「彼女たちは、地に足をしっかりとつけて、ここまで歩んできた」
東北という地で、ひとつのグループが目覚めた。
路上の小さなイベントから始まり、初めは貶され、思うように行かず地べたを這いずり回る活動が続いた。それでも彼女たちは諦めなかった。小さな積み重ねを繰り返し、また1歩、1歩と「アイドル」への道を目指す。
- はじめに
- 15位 HIGAWARI PRINCESS
- 14位 7 Senses
- 13位 オオカミとピアノ
- 12位 カケル×カケル
- 11位 リトル・チャレンジー
- 10位 恋?で愛?で暴君です!
- 9位 プラチナサンライズ
- 8位 極上スマイル
- 7位 7 Girls War
- 6位 16歳のアガペー
- 5位 セブンティーン・クライシス
- 4位 Beyond the Bottom
- 3位 タチアガレ
- 2位 Polaris
- 1位 少女交響曲
- おわりに
はじめに
皆さん、こんばんは!さらいんと申します!!
初めましての方は初めまして!お久しぶりの方はお久しぶりです!!いつも読んでくださる方はありがとうございます!!
今回は5月12日に行われた「GREEN LEAVES FES」の昼の部に参加してきました。その時の感想等を綴ろうと思います。
まず、ぐりーんりーぶすふぇすってなんぞや?という方がほとんどだと思うので…このイベントは7人で構成されたWake up Girls!(通称WUG。主に東北を拠点に活動)というアイドルユニットと3人で構成されたRun Girls, Run!(通称RGR)というWake up Girls!の後輩にあたるユニットの計10人による、昼の部は一般投票、夜の部はファン投票で決まった楽曲をランキング順に歌っていくというイベント。
まずこの投票制度が新鮮だなと言うのが第一印象でした。
って、そういうことよりも先に皆様にお話すべきことがありますね。
私が何故、Wake up Girls!のイベントに訪れたかということです。理由は、至ってシンプル。
「人生で1度は見てみたいライブ」
だからです。ずっと心の片隅で抱き続けていた想いでした。何故?と聞かれると、明確には答えを見いだせないのですが、しいてあげるとするならそのひたむきに努力を続ける姿に心を打たれた、という部分でしょうか。
今回縁あって行かせて頂けたことに感謝しています。
楽曲はよく聴かせて頂いてはいたのですが、全てでは無かったので分からないこともしばしば。何よりコールが…ほぼノー勉で臨みましたが…そんな不安をも吹き飛ばす光景がありました。
ひたむきに歩み続けた少女たちの足跡を残していこうと思います。
15位 HIGAWARI PRINCESS
この曲、センターが毎回変わるんですね…。
ということを後日知ったのですが、私は「ラブライブ!」という作品のライブをよく見に行かせて頂いてるのですが、そちらでは曲ごとにセンターが変わることがあっても、ひとつの曲のセンターが毎回変わることはありません。
かなり新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
またステッキを使ったパフォーマンス、順番にメンバーからメンバーへと渡されていくステッキには、各々の想いが込められていて、バトンのようにその想いを繋げているようにも思えました。
14位 7 Senses
「WUG 新章」のOPテーマ。お恥ずかしながら、新章の方を当時見ておらず…(2日後の月曜日に一気に見ました)それでも曲だけは予習していました。
初めの「ダダっ」っていうイントロから好きです。
ひとつ みんなでひとつ
答えはひとつだね
(でも すべてじゃない)
7つのセンス 7人の個性
重ね合わせ もっと大きくなろう
劇場版で「アイドルの祭典」の「頂点」に輝いたWake up Girls!ですが、現実は甘くなく、また少しずつ努力を重ねるメンバーが見られる新章。その新章のWUGちゃんたちをズバリと言い表す曲でもあると思います。
13位 オオカミとピアノ
(https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1526113399)
シャンシャンシャンシャン!!!!!わぁぁぁ!!!!
