こんにちは、こんばんは!
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お久しぶりの方は、お久しぶりです!
さらいんと申します。田舎でほのぼのと暮らしており、伊波杏樹さんをこよなく愛し、一生を追い掛けたいほど尊敬しております。
前回第六号となる記事では、「第六の真実 信頼がすべて(Trust Rules)」ということについて考えてきました。
開かれた姿勢を表現し、相手に信頼していることを伝えること
信頼に対して虚偽よりも破壊的なものは何もなく、率直さよりも建設的なものは何もありません。
率直で、明瞭で、約束は真剣なものとして向き合い、開かれた姿勢を表現したからこそ彼女はリーダーになることが出来た、と語ってきました。
第七号となる本稿では、「第七の真実 挑戦から偉大なことが生まれる(Challenges Is the Crucible for Createness)」について考えていこうと思います。
※独断と偏見による考察等が並びます。当方、伊波さんばかり語るため不快な想いをさせないよう、言葉を紡いでいくつもりではございますが…自分の力が及ばなかった場合、大変申し訳ございません。
第七の真実 挑戦から偉大なことが生まれる(Challenges Is the Crucible for Createness)
リーダーとは、挑戦することを知らない人間ではない。歴史を通じてリーダーたちを振り返ってみればわかることでしょう。
皆さんが個人的に称賛する歴史上のリーダーたちのことを考えてみてください。「もし現在生きていれば、進んで従いたいと思うリーダーたち」のことです。
私の場合は…ナポレオンでしょうか。
いや、めちゃくちゃナポレオンに詳しいとか、歴史を学んだとかそういうわけではありませんが、なんとなく彼の言葉の力強さを感じるのです。
話を戻します。人々が最も称賛する歴史上のリーダーたちは、常に大きな挑戦に直面して人々を導いてきました。
称賛するビジネスリーダーたちを考えるとき思い浮かぶ人々は、倒れかけた会社を復興させ、新規事業を始め、画期的な製品・サービスを開発し、産業界を変革した者たちです。
人々が地域社会、政府、軍、民間のリーダーについて話すときには、圧制から人々を解放し、人権のために戦い、戦争に勝利し、抑圧と戦い、変革のための活動を組織化し、自己の大義のために苦闘した男や女のことを話すものです。
「挑戦」とはこれらのリーダーたちが行動した状況であり、「変革」とはこれらすべての活動のテーマでした。
以前の記事でも取り上げましたが、伊波さんの"挑戦"と言うと、真っ先にあがるのは「Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~」の「MIRACLE WAVE」で魅せたバク転でしょう。
最初は跳ぶ予定じゃなかったと話す彼女。ケガをするかもしれないし、やったこともない。そんな中、たくさんの葛藤の後に挑戦する決心に至ったそうです。
「たった1回のバク転に自分の全てをかけて跳んで紡げる物語があるのなら挑戦したい」
〈2018.09.29 電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!AqoursAutumn Special 2018〉
後のインタビューでそう語る伊波さんの姿に、目頭が熱くなったのを今も覚えています。今でさえ、この言葉を見返して心を奪われる程です。
「私は…こうしてAqoursのみんながいたから跳べたし、千歌ちゃんがいたから跳べた。そして、みんながこうして私たちを一生懸命一生懸命大好きだ!と支えてくれたことによって、跳べた!!みんなが私がこうなった瞬間…(MIRACLE WAVEでロンダート決めた後の間)みんな、こうなった(祈るような姿勢)ってたの分かってる!でもその…!が私を救った。とってもとっても嬉しかった。そして終わったあとにはみんなが思いっきり叫んでくれた。本当に嬉しかった。」
〈2018.07.08 Aqours 3rd LoveLive!Tour~WONDERFUL STORIES~ 福岡公演Day2〉
