「彼女の想い、それは…」
名前というのは、この世に生を受けたときご両親が悩み、考え、そして付けてくれた自分を証明する大切な証。しかし、その名前をどのような敬称で呼ぶかは人それぞれです。「呼び捨て」「さん付け」…そして「ちゃん付け」
1人の少女の敬称を巡るお話。小さいけれど、でも大きな悩み事。私たちも目を逸らすことなど出来ない大切なお話だと思います。それでは早速。
イントロ
「ふわぁぁ…」
「おっはよー! 先、行ってるねーっ!!」
「はや…」
「今日は雨かしら?」
ベランダへと出て太陽の光を浴び、外の新鮮な空気をいっぱいに吸い込む梨子。そこに声をかける千歌。2期第1話「ネクストステップ」で遅刻していたとは思えないほどの早起き。思わず美満姉と志満姉に心配されてしまうほど。まるで遠足前に早起きをする小学生とその母親みたいに見えしまったのは私だけでしょうか?
「今日は雨かしら?」という呟きに合わせて空の描写が映されますが、ラブライブ!サンシャイン!!はOPでも歌われていますように、「空も味方」なんですね。というのも、紙飛行機が空へ舞うシーン、太陽が輝いているシーン、虹がかかるシーン、そして今回のシーン。作中何度も見られる辺り、OPが表現されているかのようにも思えました。
「ふっふふーふふっ♪」
「随分と機嫌いいですわね」
「こんな時に…」
「もしかして…忘れてるのかも」
「その可能性が高い気がする」
上機嫌に窓を磨く千歌。他の8人に対して、1人だけ練習着なのです。そんな彼女を心配し、「今日何の日か、覚えてる?」と質問を投げかける曜。こういった核心に迫る質問をするのは常に彼女な気がします。
「ラブライブ!の予備予選の結果が出る日でしょ?」
前と違うのは、彼女がきちんと状況を理解していること。以前は全く状況を把握しておらず、屋根の上を歩いていましたが、今回はしっかりと把握し、部室の窓を磨くという彼女の成長を見た気がします。何故こんなにも落ち着いているのか。「緊張しないの?」とルビィに問いかけられます。
「ぜーんぜん!だって、あんなに上手くいって、あんなに素敵な歌を歌えたんだもん。絶対突破してる」
<波打ち際のスタートライン>
彼女の言葉は、何故こんなにも納得する、信用性に満ちた言葉なのでしょうか、と私は思いました。彼女の瞳は真っ直ぐに「輝き」を、「キセキ」を捉えています。だからこそ、彼女の言葉は希望に溢れているのですね。
そして、なんとあのSaint Snowの聖良からのお墨付きだという。いつの間にか、彼女と仲を深めていた千歌は、リーダーである以外にも、彼女の人柄の良さが滲み出ていたかのようにも感じました。
8人が緊張する中1人自信に満ち溢れている千歌。自分たちは予選を通過できる。一切疑うことなく、彼女は確信を持って1人みんなから離れた場所へと立っています。そして、1通のメールが届き、結果は…
そこに書かれた「予選突破」の文字。聖良が予想した通り、トップでの通過でした。一斉に歓声が上がります。果南に花丸が抱きつき、善子と鞠莉はハイタッチを交わして、同じポーズを取ります。その様子を見ていたダイヤ。どこか戸惑いと憧れを抱いているような表情でした。千歌と頭上でハイタッチする際も、一方的に千歌が手を叩いているような描写でした。
Aメロ
「とは言ったものの…」
「また!?」
