ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

輝きを見つめなおして

皆様、初めまして。さらいんと申します。

この度、「さらログ」のほうをこちらのはてなブログさんで書くことに決めさせていただきました。

今回書かせていただきますのは、本日10月7日からスタートいたします「ラブライブ!サンシャイン!!」二期をより深く楽しむために、「これまでのラブライブ!サンシャイン!!」と題しまして、第1話から第13話での「個人的お気に入りのシーン」を書いていこうと思います。

 

また、とある方のブログに感化されまして、「細かいけど好きなシーン」も合わせて書いていこうと思います。そして、そこに+αとして「ベストサウンドトラック」と称しまして、挿入曲にも着目していきたいと思います。ラブライブ!コンテンツには欠かせない楽曲たち。全13話分、長々となりますがこのブログを通して、一緒に「輝き」を見つめなおしてみませんか?

 

 

#1 輝きたい!!

 

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「そんな時、出合ったの…あの人たちに。みんな私と同じようなどこにでもいる普通の高校生なのに、キラキラしてた。それで思ったの。一生懸命練習して、みんなで心をひとつにしてステージに立つと、こんなにもかっこよくて、感動出来て、素敵になれるんだって。スクールアイドルってこんなにも・・・こんなにも・・・こんなにもっ!きらきら輝けるんだって!!」

 

転校生である梨子に対して、千歌が砂浜で想いを語るシーン。このシーンが第1話で、私にとって衝撃的でした。

というのも、私がこの「ラブライブ!」というコンテンツと出会い、夢中にさせてくれた楽曲が「START:DASH」だからです。千歌とスクールアイドルを結びつけてくれた曲でもあるように、私と「ラブライブ!」を結びつけてくれた大切な曲。それ故に流れた時、鳥肌が止まりませんでした。

 

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「でも、どうしてスクールアイドルなの?」

「なんで?」

「だって、今までどんな部活も興味ないって言ってたでしょ?どうして?」

「・・・えへっ」

 

一瞬なのですが、私はこの細かいシーンが好きです。

の問いかけに、笑顔で答える千歌。 意味深な笑みを浮かべて、どこか隠し事をしているような、でも楽しそうな表情。本当にスクールアイドルが好きなんだなっていうことが、このシーンから伝わってきますね。

 

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「想いは波に寄せられて」

梨子千歌がスクールアイドルとは何か語るシーン。

アコースティックギターによるゆったりとした、「沼津」の街の暮らしを表したようなテンポに加え、海のさざ波の音など自然な音を描写したシーンがあり、さらにはライブ等で流れていたからには、もう好きにならずにはいられませんでした。

 

#2 転校生をつかまえろ

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「高海さん…私…どうしたらいいんだろう?何やっても楽しくなくて…変われなくて…」
「梨子ちゃん…やってみない?スクールアイドル」
「だめよ…このままピアノを諦めるわけには…」
「やってみて、笑顔になれたら、変われたらまた弾けばいい。諦めることないよ…」
「失礼だよ…本気でやろうとしている高海さんに…そんな気持ちで、そんなの、失礼だよ…」

「梨子ちゃんの力になれるなら、私は嬉しい…
みんなを笑顔にするのが、スクールアイドルだもん!」

 

ピアノが上手くいかず、何をどうしたらいいのかさえ分からないと心の本音を千歌に打ち明ける梨子。そんな梨子に一緒にスクールアイドルをやろう!と手を差し伸べる千歌。何かに取り組む時、ある一定のレベルまで来ると、壁にぶち当たるのは然りで…似たような経験は私にもあります(ピアノとは別のことですが)そんな彼女に対して、千歌の言葉は、手は、暖かいものだったんですね。

 

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「おお…」
「どう?」
「すごいね…でも、衣装というより制服に近いような…スカートとかないの?」
「あるよ!はい!」
「え…いや…これも衣装っていうか…もうちょっとこう… かわいいのは…」
「だったらこれかな?ほい!」
「武器持っちゃった!」
「かわいいよね!」
「かわいくないよ!むしろ怖いよ。もう…もっとかわいいスクールアイドルっぽい服だよ!」
「っと思ってそれも描いてみたよ!ほい!」
「わー!すごい!キラキラしてる!」
「でしょ!?」
「こんな衣装作れるの?」
「うん!もちろん、何とかなる!」

