも?」
「ルビィは折角の卒業旅行だし…連絡しないようにしてたから」
「あなたたちならマリーたちを見つけられるはずー!」
シーンは移り変わり、3年生と連絡が取れないと鞠莉の母が千歌たちに助けを求めてきました。3年生たちは卒業旅行へと行っていたことがここで分かります。つまり冒頭では卒業旅行へと行く3年生を送り出していたんですね。
「行ってきた方がいいと思います。先程皆さんの練習を見て思ったんです。理由はどうあれ、1度卒業する3人と話をした方がいいって。自分たちで、新しい1歩を踏み出すために今までをきちんと振り返ることは悪いことではないと思いますよ」
どうすべきか迷っている新生Aqoursに対し、聖良は背中を押します。Aqoursのライバルとして、ときには仲間としていたからこそ、何とかして彼女たちの悩みを解決へと導きたいと思っていたのかもしれません。
「お姉ちゃん!!おねえちゃーーーん!!」
「よくここまで来ましたわね。こんな遠くまで」
「良かった。3人一緒だったんだね。」
「Of course!ずっと一緒だよ」
「どうして行方不明に?」
「「「行方…不明?」」」
3年生を追いかけて、イタリアまで遥々とやってきた6人と月。行方不明になっていたことを伝えると、3人揃って首を傾げます。
「で?そちらの方は?」
「初めまして!渡辺月と言います。曜ちゃんの従兄弟です。よーろしくー!」
「ふぅ…この階段…目が回るずら…」
不信感を丸出しにするダイヤに対し、臆せず好印象な挨拶をする月、そして階段で疲れ果てて倒れる花丸。写り変わっていく様子が私たちを物語へと惹き付けますね。
「一体何があったの?」
「実はね鞠莉が結婚するの」
「「「えぇぇぇぇぇ!?!?」」」
急激に物語は展開。鞠莉が結婚させられてしまうことが発覚します。
「しかも相手は1度も会ったことの無いような人」
「どうして?」
「鞠莉の自由を奪いたいから」
ガチャッと乱暴にカップを置く果南。幼馴染を大切に思う気持ちが全面に現れている描写ですね。静かに怒る果南も個人的にはかっこよくて好きです。
「じゃあもしかして卒業旅行も…」
「そ。ママに分かってもらおうと思って書き置きしてきたの。自由にさせてくれないなら戻らないって」
この卒業旅行も母から逃げるために家出、という形のもの。鞠莉もかなり大胆なことをしますね。
「ま…ママ!?」
「こんな所に隠れてるとは…またハグゥの入れ知恵ですか?」
「違うわ!私が考えたの…ママがしつこいから…」
上手く巻いた、と思いきや見つかってしまう鞠莉たち。歯向かうようにして言葉を投げかけていますが、しつこいから、という言葉は小さくなっていました。実の親に対して意見を言うことは確かに勇気がいると思います。
「しつこくしてこなかったから、こうなったのでーす。学校は廃校になり、鞠莉は海外での卒業の資格を貰えなかったのですよ」
「待って。でもスクールアイドルは全うした。みんなと一緒にラブライブ!は優勝したわ」
「くだらない」
「くだらない………っ!」
「くだらない」
その一言で鞠莉の母はスクールアイドルを貶します。その言葉にカッとなる千歌、それを手で遮るダイヤ。
「こういう人なのです」
「Shut Up!!とにかく鞠莉の行動は私が!」
「くだらなくなんかない!スクールアイドルはくだらなくなんかない!スクールアイドルがくだらなくなんかないって、凄く素晴らしいものだって証明出来たら、私の好きにさせてくれる?」
「…いいでしょう」
鞠莉の手を引っ張る鞠莉の母。そしてそれを止める果南とダイヤ。くだらなくなんかい!と肯定するために、鞠莉は「証明出来たら、私の好きにさせてくれる?」と条件を提案します。渋々と言った感じに了承する鞠莉の母。
「それで決まりましたの?」
「ん?何だっけ?」
「歌う場所ですわ!」
「今回のライブの場所を、ルビィたちに決めさせて欲しい!」
「えっ?」
「これまでのルビィたちは、千歌ちゃんたちやお姉ちゃんたちに頼ってばっかりだったから。だから今度は任せてほしいの!」
ダイヤと千歌のやり取りはもう定番になりつつある中、自分の意見を述べるルビィ。ルビィたち1年生はずっとどこかで思っていたのかも知れません。
「もし千歌ちゃんたち2年生が卒業したら?」
まだ先の話かもしれません。ですが「Awaken the Power」の時に、自分たちに秘められた力を感じることが出来た。だからこそ、今度は自分たち1年生が何かをして、もう大丈夫だよ!心配しないでって伝えたかったのかもしれません。
「なんかごめんね。もし抵抗があるようだったら、私たち3人だけで何とかするって方法もあるから千歌たちは」
「ううん、良いの」
「実際、私たちも含めてルビィちゃんたちも不安だったんだと思うし」
「みんなちょっと悩んでいたんだよね。新しいAqoursって何だろうって。果南ちゃんはどう思う?」
「千歌の言うとおりだと思うよ」
「えっ?」
「千歌たちが見つけるしかない」
「だよね…」
「でも…気持ちはずっとここにあるよ。鞠莉の気持ち、ダイヤの気持ち、私の気持ちも変わらずずっと」
「ずっと…」
「そう、ずっと」
そんな迷いを抱える千歌に対して、「気持ちはずっとここにあるよ」と果南は伝えます。鞠莉の気持ちも、ダイヤの気持ちも、自分の気持ちも…卒業したとしても変わらず千歌の心の中にあると。
- 熱くなあれ!!
