ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期 #13「私たちだけの輝き」』感想カタ語る

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「彼女たちが見つけた輝き」

 

皆さん、初めまして!

いつも読んで下さる皆様はありがとうございます。

この度は『さらログ』を読んでいただきありがとうございます。改めまして自己紹介をしたいと思います。

 

私、さらいんと申します。

ゆるゆると文章を綴るのが好きな田舎暮しのやつです。

このはてなブログで書き始めて1年経ちましたがまだまだ未熟者であります

 

ブログを始めたのは、2016年の9月。

アメブロがすべての始まりでした。

それから1年という月日はあっという間に過ぎ去り、2017年の10月7日…私の誕生日の日に『さらログ』として改めて書き、以前よりも多くの方の目に留まっていただき感謝の想いでいっぱいです。

 

さてこちらのブログを書き始めてから、1年が経ちました。

この1年は先ほど申しました以上に時の流れを早く感じました。

というのもラブライブ!サンシャイン!!Aqours 2nd LoveLive!〜HAPPY PARTY TRAIN TOUR』を終え、その1週間後にラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期』が始まり、ブログと共に生活する日々が始まりました。

 

感想寄りの考察を少し交えたブログ…時にはリアルと照らし合わせては…そんな生活もこのブログにて終止符を打つこととなりました。

 

先日10月7日に「ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ二期」第1話が放送されましたね。それに伴って『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期感想カタ語る』と題しまして、2期の考察や感想を述べていこうと思います。
皆さんが気になっていると思われます「カタ語る」とは、パソコンのキーボードを打つ音が「カタカタ」しているのと、「語る」をかけて、「カタ語る」という意味です。

ラブライブ!サンシャインの輝きは、全13話に終わらず、更に大きく確固たるものになっていくのか、どんな輝きが待っているのか、ワクワクが止まりません。物語をひとつの音楽として語っていこうと思います。

では、彼女たちの輝きを、セカンドシーズンの煌めきを、新たな未来へと1歩踏み出す9人の少女の物語を、アニメ映像ともに振り返っていきましょう。

nanoha1007.hatenablog.com

書き始めの頃は、どんな風に書こうかな?とこのブログをどう構成していくか全くのノープランでした。結果ひとつのストーリーを音楽のように見ていく形になりました。

 

1度、書くことを辞めてしまい、ずっとこの下書きに保存された2期13話「私たちの輝き」の感想ブログがありました。

 

4thライブの記事を書いている中、ふと下書きにあった、世界から忘れ去られようとしていたこの記事を見て、やはり世の中に送り出したい…その想いで今キーボードを取っています。

 

最後の最後まで…時間はかかりましたが…このブログを書き続けることが出来たのも、酒井和男監督を始め、Aqoursメンバー、ラブライブ!サンシャイン!!という作品に携わった関係者の皆様、そしてラブライブ!サンシャイン!!を愛してやまない読者の皆様のおかけです。本当に本当にありがとうございます。

 

それでは、皆様と一緒に彼女たちが描いた物語の1ページを、奏でた音楽を振り返っていきたいと思います。お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

 

イントロ

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「今日の制服、なんか新品みたい!」

「のり、ばっちり効かせたからね!」

「ありがとう」

「首。ボタンちゃんと締める」

「うぅ、苦しいよ…」

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「あら?千歌、少し見ない間に…」

「えっ?」

「あら?千歌、少し見ない間に…太った?」

「もう!余計な事言わなくて良い!」

<夢と現実の狭間>

イントロというには長いほどのパートですね。

海岸に立てられた『LoveLive VICTORY』と書かれた文字。頂に立つ者のみが受け取れる優勝旗。

彼女たちは優勝したんですね。あの舞台で…。

紙飛行機を空に向かって飛ばす千歌。その紙飛行機は遠くまで飛ばず、すぐに落ちてしまいます。もう一度拾い上げ投げるものの…変わらず揚力を失い、砂浜へと落下してしまう。彼女の表情は少し困り顔。

 

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「梨子ちゃん、その子…」

「おはよう!新しい家族のプレリュードよ。よろしくね」

「えっ?」

「苦手だったんだけど、飼ってみたら可愛くて仕方ないの。よーし、よーし」

千歌の叫びに反応する1匹。犬が大の苦手だった梨子がその犬を抱っこしている。運命のように繋がった出会いを大切にしている証。ここから彼女と犬との前奏曲が始まりわけですね。

 

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「しいたけちゃんも家族が増えて嬉しそうね」

「東京から帰ってきたらいきなり産まれてるし、びっくりしたよ」

この画像は意図してではありません、決して。決してです。

たまたま貼り付けたら、繋がりました。笑わないでください。

しいたけは女の子だったんですね。私たちの素直な感想を梨子ちゃんが代弁してくれましたね。

 

