ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期 #5「犬を拾う。」』感想カタ語る

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「彼女の犬嫌いは治るのか…」

 

突然ですが…私は犬派です。まず、可愛いです。柴犬を無性にわしゃわしゃしたくなります。そしてかっこいい。シベリアンハスキーとか、あの立ち姿がもう惚れます。

はい、ということで今回は「犬」です。この可愛いくて、かっこいい動物がどう関連していくのか…。「犬」と言えば、彼女、そう桜内梨子。彼女自身、大の犬嫌いですよね。そんな彼女の犬嫌いは治るのか…。

 

 

イントロ

  

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「また雨が強くなってきたね…」

「夜にかけてさらに強くなるって言ってたし…」

「今日は無理して続けないほうがよさそうですね…」

「もうすぐ地区予選なのに…」

「入学希望者も50人超えてきたんでしょ?」

 

天候はあいにくの雨。気分も沈みますし、雨によって帰宅が困難になることも踏まえダイヤは練習を切り上げることを提案します。の言葉から分かるように、入学希望者は10人から50人と5倍に増え、目標である100人まで残り半数。彼女たちの活動は着々と多くの人の心を動かしているのですね。

 

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練習を切り上げ、帰宅する9人。外は雨が降っているものの、千歌の家の車とおそらく鞠莉の家の車に二手に分かれて帰るみたいですね。

 

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「嵐が堕天使の魂を揺さぶる。秘めたる力がこの羽根に宿る!」

「ふざけてる場合じゃないよ〜」

 

<妄想作戦会議>

OSTも相まって、かなりコミカルに描かれているなというのが印象的ですね。いつものように堕天使発言をする善子に、スっとツッコミを入れる千歌。その声が淡々と、でも「ないよ〜」の部分をテンポよく言っているところがまたこの場面を引き立たせています。

 

皆が帰った後でも、この雨の中で「胸騒ぎがする」と未だにその場所に留まる善子。そして、訪れた突風。風に持っていかれてしまった傘を追いかけていく彼女。最初は女子高生らしい追いかけ方(可愛らしい声と共に)をしていくものの、段々と堕天使モードに変わっていくところ、最後にはホッとした表情を見せるなど、彼女の可愛らしさと魅力が詰まっていたと思います。

 

そして、傘を拾った先で何かを見つけたのか、微笑んだ彼女の表情が慈愛に満ち溢れていて、ぐっと心を鷲掴みされたような感覚に陥りました。

 

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Aメロ 

 

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「行ける、大丈夫」

「うぅ…」

「絶対動かないから」

「ひぃぃぃ!やっぱり無理ぃ!」

 

犬嫌いを克服しようとしいたけに挑む、触ろうとする梨子がエールを送るも…やはり中々上手くいかず。なんとか触ろうと手を伸ばすも、その手は震えています。しいたけが吠えると、驚いて後ずさりしてしまうところへ千歌が犬とはどんな動物かアドバイスします。

 

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「犬は見ただけで、敵と味方かを見分ける不思議な力があるって」   

 

犬について詳しくないので分かりませんが、後で調べてみようと思います。梨子がしいたけに追いかけられる理由って、多分怖がっているからだと思います。敵か味方かを判断するという話ですが、しいたけにとって梨子はもう既に味方だと思うんです。だけれども、一方に距離が縮まらない、なら自分から行っちゃえ!みたいなノリで追いかけてるのかな?なんて考えてしまいます。

 

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千歌の家にて前回突破することの叶わなかった地区大会に向けて話し合う9人。その中でダイヤがひとつの音楽を流します。

 

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Aqoursの可能性を広げる為には模索が必要ですわ」

「えっ!?これって、Saint Snowさんなの!?」

「一つに留まらない、多くの魅力を持っていなければ、全国大会に進めませんわ」

 

まさかのSaint Snowの新曲「CLASH  MIND」

前曲とは違って、リズムも曲調も、そして彼女たちの雰囲気もどこか大人びたような、逸脱しているように見えるvVでしたね。

 

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真面目に話している中で、突如聞こえた寝息。

寝息の正体は鞠莉。彼女にとって長い話というのは、睡眠時間でしかないのでしょうか。

 