「結局どこにするずら?」
「ふふ、このヨハネアイで!」
「実はもう場所決めてるんだ!」
花丸の疑問に、善子はからお決まりになりつつつあるヨハネアイで返し、爽やかな回答をするルビィ。
イントロからクラップがある「Hop? Stop? Nonstop!」は、初めから観客のボルテージを上げてくれました。
会場にクラップの音が鳴り響くと、まるでこの瞬間だけイタリアのあの石階段でライブを見ているような感覚に陥りますね。
今回のステージセットの大きな特徴としては、階段が9段ある、ということです。
初めの頃にも話しましたが、今回の振り付けやフォーメーション等々「階段」を上手く利用した形となっており、普段平面で踊る彼女たちに高さが生まれ、より見栄えが良くなっているように感じました。
そして本気を出した小原鞠莉の姿。鈴木さんがよくロングトーンを繰り出す時に、右手を頭に添えて歌う癖があるのですが…。(確か初めて見たのが
Landing action yeah!!だったような)
遺憾無く発揮されたこの脳殺ボイスに、私も見事やられまして…ひたすらに可愛いとしか言えなくなりました。可愛い。
幕間を挟んで1日目は恋になりたいAQUARIUM衣装に身を包み「恋になりたいAQUARIUM」「君の瞳を巡る冒険」を。
2日目はHAPPY PARTY TRAINの衣装に身を包み「HAPPY PARTY TRAIN」「“MY LIST” to you!」「未来の僕らは知ってるよ」を披露しました。
余談ではありますが、私フォーメーションなるものにアジアツアー以来着目するようになりまして、斉藤さんが端っこに行った瞬間に「“MY LIST” to you!だ…」とボヤいてました。(どうでもよい)
ラブライブ!決勝延長戦
Saint Snowの存在は、Aqoursの成長に対して比例するかのように変化していきました。
初めはラブライブ!という大会でパフォーマンス力の高い格上の存在として。
次に遠くに暮らす別々のグループの二人が手を取り合い、大切な人に贈る歌を紡ぐ存在として。
そしてAqoursと同じように立ち止まり、救われ、やがて夢を叶える存在として。
彼女たちは、Aqoursと同じように挫折し、乗り越え、この作品において欠かせない物語を紡いできてくれました。
高いパフォーマンス力でAqoursを圧倒してみせた「Self Control」
函館ユニットカーニバルで見た以来となった楽曲。まるでラブライブ!決勝延長戦を更に盛り上げていくかのような選曲に血が騒ぐ。
そしてAqoursの好敵手となった彼女たちが魅せる「Believe again」
遠く離れた2つのグループを結んだラブライブ!という存在。そんなラブライブ!の決勝の先、私たちも夢見ていた2つのグループの決勝戦が、今目の前で、現実で行われている。
その事実が、私たちの心を熱くし、サイリウムを振る手に勢いをつけさせる。身体中から鳥肌がたち、気付けば…勝手に声が出ている。
Believe (Believe) again (again)
すべてを抱きしめながら
Believe (Believe) again (again)また始まるんだShout my song!
私たちは何度でも叫ぶ。彼女たちが歌う度に。
この空間を生み出しているのは、紛れもないSaint Snowの2人。
もしもの世界線に生まれた物語が、今ここで、現在進行形で紡がれているのでした。
2人のステージが終わると会場から溢れんばかりの拍手が送られ、そしてあの映像へと切り替わります。
「今のこの瞬間は、決して消えません。Saint Snowは、私と理亞のこの想いは、ずっと残っていく。ずっと理亞の心の中に残っている。どんなに変わっても、それは変わらず残っている。だから、追いかける必要なんてない。それが伝えたかったこと」
「姉様…」
息が上がる理亞。息一つ乱さない聖良。ラブライブ!決勝戦を終えた2人は向かい合い、想いを伝えます。
「追いかける必要なんてない」
その一言が1人でがむしゃらに突き進み、もがき苦しんんでいた理亞の心を救いました。Saint Snowの2人に、会場からは暖かな拍手が沸き起こりました。
理亞の傍を舞い上がっていく羽根。いつも傍に舞っていた理亞色の羽根を、ようやく彼女は瞳に映すことが出来ました。
「あーあ、やっぱりスクールアイドルって楽しいな」
「ですが、今度こそ最後ですわよ」
「だから、最後に伝えよう。私達の想いを!」
高く高く舞い上がり、函館の空を抜け、北海道の空を飛び、遥か遠く、静岡の沼津にいるAqoursの元へと。
心の底から楽しいと語る鞠莉。
最後のライブだと意気込むダイヤ。
想いを伝えようと語る果南。
3年生の会話から、あの楽曲は始まるのでした。
太陽に照らされた少女たち
私はこの楽曲への耐性がありません。ですので…始まる直前でもう既に顔がぐしゃぐしゃというか、アニメーションが流れている辺りから顔が引き攣っていました。
やめろ…やめてくれ…まだ、まだ私は死ねない…。そんな藁にも縋る想いで私はスクリーンを見ていたのですが…その気持ちも吹き飛びました。
突如ステージに舞い降りた9人の天使。神々しく、眩しく光る彼女たちを目に焼き付けた瞬間、私の涙腺は決壊しました。
そして…腕の力がどこか遥か彼方へ消えました。いや、光る棒の振り方を忘れてしまっただけなのかもしれません。まるでその瞬間だけすっぽり頭から記憶が抜け落ちたかのように、何も考えることの出来ない自分がいました。
私が2日間座ったのはアリーナ席。そして、限りなくセンターステージを真正面で見られる位置。
「これが月ちゃんの視点で見るBrightest Melodyか…」
どこかぼんやりと頭の片隅で考える自分はいても、身体は動きません。振るんだ…!!サイリウムをかざすんだろ…!!動け…動け!
心の中で葛藤している間にも曲はサビは近づきます。サビ前の早着替えは見事成功。LV視点では見られない部分を現地で見ることが出来たのは、幸運としか言い様がありません。BD等で確認出来たのなら、ゆっくり見たいと思います。
キラキラ光る夢が
照明…いや朝焼けに照らされた9人。
完璧なタイミングでの朝焼けに、私は心を奪われました。時既に心はどこかへ行ってしまっているのに、まだ心が残っていたのか…。
会場も青から太陽の色へ、彼女たちを照らす光と変わっていきました。太陽の光を受けて、彼女たちは更に眩く光輝いていく。
でも気にしない
また会えるね
そうおもうよ
ココロから、ね!
2番のサビ前で2年生から1年生へ、1年生から3年生へと想いを繋いでいくような振り付けが印象に残りました。
間奏部分では、3年生だけが違う振り付けをし、1年生と2年生が同じ動きをしていました。まるでAqoursへの別れを告げるかのように、Aqoursとして最後に踊るこの瞬間を楽しむかのように、ステップを刻んでいきます。
グリッサンドでピアノが上がるラスサビの直前に花丸、果南、善子、ルビィ、鞠莉、千歌、曜、ダイヤ、梨子の順に下からパノラマのように上へと手を伸ばし掴み取っていく。まるでそれぞれの道を進むかのように…。
輝いていたいんだ このまま進もう
鞠莉を中心に、扇形のアーチを手を伸ばして作っていくAqoursメンバー。
Ah! どこへ行っても忘れないよ
Brightest Melody
歌うたびに生まれ変わるみたいでAh! いつまでもいたい
みんなの想いは きっとひとつだよ
泣きそうになりながら、想いを歌う鈴木さんの姿に、私も熱い何かが込み上げてきました。彼女たち3年生にとっては、本当に想いが込められた大切な曲。
私はこの「Brightest Melody」という曲が本当に大好きです。
少し衣装の話をさせてください。大好きな衣装の話です。
「Brightest Melody」の衣装は、1、2年生と3年生で違います。
1、2年生はサビで上着を脱いで白を基調とした衣装となり、3年生はパンツスタイルです。
このパンツスタイルの3年生が本当にかっこいい。
西欧の騎士のような…そんな佇まい。特に松浦果南がかっこいい。かっこいいんです。これだけは譲れません。
何故3年生組だけパンツスタイルなのでしょうか?