 

細かいシーンとしては、このシーンですね。特にイラストに注目していきます。千歌たちの衣装は2つ目のイラストなのですが…一つ目、どこか見覚えがありませんか?そう、「HAPPY PARTY TRAIN」を思わせるイラストですよね!!この時点でもう決まっていたかは定かではありませんが、アニメの中にもこだわりが見れる場面でしたね。また「なんとかなる!」って言葉をが使用している点で、ぎゅっとしたのは私だけじゃないはず。

 

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「輝きを目指して」

ベランダ越しに手を伸ばし合う千歌梨子。空には美しい月明かり。物語が太陽に向かって輝き始めたこの場面は一方で、月の輝き(月明かりはつまり太陽の光の反射)に照らされた場面でもあります。「サンシャイン!!」というコンテンツタイトルに反して、逆の見方といいますか、考え方で表していく輝きなんですね。

 

#3 ファーストステップ!

 

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「彼女達は言いました」

「スクールアイドルはこれからも広がっていく、どこまでだって行ける!どんな夢だってかなえられると」

「これは今までのスクールアイドルの努力と、街の人達の善意があっての成功ですわ。勘違いしないように」

「わかってます!でも…ただ見てるだけじゃ始まらないって…今しかない瞬間だから!」

 

彼女たちの願いが、初めて言葉として表れた瞬間ではないでしょうか。「輝きたい!」というワードは、このコンテンツでも重要な役割の担っています。「輝き」に向かって、彼女たちが歩み始めた大切なシーンですね。

 

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「本当、夢中よね」

「うん?」

「千歌ちゃんがここまでのめり込むなんて思わなかった」

「そうですか?」

「ほら、あの子飽きっぽいとこあるでしょ?」

「飽きっぽいんじゃなくて、中途半端が嫌いなんですよ。やる時ちゃんとやらないと、気が済まないっていうか…」

 

細かなシーンでは、この場面が好きだったりします。

夜遅くまで、千歌の家でライブのことを考え、送ってもらう車の中での会話。幼馴染だからこそわかる性格だとか…絆を感じるといいますか、何か不思議な繋がりを感じますね。千歌の良き理解者だなと改めて思います。

 

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「波打ち際のスタートライン」

1stライブに向け海岸で練習に励む三人。ああでもないこうでもないとユニット名を考える中で、波打ち際に書かれていた「Aqours」の文字を見つけ、この名前に決めます。まさに「波打ち際のスタートライン」ですよね。ポップ調なテンポが、思わず心が躍ってしまうような。加えて「Sunshine」の文字も書かれており、より一層この場面にこだわりを感じます。

 

#4 ふたりのキモチ

 

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「一番大切なのは、できるかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ」

 

第4話で私が大大大好きなシーンです。それは、この言葉が私の座右の銘に似ているからです。

 

「できるできないじゃない、やるかやらないかだよ」

 

これが私の座右の銘です。私が中学時代、バレーボールのスパイクで思い悩んでいた時、姉が言った言葉です。「未来」の自分を想像するよりも、「今」の自分を信じること、「できるかな?」を考えるよりも「やってみよう!」と行動する。考える前に、自分の気持ちに向き合うこと、正直になること。それがその言葉に含まれていました。だからこそ、このセリフには衝撃を受けましたね。

 

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「大丈夫、一人でも…」

 

細かいシーンでしたらこの部分ですね。この一言にどれほどの想いが詰まっていたのでしょう。

すごく切なくて、悲しくて、でもその想いに必死に蓋をして…。自分には向いていないと、嘘をついて心のどこかで輝きたいって思っていた花丸の想いがこの一言に表れているのかなって思います。また、今まで回想の中で話していた言葉が、この部分だけ音として表れていたのも印象的でした。

 

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「友情Diary」

後ほど登場する「FRIENDSHIP」のアレンジされた楽曲。一定のメロディー以外を構成し直すことで、場面にあった音楽が作り出せるって素敵なことだなって。素朴な音色とストリングスが涙腺を誘ってきますよね。

 

#5 ヨハネ堕天

 

