「挑戦し続けることの大変さ、そして乗り越えた先にある輝き」
※今回の記事は『LoveLive!Sunshine!!Aqours 3rd LoveLive! Tour~WONDERFUL STORIES~』埼玉公演での伊波杏樹さんを見て、感じたことがあり綴ったものですので、ガッツリ感想!ではないです。また別の記事にて。
初めましての方は、初めまして。
お久しぶりですの方は、お久しぶりです。
いつも読んでくださる方は、ありがとうございます。
さらいんと申します。
伊波杏樹さんを追いかけ続ける時を過ごしています。先日行われました…
『LoveLive!Sunshine!!Aqours 3rd LoveLive! Tour~WONDERFUL STORIES~』
数多くの楽曲が歌われる中、溢れんばかりの拍手で賞賛を送られた楽曲があります。それは…
「MIRACLE WAVE」
この曲を例えるとするなら、まさしく「奇跡」でした。と言うと私は少し違うな、と思います。少しこのロンバクのお話をしてみたくて、文章を綴っています。
可能性(ポテンシャル)
当時、ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期6話「Aqours WAVE」で初お披露目となった「MIRACLE WAVE」のサビの前で、ロンダートからのバク転を見せた千歌ちゃんに度肝を抜かれた方も多いと思います。
初めてそれを見た時、私の脳裏に浮かんだのは…
「これをライブでやるとすると…伊波杏樹さんはバク転するのか…」
2.5次元のラブライブ!コンテンツ。アニメーションの振り付けと同じ動きをするなら、このロンダートからのバク転も、伊波さんがやることとなります。
初めは「本当にやるのかな?怪我しないかな…」という想いの方が大きく、「いや、でも絶対彼女なら成功させる!」という想いが心の片隅にあるだけでした。
ですが、それはある時に反転しました。
「彼女なら成功させる!」という想いが、可能性が、確信へと変わった瞬間でした。
それは、4月1日に観劇させていただきました舞台。
岩崎大20周年企画『bastidores-楽屋-』
の中での出来事でした。
伊波さんは、あの舞台の上で側転を決めていました。綺麗に成功させていました。その事実が、私が伊波さんに対する「可能性」を「確信」へと変えました。
そのしなやかさ、そしてそれを支えるだけの体幹。あの人の身体能力を甘く見てはいけない。これは絶対にバク転を決める!!と思いました。
そして、6月9日。
僕たちは「輝き」を目にすることとなる。
輝き(サンシャイン)
埼玉公演Day1。
あの人は、やり遂げました。
ツアーの始まり、そして初お披露目となるこの1日目にあの人は…
跳びました!!
輝いていました!!!!
実は、もう既に「ONE FOR ALL(MIRACLE WAVE前に挿入されているOST)」が流れた時から、涙腺は緩んでいました。
2期6話「Aqours WAVE」は個人的に大好きなお話です。
同い歳だった千歌ちゃんは、自分と重なる部分が多くて…そんな千歌ちゃんがまたひとつ前へと進んだ。
自分自身を信じ、仲間を信じ、羽ばたいた!!
無謀だと思われていたことを成し遂げたことで、ひと回り大きくなった千歌ちゃんに、どこか私も負けてられない!っていう対抗心ではないのですが、凄く勇気が貰えます。
そんな千歌ちゃんと同じように、私の憧れであり女性としての理想像である伊波さんも挑戦することがどれほど大変なことか。
私たちが想像する以上の練習を重ねていたのかもしれません。それこそ千歌ちゃんのように、何度も何度も挫折を繰り返して…不安を取り除くために、しがみつくように練習を重ねて…。
そして迎えた本番。
誰よりもあの瞬間を緊張していたのは伊波さんです。私は、アリーナから見守ることしか出来ませんでした。
心の中で、どうか怪我だけは…。
そして見た景色は、ロンダートをしたあと1度停止し、そこからバク転をするという、ロンダートの勢いを使わずにしてバク転をした伊波杏樹さんの姿でした。
目から零れ落ちた私の涙は、ずっと止まりませんでした。連番者の方に本当に申し訳無かったのですが、その後の幕間アニメでも、しばらくタオルを離すことが出来ませんでした。
「千歌、跳んだぞ!!」
息を乱しながらも、力強く、千歌ちゃんと伊波さんの叫びは、ドームから溢れんばかりの雄たけびと称賛の拍手に変わりました。
「千歌、Aqours WAVEを成功させてくれてありがとう!」
果南ちゃんと諏訪さんは千歌ちゃんと伊波さんのことを抱き留めました。
伊波さんの目から堰を切ったように溢れ出す煌めきの汗。
あの日から一度も泣かずにここまでやってきた彼女。
その煌めきは、不安に押しつぶされながらも、それを打ち破ったひとりの、いやふたりの少女の煌めきでした。
「挑戦」をして、何度も苦しんで…そうして掴んだ、見ることが出来たあの景色に対して、私は心を揺さぶられ続けました。
挑戦(チャレンジ)
「挑戦し続けることの大変さ、そして乗り越えた先にある輝き」
私は2日間、「MIRACLE WAVE」とみかん色の景色を見て、そう思いました。
弱い気持ちは全部
いっぱいの雨にして置いてきた。これでもかってくらいに
伊波さんはもしかしたら、ここに綴っているように、迷いや不安と葛藤しながら来たのかも知れません。
挑戦し続けること、それって凄く大変で辛くて…でも、その先に、乗り越えた先に輝きがある。
そのことを千歌ちゃんと伊波杏樹さんは証明してくれました。どんな困難でも乗り越えられるんだよっていうメッセージが含まれてる気がしました。
「ちょっとよれちゃってごめんねー!ください!!あー!悔しい!ごめん」
2日目では着地に失敗したことを、言葉にしていました。その時、「悔しいじゃん!」と8話で千歌ちゃんが言っていたことを思い出して…。
「あぁ、そうだよね…悔しくないわけないよ、だって2人とも負けず嫌いじゃないか!」って思いました。素直に悔しいと口にするのって、凄く難しいと私は思っていて。
出来ないことって、誤魔化したくなるし、隠したくなります。ともいう私も失敗すると「うわぁ、嫌だなぁ」って目を逸らしたくなります。
その失敗と向き合うために、2人は言葉にするんです。感情をむき出しに、表にして乗り越えようとしている。
「Aqoursすげえなって。だからこそ輝き続けないといけないし、絶対努力を怠っちゃいけないって凄く思います」
1日目の最後の挨拶でこんなことを言っていました。それは意識の、覚悟の強さを示していました。
こうあるべきだと、自分の中で明確に理想像があって…そんな風に定めている伊波杏樹さんだったから、私も惹かれたのかも知れません。
「2日目、私は有言実行出来たでしょうか?」
1日目とは違い、少しのミスからか不安気な伊波さん。ですが会場からは暖かい拍手が。誰も彼女のミスを責める人はいません。一生懸命リハを重ね、練習を積み、本番で着地で少しだけよろけただけということを誰が貶すことが出来るのでしょうか?