もしかしたら…スクールアイドルとの決別、のような気持ちの表れなのかも知れません。
スクールアイドルは、スカートのイメージが大きいですね。Guilty Kissの「コワレヤスキ」を除けば、ほぼ衣装はスカートです。
スカートこそがスクールアイドルの象徴、とは言いませんが、そこから離れた衣装という部分ではパンツスタイルなのかな?と思います。
3年生は卒業します。それは変わらない事実です。ずっとAqoursでいることは叶いません。それでも…想いはずっと胸の内にある。
それは1、2年生も一緒です。彼女たちは、不安でふわふわと彷徨っていました。
ですが、想いはずっと心にあることに気付き、羽根を広げて大空へと羽ばたいていく。その瞬間を切り取ったのが、サビ前の早着替えなのかな?と個人的に思っています。
さて、話を戻しましょう。
きっと
このたった3音に込められた感情は何だったのでしょうか。
不安。憂い。迷い。寂寥。そして…希望。
「きっと」から感じる様々な心情。千歌ちゃんと伊波さんはその瞬間何を思っていたのか、いつかどこかでその話を聞いてみたいですね。
朝焼けに照らされ、光り輝くステージで舞い踊る9人。世界でその瞬間1番輝いたのは彼女たち9人だと私は思っています。
この景色をもう一度目に焼き付けたい。
いつか…いつかまたね…みんなに会えるよね。
- 消えてゆく虹に約束しよう
いつだって彼女たちに逢いたい。
たとえ遠くてもどこに居たって僕らは思っているよ。
私たちもみんなのことを思っているよ。
そんな会話を彼女たちと交わしたような気がしました。
「Over The Next Rainbow」に関しては様々な捉え方が出来ると私は思っています。
別々の道を選びとるメンバーへ向けて、遠く離れた函館の地に住むSaint Snowへ向けて、私たち10人目へ向けて、Aqoursへ向けて…そんな大切な誰かとの再会を約束する曲。
それがこの曲だと私は思っています。
夢見てるだけでは始まらない
努力してまだまだ足りなくて
見上げる空 虹の果て未来の自分がいる頑張れる
決めたことさ 決めたことは貫いてみせるよ最後まで
納得できるまでやらなくちゃ自分が自分を許せないから
「頑張れる」のパートでは、降幡さんと共に頑張るびぃのポーズを取ったり、「決めたことさ 決めたことは貫いてみせるよ最後まで」のパートでは、すれ違いざまに理亞へと声をかけたり、3年生組が「やるじゃん!」みたいなエールを送る姿が印象的でした。
そしてなんと言っても鹿角聖良"こと"田野アサミさんのフェイクです。ハイトーンボイスから繰り出されるこのフェイク、まるで全てを凌駕する必殺技のようにも思えました。
後のMCで誇らしげに語るひなひな…失礼、佐藤さんの顔がとても良かったなと思いました。えぇ、98年代の星、いいぞ。
ここからはメンバー1人ひとりが感想を伝えてくれました。
「Aqours"らしく"じゃなくて、Aqours"だからこそ"出来ることをいっぱいしていきたいなって私は思ってます 」
Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~ ありがとうございました!😈
— 小林 愛香 (@Aikyan_) June 9, 2019
Aqoursにしかない輝き、みんなにしかない輝きで、これからも一緒にいろんな夢を叶えていこうね!
だいすきだよ。ほんとに。#lovelive #Aqours pic.twitter.com/J2RBGdRV4C
「本当にありがとうございました!みんな楽しかったかー?Aqoursのみんなも楽しかったかー?LVも楽しかったかー?私も楽しかったでーす!!」
いつも始まりは小林さん。小林さんの勢いあるMCは本当に気持ちいいです。1日目では、楽しかったかー!!と思いっきり気持ちを叫んでくれました。私たちも、Aqoursも小林さんもみんな同じ気持ちでした。
「本当に9人でこのステージに立つという喜びをまた感じました。また1歩成長出来たんじゃないかな?と思います。本当に楽しい時間でした。ありがとうございました!堕天使ヨハネこと津島善子役小林愛香でした」
この9人でステージに立つ喜びを感じ、また1歩成長出来たと語ってくれました。たどたどしくなりながらも、"堕天使ヨハネこと"と付け足してMCを繋げてくれました。
「本日は本当に皆さん楽しい時間をありがとうございました。やー、Aqoursもうすぐ結成4周年だよ?なんか…凄いよね」
2日目は、時の流れの速さを実感しました。もうMC…Aqoursも6月30日で結成4周年を迎えます。会場からは暖かな拍手が彼女たちへ送られていました。
「こんなにもね沢山の皆さんが、こうやってAqoursのために逢いに来てくれて、私たちはね…みんなのために、一生懸命、この日まで一生懸命頑張ってきました。本当にね、みんなに出逢えたからこそ、私はここに立っているなって凄く思います。いつもいつも、私に力をくれてありがとうございます」
ここに立てているのはみんなに出逢えたから、いつもありがとう、と感謝の気持ちと共に深々とお辞儀をする小林さん。会場も彼女の姿に声援で応えます。
「Aqoursらしさってなんだろうって凄く思ったこともあるんですけど、Aqours"らしく"じゃなくて、Aqours"だからこそ"出来ることをいっぱいしていきたいなって私は思ってます。なので、みんなも一緒に、Aqoursと一緒に輝いて下さい!よろしくお願いします!本日は本当にありがとうございました!津島善子役小林愛香でした」
彼女のこの一言が、私は印象に残りました。「自分らしさ」って何だろう?…と人生で1度は誰しも考えたことがあると思います。勿論私もその1人です。
その難しい問いかけに対して、彼女は「Aqoursだからこそ出来ることをいっぱいしていきたい」と強く語ってくれました。
これからもAqoursだからこそ出来ること、生まれる輝きを目に焼き付けていきたいと思います。
「私の大好きな大好きなマリーのお誕生日なんでーす!」
ラブライブ!サンシャイン!!
— 鈴木愛奈 (@aina_suzuki723) June 9, 2019
Aqours 5th LoveLive!
~Next SPARKLING!!~
本当に素敵な2日間でした。
Aqoursが沢山の「愛」で支えられてる事を改めて噛み締めた時間でした。
「言葉を歌にのせた時に伝わってくこの思い」
私とマリーの気持ち全部歌に込めたよ☺️
みんながだいすきだ💗 pic.twitter.com/W0YIlEdwNX
「本日は皆さん本当にありがとうございました!本当に…皆さん寒くないですか?大丈夫ですか?皆さん、大丈夫ですか?元気ですか?良かったー!」
2日目では、私たちの体調を心配して下さる言葉。その言葉に応えるように、会場からは元気いっぱいを通り越す歓声が。
「いや本当にね、昨日も今日も本当に本当に凄い楽しい時間をね、皆さんとこうやって共有出来て、本当に嬉しかったです。もう本当に私は…「Britest Melody」という曲はね、本当に大事な曲なんですけど…いや昨日ね泣いちゃってさ…泣いちゃって、今日はねしっかり歌いたいなって思ってたの。…泣いちゃったー」
涙腺が弱い鈴木さん。「Brightest Melody」での出来事を悲哀にせず、笑って話す彼女は私たちをしんみりさせまいと気丈にふるまっていました。
「それくらいね凄く気持ちがね、こもった、凄く大事な曲だから…大切に大切に涙ながらに歌わせていただきました。いかがでしたか?ありがとうございます」
大切な曲だからこそ、涙を堪えながらも最後まで歌った彼女の言葉に、私たちも暖かな拍手を送りました。そのことに対して感謝を述べて下さいました。
「長くなっちゃうんですけど…ちょっとね、皆さんにねひとつお願いがあって…6月のね13日って何の日か皆さん分かったりしますかね?そうでーす!私の大好きな大好きなマリーのお誕生日なんでーす!なのでね、ここにいるみーんなで、そしてそしてライブビューイングのみーんなで、マリー、お誕生日おめでとう!って言って欲しいんです!じゃあ私がせーの!って言ったら、マリー、お誕生日おめでとう!って言って下さいますか?」
彼女は私たちにひとつお願いをしました。それは、昨日もこの場所で祝った彼女の大切な女の子、小原鞠莉ちゃんの誕生日を会場のみんなと、全世界のみんなとお祝いすること。
「じゃあいきますよ?せーの!まりー、お誕生日おめでとう!!ありがとでーーーーす!!!マリー、本っ当にすっごくすっごく嬉しいでーす!本日は本当に素敵な時間をありがとうございました!」
深くお辞儀をし、満足そうに笑みを見せる彼女の姿に、とても暖かな気持ちを貰いました。
いつも心が温まるような話とシャイニーな笑顔によって、明日もまた頑張ろう!という勇気を貰えます。
彼女の一番大切な女の子の子の誕生日を一緒にお祝いできたことが、今日という日を心に鮮明に刻んでくれたことでしょう。
鞠莉ちゃん、本当におめでとう。これからも鈴木さんと一緒にシャイニーな笑顔を見せてね。
「『今』が凄い最高って感じました」
ラブライブ!サンシャイン!!