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「私ね!μ'sがどうして伝説を作れたのか、どうしてスクールアイドルがそこまで繋がってきてたのか、考えてみて分かったんだ!」
「もう!いい加減にして!」
「ステージの上で、自分の好きを迷わずに見せることなんだよ!お客さんにどう思われるかとか、人気がどうとかじゃない!自分が一番好きな姿を、輝いてる姿を見せることなんだよ!だから善子ちゃんは捨てじゃだめなんだよ!自分が堕天使を好きな限り!」
「いいの?変なこと言うわよ?」
「いいよ!」
「時々儀式とかするかもよ?」
「そのくらい我慢するわ!」
「リトルデーモンになれって言うかも?」
「それは…でも、嫌だったら嫌だって言う!」

 

自分を受け入れてくれる場所があるって、それってすごく素敵なこと。ありのままの自分でいられる、ありのままの自分をさらけ出せる場所。善子にとって、自分という存在を受け入れてくれたAqoursという場所に出会って、幸せだったと思います。 

 

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「そりゃ思うよ!一応言い出しっぺだから、責任はあるし…かと言って、今の私にみんなを引っ張っていく力はないし」

 

ほんの一瞬ですがリーダーとしての弱音が見えた部分だと思います。一番不安なのは、千歌だったのかもしれません。自分はいまだに「普通」だとコンプレックスを抱えている中で、「輝く」ために、リーダーとしてまとめるために、本音を内に秘めていたのだと思います。

 

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「のん気な屋上日和」

アコーディオンなのか、ハーモニカなのか、はたまたウッドロックも聞こえてきて、コミカルな曲ですね。のんびりと、ぽかぽかとした気分になる曲ですが、よくよく聞いてみるとメインテーマの変奏でしょうか。なんだか、屋上で日向ぼっこしたくなってきました…。

 

#6 PVを作ろう

 

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「私…心の中でずっと叫んでた。助けてって…ここには何もないって…でも違ったんだ!追いかけてみせるよ!ずっと、ずっと…この場所から始めよう!できるんだ!」

 

沼津の人の暖かさに触れ、屋上でその想いを語る千歌。

G'sでAqoursが初めて登場した時の「助けて!ラブライブ!」この言葉に繋がっていたんだ…とこのコンテンツの繋がりの深さに感嘆しますね。

実はこの話って、私にはタイムリーな話で…私の住む所は茨城の中でも知名度の低い地域にあります。市街地へ行かなければコンビニなんてありません。近くにも自販機はありませんし、電車は昼間は1時間に1本。そんな街で育ってきました。何も無いんだなってずっと思っていました。

でも、人の暖かさがあるっていう点で似ている部分があって、彼女の言葉は心に響きました。

 

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「どう?スクールアイドルは?」

「大変だけど、楽しいよ」
「そう」
「ほかの生徒会の人は?」
「みんなほかの部と兼部なので忙しいのですわ」
「そう…おね…」
「早く行きなさい!」
「う…」
「遅くなりますわよ」

 

細かなシーンでは、ここをピックアップ。ルビィの気持ちを遮り、声を荒げるダイヤ。姉としての優しさと生徒会長としての義務の狭間で悩み、本心が少し垣間見えた瞬間でした。そこになんとも言えない感情が芽生えますね。

 

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「廃校キタ-(゜∀゜)-!!」

 タイトルからもう好きです。廃校なのに喜ぶ千歌の姿は、まったくもって逆の感情。その矛盾した表現を描いたからこそ、この曲は映えますね。

 

#7 TOKYO

 

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「期待されるってどういう気持ちなんだろうね?」
「え?」
「沼津出る時、みんな見送りに来てくれたでしょ?みんなが来てくれて、すごい嬉しかったけど、実はちょっぴり怖かった…期待に応えなくちゃって…失敗できないぞって…」

  

「期待される」って怖いこと。期待されていると考えた瞬間、人の身体は委縮して100%の力を出すことは出来ません。梨子のスランプの原因はそれかもしれません。上のレベルで演奏している彼女にとって、ピアノコンクールに出て入賞するという他の人からの期待が、気づかぬうちに彼女の心を縛りつけていたのかもしれません。その鎖が、彼女の心を蝕み続けあの舞台で弾くことができなかったんだと思います。