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「おはヨーソロー!」

「「ヨーソロー!!」」

「気合い入ってるね」

「そりゃ最後だもん。ルビィちゃんたちももう来てるよ」

学校へと場面は移り変わり、「おはヨーソロー」の掛け声と共に元気な2年生が映り込んでいる。桜が綻び、今日という門出を祝福しているようにも思えました。

 

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ヨハネのことはほっといてー!」

「いつまでそこにいるずらー?」

「式が始まっちゃうよー?」

「いいから先行って…わぁぁー!見るなー!!!」

何かを必死に隠そうとしている様子の善子。善子を心配する花丸ルビィ。木の上から善子が飛び落ちてくるこのシーンは、1期1話「輝きたい!」を模していますよね。

 

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「どう?緊張してる?」

「まさか」

「むしろ誇らしいですわ、この場に立ち会えることが」

微笑ましく見守る3年生。3年間通ったこの浦の星女学院とも今日でお別れ。そして、浦の星女学院は今日をもって…そんな中でも緊張ではなく、誇らしいと語るダイヤ

 

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「ずいぶん思い切って失敗したずらね…」

「気合い入れてセットしたら、いつの間にかこんなになっちゃって…」

「大丈夫!まる達に任せるずら。まるがまるっと整えてあげるずら」

善子が隠していたこと、それは自分で気合いを入れてセットした髪型が上手くいかず、人に見せられないほどになってしまったということでした。

よくありますよね、気合い入れて準備をしたら空回りしてしまった…だとか。いつもの1年生のやり取りに、場はゆるっと和みますね。

 

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「ここ、こんなに広かったんだ」

「色んなもの持ち込んでたから」
「ちゃんと整理整頓してれば、ここでもっと練習出来たかもね」

「果南ちゃん…全部なくなっちゃったね」

「そんな事ないよ。ずっと残っていく。これからも」

部室の天井を見上げる千歌

その空虚な空を見て、彼女の瞳には何が映っているのでしょうか。

千歌の問いかけに自分の意見を述べる果南

物として、形としては何も残ってないのかもしれません。ただ果南が示したのは、物ではなく「思い出」

ここで過ごした日々は、ずっと心の中に刻まれている、そのことを言いたかったのだと思います。

 

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「鞠莉さん」

「どうしたの?ダイヤ?」

「言っておきますけど、おふざけはNGですわよ。最後くらいは真面目に」

「勿論そのつもりでーす!一番真面目に、一番私達らしく!」

「本当です…の?」

「がんば…るびぃぃー」

てへぺろっ」

<ダイヤちゃんと呼ばれたい>

今日の理事長挨拶を危惧するダイヤ。いつものように鞠莉のおふざけがあってしまっては…そんな懸念材料を抱いた矢先、怪訝な表情の先にはルビィの姿が。でかでかと理事長室の窓に「がんばルビィー」の文字をペンキで書いていますね。

 

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「これは…何ですの?」

「ダイヤちゃん!寄せ書きなんだって、最後にみんなでって!」

「中庭を解放して、校舎にみんなで寄せ書きでーす!」

「さぁ、お姉ちゃんも」

ルビィだけでなく、梨子善子浦の星女学院の全生徒が校舎の至るところに落書きという名の寄せ書きをしています。ダイヤに向けて、メンバーカラーの赤色のペンキを渡すルビィ

 

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「これから式だと言うのに、こんなに汚れてしまってどうするんですの?」

「何かこうやって見ると、色んな事があったなって思い出すよね」

「練習したり、みんなでふざけたり…」

9色に染まった虹を眺める9人。それを見ながら感傷に浸り、思い出を振り返っていく。

 

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「ダメだよルビィちゃん。最後まで泣かないって約束したんだから」

「だね!明るく一番の笑顔で 」

ポトリとピンク色に染まったはけが芝生に落ちる。ルビィは顔を覆い、涙を零す。そんなルビィに寄り添う花丸

下を俯く者、目を閉じる者、優しく見つめる者、上を向く者…それぞれがそれぞれの想いを抱えて、現実を受け止めようとしている。

 

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「なんか変だね、鞠莉から貰うなんて」

「一生の宝物だよ。大切にね」

<ONE FOR ALL>

厳かな雰囲気の中、式は進んでいく。

卒業証書授与の代表は果南

理事長である鞠莉から手渡されるのですが、卒業生から卒業生に渡されるというのは、確かに果南の言う通り変ですよね。でもそれが「浦の星女学院らしさ」であり、果南たち「3年生らしさ」なのかもしれません。


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「今日この日、浦の星女学院はその長い歴史に幕を閉じる事になりました。でも、私達の心にこの学校の景色はずっと残っていきます。それを胸に新たな道を歩めることを、浦の星女学院の生徒であったことを誇りに思います。只今をもって、浦の星女学院を閉校します!」