失礼致しました、取り乱しました。
久海菜々美のソロ曲である「オオカミとピアノ」
個人的にソロ曲で1番大好きな曲なのですっ。
La Vita, La Vita 魂のレビュー
Amore, Amore 愛の讃歌よ
Cantare Cantare 乾杯の歌
Mangiare, Mangiare!
歌詞はご覧の通りイタリア語が混じった、ななみんのななみんによるななみんのための曲!!
会場は紫のカラーに包まれ、遠吠えが高らかに会場内を取り込んでいく。
12位 カケル×カケル
Run Girls, Run!の3人による楽曲。これは、Wake up Girls!新章の最終話でも歌われていた曲です。
実はこのGREEN LEAVES FESに参加しようと決めるまで、RGRの曲は全くと言っていいほど聴いていませんでした。どちらかと言うと、私はWUGのことが好きで、それなりに聴いてきた、という部類に入ると思うので、今回のイベントはどうなるのだろうか?と少し気持ちが入らない部分もありました。
しかし、その気持ちは、最高の形で裏切られることになります。それは彼女たちの「全力」で「全速力」で踊る姿に可能性を感じたからです。
「この大きな会場で歌うのは初めての経験で、WUGさんと一緒に出ることも初めてでドキドキしています」と後のMCで語られることになりますが、文句なしに彼女たちはあのステージで「アイドル」として、「Run Girls, Run!」として立っていました。
先輩にも負けない、そのFRESHさ。活力溢れるそのパフォーマンスには心を強く突き動かされました。
11位 リトル・チャレンジー
WUGの吉岡茉祐さんとRGRの3人による計4人でのステージ。WUGの最大ライバルであるl-1clubの曲なのですが、吉岡茉祐さん演じる島田真夢は元々l-1clubで活動していた女の子です。
僕らはいつでも 夢を叶える
そう!そう! 誰にも止められない
輝くチャンスは誰にでもある
だから素直に 今を吐き出せ
強気な歌詞と力強い歌声が、ぞわりと背筋を震わせる1曲ですね。「好きだよ」「好きなんだ」のコールも、「好き」というワードが個人的に好き!なので思いっきり叫びました。
10位 恋?で愛?で暴君です!
初めて聴いた時は、「すごく独特なリズムだな…」というのが感想でした。
チャーミーなWUGちゃん。表現の幅が広い!!個人的にはスタイリッシュ決めてくれる曲だったり、元気!といった曲が好きなのですが、こういった可愛らしい曲もWUGちゃんの魅力が際立っているなとも感じました。
9位 プラチナサンライズ
(https://s.famitsu.com/news/201805/12157221.html)
青と黄色のサイリウムが多く振られていたこの楽曲。
七瀬佳乃役である青山吉能さんと片山実波役である田中美海であるのお二人がトロッコに乗り、中央でその歌声を輝かせる。その2色の光景には、目尻が緩んでしまいました。
8位 極上スマイル
キタキタキタキタぁぁぁぁあ!!!
失礼いたしました、取り乱しました。
兼ねてからコールがしたかったこの楽曲。
アニメの中でも、ファンの声とか、ライブ映像とかも見ていて、「絶対これはやりたい!」と心の底から思っていたので、実際にその瞬間に立ち会うと頭空っぽになって叫んでましたね。
まさしく極上スマイルで叫ばせていただきました。
間奏部分では「スマイル!」コールをメンバーがアレンジしたものに対してレスポンスするというファンとの時間。
「好きな物」「女の子」「男の子」「スタンド」「アリーナ」と、会場が「スマイル!」に包まれていました。
7位 7 Girls War
これ、カラオケでかなり歌います。
何故かと言われますと…んー、最初の「行くぞ!がんばっぺ!Wake up Girls!」が物凄く好きだからですね。
7位に「7 Girl War」で7人で歌う。運命の女神様が微笑んだかのように、その奇跡的にが重なり合って生まれたあのステージを、忘れないでしょう。
ラスサビ前の大ジャンプ、私の中ではアニメで青山吉能さん演じる七瀬佳乃が、足首を痛めた状態で跳んだ故に苦痛に顔を歪ませているあのシーンが脳裏の中に焼き付いていました。
ですが、そのシーンは今回このライブで見た景色によって塗り替えられました。彼女たちの「成功」を信じることが出来ました。
7人だから出来るステージ、誰一人欠けてはいけない、揃ってこそ見ることの出来るこの景色を、ずっと心の中に留めておきたい。そう思ってステージを見ていました。
6位 16歳のアガペー
16歳だなんて…いつの間にか私もWUGもRGRの歳をも追い越してしまったのだなぁ…と感じながら見ていました。
WUGとRGRの10人によるステージは圧巻の一言。会場を広々と使うそのパフォーマンスには、「どこに目をやればいいの!?」と私自身あたふたしていました。笑
5位 セブンティーン・クライシス
ほわぁー!!来てしまったぁぁぁ!!