— 降幡 愛 (@furihata_ai) June 10, 2019
Aqours 5th LoveLive!
~Next SPARKLING!!~
Aqoursはあたらしい輝きへと
手を伸ばそうとしています!!
可能性がある限り。
Aqoursは走り続けますよ!!!
未熟ですが先の未来へ。
10人目のみなさん
これからもよろしくお願いします#lovelive#Aqours pic.twitter.com/a8Yr0TlNId
「はい。えっと…OPで登場した1曲目から、少しちょっと泣きそうになってしまったというか…歌詞がひとつひとつ入ってきてですよ、なんか仲間と出逢えたから走ってきて、ゼロから1ってなんて大変なんだろうっていうのを凄いね、感じて…1stライブのことをちょっと思い出しました」
2日目では、「僕らの走ってきた道は…」の歌詞を交えながら今までのこと、1stライブのことを思い出したということを話してくれました。
「1stライブから5thライブ…なんか過去から未来へどんどん駆け足で、どんどん上がっていって…輝きを追い求めてね、なんか、でも『今』が凄い最高って感じました!」
過去から未来へ、駆け上がる中で『今』が1番最高だ、と語りました。それはまるで「僕たちはひとつの光」の歌詞にもある「今が最高」というフレーズをリスペクトしているようにも見えました。
「そう思わせてくれたのは、皆さんがいたからです。本当にありがとうございます!これからもAqoursと一緒に新しい輝きへと手を伸ばしましょう!!本当は本当にありがとうございました」
私たちへ感謝の想いを述べると同時に、これからも新しい輝きへと一緒に手を伸ばそうと言葉を掛けてくれました。
1日目は黒澤ルビィとして、2日目は降幡愛として話していた気がします。彼女は3rdライブの頃から黒澤ルビィとしてMCで語ることが多くありましたので…。
これからも彼女たちは二人三脚で前へ前へ、上へ上へと掛け登って行くでしょう。私たちも一緒に輝きを追い求め続けます。
「9人のAqoursは永遠であって欲しいな」
5th lovelive 2日間無事終わりました✨
— 小宮有紗official (@box_komiyaarisa) June 9, 2019
久しぶりのライブ、
Aqoursが9人でいられる事の有り難みとステージに立てる嬉しさ、全て皆さんが支えてくれているから安心して出来ていたんだと改めて実感した2日間でした。
本当にありがとう‼︎‼︎‼︎‼︎!
これからもよろしくね😊#Aqours#lovelive pic.twitter.com/phTLBEC24O
「みなさーん!盛り上がってますかー?いいねぇ…いいですね、ありがとうございます。いやそうですね…今日は2日目だったので、昨日はね、こう顔が引き攣ってもうどうしようかな?ってちょっと思ったりしたんですけど、本当に純粋に凄く楽しめましたー!ありがとうございます!」
2日目は私たちの気持ちを確認して下さる中、素直に不安な気持ちを口にしてくれました。それでも楽しかった!と満面の笑顔で語る小宮さん。
「今回のライブって、劇場版の曲がねすごい沢山あって、3年生としては新しい形で、1番最初から出てない、とかがあったりしたんですけど、なんかやっぱりその…6人の姿を見てて、凄くこう、なんか素敵だなって思ったり、でもやっぱり9人のAqoursがいいなって思ったりとか」
「9人のAqoursがいいな」
今の素直な彼女の気持ちは、なんとなく共感出来ることが多くありました。もちろんユニットも好きです。「夢で夜空を照らしたい」という曲も好きです。
でも何より私は…9人揃っているAqoursが大好きなんです。誰一人かけて欲しくない、アジアツアーの時もぽっかり穴が空いたみたいにどこか楽しめない自分がいました。
私は9人で歌い踊るAqoursが見たいんだな、と思いました。
「アイドルって永遠じゃないからこそ、みんながこう、追いかけたくなるようなそういうものであったりすると思うんですけど、この9人のAqoursは永遠であって欲しいなと思いました」
永遠じゃないからこそ追いかけたくなる…確かにその通りだなと思います。ずっと追いかけるにも理由がいる、根気がいる、お金がいる…様々な要因がある中で、彼女は「9人のAqoursは永遠であって欲しい」と言いました。
「だから…あの…これからももっともっと頑張って、皆さんがずっと付いてきてもらえるように頑張りたいと思います!付いてきてくれますか?良かったー、これからもよろしくお願いします!黒澤ダイヤ役小宮有紗でした。」
言葉に詰まり、涙ぐむ小宮さん。アジアツアーで9人が揃うことが叶わなかったことを1番悔やんでいるのは、彼女自身だと思います。
それでも…それでも涙を見せることなく笑顔でMCを終えた彼女は…強いなと思いました。それはダイヤちゃんのように凛々しく、力強い意志を持った炎のようにも見えました。
これからも小宮さんについて行きます!!
「楽しかったーー!!!みんなは?みんな同じ気持ちで良かったー!!」
Aqours 5th LoveLive!~NEXT SPARKLING!!~
— 高槻かなこ (@Kanako_tktk) June 10, 2019
応援してくれた全ての皆様!ありがとうございました💛
もっともっと新しい輝きを知りたい。また新しいハジマリを感じました!🤘🏻
Aqoursの無限の可能性を信じてこれからも頑張っていきます💛🌈#lovelive #Aqours5thLIVE pic.twitter.com/bbIg4qYEfQ
「国木田花丸役の高槻かなこです。今日の感想も一言呟かせて下さい。じゃあね、私のマイクをちょっと切ってもらってもいいですか?」
2日目では、一言呟くために自分のマイクを切ってほしい、と言いました。それは自分の生の声をみんなに届けるため。
「楽しかったーー!!!みんなは?良かったー!同じ気持ちで良かったー!!」
メットライフドームに響く高槻さんの声。大きな会場なのに彼女の声はよく通る。その声に私たちも楽しかったー!!と応えます。
「昨日も今日も、本当に同じくらい世界で1番楽しかったです。みんな、ありがとう!!」
楽しかった気持ちを全面に出してくれる彼女。見てるこっちも楽しくなります。こちらこそありがとう!!
