- 第四の真実 将来に目を向けるのがリーダーである(Focusing on the Future Sets Leaders Apart)
- 内部を見る:過去の経験を探求しよう
- 外部を見る:可能性のあることを想像しよう
- 先を見る:楽観的であれ
- 参考文献
こんにちは、こんばんは!
初めましての方は、初めまして!
お久しぶりの方は、お久しぶりです!
さらいんと申します。田舎でほのぼのと暮らしており、伊波杏樹さんをこよなく愛し、一生を追い掛けたいほど尊敬しております。
前回第三号となる記事では、「第三の真実 価値がコミットメントを推し進める(Values Drive Commitment)」ということについて考えてきました。
自分の価値だけではないことも覚えておくこと
リーダーが大事にするものと、組織が大事にするものとのあいだに合致があるときにのみ、組織や他の大義に対して完全にコミットできる。
自分の価値だけではないことも覚えておくこことで、常にメンバーと共有してきたからこそ彼女はリーダーになることが出来た、と語ってきました。
第四号となる本稿では、「第四の真実 将来に目を向けるのがリーダーである(Focusing on the Future Sets Leaders Apart)」について考えていこうと思います。
※独断と偏見による考察等が並びます。当方、伊波さんばかり語るため不快な想いをさせないよう、言葉を紡いでいくつもりではございますが…自分の力が及ばなかった場合、大変申し訳ございません。
第四の真実 将来に目を向けるのがリーダーである(Focusing on the Future Sets Leaders Apart)
私たちは将来を少しだけ覗き見たことがあります。
自分の事業を始めようと想像したとき、異国へ旅行する夢、画期的新製品の大胆なアイデア、大学院の学位を取得しようと燃え上がる望み、持続可能性キャンペーンのための契約にサインしたときに感じた目標意識、大義に参画し地球をよくしようとする使命感、子供たちが不安なく近隣で遊ぶ姿を思い描いたときの高揚感。
私たちは、いつか実現するかもしれないことを夢見ています。
リーダーはこれらの夢を真剣にとらえ、実現させるために活動します。
例えば…新しいリーダーが会議室へ入ってきて、私たちの新しいリーダーだと表明したシナリオを思い出そう。
人々が最初に質問したいのは、「あなたは誰ですか」でしょう。
次に人々が答えてほしい最も共通する質問は、「あなたのビジョンは何ですか」でしょう。
人々は、自分たちのチームメイトに対してはこの質問をしない。これはリーダーたちのためだけに取ってある質問です。
人々はリーダーがどこへ行くのかを知りたい。リーダーがどのような将来を描いているのかを知りたい。
伊波さんは、どのような将来を描いているのでしょうか?
2020年は、例年とは全く違う世界へと変貌しました。開催予定であった「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020」は中止となり、それ以外のイベントもほぼ開催することは叶わない。
現地でAqoursを見ることも、応援することも出来ない。そんな状況が続きました。
希望への架け橋となったのはオンラインライブ。10月に開催された「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours ONLINE LoveLive!〜LOST WORLD~」を初め、Aqours初となる年越しライブ「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND〜」もあり、明るい未来が見え始めました。
そんなカウントダウンライブ2日目、伊波さんは新年明けてこう語りました。
「2021年も、Aqoursまだまだまだまだまだ!止まりません。全力で、皆さんに会えることを信じて、直接ね…会えることを信じて、頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」
〈2021.01.01 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~Day2〉
伊波さんは、また以前のような日々を返ってくることを信じています。彼女の脳裏にはきっと……歌い踊る自分たちの姿と、光るキラキラを振り、大声を出し、笑う私たちファンの姿が見えているのでしょう。
目の前のファンや配信の向こう側の私たちを気に掛けるのはもちろんですが、そのもっと先、いつか出逢うファンへの言葉には胸を打つものがあります。
高揚する将来の可能性を想像する能力は、リーダーを決定づける力であり、リーダーは将来の擁護者です。
内部を見る:過去の経験を探求しよう
驚くようなことに思えるかもしれませんが、将来を目指すさいには自分の過去を振り返る必要があります。
後ろを振り返ることで、実際、前を直視するよりは遠くを見ることができる。過去の経験の豊かさを思い出すことで、将来を豊かなものにして、そこに細部を加えることができる。
将来を見通すためには、まず過去を見て、繰り返された長期的なテーマを探す必要がありました。これによって、大きな将来像を明確に認識するだけでなく、現在の動向を理解することができます。
