「この地図を持って、本当の旅に出よう」
fhánaが紡ぎ出した音楽、それは私にとって人生を彩る大切なものであり、ようやく彼らへの想いを…。
今回は、fhána3rdアルバム「World Atlas」リリースイベントに参加させていただきましたので、その事について記事として残しておこうと思い綴ります。
はじめに
私にとってfhánaのメンバーを見るのは去年のアニサマ以来。リリイベに関しては今回初です。
いつも大切な定期考査の前や教習だったり練習試合、法事となかなかスケジュールが合わず、結局高一から応援しているにも関わらず、諦めかけていましたが、ようやく今回スケジュールを調整し、行くことが叶いました。
一言で申しますと、その雰囲気に圧倒されたと表現すればいいのでしょうか。
LIVEとは違った空気、音の響き方。会場の影響でもあるとは思いますが、今回の会場は「東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ」
いわゆる野外ステージですね。
開放的なその空間は、行き交う人々を惹き付けてしまう環境ですね。そういった効果も狙っての会場でしょうか?
ライブハウスのように音は反響せずに、どこまでも伸びやかに、空高くtowanaさんの歌声が響くような気がします。
私が会場に到着したのは11時頃。優先エリア観覧券付きのアルバム販売は10時から行われており、私は代購して頂いたので、無事ゲット。
69番と若干?後方の番号でしたが、おそらくそこまで遠くはないだろうと考えているので…というか見れるだけ贅沢ですよね。
会場では既にステージ上でkevinさん、和賀さん、佐藤さんとスタッフさんによる入念な機材チェック、音のチューニングが行われていました。
今日のステージは野外ステージだから、こういう風にしよう、音はこんな感じに響かせようといった話し合いをされていたのかもしれませんね。音の跳ね返りがないステージですから、色々と違うように聴こえるのかもしれません。
今日の天気は危ぶまれましたが、曇り。
少し吹く風が冷たいなと感じる程度で寒いとは私は感じませんでしたが、なにぶん田舎に住んでいるために耐性がついたと思います笑
12時を回ると、「公開リハーサル」ということでtowanaさんもステージに登壇され、4人によるリハーサルが始まります。
まずは軽快な「青空のラプソディ」から始まり、「World Atlas」「ユーレカ」「わたしのための物語〜My Uncompleted Story〜」等々どれも3rdアルバム「World Atlas」に縁のある楽曲たち。
13時30分から整理番号順に入場が開始され、続々と優先エリア内へと人々が入り込む。看板を見るに300番まであるようです。と考えると69番ってだいぶ良い番号なのでは?
入る際、入り口で手荷物チェック。
私の位置ですが…少し上手よりの前から4列目とかなり見えるポジションにいるのではないでしょうか。
5分前になると、スタッフのお姉さんによる諸注意が。
当たり前ですが、撮影・録音・録画は禁止。
商業施設の一部のため、ジャンプなどはしてもよいが、大きく騒がないこと。
天気が心配されるため、雨天時には傘は危険なのでカッパや別のもので防ぐこと。
これが終わったのが58分頃。
開演は…ぴったり14時。陽気なBGMと共にfhánaメンが入場。フリーライブの開始です!
Hello!My World!!
fhána / Hello!My World!! -MUSIC VIDEO-(TVアニメ『ナイツ&マジック』OP主題歌)
テレビアニメ「ナイツ&マジック」のOP主題歌であり、昨年のアニサマでも披露されていたこちらの楽曲。今年もfhánaはアニサマ2日目に参加いたします。
kevinさんが煽るクラップもさながら、そのリズムに思わず身体が拍を刻んでしまいます。かき鳴らすようなギターサウンド、2番サビ前で止めるヤツ…あれ、なんかこの名前あるんですかね。
調べたところ、こちらの記事に書かれていました。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13574511/
和賀さんか「ワーミー」と言われてました。がこれは機材の名前?なのですかね。わーみーで検索をかけると、そういった機材の名前が出てきました。
みんなでクラップすることはほんと楽しいですよね。
「Hey!Hey!」っていうコールも、なんと言いますか一体間があるのはいつ聴いても心地の良いものです。
Hello! My World!!