「メットライフドームは3回目ですけど、毎回違う景色をね見せてもらってて、しかも毎回私たちAqours、10人目含めてみんなが成長してるなって感じることがいっぱいあったりして…でもでもまだ"挑戦"していきたいこともAqoursはたくさんあるし、Aqoursだから出来ることもね、沢山あると思います」
違う景色を見ていく中で、自分が成長していること、みんなの成長を感じること…この場所に様々な思い入れがある彼女は、もっと挑戦して行きたいと口にしました。
「私はそんなまだまだ先の何が出来るか分かんないけど、未体験な世界を…まだまだ見て行きたいなって思ってるので、みんなも一緒に体験してくれますかー!?ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!」
未体験…それは高槻さんと花丸ちゃんのセンター曲である4thシングルのタイトル「未体験HORIZON」に倣った言葉。会場からもどよめきが湧いていました。
4thシングルの発売日も決まり、レコーディングも始まることでしょう。どんな曲になるのか、どんな歌詞になるのか…私たちにとって未体験なことがまだまだあります。
そんな未体験なことを高槻さんと花丸ちゃんと一緒に体験して行きたいです。
「みんなこれからもAqoursに逢いに来てくれますか?」
Aqours 5th LoveLive!
— 諏訪ななかofficial (@suwananaka) June 9, 2019
~NEXT SPARKLING!!~
今の輝き、次の輝き
いつまでもこの9人で手を伸ばし続けていこうね✨
最高に楽しい時間と素敵な景色をありがとう🌈#Aqours5thLIVE #lovelive pic.twitter.com/th5dUi7NPh
「本日はありがとうございました!メットライフドーム3回目で、毎回土日でちょっと天候が凄い変わってて、みんなもね寒かったり、暑かったり結構大変…今寒いでしょ?やっぱ動いてる時は私たちもみんなの熱気と運動量で…凄い暖かいんで、やっぱ喋りを聞いてると寒いでしょ?あっためて…上着来てる人はこの時だけ着たりしてね、体調崩さないようにして」
2日目では、このメットライフドームでの天候について気遣っていました。喋りを聞いていると寒い、というのはなんだか話が滑ったみたいにも聞こえますね。
「そしてやっぱりこのメットライフドームがこんなにこっちからこっちまで、こんなにの…こんなにの?こんなにも沢山の人がAqoursに逢いに来てくれてるってのは、やっぱり当たり前じゃないし、もう3回…6回…さん…さん…3ライブ6公演、みんな毎回毎回ここにいっぱい10人目のみんなが来てくれてるから、これが当たり前のように感じてしまうけど、やっぱり端から端まであっちにね、3年生で向こうにいた時も、みんな沢山の人が手振ってくれたりして、こんなにいっぱいの人がAqoursを愛してくれているんだなっていうのをね、本当に嬉しく感じます」
当たり前じゃない、そう口にする諏訪さん。
東京ドーム公演を成功し、紅白歌合戦に出場しても尚彼女はこの景色が「当たり前じゃない」ということを感じています。
「これからもこの当たり前じゃないけど、またAqoursに、ここにいる全員が、そしてまた新たな人たちがAqoursに逢いに来たいって思ってもらえるように、私たちAqoursもどんどん成長して、続けていきたいなと思っています。みんなこれからもAqoursに逢いに来てくれますか?ありがとうございます。本日は本当にありがとうございました!」
だからこそ、この景色を当たり前ではなく、またここに来たい、Aqoursに逢いたいと思えるように成長します!と力強く語りました。
私がこのライブに来れるのも当たり前では無いのかもしれません。数あるチケット争奪戦に打ち勝ったり、連番に入れてもらったり…決して1人では見ることの無い景色です。
その当たり前じゃない景色に心から感謝し、私も諏訪さん同様成長し続けたいな、と思います。
「みんなもずっとAqoursのこと好きでい続けてくれたら嬉しいです」
5thライブ2days本当にありがとうございました!みんなとの時間がこれほどまでに愛おしく感じたのは初めてかもしれない。
— 逢田梨香子 (@Rikako_Aida) June 9, 2019
終わってしまって少し寂しいけど、今日一緒に過ごした時間は一生消えないから。
また絶対会おうね!
そして梨子ちゃん、一緒に頑張ってくれてありがとう、大好きです🌸#lovelive pic.twitter.com/MDzQegWPwH
「みんな、今日は楽しかったですか?全力出し切った?悔いはないかー?!ありがとうございます。いやー、私も本日に楽しかったです、今回のライブ。もう生きてて良かったーって、この9人でここまでやって来て良かった…ってまた改めて思いました」
2日目は、年長者である逢田さんから「生きてて良かった」という言葉をいただきました。いや、本当に生きてて良かったです。
「そうやって思えるのは、きっとみんながみんなが、いっつも私たちに逢いに来てくれるおかげだと思います。本当にありがとうございます!今回のライブ、本当に楽しくて、もう終わらなければいいなーって、なんかずっとやってたいなーとか、そんな風にも思っちゃうこともちょっとあるけど、でも私たちはずっと前を向かなければならないし、どんどん前に進んで行かなければならないし、もしかしたらね、あの…みんなに会えない日々が続いたとしても、私たちがAqoursでいることには変わりないし、みんなもずっとAqoursのこと好きでいてくれたら嬉しいです」
その上で…彼女は前へと進むことを誓ってくれました。
終わらなければいい、それでも私たちは前へ進まなきゃいけない。
でもAqoursは変わらずAqoursなんだよ…と私たちを安心させてくれる言葉をくれました。
「またいつの日かこの9人でライブ出来る日を夢見て、今日からまた頑張っていきます。皆さん本日は本当にありがとうございましたー!」
またいつの日かライブ出来る日まで、今日から頑張っていきます!と締めくくった逢田さん。
また9人に、逢田さんと梨子ちゃんに会いに来るために私も明日から頑張ります。生きてて良かった、と思える瞬間を味わうために!
「みんなのことが…だーーーーーいすき!!」
Aqours 5th LoveLive!
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) June 10, 2019
https://t.co/M0uKPj8efh
ラブライブ!サンシャイン!!
— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) June 9, 2019
Aqours 5th LoveLive!
~Next SPARKLING!!~
二日間ありがとうございましたっ
胸がポッカポカ。胸がぎゅってなる。
そんな素敵な日を一緒にすごしてくれて
本当にありがとう。
言葉にしたいけどうまくできない
からブログかきます。うわぁ。。。#lovelive pic.twitter.com/RfExl97IWY
「おっしゃ、みんな声出すぞ、いいかー?寒いからあっためるぞ、いいか?おっしゃ、芝生ー!!立ち見!!スタンド!!アリーナ!!メットライフドームのみんなー!!」
2日目に出ました!!埼玉県民の斉藤さん恒例の声出し大会!!