若いリーダーたちにとって、過去を振り返ることは難しいことかもしれないが(振り返るべき過去が少ないから)、どんな年齢でも、自分の人生で「繰り返されるテーマ」、最も大事なこととして取り組み続けているメッセージについて考えるのは、大事なことです。
人生における中心テーマとは、今朝起こったようなものであることではありません。長い間ずっとテーマであり続けたものです。
リーダーは、変わらず繰り返される理想を求め、自分の過去を探求したことなどないかもしれない。しかし、もし自分の人生において「繰り返されるテーマ」を探求するなら、何を発見するだろうか。
リーダーが繰り返し戻り続けたテーマは何か。
リーダーが繰り返し語り続けた話は何か。
伊波さんは、Aqours5周年という年を迎え、更に羽ばたいていこうと考えた時、こんな話をしました。
「私たちはメルパルクで、なんか「頑張るよ…っ!」って宣言してから、みんなと約束してから、こんなにたくさんの人達にラブライブ!サンシャイン!!、Aqours、沼津が広がったんだな!っていうことを、同じ場所で、同じことを思いました。それって中々人生で経験出来ることでもないし、私たちのライブに足を運んでくださる方が、毎回毎回来てくれるては限らないな、って寂しい気持ちになりながらも、そうならないように、もっともっとAqoursを見たい、ラブライブ!サンシャイン!!が好きだ!っていうことが届けられたらいいなと思って…毎日毎日この9人で頑張ってきました。そのパフォーマンス、どうだったー!?Aqours、凄いだろー!!?もっとほめてぇぇ!!嘘嘘。みんなも凄いんだよー。好きなものをずーっと好きでいることが難しいっていうことくらい誰だって知ってるかもしれないけれど、みんなも思うことは沢山あるかもしれないけど、Aqoursのことをずーっとずーっと!それでも好きだと言ってください!!!!Aqoursが好きかー!?ラブライブ!サンシャイン!好きかー!?私の始まりは、ラブライブ!が好きだー!って気持ちだった!それがこうして大きなところでみんなに届けられることが、とっても嬉しいです!ありがとうございます!随分喋ったな。3時間くらい?でもそれぐらいこの9人でいることの意味とAqoursとして成長していく意味が、私にはとってもあります。人生の中で、とってもとっても大事だってことを、梨子ちゃんと同じように感じました。だからもっともっと、Aqoursのステージ見たいか!!!?見に来てくれるかー?ラブライブ!サンシャイン!!、またいつかこう…劇場版じゃない形で、なんかストーリーとか紡いでいけたら、なんかそんなことがあったら。みんなに、この私たちの物語と歌と素敵なお衣装で、パフォーマンス出来ることをまた楽しみにしていて下さい!いいですか?どうも、ありがとう!これからもAqours、ラブライブ!サンシャイン!!、そして沼津をよろしくお願い致します!」
〈2019.06.08 Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜Day1〉
「私たちは沼津、静岡県の沼津から飛び出してきたスクールアイドルAqoursです。だからこそ、今こんな埼玉なんていう大都会でライブをしてることが…何笑ってんの?大都会だよ!東京ドームだったり、紅白歌合戦だったり、Aqoursがテレビで、東京でライブ、凄いことだなぁと思います。でも、そんな中で…今日は5th…あははは…ありがとう、あっためてくれてんの?そんな中でこの9人でやってきたことが、ぜーんぶ形になって、全部全部成長してきて、やってこれたこの景色、見てこれたこの景色、凄いぞー!千歌、とっても嬉しいです!だから、これからも私は大好きを信じて、自分の好きをずーっと貫いて…私たちの始まり、私の始まりは、ラブライブ!が大好きって気持ちだけでした。だからこそラブライブ!サンシャイン!!を、Aqoursを、沼津を…もっともっと世界中に広めるために頑張りたいと思いますので、これからも一緒に楽しい時間作ってくれるか!?信じるね!!」
〈2019.06.09 Aqours 5th LoveLive!〜Next SPARKLING!!〜Day2〉
5thライブはAqoursにとっても、物語を紡ぐ集大成とも言えるライブ。劇場版を背負ってのライブでもあり、その先の物語は描かれていません。
誰もが不安な気持ちと、この先どう進めばいいのか迷っていたと思います。そんな時、彼女は言ったのです。
「私の始まりは、ラブライブ!が大好きって気持ちだけでした!!」
と。考えれば当たり前のこと、普通のことのはずなのに、いつの間にか忘れていた大切な気持ちでした。
伊波さんは、ずっと繰り返し考えていたのかもしれません。迷った時も、困難にぶつかった時も、始まった時のときめきを大事にしていることがここから伺えますね。
外部を見る:可能性のあることを想像しよう
すべてのリーダーは、自分自身を「私は組織の将来部門です」という風に見るべきです。
「先が見える」はリーダーとしての信頼性を決める要素であるので、長期の視点について、読み、考え、話すことが必要です。
先程、私は5thライブは不安のあるライブだと語りましたが、そうではありません。伊波さんはそれに関して「MCを意識していた」とインタビューで答えていました。