 

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「ルビィ、気持ちを強く持つのですよ」
「(どういう意味だろう?)」

 

細かいシーンではこちら。ルビィが東京へ旅立つ前、一言言葉をかけたダイヤそれは姉としての優しさなのか、生徒会長としてのエールなのか、スクールアイドルの先輩としての警告なのか…。今思えば、彼女自身が経験していたことだったのですね。

 

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「 陽だまりのリハーサルスタジオ」

第4話でも使われている楽曲。4話では、練習風景を、7話では千歌が東京へ来てランニングに繰り出すシーン。軽やかな曲調とクラップ。思わず走り出したくなる、ランニングの際に流してみてはいかがでしょうか。

 

 

#8 くやしくないの?

 

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「うん!何も見えなかったでもね、だから思った、続けなきゃって!私、まだ何も見えてないんだって、先にあるものが何なのか。このまま続けても、0なのか、それとも1になるのか、10になるのか…ここでやめたら全部分からないままだって…」
「千歌ちゃん…」
「だから私は続けるよ!スクールアイドル!だってまだ0だもん!0だもん…0何だよ…あれだけみんなで練習して、みんなで歌を作って、衣装も作って、PVも作って…頑張って頑張って、みんなにいい歌聞いて欲しいって…スクールアイドルとして輝きたいって…なのに0だったんだよ!悔しいじゃん!!差がすごいあるとか、昔とは違うとか、そんなのどうでもいい!悔しい!やっぱり私…悔しいんだよ…」
「良かった…やっと素直になれたね…」
「だって私が泣いたら…みんな落ち込むでしょ?今まで頑張ってきたのに、せっかくスクールアイドルやってくれたのに、悲しくなっちゃうでしょ?だから…だから…」

 

「リーダーだからしっかりしなくちゃ!」「みんなを励まそう」

んな責任感が、彼女自身の本心を抑えつけていました。誰よりも、「輝きたい!」という想いが強かったから、でも私はリーダーだから強く。他人の本心に気づくことはできるのに、自分の本音をさらけ出せない、不器用で、でもまっすぐ。そんな千歌だったからこそ、他のメンバー5人は励まされ、変わる勇気をもらったんだと思います。千歌が手を差し伸べたように、今度はほかのメンバーが手を差し伸べ、取り合い、そしてゼロをイチにしようと新たに始まった大切なシーンです。

 

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「精一杯やったんだもん。努力して頑張って、東京に呼ばれたんだよ!それだけですごいことだと思う!でしょ?」
「それは…」
「だから、胸張っていいと思う!今の私たちの精一杯ができたんだか「」
「千歌ちゃん…」
「うん?」
「千歌ちゃんは…悔しくないの?」
「え…?」
「悔しくないの?」
「そ、それはちょっとは…でも満足だよ…みんなであそこに立てて、私は…嬉しかった…」
「そっか…」

 

勝負事に負けて、順位も付けられ、そして投票もある。そんなことがあって、悔しくない人なんているはずはありません。そんな千歌の真意を問おうとしてか、直球的な質問をぶつける。幼馴染として、こういう風にストレートに聞けるの存在はAqoursにとってもキーパーソンだと思います。本心に踏み込める人がいることは、幸せだと私は思います。

 

 「夢と現実の狭間」

「夢」だったAqoursが輝けると思ったライブ、「現実」は得票数はゼロだった。

そんな二つの心境に揺れるメンバーの心を代弁したかのような楽曲。前半明るくリズミカルなのに、後半はどこか切なさを伝えてきますね。

 

#9 未熟DREAMER

 

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「いい加減話をつけようと思って。どうして言ってくれなかったの?思ってることちゃんと話して、果南が私のことを思うように、私も果南のこと考えているんだから!将来なんか今はどうでもいいの!留学?まったく興味なかった、当たり前じゃない?だって、果南が歌えなかったんだよ。放っておけるはずない!私が…私が果南を思う気持ちを、甘く見ないで!」
「だったら…だったら素直にそう言ってよ!リベンジだとか、負けられないとかじゃなく、ちゃんと言ってよ!」
「だよね…だから…」

 

