「ありのままの君でいいんだよ。」
憧れのポケモンマスターを目指して、今日も相棒と共に駆け抜ける少年。
ポケモンを全く知らず、怪我によって走ることを辞めてしまった少女。
1匹のポケモンを守るため、毎日誰にも知られずその場所を訪れる少女。
誰よりもポケモンが大好きだけど、人前で話すことが苦手な研究家。
嘘をつき続け、辞めることが出来なくなってしまったホラ吹き男性。
過去に大切なものを失い、ポケモン嫌いになったおばあさん。
6人それぞれの物語がある。
物語に困難が訪れても、ポケモンと一緒なら、乗り越えられる。
さぁ、君も一緒に!!
皆さん、お久ぶりです。さらいんです。
はいっ、というわけでですね、ブログ復帰します(辞めてませんからね?!)
今回書くのは…
「劇場版ポケットモンスターみんなの物語」
です。
「初めまして!を覚えていますか」という記事でも語らせていただいたのですが…
私、実は…
ポケモンが大好きです!!!
(知ってる方もいると思いますが)
今家にあるポケモンの歴代ゲームたちを並べてみました。初代から、最新まで、わちゃわちゃとしてますが…
小さい頃から、ポケモンは私の友達でした。
ゲームセンターよりも身近で、DSひとつあれば、たくさんの人と仲良くなれる魔法の相棒。
対戦をして、勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。
レベルを上げて、たくさん捕まえて、自分が育てたポケモンを交換して。
十人十色の楽しみ方があって、無限大に広がる夢を受け止めてくれる大切な仲間。
ルギアが!!!あのルギアが!!!!私が1番大好きなポケモンが!!!!!
登場するのです…やばっ惚れる。
公開して次の日に、レイトショーで見に行きました。昔の私なら、きっと昼間に見ていたでしょうが、今の私はゆったりとその世界観に浸りたいがために、夜の時間帯を選びました。
終わった直後の私…顔がくしゃくしゃでした…。
少しネタバレしますが、まずOPで泣きかけてます。
そして、アルトマーレを意識した街並みにもうるっと来ました。
アルトマーレ、というのは「劇場版ポケットモンスター水の都守護神ラティオスとラティアス」に登場する街の名前です。
なんとこのアルトマーレ、実在するとある場所がモデルとなっています。それは…
イタリアの都市ヴェネツィア!!
別名「水の都」とも言われ、ここでの電車や車のような役割を担っているのが水上を行く「ゴンドラ」
作中でも、ゴンドラでゆったりと旅路を楽しむサトシたちの姿が見られます。
ポケモン映画では、このように実在する場所がシーンとして描かれることがたくさんあります。
例えばですが…
「ミュウと波動の勇者ルカリオ」に登場するオルランド城はドイツのノイシュバンシュタイン城。
「ディアルガvsパルキアvsダークライ」に登場する時空の塔はスペインのサグラダファミリア。
などと、ポケモン映画にはちょっとした遊びがあるので、初めてだよーっ!って方にも、「あれ、なんかこの景色見覚えある!」と感じてもらうことができ、より一層楽しめると思います。
そして、なんと言っても「フルーラの笛」
これは、ルギアの鳴き声を模したOSTであり、1999年に公開された「ルギア爆誕」でもキーとなる曲です。
それが、今回2018年Verにアレンジされていました。その瞬間、ぶわりと感情が溢れ出し、自然と頬を伝っている何かがありました。
今回のストーリーは…ラブライブ!サンシャイン!!が好きな人、またはそういった感情を持ち合わせている人に大変響く内容でした。
多くは語りません。
気になる方は…
ぜひ見てください!!!
見てよかったと思うこと間違いなし。100%、 自信をもって、私はこの映画を推します。
ひとつ、ちょっと私の話を聞いてほしいのですが、実は姉も1人で見に行ったらしいのですが、涙腺ポイントは一緒でした。
そう、ブルーのシーンです。
私は見た時、「よくこのシーンを描いたな」と思いました。というのも、あまりポケモンアニメの中で、ポケモンが亡くなる、というかそう言った描写はあまりしません。
昔と違い、今はそういった部分にセーブをかけているのかも知れませんが、今回はっきりとそのシーンが描かれていて、恐らく大人の方にはひどく突き刺さったのでは?と思いました。
この映画を見て、感じたこと、それは…
「それぞれの物語があって、ありのままの君自身でいれば、きっとその物語は素晴らしい物語になるんだよ!」
ということです。
主題歌であるポルノグラフィティさんの「ブレス」でも、歌われています。
ありのまま 君のままでいいんじゃない
人は進化し続けようと藻掻くことが多いと思いますが、すんなりと行く人はほんの一握りだと思います。
やがて段々と自分のネガティブな部分が露呈していくのですが、そんな部分も自分を構成する1部分なんだよ、と背中を教えてくれる曲です。
向かい風は後ろ向けば追い風になる
これは、捉え方次第で変わるんだよ、と言っているような気がしました。
ポジティブなことはそのまま、ネガティブなことは見方を変えて、全部が自分という存在を形作り、受け入れて、ありのままの自分でいること。
時にはブレスしながら、自分だけの素晴らしい物語を歩んでいってほしいと、私はこの作品からそのようなメッセージ性を強く感じました。
ポケモン映画は、毎年物凄く考えられる作品です。幼い頃からずっと一緒に育ってきたからこそ、多くのシーンを見て、感じて…昔気づかなかったことが今気づけたり、 …ということが凄く多かったので勉強になりました。
ポケモンは、私にとって「自由」なゲームですし、人によって考えることも違うと思います。
だから、面白い。
こんな最高な仲間を手放すなんて、出来ません。
これからもよろしくな、相棒。