「今度は何?」
「ほら、説明会とラブライブ!と、2つもあったでしょう?だからお金が…」
<詩って、なあに?>
曜ちゃん、ナイス。僕らのツッコミをまたしても代弁してくれました。 スクールアイドルと言えど、彼女達は高校生。衣装代も交通費も自己負担となると…やはり金銭問題には必ずぶち当たります。
貯金箱の蓋を開けると、5円。ご縁がありますように…とはいかず、このままでは経済的破綻を迎え、最悪ラブライブ!決勝大会へと進んだとしても、その交通手段はとんでもないことに。そんな中1人浮かない顔をするダイヤ。この状況を打開すべく千歌が選んだのは…
神頼み。 運を、いやお金を天に任せるという。祈ってお金が増えれば、苦労は無いのですが…と現実的なことを言ってはあれなので、はい。ごめんなさい。
なんとも彼女らしいと言いますか。頼みの鞠莉も、前回同様に力を借りることは出来ません。そしてここでもまたダイヤは敬称に対して違和感を抱いている様子。
「鞠莉ちゃん!またね!」
「果南ちゃん!明日、本持ってくずら!」
<ダイヤちゃんと呼ばれたい!>
私の気のせいでなければ、心無しか「ちゃん」が、いつもより強めに発せられているように感じました。そんなダイヤの様子に、幼馴染の2人はやはり鋭いようで。
「で?何のトークですか?」
「え?いえ…大したことは無いのですが…その…2人とも急に仲良くなりましたよね」
「仲良く?」
「私と…果南が?」
「違いますわ!1年生や2年生達とです!」
ダイヤが感じていたのは、1、2年生との距離感でした。他の2人と違い、どこか距離が遠く感じているのでした。そんなダイヤを小馬鹿にするように鳴くイルカに鋭い視線を送るダイヤ。はぐらかすようにして立ち去るダイヤを、幼馴染の2人は分かりきった様子で待つことに。ビブラートの効いた鞠莉の「嫉妬ファイヤ〜♪」は、1期以上の凄さを感じました。
アルバイトをしようと、バイトを探す2年生の元へ近づくダイヤ。少しでも距離を近づけようと、彼女なりの精一杯の行動が見られますね。
<サンシャイン!バケーション!!>
カフェに花屋に写真スタジオのモデル。どんなバイトでも彼女達は似合いそうですね!しかし、あの、ユニット毎に分かれた際のこともありますから…ど、どうなるんでしょう…。2年生組のそんな安易な考えにダメだしをしてしまうダイヤ。いつもの台詞が今日は更に映えていましたね。
物事をちゃんと考えるダイヤだからこそこういう風に叱ることができることって素敵だと思うのですが…本人はやってしまったという表情。2年生もダイヤのアドバイスを受け、策を考え直す様子。そんな光景を、ひっそりと影から見守る果南と鞠莉。
バイトでは、練習時間の確保が難しい。そんな中次の案として出されたのは!!
<みんなでフリマ!>
フリーマーケット!いや、その自分昔経験したことありますが…交通費を稼ぐ勢いでは…。下級生から褒められ、少し調子が上がり、このまま信頼得られれば…と妄想の中で、下級生との交流を思い描くダイヤの様子は、ちょっと、こ、怖いですね。
しかしここでもダイヤの「しっかり病」が働き、あまり多くは稼げなかった模様。鞠莉は、何故か自分の銅像を持ち寄り、善子に関しては漆黒の羽根ばかりがダンボールに残っています。何故かここで<桜色の風>が流れるのですが、羽根の色間違ってませんか?