の部分で頭上に手を掲げるtowanaさん、覚えましたよ、振り付け。まるで自分だけの世界に、好きなものに対して想いを捧げるかのように差し伸べた手の先にきっとあるのでしょう。
この楽曲はまず「大好きなものは大好きだという曲」と言った内容のことを佐藤さんがアニサマのMCで仰っていたことに加えて、テレビアニメ「ナイツ&マジック」の主人公もロボットが大好きで、ロボットのこととなると途端に目を輝かせる少年を表現した楽曲です。
好きなことに没頭することによって道を拓いていく力強さというか、ポジティブな空気があるということを表現した楽曲でもあるので、今回また違ったように聴こえていました。
この楽曲は確かにテンポが早く、リズムが取りづらいのは明白です。ピアノで私はこの曲のみ弾くことはできますが、なかなかこれが苦労しました。
私のための物語〜Uncompleted My Story〜
fhána / わたしのための物語 〜My Uncompleted Story〜 -MUSIC VIDEO-(TVアニメ『メルヘン・メドヘン』OP主題歌)
こちらは私ライブ等で聴くのは初めてですがなんとなく見様見真似で周りの人に合わせてコールしてました。と言っても、そこまで叫ぶところはない楽曲です。
転調大好きマンなので…落ちサビでぐぃーん!と下がるのですが、あそこが本当に好きなんですよね。
こちらもテレビアニメ「メルヘン・メドヘン」のOPではあるのですが、残念なことにこちらのアニメは10話で打ち切りとなってしまい…ですがMVはフルサイズでYouTubeに載っていますので!
towanaさんが本当におとぎ話の世界から飛び出てきたように見えたのは私だけでしょうか?神秘的なオーラとこの曲、そして透明な歌声が噛み合って、幻想的な空間が広がっていたと思います。
MC
まずは3rdアルバム「World Atlas」の説明から。
fhána9thシングル「Calling」の頃からこのアルバムを作成していたというお話やタイトルが決まったのは次の10thシングル「青空のラプソディ」の時などのお話も聞くことが出来ました。
「この地図を持って、本当の旅に出よう」
そう語る佐藤さん。佐藤さんは不思議と重くなく、 でも考えさせられるお話をいつもされます。
「この地図を持って、それぞれの生活の中で自分だけの旅に出ること、それでツアーの時に合流しましょう」と話された佐藤さん。
そう、手に入れるだけがゴールではありません。
アルバムを手にして、世界地図を手にして、初めて冒険の旅へと出かける。でも、その世界地図はただの世界地図なんですよね。自分を導いてくれるツールでしかないのです。ガイドのような役割なんですよ。
旅に出る時、あまり手ぶらで出ることはないですよね?入念な準備と、そしてGoogleマップなどの地図も必要になります。
あなたが探し求める世界はどこにあるのでしょうか?