失礼致しました、取り乱しました。
こちらの楽曲なのですが、開演前にエンカさせていただきました、とあるフォロワーさんからこんなことを言われました。
「セブンティーン・クライシスが来たらこれ、折ってください」
そう言って手渡されたのはUOと言われるもの。
これ、あれですよね、ライブで高まった時に多くの方が折るやつですよね?これ、Snow halationの時のあのオレンジっすよね?
私、ラスサビ前で、これを初めて折りました!!!
(余談ですが、上手く折れなくて、分からなくて、連番者に「こうやるの!」って曲中にジェスチャーで教えられたのはいい思い出です)
楽しいですね、まる。
ただやっぱり曲によってなのかなぁ、なんて。fhánaはサイリウム自体禁止ですし、安野希世乃さんも折るってほどライブに足を運んでいませんし、Aqoursはどちらかと言うと全体のパフォーマンスが見たい派なので、多分折ろうという気持ちにはならないのかも知れません。
あと、なんとなく高そう(小並感)
それと処理するのに困りそうですね笑
個人的にはグッズとかそういうのって、長く綺麗に使いたい派なので、使い捨てが好きじゃない、というのも1つの要因ですね。
とは言っても、こうして縁あって頂けたものを使わないのは失礼だ!なんて折ってしまったが最後、この「パキッ」という音と一瞬で光輝くこの瞬間はたまらないものですなぁ(お前はおっさんか)
4位 Beyond the Bottom
これ、初めてMV見た時、鳥肌が立ったんですよね。
トーガと言えばいいのしょうか。その純白な衣装の7人が「女神」に見えたんですよね。神聖な世界から舞い降りてきたような。そんな気がしました。
ライブではWUG新章最終回の服装だったのですが、やはりその感覚は変わらなくて、実際にその景色を目にした時、オーラがそこには存在していて、どこか触れてはいけないような…という感覚でした。
やはりソロパートの吉岡茉祐さんの儚くも力強い歌声に惹かれましたね。彼女だからこそ、この部分の表現があって、完成された「ストーリー」がそこにはありました。
3位 タチアガレ
10人で歌うタチアガレ。実は、この曲が1番大好きだったりします。何故か、それは始まりの曲だから。
今でも覚えています。パンチラ集団と私も以前小馬鹿にしていたことを。ですが不思議とそうは言っても、笑い者に出来なかった。嫌悪することは無かった。
それは…
ひたむにに歩み続ける彼女たちの姿があったから。
どんなに苦しくても、笑顔で、ひとつずつ小さなことをやり遂げて、次へと繋ぎ成長していく。
そんな彼女たちの足跡が垣間見える楽曲だと思っています。原点に立ち直る、初心を思い出させてくれる大切な曲です。
「7 Girl War」の際に、メンバーは制服で歌い踊っていました。アニメの中でも、彼女たちが「タチアガレ!」を歌ったのは、路上で制服でした。その制服姿を見た瞬間、アニメ第1話を思い出し、人知れず涙を流していました。
2位 Polaris
(http://voice-media.net/?p=21604)
Wake up Girls!新章の最終話での曲である「Polaris」
7人のメンバーそれぞれが言葉を出し合って、歌詞を紡いだ7人の楽曲です。そしてこれは作中だけでなく、リアルでも7人が作詞をしたという楽曲。
「作中でWUGちゃんが作詞するんだけど、リアルでも出来ますか?」と聞かれ、「はい!」と答えました。7人の共同作詞、フレーズを募って、テーマを決めて、それをパズルみたいに組み合わせて、できたのが、「Polalrs」です。7人の良さ、それぞれの考えを1つにまとめた集大成です。