「果南ちゃん」
「ん?」
「ダイヤさん、何かあった?」
「どうして?」
「…なんとなく」
<ホントのキモチ>
1人肩を落としているダイヤを見て、千歌は何か勘づきます。彼女はいつだって、他人の悩みに鋭く、そして手を伸ばす性格は2期になっても、尚更磨きがかかっているようにも思えます。
「ふふ…千歌はそういうところ、不思議と鼻が利くよね」
「ん?それ褒めてる?」
「褒めてるよ、心配しないで。私と鞠莉が、ちゃんとやっておくから」
勘が鋭いではなく、鼻が利く。まるで犬みたいな言い方ですよね。ですが、前半部分での「スメルプンプン、嫉妬ファイヤ〜♪」の言葉を受けての表現だと思います。いや、でも千歌は確かに犬かもしれない。皆さんは、覚えていませんか?あの2期1話「ネクストステップ」でのしいたけとのシンクロ。それを踏まえると、なんとなく頷けますね。
「やっぱりダイヤ、何か隠してるでしょー」
「下級生と仲良くなりたいなら、素直に言えばいいのにー」「違いますわ!私は別に…」
ダイヤの隠し事は幼馴染の前では隠しきれませんでした。彼女の想い、それは…「仲良くなりたい」
嘘をつく時にほくろをかく。それは幼馴染でしか分からない癖ですよね。そういうことを理解していることって、絆の深さを感じます。
「ダイヤはごまかす時、必ずほくろの所をかくんだよ」
「いえ、私は…ただ…」
「ただ?」
「ただ……笑いませんか…?」
「笑う?」
「そんなことする訳ありませーん!」「ああ、もう」
「何年の付き合いだと思ってるの?」
「じゃあ、言いますけど…」
最後まで話すか悩むダイヤ。「笑いませんか?」とようやく話す決心をし、二人に話すと、案の定二人は大爆笑。約束などなく、そんな二人の明るい笑い声があたりに響くのでした。
Bメロ
「それにしてもダイヤが…」
「『ダイヤちゃん』て呼ばれたいなんて…」
「だから別に呼ばれたい訳ではありませんとあれほど言ったでしょう?ただ私だけ違うのは」
「そんなのどうだっていいじゃん」
「よくありませんわ!こんな形でメンバー間に距離があるのは、今後のためにもよくなくなくないというか…」
「羨ましいんだー?」
「ち・が・い・ま・す・わ!」
<普通怪獣ちかっちー?>
衝撃の告発から一夜明けても、二人のにやけ顔は終わりません。 素直になれない部分…どこか赤髪の少女を思わせますよね。距離を縮めたいのに…不器用なんですね。
場所は変わり伊豆・三津シーラダイス。今日ここで行われるイベントで、人手が足りないということでメンバーに声がかかったようです。このアルバイトを通して、下級生との距離を縮めることに言葉では否定しつつもうっとりしているダイヤ。本音が顔やしぐさに出てしまうタイプですね。
<東京ハイテンション>
水面を飛び上がるイルカを見て、「イルカしゃん…しゅごい」と零すルビィ。そこに、うちっちーの着ぐるみをきた曜が指示を出します。以前ここでバイトをしたことがあるようですが、思い出していただきたいのは「恋になりたいAQUARIUM」のPV。ここでも曜はうちっちーの着ぐるみを着ていますね。今の時間軸とイコールで結ばれているのか、それともパラレルワールドでの話なのか分かりませんが、色々な考えを巡らせることのできる部分ですよね。果たして曜は同一人物なのか否か…。
「なに?何かあった?」
「分からないずら…けど多分あれは…」
「すっごい怒ってるずら~!!」
売店で働く千歌、花丸、ダイヤ。ここでもしっかり努めなくてはと、つい強めの口調になってしまします。果南と鞠莉に言われたことを思い出しし、懸命に話題を振ろうとするも、二人には怒っているように見えてしまい空回りしてしまいます。
お昼時のピークを終え、プールサイドの掃除へと移るダイヤ。よく周りを見れていると言いますか、しっかりしてますよね。周囲に目を配り、その時の最善を選び取る、そういう人のことを社会で役立つ人なのでは?と個人的には思います。そこへ、ルビィと梨子がやってきます。なんでも、アシカに餌をやるためだとか。しかし、想像以上の大きさに2人は怯え、挙句に梨子はアシカが犬のように見えてしまい、その怯えがアシカに伝わったのか、鳴き声をあげ、逃げ惑う二人を追いかけます。
ここで話が少しそれますが、アシカとアザラシって似ていますよね?