 ウチウラータイム>

といつの間にか善子も消え去っていました。

花丸のLINE曰く彼女は帰って、向かった先はスーパー?じゃなくて、なんて言いましたか…。あ、ホームセンターですね!ホームセンターへと変装して向かっていきます。

 

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自室で過ごす梨子に、梨子の母から善子の母へ携帯を届けるようお使いを頼まれます。渋々向かっていくと、善子の家の近くで小さな籠を見つけます。

 

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近づいてみると…中から犬の鳴き声が!!驚き後退した梨子を後ろから口元に手をあてる不審者…ではなく善子

 

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<陽だまりのリハーサルスタジオ>

彼女は、あの雨の日に犬を拾ったんですね。しかし彼女の家は動物は禁止、他のメンバーもそれぞれ大変だろうと消去法で梨子に。断ろうとする梨子「行けっ!」と命令する善子

 

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<アクション!>

1回目と2回目で顔の表情が違うのが面白いですよね。それに、善子と犬の関係の深さにも驚きです。拾った犬って、あんまり懐かないイメージが私にはあったので…。

 

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善子の頼みを断れず、梨子は自室に犬を連れいります。しかしやはり小さな犬でも怯えている様子。籠の中で暴れる犬を見て、お腹が空いてるのかなと判断した彼女は食べ物を与えます。その際もしっかり、自分は部屋の外に離れて見守っています。

 

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 「しっ…よっ」

あの、ここだけ感情爆発してもよろしいでしょうか?

ぶわぁぁぁぁって来ました。はい。何ですか、この笑顔の破壊力。そして唇に手をあてる仕草。ずるい。ずるすぎます。あざといです。

 

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夕暮れをバックに練習を重ねるAqours。細かな指摘も忘れません。地区大会突破のために、熱が入ります。ですが、今日はここら辺にして移動しようと言うと、途端に梨子の目が輝きます。彼女は用事があると先に帰っていきましたが 、向かった先は見覚えのあるようなホームセンター。

 

<のん気な屋上日和>

意気揚々と帰ると待っているのは可愛い可愛い犬。彼女も少しずつ犬のお世話をしているうちに、愛着が湧いたのかもしれません。

 

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そこへ訪れた善子。練習中の梨子の様子から察して何かあると踏んだのでしょう。梨子への嫉妬からか、自分が預かると言い、取り合いに。善子は「ライラプス」と名付け、梨子は「ノクターン」と犬に名付けていました。個性あるお名前ですね…。

 

とそこへひとつの知らせが。それは、拾った犬は野良犬ではなく迷子の犬。名前も「あんこ」と、日本っぽい名前が付いていました。

 

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<友情Diary>

ノクターン、あんこに感謝の気持ちなのか手を舐められた梨子。隣ではボロボロとなく善子。いつもなら、それだけで逃げ惑っていたはずの彼女は、何かいつもと違う気持ちが心に芽生え始めました。

 

Bメロ 

 

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「あれ?みんな屋上だよ。どうしたの?」

「うん!どんな曲がいいかなって」

「…だよね、果南ちゃんはアイデアある?」

「ううん、ただ私は後悔しないようにするだけ。これが最後のラブライブ!だしね」

「最後…」

「ダイヤと鞠莉と3人で、ここで曲を作って、その想いが繋がって、偶然が重なってここまで来たんだもん。やり切ったって思いたい」

 

<すれ違いは霧の中で〜Short ver〜>

千歌が部室に入ってくると、隠すようにしてノートを後ろに。どこか何か思いつめているようにも見えます。想いを告げる果南セカンドシーズンのスタート、つまり2学期の始まり…3年生である果南は「卒業」をやがて迎ます。残された僅かな時間を、最後まで全力で取り組みたい。輝くことも、ラブライブ!に出場することも、廃校を阻止することも…彼女にとって、どれも大切なことだからこそ、想いは大きいと思います。

 

そこへ梨子善子の様子がおかしいと駆けつける。外へ出てみると…

 

 