当時、私はまだWake up Girls!新章を見ておらず、「Polaris」という曲が作中で、しかも作詞をされていたということを知らずに、ただWUGが歌っているから予習だ!と言った感じで聴いていただけでした。
ライブで、そしてその後アニメを見てからこの楽曲が作られた背景のことを思うと、より一層の想いが産み出されますね。
1位 少女交響曲
アニメから続くストーリーである「続・劇場版Wake up Girls!青春の影」の主題歌。
WUGが東北から進出し、東京でメジャーデビューを果たすも、大きな壁の前に挫折し、奮闘する物語。
32小節を刻むのと同じくしてファンからの「Wake up Girls!」コールに全身に雷を打たれたような、そんな痺れが身体中を駆け回りました。
この曲は、Wake up Girls!の弱さも強さも象徴する曲だと思います。というのも、これは劇場版の中でも主題歌という位置づけではありますが、終りではなく再スタートの曲。
ある意味リアルを感じるなって思います。売れないアイドル、シンデレラストーリーではない、現実を突きつけられる少女たち。その中で必死にもがき、東北という地でまたやり直すというお話。
私たちがテレビで見ているアイドルも、数多くのオーディションを勝ち抜け、血のにじむようなレッスンを積み、選抜された人たちです。
またこのWake up Girls!のアニメは2014年に放送されています。2011年に起こった「東日本大震災」の話も作中に落とし込まれていたりと、現実の出来事にも触れています。
おわりに
改めて全体を振り返ってみますと、一言でライブの感想を言うなら、タイトルにもありますように「ひたむきに歩み続けた少女たちの足跡」があった、ということです。
吉岡さんが「WUGって神曲ばっかりでしょ?いい曲ばっかりでしょ?」と最後MCで語っていましたように、自分たちの楽曲をこう評価していること、それは自信を持って勧めることが出来るということ。そして、その自信がどこから来るのか、それはアニメの中でも彼女たちがひたむきに頑張り続けたように、現実でも1歩、また1歩と歩みを進めてきた7人のメンバーがいたからです。
同時に、新たな3人のメンバーも今回のフェスで、ライブツアー開催決定!という情報もお披露目となり、まだまだ駆け抜けていく3人の姿がこれからも見られることでしょう。今日という日をバネに、また大きくストライドしていくRGRも人知れず応援しています。
こんなことを言うと、どちらのファンからも意見が飛び出してきそうですが、普段「スクール」アイドルとして活躍しているAqoursを見てきたからか、「アイドル」として立つWUGを見た時に、不思議と境目を感じました。
そんなの当たり前だろ!って思いますが、なんと言いますか、その差を感じたんですよね。
「あぁ、これがアイドルなんだ」って。
その事が何よりも新しい体験をしたという意味で、本当に素敵な経験をさせて頂いたなというのが、最終的には辿り着く考えです。
誘って下さった方には、感謝しかありませんし、今回のフェスについても多くの方の情報だったり、意見だったりと、沢山の人に触れて、あの日あの場所にいたことが心からの財産です。
6月には舞台、更には2018年から2019年にかけてWUGもライブツアーを開催する、とまだまだ進化を見せる彼女たちに、私も楽しみにしております。
長々となりましたが、読んでくださった皆様、ありがとうございました!!
(さらメモ)
TUNAGOとスキノスキル。青の葉言の葉を回収したいので、チャンスがあればまた行きたいですね。