机の片隅に無造作に置かれていた下敷き。
右上にネームペンで書かれた「ラブライブ!」という文字と挟まれたポストカード。何故かそこにはGReeeeNの「Pride」の歌詞が書かれていた。
裏を返すと「Wonderful Rush!」の衣装に身を包んだ1年生のブックマーカーと「MusicS.T.A.R.T!!」の真姫ちゃんのカード、そして掠れかけたイラスト。
これを使っていたのが、約7年前。
愛おしく思いながら撫で、あの時駆け抜けた青春を思い出していた。
2010年5月29日から始まった「ラブライブ!」
今日2020年5月29日に10周年を迎えました。
おめでとうございます🎉
μ's、Aqours、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、そして「ハロー!!!ラブライブ!」…バトンは確かに繋がっていて、まだまだ長い長い道のりを歩む「ラブライブ!」という作品と出逢えたことが、私にとっては奇跡のようなもの。
夢のような時間を見せてくれる「ラブライブ!」が大好きで、輝きを追い求める「ラブライブ!サンシャイン!!」が大好きで、虹色のときめきを見せてくれる「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」が大好きで、新しい可能性を見出す「ハロー!!!ラブライブ!」が楽しみで…。
そんなことを思える今日という日を迎えられたことが、とても幸せだなと思います。
羽のように腕を上げて、まぶしい未来へと飛んできたこの作品と共に歩んできた人生は、眩しくて、キラキラしていて…何一つ無駄なことなんてないんだな、って思えるようになりました。
「きっと青春が聞こえる」という曲があると思いますが、私はこの作品に出会う前まで「青春なんて無いんだ。聞こえるわけがない」と思っていました。
何ら変わり映えのしない生活を繰り返して、ずっと真っ直ぐな道を歩いていくのだと思っていました。
「ラブライブ!」と出会う駆け抜けたこの数年間は、間違いなく青春であったと思うし、私には青春が聞こえていました。
皆さんは、どうでしたか?
私の青春はまだ終わっていません。
こんなご時世ですが、私も負けじに頑張っています。きっと、皆さんも…同じように頑張っている気がします。
笑顔ならいつの日も大丈夫!だよ、とみんなで叶える物語は歌い始めました。
夢は消えないよ!、とゼロから1へと向かう輝きは踏み出しました。
さあみんなも!、と生まれたときめきは9色の虹を咲かせに行きました。
そして、先には「こんにちは!」と顔を出す新しい出逢いが待っています。これからもずっとよろしくね。
fin.