生徒会長として、生徒の背中を押し、支えてきたダイヤの言葉。それは、この浦の星女学院の生徒であったことを誇りに思うという言葉が私には響きました。本気で廃校を阻止しようと、学校を愛していたからこそ生まれた言葉だったのかな?と思います。

閉校宣言を真っ直ぐに前を見据えて言い切るダイヤ

 

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「私達はやったんだ!」

ラブライブ!で!」

「優勝したんだ!!」

画面いっぱいに広がった「赤」

鞠莉の手によって高々と掲げられた優勝旗。

力強い宣言と共に、彼女たちの口からはっきりと「優勝」したことを告げられ、私もようやくその事実を噛み締めることができ、鳥肌が立ちました。彼女たちはやり遂げたんですよね。

 

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見たことない夢の軌道 追いかけて

流れ出す軽快なリズムは爽やかな青空にピッタリ。

彼女たちのStoryの始まりの曲が流れます。

私たちは当時まだ知りませんでした。この裏側に隠されたお話を。今の私たちはその答えを知っています。何故この曲がこの場面で流れたのかを。

 

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喜びを体現するかのように、満面の笑みで抱き合う3年生。


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何かを噛み締める善子、花が綻ぶような笑顔を見せる花丸、喜びを抑えきれないルビィ


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しっかりと抱き合い喜びを共有する2年生。


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彼女たちの視線の先には…


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WINNERS Aqours」の文字がでかでかとスクリーンに出されています。彼女たちは、優勝して、浦の星女学院の名を残すことを成し遂げたのです。

 

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「さて、そろそろ時間ですわよ」

「まだ誰も帰ろうとしてない」
「ふふ、放っといたら明日でも明後日でも残ってそう」
「完全に籠城ずら」
「そしたら、また学校を続けて良いって言われるかも」
「そんな事になったら皆びっくりだよ」

「だね」
「ちゃんと終わらせよう。みんなでそう決めたんだから」

ひとり、またひとりと屋上から去っていく。善子のみ、その屋上に何か固執したいのか、留まり、眺める様子が映し出されています。

 

彼女にとって、このAqoursという場所は自分を認めてくれる場所、ヨハネという存在を肯定してくれる居場所。

そんな彼女の想いが、その足を屋上へと留めている要因なのかもしれません。

 

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「みんなで思い出しながら描いたんだよ!」

「あの時私たちから見えていた千歌たち」

「輝いてたな本当…目が開かないくらい!」

黒板に描かれた決勝大会で歌われた「WATER BLUE NEW WORLD」の衣装に包まれたメンバーたち。

 

この黒板アートは、彼女たちの聖地である沼津で経営されている「つじ写真館」さんのイラストが実際に使われているそうです。

実際に聖地となった地域の方々のアニメへの「好き」が、こうして彼女たちの物語へと繋がっていくということが、同じアニメを愛する者として何よりも嬉しいです。

 

私も聖地を訪れた時にその黒板アートを見させて頂いたのですか、見た瞬間何も言葉が生まれず、言いようのない感情がずっと私の心に残っていました。

 


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「私達にも見えてたよ、輝いてるみんなが…会場いっぱいに広がる、みんなの光が」

「じゃあ全部輝いてたんだ!」

「うん、そうだよ!全部輝いてた!」

千歌たちの前に広がる「青い光の海」

1期13話「サンシャイン!!」で「みんなー!一緒に輝こう!!」と叫んだ彼女の想いが、夢が、光となって彼女の目に焼き付いていたんですよね。

 

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「じゃあ閉じるよ…」

2年生となり、1年間を共にした教室とお別れを告げるために、そのドアを閉じる。机も椅子も、壁に張り付いた紙も、全部全部空っぽになったその教室に描かれた黒板アートだけがこの先ずっと残っていく…。

 

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「これで終わりずら」
「全部なくなっちゃったね」

「捨てられた訳じゃないずら。鳥みたいに飛び立っていったずら」

<友情Diary>

段ボールへと詰めた物語。花丸にとって、本は彼女を「物語」の世界へと連れていってくれる、言わば導き手のような存在。そんな本たちは、彼女の元から旅立ち、それぞれの空へと羽ばたいていく。

 

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「ルビィ達も新しい学校に行くんだよね…」
「ちょっと怖いずら…」

「ルビィだって…でも、花丸ちゃん達とスクールアイドルやって来れたんだもん。大丈夫かな」

その本たちと同様に、ルビィ花丸も新しい高校へと行くわけですが、その不安を口にする2人。ですが、ルビィは以前のようなか弱い印象はありません。自分に秘められた力を目覚めさせ、姉に頼らずとも真っ直ぐに前を見据えている。そこには頼りになるルビィがいました。

 

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「一緒に閉めよう?」
「嫌よ!」
「一緒に閉めるずら」
「嫌だってば!」