「私、実は5th LIVEの時みなさんに寂しいっていう気持ちにならないでほしいなとすごく思っていました。だから、MCでもそれを強く意識していたんです。寂しさより「Aqoursって楽しい!」って思ってほしかった。劇場版を試写会で見た時、私の中では涙よりもAqoursが未来へ向かおうとしている高揚感が勝っていたんです。だから今度はみなさんにあのライブで、心の底からワクワクするような楽しい思い出を得てほしいなって思っていました。」
〈2020.03.30 ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow劇場版オフィシャルBOOK〉
「涙よりも、Aqoursが未来へ向かおうとしている高揚感が勝っていた」というお話は、Aqoursがまだまだここで終わりではない。この先もずっと続いていくのだ、という可能性を感じていたことを示唆していると思います。
今日進行していることを見通すことは、短期的な要求から目を上に上げ、将来を見通すことを可能にします。
そうすれば、将来像を形成するため、すべてのパズルをどのように組み合わせるかがわかり始めます。
先を見る:楽観的であれ
楽観的であるとは、並外れたことを成し遂げることに伴う現実、困難、奮闘いということではありません。
現実を理解すればするほど、苦難のなかを耐え、成功をも可能にするように行動できるようになります。
人生について楽観的な人々は、現在の出来事を悲観主義者のレンズを通して見る者よりも、遥かに成功しています。
これは、将来と人生全般に対するリーダーの見方は、リーダーとグループの成功に強く影響するということです。
楽観的、と言うと軽く見られがちですが、伊波さんはこの9人だったらどんなことがあっても乗り越えられる、と口にしていました。
「楽しいことも辛いこともいろいろ乗り越えてきたねっていう、そのなんか…ラフにこうやって話せることが、あぁ今一番幸せだなっていうのをすごい感じてます。だからこれからもどんなことがあっても、この9人でだったら余裕で乗り越えられるんで、みなさんもね、一緒についてきて楽しい時間をもっともっと広げていきましょうよ!」
〈2020.06.29 ラブライブ!サンシャイン!!Aqours浦の星女学院生放送!!!〜明日から5周年だよ!いち、に、のサンシャイン!!〜〉
昔の伊波さんなら、1人で抱え込んでいたでしょう。自分はリーダーだから、失敗は出来ないぞと肩肘張っていたでしょう。
5年経ち、6周年に入った今、彼女は気負うことなく、Aqoursのメンバーと共に私たちに笑顔を届けてくれています。
もっともっと、世界中の人へ、Aqoursを、ラブライブ!サンシャイン!!を、沼津を広めていこうとしてくれています。
グループが遥かな高みの頂上に到達するためには、楽観的、熱心、エネルギッシュであることが必要です。
物事がどのように作用しているかに好奇心を抱き、自分の周りで起こっていることについての深い意味と理解を求めることが必要です。
つまり「将来のために時間を投資する」ことが大切であるということです。将来について考える多くの時間、将来について読書する多くの時間、将来について他の人々に話す多くの時間のことを言います。
これは簡単な任務ではありませんが、絶対に必要なことです。
これはまた、自分が本当に関与し関心を持つテーマを発見するため、自分の過去を振り返ることを求め
る。また、自分が残したい遺産、自分が行いたい貢献について考えることを言います。
真実「将来に目を向けるのがリーダーである」。
メンバーたちは、どこに行くのかをリーダーが知っていて、方向感覚を持っていることを期待する。先が見えなければならないのです。
これがリーダーを個人貢献者から最も区別する特質です。
自分自身と他の人々を、将来が持つ高揚する可能性に集中させることは、チームでのあなたの特別の役割だであり、将来を描く能力を養うためには、将来についてもっと時間を費やす必要があります。
これは悲観主義者にできることではありません。
リーダーは楽観的であり続け、これから起こることに対して希望を持ち続けなければならない。
将来はもっと明るいものだと本当に信じ、そこに一緒に到達するのだと確信を持たなければならない。
積極的な違いは、積極的なリーダーによってのみ生み出されます。
積極的に行動し、将来のために時間を投資したからこそ彼女はリーダーになることが出来た、と私はここに記します。
以上が「第四の真実 将来に目を向けるのがリーダーである(Focusing on the Future Sets Leaders Apart)」の記事となります。
ご清覧ありがとうございました!
参考文献
2011.08.25
「リーダーシップの真実」
ジェームズ・M・クーゼス、バリー・Z・ポズナー著 生産性出版
2020.03.30
「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow劇場版オフィシャルBOOK」株式会社KADOKAWA
2020.06.29
〒ラブライブ!サンシャイン!!Aqours浦の星女学院生放送!!!〜明日から5周年だよ!いち、に、のサンシャイン!!〜」
2021.01.01
「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~」