自分だけの世界を探し求めるために私たちは「旅人」としてそれぞれの生活に身を置いては、時を過ごしていく。
今回のアルバムに込められたメッセージ。
「世界地図を手に、自分だけの旅を経て、自分だけの世界を目にしよう」
それが今回このアルバムに込められていたのかな?と個人的に思います。
情報に疎い私ですので、もしかしたらどこかのインタビュー記事で3rdアルバムに込められたメッセージはこれです!!というものが書かれているものがあるかもしれません。その時は、その…こっそり私に教えていただけると…泣いて喜びます。
『Looking for the World Atlas Tour 2017』では手がかりのない、地図のない旅だから新しい地図を探す旅、そんなツアーだったと思います。
それを経て、fhánaの到達点であったこの楽曲が始まりの楽曲になったりと、紆余曲折を経てこの3rdアルバムへと仕上がったそうです。
とここでようやく和賀さんによってメンバーの自己紹介をすることに。いつも通りの挨拶、ユーモア交えた紹介に思わず笑いが零れます。
「次にやる曲はツアーでは楽しく踊って欲しいんですけど、今日は好きにしてください!」とtowanaさんが若干投げやり気味?に笑いながら続けます。大丈夫です、練習しました、1度だけ。
World Atlas
fhána / World Atlas -MUSIC VIDEO- (3rd ALBUM「World Atlas」表題曲)
一発目、まさかの佐藤さんの低音ド#が不発に終わり、仕切り直しということで1度音楽が止まります。
「まぁね、最初から上手くいく旅路なんてないですから」とフォローするtowanaさん。
「これからが本番。一発目のWorld Atlasですよ」と和賀さんもすかさず言葉を挟んでいて、ミスさえも笑いやこの楽曲を映えさせる物語として捉えていく彼らの姿に感慨深い感情を抱きながら、その音、声、踊りに目を向けていました。
サビのダンスは見様見真似でやりましたので、次回までには完璧に踊れるようにしておきたいです。
言い忘れていましたが、今回のfhánaメンの衣装はアルバムのジャケットと同じ。
特にtowanaさんは肩出しと、今日の天気の中でのその格好はかなり寒かったのではないでしょうか。体調を崩されなければいいのですが…。
ステージを広く使って、移動したりとまるで「World Atlas」のMVのようにステージを動くtowanaさん。彼女は、歌を歌っている時本当に心の底から楽しそうに歌うんですよね。その笑顔につられて、いつの間にか私も笑顔になっていることがよくあります。
「まずは自分が楽しまなきゃ」
大きなライブステージを控えている人こそよく緊張で笑顔になれずに、不安ばかりを抱えてしまう方は多いです。ですが、ライブやステージに立つこと、ファンを楽しませる前に本人が楽しくなければファンを楽しませることなどできない。
彼女は心から歌を、fhánaを愛しているんだなと、歌声からもひしひしと感じられます。
青空のラプソディ
fhána / 青空のラプソディ - MUSIC VIDEO
「最後はこの曲!みんなで踊りましょう!!1.2.3、ChuChu Yeah!!」
陽気な掛け声で始まった「青空のラプソディ」
曇りだろうが関係ない、そんなパワフルな歌声、演奏がラクーアガーデンステージを中心に広がっていきます。
もうすぐで2000万回再生となるこの楽曲。
以前別の記事でその魅力と言いますか、私目線での感想を綴っています。
とにかくクラップとサビのダンスがなんと言ってもこの楽曲の醍醐味といいますか、見どころです!!kevinさんの煽りだったり、ダンスもですね!!
これは実際に参加してみないと分からないことかもしれませんが、もし機会がありましたらfhánaのイベントを訪れてみてください。
この曲が終わったあと、空は曇り空でしたが、私の心は青空が広がっていました。それくらいモヤモヤとか気だるさなんて吹っ飛ばしてくれちゃうような楽しい楽曲です。
終わりに
LIVE後はメンバーによるお渡し会。
初参加すぎて、緊張で震えが止まりませんでしたが、なんとか名前とリリイベが初参加だという旨と感謝の想いを伝えることが出来ました。
(何名かの方にはお恥ずかしいところを見られてしまいましたが…)
久しぶりに彼らの音楽を聴いて、あぁ好きだな、と思うのと同時に、これからもずっと好きでいたいし、応援し続けたいアーティストだとも思いました。
あの空気感と音楽が好きなんです。上手く言葉に出来ずに…ブログ勢と名乗ってはいませんが、ブログを書いている身としては情けない…。
ただ自分の心がそう叫ぶんですね。
「大好きだ」って。
好きなものには好きだと伝える、それが彼らの楽曲の中でもありますし…これからもその「好き」を大切に、そして自分だけの世界を見に旅に出ます。
道に迷った時、きっと彼らの「World Atlas」は私を支え、励まし、導いてくれることでしょう。
「World Atlas」…その地図に手に、あなたはどんな旅をしますか?
さぁ、君も冒険の旅へ出かけようか。