「一緒に閉めるずら!!お願いだから…」

「分かったわよ…」

図書室へとさよならを告げるためにドアを3人で閉めようとしますが、頑なに一緒に閉めようとしない善子

まるでこの現実に向き合いたくないかのように、花丸の問いかけにも否定を示す。

そんな善子に対して、声を荒らげる花丸

彼女がこんな風に懇願するのは、これが初めてだったと思います。

 

3人で、この場所に別れを告げたい。

「孤独を愛する者」をずっと守ってくれた図書室への最大限のお礼のようにも思えました。

 

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「ごめんね…」

「いいわよ別に…」

「今までまるたちを守ってくれてありがとう」

「ありがとね…」

「バイバイ…」

静かに、その音が響く。

静謐をもたらしていたこの教室に書かれた「ありがとう」の文字。

何一つ本は残っていませんが、彼女たちの想いは図書室の神様に伝わっているはずです。


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「いい音だね」

「ここのピアノ、とてもいい音がするの」

「広くて音が響くからかな?」

「そうかも」

「綺麗だよね、この景色」

「最初転校してきた時、思ったなぁ。東京じゃ絶対見ることが出来ない景色だって」

<ありがとう、そしてサヨナラ>

ピアノの弾きながら、語り合う2人。

 

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「私ね、ずーっと言っておきたい事があったんだ」

ん?」

「実は、梨子ちゃんの事が…だぁぁぁぁぁぁぁぁぁーい好き!」
「私も」

1期11話「友情ヨーソロー」を思わせるかの2人。

梨子に対して嫉妬のような感情を抱いていましたし、梨子もまたに対して後ろめたさのような感情を抱いていたと思います。

その2人が、こうして自分の素直な想いをうち明けている。もうここに言葉はいりませんよね。

 

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「みんなと一緒に過ごせて本当に楽しかった!」

「うん、楽しかった!」

音楽室に別れを告げる2人。その表情は晴れやかでした。

 

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「いつまで見てるつもり?」

「わかってる」

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「鞠莉さん、あなたへの卒業証書ですわ」

「私の…」

卒業証書、感謝状、小原鞠莉殿。右の者は生徒でありながら本校の為に理事長として」

「尽力してきた事をここに証明し、感謝と共に表彰します。浦の星女学院全校生徒一同。代表、松浦果南

黒澤ダイヤ

浦の星女学院全校生徒から、理事長へと宛てられた世界でたった一つの表彰状。

 

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「受け取って」

「鞠莉」

その表彰状を受け取ることに躊躇う鞠莉。彼女は、未だにこの学校が廃校となり、果南ダイヤと離れ離れになり、2年前のようにすれ違うことを恐れていたのかもしれません。

 

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「大丈夫、空はちゃんと繋がってる。どんなに離れて、見えなくなっても」
「いつかまた一緒になれる」

「ありがとう…」

そんな鞠莉果南はあの時、ラブライブ!決勝大会前に鞠莉が言葉にしたことを送ります。どんなに遠く離れていても、空は繋がっているように心も繋がっている。

いつかまた彼女たちは一緒に大切な時間を築いているでしょう。

 

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「さよなら… 」

理事長室へと別れを告げる鞠莉

廃校を阻止するために奮闘したことも、見守った時も…辛いことも楽しいことも、全てを受け止め、次へと活かしていた彼女の理事長としての姿に頭が上がりません。

 

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「最後はここ…ここがあったから」
「みんなで頑張って来られた」
「ここがあったから、前を向けた」

始まりは1人。1人から2人、そして3人へ。

3人のファーストライブを経て、スクールアイドル部の部室が出来ました。

 

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「毎日の練習も」
「楽しい衣装作りも」
「腰が痛くても」

足跡のように残されていた歌詞や思考を凝らしたダンスフォーメーション。

1つひとつ、1人ひとりのメンバーそれぞれの衣装。

 

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「難しいダンスも」
「不安や緊張も全部受け止めてくれた」
「帰って来られる場がここにあったから」

Aqours WAVE」もここから生まれました。

ゼロだったあの時を変えるために。ゼロをイチにするために。始まりはここからでした。


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「ありがとう!」

いつも暖かく受け入れてくれた自分たちの部室へ感謝を述べ、その部室の看板を外す千歌

 

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夕陽に照らされた浦の星女学院を正面から見つめる生徒達。その夕陽は、この学校の長い歴史に終止符を打つような…そんなことを考えていました。

 

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「千歌ちゃん」

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「千歌」

優しく声をかける1年生、3年生。

 

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その問いかけとは対照的に、歯を食いしばって正門を閉じていく千歌。しかし、あと少しのところで正門を閉じることが出来ません。

 

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「浦の星の思い出は…笑顔の思い出にするんだ…泣くもんか…泣いてたまるか…」

あと少し、ほんの少しだけ力を込めれば閉じることが出来る。それを阻んでいるのは、彼女の心です。

 

「やだ」「認めたくない」

 