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全く同じ動き。シンクロした動きで、枝で地面に絵を描いているはずなのですが、何故こうもイラストに違いが出るのでしょう?あのイラストは…犬?いや、ですが明らかに2人とも違います。善子には羽根が生え、梨子に至っては…G's設定である美術部をガン無視した、中のキャストさんと似て非なるイラストを描いていたことが衝撃でしたよね。

 

このままではいけない。気持ちを切り替えよう。そう思い立って練習に取り組むものの…吹っ飛ばせず、モヤモヤしている2人。

 

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このシーンを見て、まず目に映るのが紅葉。秋を感じさせる紅葉と海のコントラスト。こういった細かな部分にまでこだわりを感じられるのがこの作品の魅力のひとつ。

 

<取り調べ室>

あの人が本当に飼い主なのか?などと、とりあえず建前を多く述べてはいますが、本音はただライラプスに会いたいという善子梨子は迷惑でしょと懸念しますが、彼女はライラプスに会いに行くために飼い主の元へ。

 

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「なんで付いてきてるのよ」

「だって、一応私にも責任はあるし」

 

責任という言葉を使って正論を述べているようで、やはり梨子も会いたい気持ちは抱いていました。2人とも素直じゃないんですよね。家の前でライラプスを呼び寄せようとする善子。すると飼い主さんと遭遇しますが、いたたまれなくなり2人とも猛ダッシュでその場所を後にします。

 

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「出てこないわねぇ…」

「やはり何者かに妨害されているようね、こうなったら…」

「こうなったら?」

「…出てくるまで待つ!」

「本気…?日が暮れるわよ」

「嫌なら帰りなさいよ」 

 

頑なにこの場を離れることを拒む善子。何故こんなに断るのか、梨子にも分かりません。いつ頃帰ってくるの?と母からのLINEで催促されている彼女は、不安や未練を抱えながらバス停でバスを待ちます。すると雨が降り出し、天候は悪くなっていく…。

 

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「どうして戻ってきたの?」

「考えてみたら、帰っちゃったら本当に出てきた時、会えないなって思って…」

 

再び善子の元へ戻ってきた梨子。やっぱり口下手ですよね。梨子ノクターンに会いたいという本音でもあったり、ただ単純に善子のことが心配だったと取れる言葉でもあります。みんな、優しさで溢れているんですね。2人でおにぎりを頬張りながら話します。

 

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 「どうして運命なの?」

「何が?」

「犬」

「ディスティニーはディスティニーよ」

「そうかもしれないけど…」

 

ライラプスと出会ったこと運命だと語る善子に梨子は純粋な疑問を投げかけます。運命は、運命だと語る善子は、渋々といった感じで口にします。

 

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「堕天使っていると思う?」

「えっ?」

「私さ…小さい頃からすっごい運が悪かったの。外に出ればいつも雨に降られるし、転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし…。それで思ったの。きっと私が特別だから見えない力が働いているんだって」

「それで…堕天使…」

 

堕天使がいないということは、本人も薄々気づいてもいる。けれど、それでもそのイメージを崩さないのは幼き頃のことがあったから。彼女が堕天使であり続ける根底には、幼き頃の苦い思い出があったから。

 

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「でもさ、本当にそういうの全くないのかなって。運命とか見えない力とか。そんな時出会ったの。何か見えない力で引き寄せられるようだった。これは絶対偶然じゃなくて、何かに導かれているんだって、そう思った。不思議な力が働いたんだって」

 

善子が堕天使にこだわり続ける理由って、それなんですよね。そして今回ライラプスと出会ったことも、偶然なんかじゃなくて、何か不思議な力によって導かれたものなのかもしれないと、そうだと思いたいのかもしれません。

 

そんな話をしていると雨が止み、晴れ間が覗いたところに偶然が訪れます。ライラプスもといあんこが!