当時のMCでも、伊波さんは想いを口にしていました。Aqoursのみんながいたから、千歌ちゃんがいたから飛べた、と話していましたが、数多くのファンの心に感動を与えた出来事だったと思います。
リーダーは物事を揺さぶらなければならないときもあり、また、自分たちを取り巻く逆境をしっかり捉えなければならないときもある。
挑戦が外部から、または内部から来ようとも、リーダーは物事を生じさせるのです。リーダーシップと挑戦とは、切り離すことのできないものであることを、伊波さんは教えてくれました。
気骨を持て
人生とリーダーシップの逆境に取り組むためには決意と強さを要する。後退によって落胆したり、障害物によって行く手が妨げられたりすることがないようにしなければなりません。
計画どおりに行かないときも、過度に落胆することはない。
抵抗が強くなり、競争が激しくなるときも、落胆することはない。
他の魅力的なプロジェクトによって注意が逸らされないようにしよう。
多くの混乱があるときでも焦点を見失うことがないようにしよう。
始めたことを終わらせることなしに、次から次へと移ることがないようにしよう。
自分の夢に集中し続けなければならない。
それに執着しなければならない。
克服しなければならない。
決して諦めてはならない。
これらは、リーダーたちが「最良の彼ら」のときに行なっていることです。「最良の自己」を達成するために、これらを行なわなければなりません。
それらは「気骨」(grit)と呼ばれています。気骨とは、確固たる精神、屈しない勇気であり、挑戦に取り組むのに欠かせないものです。
伊波さんは、その気骨を持っていると言えるでしょう。2015年7月9日…Aqoursとしての活動がまだ始まったばかりの頃から彼女は答えていました。
「苦手でもいいから、自分なりの楽しみ方を見つけて挑戦していきたいです。ムダなことなんてひとつもないんだっていうくらい、いろんなことを吸収して成長していきたいです。」
ムダなことなんて、ひとつもない。そう語る彼女の瞳はきっと真っ直ぐにインタビュアーの目を射抜いていたことでしょう。
また、伊波さんの言葉で大好きな言葉があります。それがこちらの2つの言葉です。
「好きなことを好きでい続けることの勇気って、いる人はいると思うんです。好きだからこそ、何かの拍子に苦手になっちゃったり挫折してしまうこともある。好きでい続けたらいつか叶う夢もあるんだっていうことをホントに知りました」
〈2018.02.26 VOICE BRODY vol.2〉
「自分が好きなことには正直でいたほうがいいと思っています。好きなものを好きだと示し続けることで叶う夢があるし、自分が諦めてしまったら、その先には進めない。」
この2つの言葉に共通するのは「好きでい続けることで叶う夢がある」ということです。自分の夢に集中し続け、執着し、克服し、決して諦めない。
その姿勢から、彼女には気骨があると断言します。
人々が「自己の最良」のなかで書いている挑戦的な経験と、称賛される歴史的リーダーたちを特徴づける挑戦的な経験を振り返るとき、「気骨」が役割を果たすというのは非常に明瞭です。
リーダーたちも、同様にメンバーたちも、ある大義に対して情熱的なコミットメントを感じ、困難で辛いことの実践に伴う厳しい時間を進んで耐えたのです。
失敗することは学ぶこと
挑戦と困難を認識するとき、「熱心な仕事と決意によってこれらの挑戦は克服できる」と、自分自身と他の人々に言う。真の「気骨」を持つとき、自分の後退から学び、常に常に学び続けようとする。
現状に挑戦するとき、困難な問題に取り組むとき、意義ある変革を行なうとき、逆境に直面するとき、それらがどのようなものであっても、失敗することがあるでしょう。
挑戦をどれだけ機会として見ようとも、どれだけ集中していようとも、どれだけ成功しようと努めていようとも、後退があるのは疑いようのないことでしょう。
偉大さによって歴史を通じ記憶されているリーダーたちのことを、もう一度考えてみてください。
ある者は戦争に敗北し、ある者は投獄され、ある者は事業の閉鎖を目の当たりにし、そして、並はずれたことを成し遂げようとして嘲られた者たちは多い。
間違いは起こります。
敗北は生じます。
失敗は避けられません。
しかし、これらは決してリーダーたちに対する悪い言葉ではありません。むしろ何か難しい、厳しい、普通ではないことを行なっている印です。このために「気骨」が必要とされ、そのためにも「失敗を学習として見ること」が必要です。