行動と心は表裏一体だと思います。その反発しあう2つ。「行動」と「想い」がこの現象を引き起こしている。

 

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「「千歌ちゃん」」

「一緒に」

「閉じよう」

そんな千歌の「行動」と「想い」の反発を包み込む梨子Aqoursが結成した時から長く一緒にいた2人だからこそ、「一緒に」と千歌を支える言葉を投げかけます。

 

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校門の扉が、その歴史に幕を下ろす。

この世界の片隅で、たくさんの人に、生徒に愛されていた学校が、その長い歴史に終わりを告げました。

ラブライブ!の歴史に名前を刻み、その学校へ入学する生徒はもういません。

残された時間を精一杯、輝くために駆け抜けてきた彼女たちと学校は、誰かを照らす太陽のような役割を終えてしまったのかもしれません。

 

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「どうしてあそこなの?」

「みんなから良く見える所が良かったから。いつ来ても、いつ戻っても出迎えてくれるようにね」

冒頭のシーンへと戻ってきました。

このシーンは、浦の星女学院が廃校し、卒業式を終えたあとのことだったんですね。

 

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「春だねぇ…3年生の子達はもう発ったの?」

「うん…鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも果南ちゃんも、もういないよ…」

3年生はそれぞれの夢への道へと。

この小さな街から巣立っていきました。

小鳥だった彼女たちは、外の世界を見るために故郷を離れていく。

何度挫折しようとも、彼女たちはきっと大丈夫。離れていても心は繋がっているから。

 

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「ねぇ、覚えてる?昔の千歌はうまくいかない事があると、人の目を気にして本当は悔しいのにごまかして、諦めたふりをしてた。紙飛行機の時だってそう」

千歌に対して、千歌の母は昔の頃の話をします。

普通怪獣だと自分に言い続けてきた千歌は、本当は心の奥底で悔しがっていた。誰しも失敗や挫折しているところを他人に見られるのは好きではありません。それは私も同じです。

 

紙飛行機を飛ばしても、上手く飛びません。それは、千歌が輝きの答えへの迷い抱いているから。

だから飛行機は飛びません。

 

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「私、見つけたんだよね。私達だけの輝き。あそこにあったんだよね」

「本当にそう思ってる?」

自分だけの、私達だけの輝きを見つけたのか、不安になる千歌。そんな彼女に家族は言葉を投げかけます。

 

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「相変わらずバカチカだね」

「何度でも飛ばせば良いのよ、千歌ちゃん!」
「本気でぶつかって感じた気持ちの先に、答えはあったはずだよ。諦めなかった千歌にはきっと何かが待ってるよ」

家族の言葉がふとした時に大きな力になる時ってありませんか?

いつも傍で見ていてくれたから、見守ってくれていたから…あの舞台でのことも。

千歌の本気の想いを感じ取っていたからこそ、彼女の背中を押す言葉たちが生まれる。

 

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「行けー!飛べぇぇー!!」

<私たちの輝きはそこに>

普通怪獣は叫ぶ。

落ちかけた紙飛行機へ、自分の想いを吐露するかのように、願うかのように。

その願いが風を呼び、紙飛行機は風に乗って、遠くへと飛翔していきます。

 

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「行ってらっしゃい」

楽しげに笑いながら、その紙飛行機を追いかけ始める千歌。そして、その背中を後押しする「行ってらっしゃい」の一言。

 

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トンネルをくぐり抜け、追いかける。


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太陽の光を反射し、光り輝く内浦の海の傍を走り、


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学校へと繋がる坂道を走り、


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やがて辿り着いた学校はあの頃のように閉まっているはず。ですが、校門が少し開いている。

まるで、「おいで?」と千歌を呼ぶように、不思議な世界へと誘うかのように。

その隙間に導かれるように、千歌は校内へと足を踏み入れます。

 

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「失礼しまーす…2年A組高海千歌です…」

職員室。

恐る恐る入室する千歌。もしかしたら千歌は何度も職員室に呼び出しでもされていたのかな?なんていう想像をしてしまいます。

 

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「ごめんなさい」

そんな千歌の耳に響いた木霊。それは、この浦の星女学院で過ごしてきた日々たちでした。

廊下で転向してきた梨子に対して、何度も何度もスクールアイドルに勧誘したこと。

 

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「くんくん、制服ー!」

「「あ、ダメ!」」

ベランダで、突如上の階から落ちてきた制服目掛けてが飛び込み、千歌梨子が落ちないように支えたこと。

 

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「離して!離せって言ってるの!」

「良いというまで離さない!」
「二人共おやめなさい!みんな見てますわよ!」

教室内で、鞠莉果南がクラスみんなが見ている中、2人の喧嘩をなんとか仲裁しようとダイヤが奮闘していたこと。

 

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「ルビィ!スクールアイドルがやりたい!花丸ちゃんと!」
「まるに出来るかな…」