このライブへ来てくれている私たちと一緒に、彼女は大声で張り上げてくれます。まるでこの後のライブも燃え尽きさせねぇぞ、お前らまだまだ行けるよな?と煽っているようにも感じます。
「うーん、こころがぽっかぽかだ。ありがとう!暖まったところで、一言だけ言いたいと思います。みんなのことが…だーーーーーいすき!!」
「オレモォォォー!!!!」
今読者の皆様、私同様に叫びましたね?叫びましたよね?答えましたよね?
ちょっとこれはずるいなと思いました。こんなこと言われたら…好きになっちゃうじゃないですか。
「実は、梨子ちゃんの事が…だーーーーーいすき!」
(曜ちゃん、超可愛いな)
「また早く会いましょうね。本日は本当に本当にありがとうございました!」
小指で約束を交わしてくれた彼女。いつも自由で、安心したMCを見せる斉藤さんが、締める時にはすっと真剣な表情を見せて終わらせる。
そのオンオフが切り替えられるMCが私は好きなのかもしれません。こんな風に大声を出すのが大好きなのかもしれません。斉藤さんのことが…好きなのかもしれません。
早く会いたい!!もっと…もっとライブやりませんか!?
「私の始まりは、ラブライブ!が大好きだという気持ちだけでした。」
ラブライブ!サンシャイン!!
— 伊波 杏樹 (@anju_inami) June 9, 2019
Aqours 5th LoveLive!
~NEXT SPARKLING!!~
Aqoursはこの9人。
たくさんの時間を
過ごしてきたからこその
大好きが、溢れた。
もっともっと世界中に
Aqoursを届けに…!!
ほんと、素敵な時間を
ありがとうございました🍊
高海千歌 役 伊波杏樹#Aqours5thLoveLive pic.twitter.com/vsnZ1T8Aks
私の推しにして、憧れの女性である伊波さん。1日目では、誇らしげに語ってくれました。
「紅白、東京ドーム、アジアツアー…そしてまたこの場所に立ってみて、Aqoursってこんなに広がったんだって改めて実感しました。どうだ、Aqours凄いだろー!…もっと褒めて/////」
Aqours凄いんだぞ、とリーダーである彼女の口から聞けることがどれだけ嬉しいことか。そして、それにはにかみながら答える彼女がどんなに可愛いことか。
「みんなも凄いんだよ?好きな物をずっと好きでい続けることは難しいから…だけどみんなにずっとAqoursを好きだって言ってもらいたい。私の始まりはラブライブ!が好きだって気持ちなんだ!」
「好きな物を好きでい続けることは難しい」
この言葉が印象的でした。嫌いになるのって、一瞬なんですよね。いつの間にか「好きでいること」に理由を付けようとする。
それがかえって重荷になるようなこともある。伊波さんはそんな「好き」の気持ちを大切にしようと宝箱へしまいました。
「皆さん、改めまして本日は本当にありがとうございました!じゃあ曜ちゃんバトンタッチ。声出すぞー!!」
いぇーい!と斉藤さんからバトンを受け継いだ2日目の伊波さんは、「声出すぞー!」とスリリング・ワンウェイに負けない煽りを見せてくれました。
せーの!かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かんかん!(みかん!)
かーんかーん!(み・か・ん!)
いえーい!!
メットライフドームに轟く「みかん!!」の叫び。まるでこの場所だけ地震が起きたかのように揺れている。みかん色の波が生まれている。
「暖まったね…もう寒くてしょうがないね。しょうがない、風も吹いとるから。梨子ちゃんなんて鳥肌立っとるのよ。みんな暖まったところでですよ、ということで。いや本当にね楽しかった。昨日もちょっとだけお話しましたが、私たちは沼津、静岡県の沼津から飛び出してきたスクールアイドルAqoursです」
彼女は会場を暖めた後、改めて自己紹介をしてくれました。
「だからこそ、今こんな埼玉なんていう大都会でライブをしてることが…何笑ってんの?埼玉は大都会だよ!東京ドームだったり、紅白歌合戦だったり、Aqoursがテレビで東京でライブ、凄いことだなぁと思います。でもそんな中で…今日は5th…あははは…ありがとう、あっためてくれてんの?」
埼玉は都会だよ!!と目を輝かせて言う彼女に会場からは笑いが零れます。
そしてAqoursが成し遂げとてきた功績に、歩んできた道のりに対して私たちは拍手を贈りました。
その拍手が照れくさいのか、はにかみながらも笑顔を見せる伊波さん。
「そんな中でこの9人でやってきたことが、ぜーんぶ形になって、全部全部成長してきて、やってこれたこの景色、見てこれたこの景色、凄いぞー!」
そして思いっきりこの叫んでくれました。これまでやってきたことが間違いではなく、全てが形となっていく嬉しさを、ステージの上で見せてくれました。
「千歌、とっても嬉しいです!これからも大好きを信じて、大好きを貫いて…ご満悦ー!!」
ご満悦、いただきましたー!破顔したその満足気な笑顔に満ち足りたような気持ちに私もなりました。
「私の始まりは、ラブライブ!が大好きだという気持ちだけでした。ラブライブ!サンシャイン!!を、Aqoursを、沼津を…もっともっと世界中に広げるために頑張りたいと思います!」
始まりは大好きな気持ちだけだった、と語る伊波さん。大好きな気持ちって、本当に凄い原動力となって、力をくれるんですよね。
私もAqoursが大好きだし、伊波さんが大好きだからこそ成し遂げれられたことがたくさんあります。助けられたことが何度もあります。
これからも伊波さんがリーダーとして輝くAqoursを、そしてラブライブ!サンシャイン、沼津を、ずっと大好きでい続けます。
ずっと応援しています。
その先の未来へ
1日目に披露された「ホップ・ステップ・ワーイ!」は3月まで行われた「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 ユニット対抗全国ツアー」を思い起こさせてくれました。
全国各地をまわり、ユニット毎の魅力や特徴を多くの人へと届けていく。普段なかなか遠征がしづらい人たちにとっては、またとない素敵な時間と景色を見ることが出来たと思います。
2日目、1日目と同様に「ホップ・ステップ・ワーイ!」が来ると思っていた私は、早速振り付けを真似するための準備をしていました。
そして流れ出したのは…
Jump up!
空高く舞う鳥へ かさねたハート
希望だけ持って飛ぼうよ
初めて耳にした曲。私はAqoursが歌うこの曲を知らない。え、これ、何の曲???