9話と言えばここ!としか言えないくらいこのシーンが大好きです。ずっとすれ違っていた2人が、お互いを思いあっていた2人がようやく和解した瞬間。この回の全てが詰まっていた気がします。

 

 

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「ふふ…Aqoursか?」
「ん?…どうしたの?」
「私たちのグループも、Aqoursって名前だったんだよ」
「え?そうなの?
「そんな偶然が…」
「私もそう思ってたんだけど…千歌たちも、私と鞠莉も、たぶんまんまと乗せられたんだよ、誰かさんに」

 

個人的に細かいと思っている部分ですが、このシーンがなければAqoursの結成はありませんでしたし、大事に場面でもあったし、ここでようやく伏線を回収できたと思います。これがAqoursと砂浜に書いた人物、それはダイヤだったんですね。

 

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「一番大切なもの」 「素直になれなくて」

すみません、ここだけはどうしても1つに絞れなくて…それだけ私の中でこの2曲は好きなんです。

前者は「友情Diary」「FRIENDSHIP」と同じモチーフの楽曲。なおかつ、ピアノの音色がメロディーなのが私にとっては嬉しいですね。雨の中を全速で駆け抜けるシーン。転んでも再び立ちあがる姿。友人のためにあそこまで…描写がすごく好きな場面でもあります。

後者は鞠莉果南との誤解とすれ違いがほどけていく場面で流れる曲。

「ハグ…しよっ?」からの泣きのストリングスにはエモさしか感じません。

 

#10 シャイ煮はじめました

 

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梨子ちゃん…」
「うん?」
「ピアノコンクール出て欲しい!」
「…!」
「こんなこと言うの変だよね…めちゃくちゃだよね?スクールアイドルに誘ったのは私なのに…梨子ちゃん、Aqoursのほうが大切って言ってくれたのに…でも、でもね!」

 

ラブライブ!予選とピアノコンクールの日程が被り、Aqoursの活動をすると決断した梨子に対して言った言葉。それは梨子の好意をはねのける言葉でもあり、Aqoursのパフォーマンスや9人でAqoursということを裏切る行為でもあります。どんな時でも、本気でぶつかる千歌だからこそ、みんなついていこうと思えるのかもしれません。梨子の気持ちを汲み取り、背中を押してあげた彼女はもう立派なリーダーですよ。

 

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細かい部分を上げるならここ。体幹を鍛え、崩れ落ちた際に梨子に微笑む千歌

どことなく気遣っているのか、それとも純粋に合宿を楽しんでいるのか、どちらとも取れる気もします。そんな些細な表情さえもこのコンテンツは何かメッセージを含めてきます。

 

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「海に還るもの」

ピアノに携わるものとして、この曲なしで10話を語れません。この曲は、2話でも「想いのかけら」として変調して登場しています。それがここに繋がっていたんですね。指使いが大変難しい曲でもあります「想いのかけら」がイ長調に対して、「海に還るもの」はハ長調ハ長調の楽曲は始まりって感じがします。

 

#11 友情ヨーソロー

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「私ね、分かった気がするの、あの時どうして千歌ちゃんが、スクールアイドルを始めようと思ったのか、スクールアイドルじゃなきゃ、だめだったのか」
「うん!千歌ちゃんにとって、輝くということは、自分一人じゃなくて、誰かと手を取り合い、みんなで一緒に輝くことなんだよね!」
「私や曜ちゃんや、普通のみんなが集まって、一人じゃとても作れない、大きな輝きを作る。その輝きが、学校や、聞いてる人に広がっていく、つながっていく…」
「それが、千歌ちゃんがやりたかったこと、スクールアイドルの中に見つけた、輝きなんだ!