図書館でひっそりとしていればいい、私はスクールアイドルには向いてない、と諦めようとしていた花丸と一緒にやりたい、とルビィが言ったこと。

 

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「変な事言うわよ、時々儀式とかするかも…リトルデーモンになれって言うかも…」

屋上へ続く階段で、堕天使を信じる善子の心の奥底に潜んでいた本音を聞いたこと。

 

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「ワンツースリーフォー…今のところの移動はもう少し早く 」

「はい!」

「善子ちゃんは…」

ヨハネ!」

「ふふ、気持ち急いで」

「承知!空間移動使います」

ラブライブ!へ向けて、屋上で何度も何度も練習を重ねたこと。

積み重ねてきは日々が、千歌の心の奥底に刻まれ、ずっと彼女のことを揺さぶっている。

 

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「私、嘘つきだ…泣かないって決めたよね。千歌…うっう…どうして、思い出しちゃうの…どうして聞こえてくるの…どうして…どうして…」

かつて浦の星女学院で過ごしてきた思い出は、学校と共に心の奥底に閉じ込めたはず。

そして、泣かないという誓いも立てた。

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「起こしてみせる、キセキを絶対に!…それまで泣かない、泣くもんか」

なのに、それでも思い出してしまうのは、聞こえてしまうのは…千歌がまだあの日々に囚われているから。

前を向くことが出来ず、過去のことにすがりついてしまっているからだ思います。

そう、まだ彼女にはやり残したことがあるはず。

 

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千歌の鼓膜に響いた音。

それは始まりの音なのか、終わりの音なのか。

前を向く勇気の音、心を揺さぶる音。

その正体は何なのか突き止めるために、千歌は走ります。

「普通の私の日常に、突然舞い降りた奇跡。

何かに夢中になりたくて何かに全力になりたくて…。でも何をやって良いか分からなくて、燻っていた私の全てを吹き飛ばし、舞い降りた。それは…その輝きは!!」

あの日と同じように、自分を変えてくれる"何か"を探して…。

そして…ようやく見つけた"輝き"──。

 

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「千歌!」
「遅いじゃん!」
「また遅刻だよ!」

辿り着いた体育館には、新学期が始まった時と同じように浦の星女学院の生徒たちがいました。

"また"遅刻してしまった千歌は、驚きと安堵の表情を見せます。浦の星女学院の生徒たちに導かれて、ステージの幕が上がっていきます。

 

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「夢じゃないよ」

幕が上がり、ステージにいたのはAqoursのみんな。

もう既に答えは傍にあったのかもしれません。

 

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千歌とみんなで歌いたいって」
「最後に!」

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「この場所で!」

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「約束の地で!」

「待ってたずら!」

「千歌ちゃん!」

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「歌おう!」

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「一緒に!」

千歌と共に、Aqours9人揃ってもう一度歌うこと。

それが、彼女の、彼女たちがやり残したこと。

最後にこの場所で刻むラストライブ。

 

千歌は常に手を伸ばしてきました。

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ピアノに迷う少女の手助けになりたいと、笑顔にしたいと手を伸ばし、


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自分に自信がない少女に「できるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ」と手を伸ばし、

 

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自分の好きを表現し続けていいと、とある堕天使に手を伸ばしてきました。

伸ばすだけではありません。時に支える言葉を、1歩踏み出す勇気を。

彼女はいつだって、リーダーとして、いや1人の仲間として、友達として、スクールアイドルとして、笑顔を届けてきました。

 

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今度はその手を差し伸べられた仲間たちから、彼女へ向けて手を差し伸べられます。

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仲間たちと輝いてきた"物語"を歌うために─────。

 

‪WONDERFUL STORIES‬

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夢を駆けてきた(僕たちの)

WONDERFUL STORIES(全力で)

輝いたストーリーさ

メンバーそれぞれが、自分のポーズを決め、ハイタッチでバトンを繋いでいくシーンには、彼女たちの結束力を感じます。

 

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いつも いつも 追いかけていた
届きそうで届かない(ミライを)

決めたよHand in Hand」を連想させる廊下と中庭の桜の木。

Aqoursという名前もない、まだ衣装もない、メンバーさえ決まっていない。浦の星女学院の制服と共に歌い踊ったのが初めての曲でしたね。

"夢"が生まれる予感は、ただの錯覚なんかじゃない、動き出さなきゃ始まらないよ!!と、前向きな気持ちにさせてくれました。

 

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だから だから 君に会えたよ
一緒にいてくれてありがとう

Aqoursという名前がつき、2年生3人による初めてのライブで披露された「ダイスキだったらダイジョウブ」

スクールアイドルという世界は、知らないことばかりで、それでもその"輝き"に期待して、ダイスキな気持ちでいればダイジョウブなんだよ!!と、これからのことに希望を持つ3人の心情が強く表れていました。

 

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足りないって気分 悔しかったんだ
(もっと欲しくなる)

沼津という街、内浦に住む地域の人々の暖かさを改めて知ることが出来た「夢で夜空を照らしたい

この景色こそが、この場所こそが、Aqoursにとって大切なものでした。

自分たちは輝ける。そう信じて立った東京のステージで、彼女たちは大きな挫折をしました。

 

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特別な何か探す冒険
そしてここに来て やっとみつけた!