確か終わった後ですかね、連番者さんに聴きました。「これ何の曲ですか?」と。
連番者さん、それはもう驚いていましたよね。いや、自分もびっくりです。まさか視聴さえしていなかったなんて。
簡単な振り付けのため、振りコピがしやすい楽曲。そして何よりもAqours初のタオルを振り回す楽曲。
ロックフェス等々で風物詩となりつうあるこのタオル回しですが、やはり一体感が生まれるというのはこんなにも気持ちいいものなんですね。
更に驚くべきは、なんとこの場でフルを披露。まだ誰も耳にしたことがないフルVerを最速で聴き、見ることが出来る。なんと贅沢なことか。
トロッコに乗って、5thライブタオルを肩にかけたり、手に持ったり、振り回したりするAqoursメンバーがそれはもう楽しそうで…あぁ、きっと彼女たちもこういう曲を求めていたのかなぁ、なんて思いました。
ドームに吹き込んだ夏を運ぶ風。2日目は雨でしたからね…寒い風だったかもしれません。
その風は、Aqoursによって青い風へと生まれ変わりました。私たちファンの背中を押してくれる勇気の風へと、紙飛行機をもっと高い大空へと飛ばしてくれる存在となりました。
Aqoursは風、そして私たちは…紙飛行機、と考えるとなんだかいい関係にも思えますよね。でも私はこうも思うんです。
いつか彼女たちの風を運べるような…そんな風を送れるような素敵な場所を作りたいと。それが例えばブログだったり、イラストだったりと「大好き」が調和している空間なのかなと思います。
- 虹を見た
多くは語りません。ただ…私はあの景色を見せてくれた10人目の皆さんひとりひとりに感謝を伝えたいのです。
気付いたら…虹が見えました。
いつものようにAqoursコールをして、いつものようにAqoursメンバーが再びステージに登場するのを待つ。
いつの間にか当たり前だったことに、何の違和感も抱えてこなかった私は、小宮さんの言葉を噛み締めながらその瞬間を待っていました。
ふとなにかに誘われたのか、なぜその時後ろを振り返ったのか分かりません。ただ呼ばれた気がしました。
「後ろを見てごらん」と。
そうして振り返った私の目に飛び込んできた8色の光。まばらだったあの光たちが、点が、結ばれて線となって、帯となって虹へと移り変わっていきました。
誰が発端だったか今でも分かりません。企画なんていうこともあったそうですが…私はその一言でこの現象を語りたくないのです。
あの景色は…
「ファンが作り上げた愛の結晶」
だと言いたいのです。そう、まるでμ'sの「Snow halation」のオレンジ色が年々増えていったように。誰かに言われたからでなく、自分の意思で、その空気を感じて掲げた色。
あの景色を、私はファンの愛だと思っています。こんなにもたくさんの人に愛されているグループ「Aqours」
そのグループを同じように私も愛することが出来て幸せだと、この瞬間に立ち会えたことを誇りに思いました。
そして…これは個人的なこと。
「2日間、千歌ちゃんの色を掲げさせてくれてありがとう」
それぞれの卒業
会場は虹を保ったままユニット楽曲へと染まっていきます。果たしてこの景色を1番初めに肉眼で見たであろうAZALEAメンバーはどんな想いを抱いていたのでしょうか。
制服姿で歌う「卒業ですね」
サビの特徴的な振り付けが印象に未だに残っています。あの動き、割と中毒性がありそうですよね。
卒業の切なさを歌う彼女たち。彼女たちのステージといえば…やはりプロジェクターと関連させたパフォーマンスでしょうか。
最後に画面に映った3方向への階段。果南、ダイヤ、花丸…3年生が2人抜け、もう交わることのない道へとそれぞれが1歩踏み出す。
そんな切なさの中に秘められた決意のようなものを感じました。
Guilty KissがNext SPARKLING!!衣装に黒いベスト?エプロンを身につけ踊る「Guilty!? Farewell party」
卒業を迎えるにあたって、これまでを振り返り、楽しむ時間を紡ぐ3人。
全員ソロデビューが決定したため、それだけの歌唱力を持っているということ。期待を裏切らないラスボスのような存在が、2番手ということに驚きつつも、キレッキレなダンスを踊るギルキスに魅了されました。
ラストを飾るのはCYaRon!の「サクラバイバイ」
卒業の別れを悲しいものではなく笑顔へと変える魔法の曲。
Next SPARKLING!!の衣装に紺色のポンチョのようなものを羽織り、トロッコに乗って歌い踊るCYaRon!。
唯一3年生が所属していないユニットではありますが、友との別れを惜しむのではなく、笑ってさよならをするためにこの曲を3年生に向けて贈っているのかな、なんて思います。
三者三様の卒業に対するイメージや捉え方を、歌と踊りで見せてくれました。ユニットでのツアーも決まり、ますます楽しみが増えますね。
-
過去から未来へ
「大丈夫、無くならないよ。浦の星もこの校舎も、グラウンドも、図書室も、屋上も、部室も、海も砂浜も、バス停も、太陽も、船も空も、山も街も、Aqoursも…全部全部全部ここにある。ここに残っている。ゼロには絶対ならないんだよ。私たちの中に残って、ずっとそばにいる。ずっと一緒に歩いていく。全部私たちの一部なんだよ。だから…」
あと少し…。そう思いたくないのに、この場面を見ると終わりを感じさせられる。
このライブが終わってしまったら、この映画が終わってしまったら、もう簡単にはAqoursに逢えないかもしれない。
そんな不安がきっと心の中にあったと思います。私もその1人でした。
でもね、ずっとそばに居るんです。私の心に彼女たちは刻まれているんです。
ほら、ね。耳を澄ませば───聞こえてくる。
「いつも始まりはゼロだった」
千歌の声が。
「始まって、1歩1歩前に進んで積み上げて」
梨子の声が。
「でも、気付くとゼロに戻っていて」
曜の声が。
「それでもひとつひとつ積み上げてきた」
善子の声が。
「なんとかなるって、きっとなんとかなるって信じて」
ルビィの声が。
「それでも現実は厳しくて」
花丸の声が。
「1番叶えたい願いは、叶えられず」
鞠莉の声が。
「またゼロに戻ったような気もしたけど」
果南の声が。
「私たちの中には色んな宝物が生まれていて」
ダイヤの声が。
「それは絶対消えないものだから」
鼓膜を揺らすその声が。
私たちに「輝き」を求めさせてくれる。
「夢」を与えてくれる。
「未来」を信じさせてくれる。
半年以上経った今でも…彼女たちの存在は、私にとって、私たちにとって大きな存在であることに変わりはありません。
読者の皆様にとっても、きっと彼女たちの声が架け橋となって繋がった輪や生まれた物語があるはずです。
「青い鳥が、あの虹を超えて飛べたんだから、私たちにだってきっと出来るよ!」
青い鳥に導かれて…私たちは出会いました。
青い鳥、それはAqoursでもあり、ツールでもあり…様々な幸せを運んでくれる存在。
その存在が虹を超えて飛べた…それは、私たちもまたその先に進むことが出来るのだと、誰かとまた幸せを同じように分かちあったり、届けることが出来ることの証明のようにも思えました。
「過去」から「その先の未来」へ。
Aqoursという存在を、これからも語り継ぐことが、まだAqoursの存在を知らない、聞いたこともないような人たちへ届けることが、私の役目なのかもしれません。
舞台は変わり、ステージに現れたメンバーたち。
降幡さん…いや、ルビィちゃんが劇場版と同じように、みんなの輪から離れ1人観客へ向けてお辞儀をし、輪へと入ってゆく。ステージ上にまるで舞台袖が出来たかのような感覚に陥りました。
そして…彼女たちは魔法をかける。Aqoursとして、スクールアイドルとしてステージに立つために。
「1!」
「2!」
「3!」
「4!」
「5!」
「6!」
ステージには6人しかいません。ですが…
「7!」
「8!」
「9!」
姿は見えなくとも、ずっと心の中で支えてくれている。そして…実際よりも間があるようにも思えるあの瞬間に──
「「「10!」」」
私たちの声が木霊する。まるでひとつの声となって、たくさんの人へと届いていくかのように…あの日のことは鮮明に思い出せる。
果たしてここで10と叫ぶべきか否か。私は劇中歌として初めて「WATER BLUE NEW WORLD」が歌われた時、10!とは叫びませんでした。
私はあまり10と叫びたがらない派です。
それは9人のAqoursが大好きだからです。私が好きなAqoursに、私はいませんから。
ですが…ここで尺を長く取っていることを考えると…この時は「10!」と叫ぶべきなのだと思います。
その直後に千歌が「聴こえた…」と言うのです。それは劇場版の中では3年生に対してだったのかもしれません。ですが…5thライブにおけるあの言葉は、私たちファン、いや10人目に向けてだったのではないでしょうか?