失敗談について、公の場ではあまりありませんが、伊波さん自身夢に向かうまでに何度も何度も失敗を繰り返していたようです。
「つまづいて、ころんで、泣いて、でもそんなとこはいつだって内緒。不器用なりに考えて、もがいて。でも失敗もする、してばっかりな私。結果出さなきゃって。焦って大事な夢をなげだしたくなりそうになったことだってある。それでも。諦めなくてよかったと。」
人間誰しも失敗はあると思います。ですが、その失敗から何を学ぶかが、その失敗を「経験」に変える方法だと私は思います。
とは言え、伊波さんはメンバーに失敗する姿をあまり見せません。というのも、先程取り上げたバク転を完璧に出来るようになるまで、メンバーにも話さなかったからです。
「ただなかなか練習時間が確保できない中、刻々と3rdLIVETOURが近づいていって。プレッシャーに毎日押しつぶされそうになってました。最初は心配をかけたくなくて、アクロバットの練習をしていることをメンバー全員に黙っていました。打ち明けた時には、バク転が完璧に跳べるようになっているのが自分の中では理想だったんです。だからこそリハまで練習の過程を見せてこなかったことで、もしかしたら「本当に大丈夫か」と思わせてるんじゃないか、不安を煽っているんじゃないか、とかネガティブに考えてしまうこともありました。」
〈2018.09.29 電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!AqoursAutumn Special 2018〉
ですが彼女の"挑戦"は、Aqoursの絆を更に深めました。
「私たちの前で初めて飛んだリハがあって、いや、大泣き」
「みんなで大号泣だったよね」
「ほんと…でも私たちも私たちであんちゃんが成功した分、私たちも一生懸命踊らなきゃっていう風にも思えたから…ほんとにね、凄い、やっぱリーダーだなって思う。あんちゃんは」
「一応じゃないよね、本当に」
別に倒れることや失敗そのものを奨励しているというのではありません。
つまり…新しい考え方を試し、新しい方法と技術を試みようとするときには、「失敗をプロセスの一部として認めなければならない」ことが大切であるということです。
間違いや失敗が起こったとき、「この経験から学ぶことができるか」と問わなければなりません。
"挑戦"から偉大なことが生まれると言いました。それは、失敗から学ぶ姿勢だと私は思います。人間は、学ぼうとさえすれば進化する生き物です。
それは、伊波さんだけでありません。もちろん私たちにも当てはまります。
真実「挑戦から偉大なことが生まれる」。
重要で意義ある達成にはすべて、逆境、困難、変革、そして挑戦が含まれます。
物事を同じ状態にしたままで、並はずれた何かを行なった者は誰一人としていない。危険、不確実性、苦難はわれわれを試すものです。
率先と気骨は、不確実性の時代のなかの必須要件です。この激動の時代のなかで成功するために受け入れ、できることをコントロールし、変革の責任を負わなければなりません。
敗北を処理して過ちから立ち直るためには、気骨が必要です。
また、失敗が自己の最良の教師の一人であると知りつつ、失敗から学ぶ方法を見つけることも必要です。
挑戦することで生じた失敗から学び、次へと羽ばたくための跳躍へと変えたからこそ彼女はリーダーになることが出来た、と私はここに記します
以上が「第七の真実 挑戦から偉大なことが生まれる(Challenges Is the Crucible for Createness)」の記事となります。
ご清覧ありがとうございました!
参考文献
https://deview.co.jp/X_sma2017_interview2?set_cookie=2
2011.08.25
「リーダーシップの真実」
ジェームズ・M・クーゼス、バリー・Z・ポズナー著 生産性出版
2018.09.29
「電撃G'sマガジン号外 ラブライブ!サンシャイン!!AqoursAutumn Special 2018」株式会社KADOKAWA
2018.02.26
「VOICE BRODY vol.2」白夜書房
2018.07.11