それでも彼女たちは諦めませんでした。その悔しさをバネにし、更なる"輝き"を見つけるため、ゼロを1へ帰るためにもがき続けました。

 

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本当は持ってたんだよ(僕たちは)
みんな持ってた(胸に)

3年生が加入し、9人となったAqoursが初めて歌った「未熟DREAMER

本音をぶつけ合って、すれ違いを経てより絆が深まった3年生、そしてAqoursの9人。

 

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眠る輝き めざめる前のチカラ

そんな中、梨子の元へ届いたピアノコンクールへのエントリーメール。迷い、葛藤し、それでも背中を押され、本当にピアノと正面から向き合うことが出来た梨子

どこにいても同じ明日を信じてる、と拳を高く突き上げ、想いはひとつだよ!と歌いあげた曲である「想いよひとつになれ

 

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夢を駆けてきた(僕たちの)

物語(いっぱいの)

船が往くよ、と自分たちだけの新世界へ向けて、"輝き"に向けて、もう迷わない!そう誓った「MIRAI TICKET

 

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思い出からは 

説明会かラブライブ!か…どちらかを選ぶなんて出来ない、最後まで強気で行こう!そんな想いが滲み出ていた「MY舞☆TONIGHT」

 

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流れるメロディー

千歌が自分自身を認めるために、信じるために、難易度の高い技へと"挑戦"し、成功させた「MIRACLE WAVE」

 

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あたらしい夢が聞こえる

遠い函館の地、大切な2人のお姉ちゃんへ向けた妹からのクリスマスプレゼント。自分に隠された力を目覚めさせ、もう大丈夫だよ!と歌った「Awaken the Power」

 

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遠くへまた行こうよ DREAMING DAYS

ラブライブ!決勝大会。浦の星女学院の名を、ラブライブ!の歴史に刻むために、イマを刻み、ミライへ向かうために舞い踊った「WATER BLUE NEW WORLD」

 

彼女たちが歩んできた道のり、物語を、衣装とシーンと共に振り返ってきました。

そして──"輝き"は一体何だったのか、千歌はようやく気付きました。

 

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「分かった…。私が探していた輝き、足掻いて足掻いて足掻きまくって…やっと分かった!最初からあったんだ、初めて見たあの時から。何もかも1歩1歩、私たちが過ごした時間の全てが…それが輝きだったんだ…探していた私たちの輝きだったんだ…!」     

何故千歌は今まで気づかなかったのか…それは今を全力だったからだと思います。

目の前のことに夢中で、足掻いて足掻いて足掻きまくって…そしてやり残したことなどない」と、そう言えたから気付くことが出来たのだと思います。

 

自分たちが時間の全て…輝きを探すこと自体が「輝き」だった、費やしてきた時間全てが輝きだった。

 

出会えた仲間が。

敵対した好敵手が。

挫折した日々が。

作り上げたライブが。

試行錯誤して生まれた作曲や作詞が。

人と人との繋がりが。

迷いや葛藤が。

 

その全てが"輝き"だったのです。

彼女たちがもう既に持っていた輝き。

輝きたい、そう思った瞬間から輝いているのだと私は思いました。

 

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青い鳥(探してた)

見つけたんだ(でも)

カゴにはね(入れないで)
自由に飛ばそう(YES!!)

大切なことは、すぐ傍にあった。

幸せの青い鳥は、すぐ傍にいたのに気付かなかった。それと同じように、千歌たちも身近にあった"輝き"を知りませんでした。


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答えはいつでもこの胸にある
気がついて 光があるよ

輝くこと、その答えはいつでも自分が持っている。

"輝きたい"その想いが答えであり、自分を照らす光へと変わるのだと思います。


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そうだね本当は

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持ってたんだよ(僕たちは)

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みんな持ってた(胸に)

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眠る輝き めざめる前のチカラ

自分自身が本当は持っていたはずなのに、ずっと気付けなかった。何度も回り道をして、ようやくたどり着いたその眠る輝き。私は誰だって光る原石だと思いたい。

 

自分にない力や人柄を持つ人に、私は強く惹かれます。

人には、才能があるはずです。

それぞれ、違った才能を持っていて…ですが、その才能を開花させることが人によってはバラバラであり、もしかしたら開花せずに終わってしまうのかもしれない。

 

開花させるには…動き出さなきゃ始まらないのかもしれません。"努力"という名の水を上げなければ、花は咲かないのかもしれません。

もしかしたら'環境"と言う名の土を変えなければならないのかもしれません。

 