 

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<一緒に始めよう!>

ライラプスに必死に念を送る善子。その想いが通じたのか、ライラプスは2人を見ます。しかし、もう忘れてしまったのか、それとも距離が離れていたからなのか、1度見たきり、その後は飼い主の声に反応してしまい、家の中へと戻っていきました。

 

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「やっぱり偶然だったようね。この堕天使ヨハネに気づかないなんて…」

「でも見てくれた」

「えっ?」

「見えない力は、あると思う。善子ちゃんの中だけじゃなく、どんな人にも…」

「そうかな?」

「うん!だから信じている限り、きっとその力は働いていると思うよ」

 

運命だと語っていた善子の話を聞いた上で、梨子も自分の考えを語ります。偶然なんかではなく運命は、見えない力は存在する。それは誰にでもある力。自分の考えを踏まえ、説得力ある梨子の言葉に善子は笑顔を見せたのでした。

 

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 「偶然が重なって、ここまできた…か…」

 

月明かりがあたりを照らし出し、暖かく見守る下で千歌は、「偶然」の言葉の意味を考えています。彼女の表情から察するに、プラスに捉えているのか、自分なりの答えを見出しているように捉えられますね。

 

家へと戻ると、目に映ったのは梨子がしいたけに手を伸ばしている光景。まだ怯えながらも必死に自分の欠点と向き合っています。

 

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「試してみようかなって。これも出会いだから」

「えっ?」

「私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの」

「偶然は…ない…?」

「色んな人が、色んな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて…運命のように出会う…。全てに、意味がある」

「うん」

 

 

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 「そう思えば、素敵じゃない?」

 

「偶然」と捉えるのではなく「運命」と捉えられたのなら、素敵なことではないか。そう彼女は語りました。彼女が内浦に引っ越してきたのも、それこそ原点であるピアノが弾けなくなったことも、千歌と出会いスクールアイドルを始めたことも、ピアノコンクールで再び弾けるようになったことも、そしてしいたけと出会い、触れるようになっとことも、全ては意味があって、繋がっていて、「運命」のように重なり合った。

 

彼女自身が、この出会いに1番感謝しているのかもしれません。そしてこの先の未来へと目を向けて「起こること全てを受け止めて全てを楽しもう」彼女たち9人が前回のラブライブ!で得たことをより一層深めていく意味のある言葉だなと私は思いました。

 

間奏(感想) 

今回、着目していきたいのは「偶然」という言葉です。

今回アニメの中で、2つの視点から考えることができるのではないでしょうか?

まずBメロ冒頭にて果南は…

 

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「ダイヤと鞠莉と3人で、ここで曲を作って、その想いが繋がって、偶然が重なってここまで来たんだもん。やり切ったって思いたい」

 

 そしてBメロ最後にて梨子は…

 

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「私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの。色んな人が、色んな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて…運命のように出会う…。全てに、意味がある」

 

第5話の中で、「偶然」と「運命」という言葉の対比がされています。

 

果南は「過去」を振り返り、その過程すべてが繋がって出来上がったもの、「偶然」が重なってここまできたと言っています。

 

梨子は「未来」を見据え、これから起きる出来事全てには意味があって「偶然」ではなく、それは「運命」だと思えば素敵なことだと思わない?言っています。

 

この2つの対立が、今回の話の最大かつ重要なキーとなるものだったのでは?と私は考えています。果南はこれまでの活動は「偶然」が重なり合って起きたことであると、少しマイナスに捉えているといいますか、卒業を控えているため、焦りに似た何かを抱いていることが分かります。憂いを帯びた表情から察するに寂しさという風に捉えることも出来ます。一方梨子はこの出会いは、「運命」であると、この先起きる出来事にも何か意味があるのだと、そう思えたらもっと人生が豊かになるのではないかと未来の出来事に対してプラスに捉えていると思います。

 

この2つの言葉があったからこその第5話では無いでしょうか。2期第5話「犬を拾う。」内容が全く想像のつかないタイトルの裏側にはこんなにも深みのあるストーリーが通っていて…これだからラブライブ!サンシャイン!!のストーリーって面白い!!

 

そして、今宵もまた月が輝いている。

 

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アウトロ

 

 「偶然ではなく運命」 

本当にその言葉通りだなって思います。

ラブライブ!というコンテンツに出会っていなければ、今のブログを書くこともありませんでした。そして、多くの方と繋がることも、感動を味わえることも。この言葉が、とても、とても…心に響きました。アニメだけではない、キャストさんと出会えたことも、楽曲を聴くことも、もしかしたら定められていたことなのかもしれませんね、

 

次回「Aqours WAVE」

 

 「波に乗って、どこまでも!」