調べてみると、アザラシは「海の犬」とも呼ばれるようです。その表情や行動などが似ていることが由来しているのかもしれません。なので、アシカがどことなく犬に似ているというのは、的を得ているとも考えられますね。
<Riko jump High!!>
2人を救うべく、ダイヤはルビィが落としていった笛を拾い、その音でアシカに指示を出します。
あの…一つ質問よろしいですか?何故初見でなおかつ訓練の指導を担当していない人の言うことを聞いたのか?という質問はタブーですとね…。しかし、ダイヤが笛を吹き、指示を出す姿はなんと言いますか…様になっていましたよね。
「うまくいかない?」
「まぁそうなるとは思ったけどね」
「どうしてですの…?」
「だいたいダイヤは自分から近づこうとしないからね」
果南と鞠莉に知り合った頃から、2人と常に行動してきたダイヤ。確かに回想シーンでは、少し臆病な部分がありましたね。それ故に他人との距離がうまくつかめない。仲良くしようと思っても、どうしたらいいのか分からない。勉強や知識に関しては得意でも、人と人とのコミュニケーションに関しては苦手なのですね。
「ありがとう…曜…ちゃん…」
<スクールアイドルに恋してる>
そんなダイヤに2人はまず名前の呼び方から変えることを提案。ダイヤはみんなに対して「さん」付けですからね。そこを変えてみては?という案を実行するものの、普段言わないことを突然言われ戸惑いを覚える曜と善子。曜に関しては思わず手から風船を手放してしまうほどの衝撃。
場面は移り変わり厨房。そこでは、千歌と花丸が食器を洗っているのですが…明らかに洗剤の量間違っていますよね?洗剤をすべて入れて、そこまでの泡になるのか、いつか試してみたい感はあります。その洗剤の量では当然お皿周りにも付着し、つるつると滑る状態。案の定お皿を滑らせてしまいますが、ダイヤの頭へと被さり、けが人もお皿も割れることはありませんでした。
「ダイヤ…ちゃん?!」
「うん。皆ともう少し距離を近づけたいってことなんだと思うけど…」
「それで…」
「じゃあ、あの笑顔は怒っているわけじゃなかったずら?」
「でも、可愛い所あるんですね、ダイヤさん」
いつもと違うダイヤの様子に、1、2年生は違和感を抱き、不安になります。このままでは勘違いのまま終わってしまうと、ここで果南と鞠莉はネタばらしをします。
「真面目でちゃんとしてて、頭が良くてお嬢様で、頼りがいはあるけどどこか雲の上の存在で…」
「みんなそう思うから、ダイヤもそう振舞わなきゃって、どんどん距離を取っていって…」
「本当は、凄い寂しがり屋なのにね…」
「さすが、ダイヤさん」
そう言われる度に、無意識にその期待に応えようと肩を強張らせていたダイヤ。そういう完璧に近い人ほど実は内心が弱かったりします。寂しがりやなんです。ダイヤを見ていると昔の自分のようでした。中学生の頃、自分で言うのもお恥かしいですが。先生方からはいわゆる「優等生」として見られていました。勉強も一位、運動神経もよければ、常識をわきまえている、そんな風にみられていました。その期待は、いつしか私には重荷でしか在りませんでした。期待というのは怖いです。私も期待され、それを裏切りたくないから必死に勉強し、一番を取り続けなくてはという義務感に襲われていました。そして、いつの間にか周囲との距離が出来ていました。だからこそ、今のダイヤの気持ちがよくわかります。
そんな中、訪れていた園児たちが一斉に飛び出し、館内中を駆け回ります。そのうちの一人の子が「 ちゃんとして!」と声を張り上げるも、みんなには届きません。涙目になってしまう彼女、そして収拾のつかない状態に。善子は一人の園児を泣かせてしまい、隣ではルビィも泣いてしまいます。いったいどうすれば…そこに鳴り響いたのは一つの笛の音。
「さぁ!みんな!スタジアムに集まれー!園児のみんな、走ったり大声を出すのは他の人に迷惑になるからぶっぶー、ですわ!みんな、ちゃんとしましょうね!」
先程の笛の音はダイヤによるもの。スタジアムの中央で号令をかけたのでした。すると、園児たちは興味を示したのか、一斉に集まります。舞っているかのようにステージで踊る彼女は、ウィンクをひとつ。先程まで声を張り上げ泣いていた少女から、自然と笑顔が零れ、その様子を傍から見ていた千歌は微笑むのでした。
「結局、私は私でしかないのですわね…」