私は、その輝きに気付くことが出来る人でありたいと思いました。自分にも、きっと目覚める前のチカラがあるのかもしれません。その力を覚醒させ、輝かせることが、このラブライブ!サンシャイン!!に対して、自分なりの答えの出し方なのかもしれません。


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夢を駆けてきた(僕たちの)

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物語(いっぱいの)

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思い出からは

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流れるメロディー

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あたらしい夢が聞こえる
いつかまたはじまるんだよ

ずっと"輝き"を追い求め、夢を追いかけ、浦の星女学院で紡いできた思い出、物語から新しい夢が生まれる。それは、これからを照らす光へ、"輝き"の原動力へと変わる。

 

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次の DREAMING DAYS

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幕は下りる。

ですが、それはひとつの物語を終えたに過ぎません。

終わりは始まり。

またきっと、この幕は上がり、新たな‪WONDERFUL STORIES‬が紡がれると信じています。

 

アウトロ

終わってしまった…という寂しさが胸に残りました。

この13話は…上映会のLVで見させていただきました。初めて劇場のスクリーン、そして音響で見た時、月並みな言葉ではありますが感動しました。

 

映像も音も、やはりTVやPCとは比べ物にならないくらい…その輝きが目に焼き付き、耳にずっと残っていました。

 

本当は…この13話と向き合いたくない、無意識に避けている自分がいました。終わってしまったことを、どうしても受け入れたくない幼稚な私。

ですがそんな時…彼女たちの言葉を思い出しました。

 

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「いつか終わりが来ることを…みんなが知っているから。終わりが来てもまた…明日が来ることを知っているから」

「未来に向けて、歩き出さなきゃいけないから…みんな、笑うのだろう」

 

この言葉があったから…私の物語は完結していない、そう思いました。

話は少し逸れますが、1年のうち皆さんはどの季節が好きですか?

私は…しいてあげるとするなら「春」です。

もちろん理由は様々ありますが、一番初めに来るとするなら「暖かい」ことと「桜」が綺麗なことでしょう。

あとはですね…もう少しセンチメンタルなことを言うなら、「出会い」と「別れ」の季節だからです。

 

春って、学生なら例えば入学式だったり、社会人の方なら入社式があって…ですがその前には卒業式があって、転勤があったり…と多くの人と出会い、そして別れを迎えると思います。

 

新しい出会いに胸を膨らませていたり、大切な友人との別れを惜しんでいたり…一春の出来事が一瞬の出来事のように過ぎ去っていく。どんなに望んだとしても同じ春はやってこない。だからこそ私はその「出会い」「別れ」を大切にしたい…そういった意味でも「春」が好きです。

 

さてこの記事を出している、ということは再放送で2期13話のタイミングということです。

何回目の再放送なのか…わかりません。

ただ今言いたいのは…

 

ラブライブ!サンシャイン!!を通じて、出逢いがあったこと。

 

ラブライブ!サンシャイン!!を通じて、奇跡が起きたこと。

 

ラブライブ!サンシャイン!!を通じて、学んだ心があること。

 

2期13話を見直してみて、そのことを強く感じました。

 

ラブライブ!サンシャイン!!に出逢わなければ、読者の皆様にお会いすることは出来ませんでした。

相方にも出逢うことはありませんでした。

 

ラブライブ!サンシャイン!!に出逢わなければ、誕生日の日に彼氏が出来るという奇跡は起きませんでした。

 

ラブライブ!サンシャイン!!に出逢わなければ、自分はいつまでもネガティブで、引きこもりで、頑張ることを知りませんでした。

 

自分の中で、これ程までにラブライブ!サンシャイン!!という作品は大きいものでした。

1年前、どう書いていたっけな…と思い返しながらキーボードを打ってきましたが、1年前、こうしてはてなブログを初めて、毎話毎話記事を書かなかったら、繋がらなかった出逢いがたくさんあることに改めて気付きました。

 

あの時、ブログを書いていた皆様、ブログを読んでくださる皆様とは毎週感想のやり取りだったり、読み合って、学んで…あの日々があったからこそ、今の私がいます。

 

ですから、ここでお礼を言わせてください。

あの時、私の記事を見つけて下さって、ありがとうございました。

 

その出逢いをくれたのは、ラブライブ!サンシャイン!!であり、Aqoursメンバーのみんなです。

ここまで深く愛する作品と出逢えたのは、初めてですし、奇跡だと思います。

 

その奇跡を、運命に変えられるように、私も日々精進していきたいですし、これからもラブライブ!サンシャイン!!Aqours、沼津のことを、「言の葉」として芽吹かせ、広めていけるように頑張ります。

 

次に待ち受けているのは、劇場版です。

どんな物語が待ち受けているのか、あと約2週間。

 

またその時、みんなと逢えることを楽しみにしております。

 

また逢う日まで───。