私はスタンド3塁側から見ていたので、よろけたかどうかなんて分かりませんでした。ですが、その「分からない」を生み出しているステージがあるのですから…怪我なく、そして今出来る最高のパフォーマンスをした彼女とそして彼女たちに「感謝」の気持ちでいっぱいです。
「私は高海千歌ちゃんと出会って、このAqoursの8人と出会って、Aqoursとして色んなところでライブをやらせてもらって…。1歩1歩色んな道を歩んできたなと、この中でこの8人が側にいてくれて、支えてくれるから、真っ直ぐに前を向いて、「ありがとう」の気持ちを歌やダンスや言葉で伝えられる。この8人に感謝していますし、皆さんにも感謝しています。本当に、本当に、本当にありがとうございます!」
伊波さんは2日目にメンバーへの想いを語りました。彼女はリーダーとして、誰よりもメンバーを見ているし、「ステージ上で誰かに何かあったときは、必ず自分が助ける」とインタビューで答えていたように、何かあった時は1番に彼女が駆けつけていました。
私は…まだまだ届きそうにありません。
千歌ちゃんと対等でいたくて、伊波さんに追いつきたくて、2つの企画を立て、無事に終えることが出来ました。
でも、それは皆さんの力があっての成功です。
この企画に参加してくださった皆様、本当に本当にありがとうございます!!
まだ足りないんだよ!!!!
3rdライブで、9人の輝きを見て、伊波さんの挑戦を見て、感謝を伝えること、自分を磨くことが足りないと感じました。未熟さを知りました。
自分は、ぬるま湯に浸っているだけでした。
出来ることを精一杯やるだけじゃ駄目なんだなと壁を壊されました。
今までの私は、伊波さんと千歌ちゃんに感謝を伝えるために、ラブライブ!サンシャイン!!が大好きだ!と言うために、ブログだったり、千羽鶴だったり、メッセージカードの企画だったりをしてきましたが…それだけでは遠く及ばない存在なんですよね。2人とも。
「新しいことに挑戦し続ける!!」
今の自分から、生まれ変わるためにも、1歩新しい場所へと踏み込むことが必要なのだと思います。
また2人のおかげで、ちょっとした目標が出来ました。
資格を取りたい!って思いました。
ピアノをもっとうまく弾けるようにしたい!って思いました。
もっと素敵な文章を書きたい!って思いました。
そう思うことが出来るのも、2人が証明してくれた、「出来るかな?」を「出来る!」へと変えてくれた、あの日の景色があるからです。
この想いが届くかは分かりませんが…私と似ている1人の女の子と私の人生を変えてくれた女性へ…
「ありがとう!!」
「ありがとうございます!!」
またひとつ、挑戦することへの勇気を貰ったよ。これからもきっと頑張れる。
P.S. 拝啓 高海千歌ちゃんへ
千歌ちゃん、見てたよ。
やっぱりライブって楽しいね。
見てるだけなのに、熱くなれる。
一緒に歌うだけで嬉しくなれる。
決まってたよ、バク転!!2人ともかっこよかった!!
千歌ちゃんと同じように、私にも出来るかな?なんて。
練習したら、もしかしたらね!
でもバク転だけじゃないよね。
多分私が出来ることって、他にもたくさんある!と思うんだ。
現状に満足してたら、何も始まらないよね。
負けないよ、千歌ちゃん!!
拝啓 伊波杏樹さんへ
伊波杏樹さん、素敵なライブをありがとうございました!!
改めて、あなたのことがもっと好きになりましたし、憧れる気持ちはもっと大きくなりました。
ひたむきに努力を続けて、バク転という大技にも挑み続け、きっとたくさん悩んだり、苦しんでいた時期もあると思います。
それを乗り越えて、あの日、あの景色を見せてくださったことが何よりも嬉しくて暖かくて…いくら紡いでも感謝ばかりしかありません。
千歌ちゃんと2人で見せてくれた景色をこれからも忘れずに、挑戦し続けることをモットーに、これからを進んでいきたいです。
そしていつかあなたに、胸を張って、「伊波杏樹さんのような素敵な女性になることが出来ました!」って言えるようになりたいです…うぅ。恥ずかしいです…。
今までも、そしてこれからもずっと伊波杏樹さんを追いかけて行くことを誓います。
「約束!」ですよ!!