「1からその先へ…!みんなと共に、その先の未来へ!Aqoursー!!!!」
私たちも一緒に、彼女たちと未来へと進んでいく。いつも円陣は声しか聞こえません。彼女たちの姿を見ることもありません。
ですが…今日だけは…新生Aqoursの6人がステージにいる。私たちの想いもひとつ。
サンシャイン!の掛け声の元に、私たちは集ってきたんだ…。
明日は今日より夢に近いはずだよ
6羽の小さな鳥たちが歌う「Next SPARKLING!!」
彼らは背中にある片翼を一生懸命に広げ、ドームに広がる大きな大空に架かった虹に負けない輝きを放ち始めました。
1年生、2年生が丁寧に歌い出し、軽やかに舞う。
まるで片翼の羽は軽く、どこか覚束無いようでいて…でも、どこか安心出来る。
3年生から受け取ったバトンを、想いを、ぎゅっと握り締めるように歌う。そんな6人の歌声は…きちんと3人へ届いていました。
メインステージで歌う彼女たちに対して、ダイヤ、果南、鞠莉の3人はセンターステージから歌い出しました。
そう、実際に彼女たちは2年生と一緒には"まだ"歌っていません。手を取り合って、初めてこの9人が一緒に歌う「Next SPARKLING!!」が完成します。
1人だけ、サビの部分でこの円陣となった時にジャンプする女の子がいます。
それが黒澤ルビィちゃんです。
ラブライブ!シリーズの売りとも言えるシンクロ。降幡さんは、そのジャンプさえも見事にシンクロさせていました。
耳を澄ませば、彼女たちの歌声が聴こえてきます。今キーボードを叩きながらでさえも…鮮明にあの時のことが蘇ってきます。
それだけ私にはあの時間が鮮烈だったのかもしれません。終わらないで、と思うと同時に僕らもまだまだ頑張れるんだ、と勇気を貰いました。
アウトロ。センターステージでそれぞれのタイミングで私たちに背中を向けて1列で並ぶ8人。 そして最後に…メンバーに合わせてタタっと足を詰め並ぶ高海千歌。
それを合図に1歩、また1歩と階段を上がる9人。階段を登り切った後…くるりと回転して、私たちと向き合うAqours。彼女たちは自然と手を繋ぎ…私たちへと最大のお辞儀を見せた。
言葉ではなく、姿で感謝を伝える。いつも違う彼女たちのライブは新鮮で、鮮烈で…感銘を受けました。こういう終わり方もあるんだ…と、手を振り続ける彼女たちに対して、私たちファンも最大限の拍手を送ります。
「相思相愛」で作られるライブに幕が下りました。
- サンシャイン
波打ち際に寄せる波。太陽の光に反射してきらきらと光る海が、スクリーンに、そして私と周りに広がっている。
すーっと息を吸う音が聴こえた。
「Aqours!!」
伊波さんの意志が、想いが…大好きが詰まった掛け声。私が大好きな声。
それはここまでのどのライブの掛け声よりも力強く、そして輝きに満ち溢れた声でした。
これからもずっとAqoursであり続ける。
ラブライブサンシャイン、Aqours、沼津という地をもっと世界に広めていく。
もっとたくさんの人たちへ…大好きを届けていく。
そんな想いを受け取って…私たちも全身全霊で。
「サーンシャイン!!!!!!!!!」
応えていくよ。応えていみせるよ。
終わりに
長々と読んで下さった読者の皆様、ありがとうございました。
半年以上もかけて、時には放置したり、書かなかったり…と、遅筆すぎるにも程がありますが、こうして満足の行く記事を書けたこと、嬉しく思います。
そんなこの記事の投稿日は、「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜」のBD&DVDの発売日です。
皆さんは購入されましたでしょうか?
私はもちろん購入しましたよ。でもね、まだ受け取ってないと思います。笑
タイミングを見失って、お蔵入りになりそうになっていたこの記事を救ってくれたのも5thライブですね。あの日…メットライフドームに架かった虹が今でも証明し続けてくれているものがあると思います。
それはあの日見た虹が繋いだことです。
虹が繋いだ輝き──それは何にも負けない輝きでした。
目に焼き付いて離れないたったひとつの輝き。
ナンバーワンで、オンリーワンな輝き。
虹が繋いだ夢──それは終わらない夢でした。
ラブライブ!サンシャイン!!、Aqoursに出逢い、次から次へと生まれてくる夢。
永遠に尽きることのない無限大の夢。
虹が繋いだ未来──それは私たちを照らし続ける未来でした。
またいつか会える、そう信じさせてくれる未来。
私の道の先に待ち続ける未来。
この5thライブは、Aqoursにしか出来ないこと、Aqoursだから出来ること。ナンバーワンで、オンリーワンな輝きでした。
Aqoursがステージから去っても、会場からこの雨の寒さを吹き飛ばす程、暖かな拍手が送られる。そして、Aqoursのライブだから起きたあの拍手。
ライブを共に作り上げてくれた戦友たち…ファンに対して、拍手を送りあったのです。まるで…伊波さんが感謝の気持ちを伝えてくれる時のように、私たちもまたお互いに感謝をしているんです。
一緒にAqoursのライブを作ってくれて、愛してくれてありがとう、と。
その想いを伝えるために、規制退場で放送のアナウンスが流れる度に拍手とそして大きな声でこう叫ぶのです。
「ありがとう!!!!!!!!」
私がこれまで参加してきたライブで、こんな経験は初めてでした。例えば…誰かが「お疲れ様でした!!」と声を掛ければ、それに対して「お疲れ様でした!!」とオウム返しをするくらい。
ただその空間も素晴らしいものだな、と私は思っていたのですが…こんなにも大きな会場で、しかもアナウンスが流れる度に、帰路や打ち上げに向かうであろうオタクたちに対して拍手や感謝の言葉を届けることがあるのでしょうか?
あの瞬間、あの日がその歴史を塗り替えた日です。記念日でもある6月8日、6月9日。その日を迎える度に、私たちはきっと思い出すことでしょう。
あの日見た虹のことを──。