「それでいいと思います。私、ダイヤさんはダイヤさんでいて欲しいと思います。たしかに、果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違って、ふざけたり冗談言ったり出来ないなって思うこともあるけど。でも、ダイヤさんはいざとなった時頼りになって、私達がだらけている時は叱っくれる。ちゃんとしてるんです!」
彼女の個性は「ちゃんとしていること」
無理に取り繕うよりも、ありのままのダイヤでいいと、彼女たちは肯定しました。ダイヤらしさを失ってほしくない、そんな想いの乗った言葉に、じんと胸に来るものがありました。これも一つの個性。彼女を彩るひとつの輝き。
「だからみんな安心できるし、そんなダイヤさんが大好きです!ねっ?だからこれからもずっとダイヤさんでいてください!よろしくお願いします!」
そんな真っ直ぐな言葉が。今のダイヤには響くのでした。真正面から向き合ってくれる存在がいることは、この上ない幸せですし、こんな自分を受け入れてくれるAqoursのみんなもまた、ダイヤにとって救ってくれた存在なんですよね。
「私はどっちでもいいのですわよ!別に…」
言葉ではなんでもないように装ってはいるものの、彼女の手は右のほくろをかいています。そう、彼女の癖は嘘をつきません。幼馴染の二人は思わず吹き出し、他の六人はなんだか分からない様子。
「せーの!」
「ダイヤちゃん!」
こう呼んだあとの彼女の表情は忘れることのできない、大切な大切なシーン。ここにすべてが詰まっていましたね。
間奏(感想)
さて今回は、個人的に気になるやつがいます。
こいつです。イルカです。イルカがなぜイルのカ?(寒いですね)
ダイヤが果南と鞠莉に何を隠しているのか?と問いかけられたときに、桟橋の傍で顔を水面からのぞかせていましたよね。
まずイルカという動物は何なのか。イルカはとても賢い生き物ですよね。イルカの調教師ともいわれるドルフィントレーナーの出すサインを何十個と覚えて、種目を行うこともできますし、いつも同じことを行っていると、次に起こることを予想したりもします。また自分で遊びを見つけてそれをマイブームにしたりもします。そしてもう一つ着目するべきは身体能力の高さですね。イルカの中でも有名なバンドウイルカは、300kg近い体で水面から高さ6mのボールに触るジャンプもできますし、泳ぐスピードは時速50㎞に達するとも言われています。
イルカが水面に顔を出す行為は「スパイホッピング」と言われ、通常水上の周りの状況を確認するために行います。この場合、どこかダイヤを小馬鹿にしているよう…そんな鳴き声を出していますね。イルカの言葉は私たち人にはわかりませんし、そもそも動物にそんな感情があるのか…。
先ほども述べたように、イルカは賢い生き物です。というのも、イルカの脳は私たちと同じように右脳と左脳に分かれていますが。その脳を左右片方ずつ休めることができます。自然界で生きるイルカは、周りに外敵のいる大海原で寝なければならないので、私たちのようにゆっくりと熟睡というわけにはいかないようです。つまり、半分寝て、半分起きている状態で時間が経つと残りの半分が寝て、寝ていたほうが起きるということです。
そして、イルカには性格や感情もあります。
好奇心旺盛だったり、少し臆病だったり、寂しがりやだったりとイルカによってその性格は様々です。またやる気がある時やない時があったり、邪魔をするイルカに対して怒ったり、訓練がうまくいかなくて八つ当たりするなんてこともあります。
そう考えると、ダイヤってイルカっぽいな、なんて個人的には思います。常に周囲に警戒を向けている部分が、特に。ダイヤはその完璧主義者故に周囲からの期待に応えようと、いつも肩に力が入っていたと思います。右脳と左脳が別々に働いているイルカのように、彼女自身物事を考えるうえでそのメリット・デメリットの判断をしてしまう、ちゃんとしてるってこういう部分からきていると思います。
(上記に表記されているイルカのことにつきましては、アクアワールド大洗で実際にドルフィントレーナーとして活躍している方にご質問した際にお答えしてくださった内容を元に記載しております)
アウトロ
まさかここでダイヤさん…ダイヤちゃん回を持ってくるとは予想していませんでした。やはり第4話というのは、何故こんなにも「友情」という言葉を噛み締めさせられる話なのでしょうか。 またひとつ絆の深まったAqours。来週はどんな輝きを見せてくれるのでしょうか?
次回「犬を拾う。」
「彼女の犬嫌いは治るのか…」