 

あの時というのは…第1話の出会いのシーンですね。千歌は、一人での「輝き」ではなくみんなでの「輝き」。それは、このコンテンツにも深く通じる「一緒に輝く」こと。スクールアイドルを通じて多くの人に「輝き」を分けたい…そんな素敵なことが千歌の原動力になっていたわけですね。

 

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「だから…千歌ちゃんが一緒にスクールアイドルやりたいって言ってくれた時は、すごく嬉しくて!これでやっと一緒にできるって思って…でも…すぐに梨子ちゃんが入って、千歌ちゃんと二人で歌作って…気づいたら、みんなも一緒になってて…それで思ったの、千歌ちゃん…もしかして私と二人は…嫌だったのかなって」
「Why?なぜ?」
私…全然そんなことないんだけど…何か要領いいって思われることが多くて…
だから…そういう子と一緒にって…やりにくいのかなって…」 

細かいシーンではないのかもですが、鞠莉に自分の想いを素直に話すシーン。

私は女子高育ちなのですが、こういった友人関係に悩むこともありましたし、嫉妬している部分も感じたことがあります。それに、私も顔色を窺った生活をしてきましたし、ある程度のことはこなせてしまうから。似た経験はあります。だからこそ、今の曜の気持ちにものすごく共感していましたね。

 

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「DETERMINATION」

シリーズ中幾度となく耳にしたメロディー。メンバー加入などで何度も用いられ、それがかつてないほど勇壮で、力強く奏でられる。様々な想いが交差し、重なり、想いのかけらがひとつとなるわけですね。

 

#12 はばたきのとき

 

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「Dear穂乃果さん、私はμ'sが大好きです!普通の子が精一杯輝いていたμ'sを見て、どうしたらそうなれるのか…穂乃果さんみたいなリーダーになれるのか、ずっと考えてきました。やっと分かれました!私でいいんですよね…仲間だけを見て、目の前の景色を見て、まっすぐに走る、それがμ'sなんですよね!それが、輝くことなんですよね!だから私は…私の景色を見つけます!あなたの背中ではなく、自分だけを景色を探して走ります!
みんなと一緒に!いつか…いつか!」

 

穂乃果に向けて送った言葉。本当にこのシーンを涙なくして見れません。

ずっとμ´sの背中を追いかけてきたAqoursが、自分たちの「輝き」へ向かって走る決意と未来への希望を胸に、物語が新たに始まった瞬間でもあると思います。

追いかけていちゃダメなんだ…それって私たちも同じで、一緒に輝こう!っていうこのコンテンツの中で、自分だけの「輝き」が誰しも持ってると思うんです。そんな中で、きっと背中を押してくれているのが、このコンテンツなんですよね、きっと。ラブライブ!があったから、ラブライブ!サンシャイン!!があるから、今の私がいて、この世界線がある。それってとても幸せなんだなって、改めて思わせてくれたシーンです。

 

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想いが受け継がれたこのシーン。ただ羽根が落ちてきたわけじゃない。

先輩から後輩たちへ、想いは受け継がれているよっていう証なんです。だからこそ、この一瞬は私にとっては大切なシーンでもありますね。

第12話でのサントラベストはほかの部分と被っていますので省略させていただきます。

 

#13 サンシャイン!!

 

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「私達がゼロから作り上げたものってなんだろう。形の無いものを追いかけて、迷って、怖くて、泣いて。そんなゼロから逃げ出したいって。でも…何も無いはずなのに。いつも心に灯る光。この9人でしか出来ないことが必ずあるって信じさせてくれる光。私たちAqoursは、そこから生まれたんだ!叶えてみせるよ、私達の物語を!この輝きで!!」

 

最初は、小さな輝きだったかもしれない。大きな輝きを追いかけて、手を差し伸べて、一緒に輝こうって。ゼロをイチにしたくて、がむしゃらになって、そして自分たちの輝きを見つけた。この9人での輝き方を見つけたんですよね。

 

「君のこころは、輝いてるかい?」

 

始まりの1stシングル。それは2年前の今日に発売しました。

小さな輝きは、大きな輝きに。

彼女たちの夢は、ファンの夢に。

彼女たちの感謝の想いは、ファンからの愛に変わりました。

 

本当に今日という日が彼女たちにとって、そして私にとっても1年に一度の大切な日。

いつの日か、「うん、輝いてるよ!」っていう答えを導き出すことが、ファンとしての最大限のお礼なのかなって思います。この先どんなことが起こるのかも分かりません。でも、もっと何かを探して、見たことのない軌道を追いかけたら何かが待っているかもしれません。それがどんな「輝き」なのか、それは皆さんご自身がいつか出合う「輝き」ですよね!

あなたが見つけた「輝き」はなんですか?