「虹って…個性の塊だと思うんです」
「虹」と聞いて、皆さんは何を浮かべますか?
やはり空に浮かぶあの光ですよね。
では、それ以外に何を思い浮かべますか?
…あまり考えたことはありませんよね。ともいう私も昔は考えていませんでした。しかしとあるものに出会って、私は「虹」は「個性」の塊だと思いました。何故かと言いますと、第3話を振り返りながらおいおい話していこうと思います。
イントロ
<すれ違いは霧の中で>
前回、鞠莉の携帯に書かれた「着信中」の文字。
どこか不穏な空気を感じさせるその描写は、やはり良い知らせではなかったようです。電話の内容は、学校説明会が1週間延期になるという知らせ。
「どうしたのみんな、その分もっといいパフォーマンスになるよう、頑張ればいいじゃん」
そんなみんなの不安を打ち払うかのように明るく言葉を発する千歌。いや、彼女はただ気づいていないだけなのです。重大な事実に。
「 問題です!ラブライブの予備予選が行われるのは?」
「学校説明会の次の日曜でしょ?」
「ですが…そんな時、その説明会が1週間延びるという知らせが届きました。ラブライブ予備予選の開催日は変わりません」
「2つが開かれるのはさて、いつでしょう?」
<LET'S GET DOWN~short ver~>
クエスチョンとして千歌に質問する曜と梨子。
ここがまた友人らしいといいますか、彼女を試しているようにも見えたり…。そして、その質問の解答を探し、初めて彼女は事の大きさを知ることになります。屋根から落ちるのと同時に。
Aメロ
「ここが、ラブライブ予備予選が行われる会場」
「ここ?」
「山の中じゃない」
「今回はここに特設ステージを作って行われることになったのですわ」
「それで、学校は?」
「こっちの方角だけど、バスも電車も通ってないから…」
「じゃあ、そっちに向けて電車を乗り継いで…」
「あぁー、ごちゃごちゃごちゃごちゃしてきましたわ」
「到底、間に合いませーん」
<果南を追え!>
電車やバスが通っていないと言うのはリアルに考えると深刻な問題ですよね。ダイヤがごちゃごちゃ言うのも納得できます。この最大かつ難易度の高い日程をこなすには何が必要か…Aqoursの面々は考えていった結果、空はどうかと提案します。いつものように場を和ませるジョークを言う善子とそれを怪しげな笑顔で肯定するルビィと花丸。堕天使奥義も炸裂。
<東京ハイテンション~キー上がり~>
鞠莉の家ならヘリがあるから可能では?となりましたが、
鞠莉の家のヘリを借りるとなると、自力で入学希望者を100人集めて廃校を阻止する、キセキを起こしてみせるという道理に反してしまうため、その案は却下(千歌のパイロットに大爆笑の私)
All or nothingつまり妥協を許さず、YESかNOかを求められる状況。空がダメなら海は!
<波打ち際のスタートライン>
これも果南の家も曜の家も出せそうにないようです(梨子のキャラが崩壊してて、テレビの前でまた大爆笑していたのは自分です)
9人とも1期と違った水着姿も可愛いですよね。個人的にはこちらのほうが好みだったり。
現実的に考え、生み出された答えは…
「予備予選出場番号1番で歌った後、すぐであればバスがありますわ。それに乗れれば、ギリギリですが説明会には間に合います」
1番で歌うこと。それが絶対条件。
それを逃せば3時間後。つまり説明会には到底間に合わないということ。そしてそれを決めるのは…
抽選。そう抽選なのです。かのμ'sが引いたのは1番最後。ですがAqoursに課されたのは1番最初を引くこと。後は運に任せるしかありません。
絶対に1番を引く、この大役を任せられるのは?とそれぞれが責任を負うことを戸惑う中…
<Swingin'&Shakin'>
1人名乗りを上げる善子。 こういう時に積極的に手を挙げることが出来るというのは、優しさの表れなのか、それとも自分の主張がしたいのか…その真意は分かりませんが、ただ単純に私は凄いなと思いました。
公平な?じゃんけんで決めた結果、善子が引くことに。 命運は彼女に委ねられました。果たして彼女は引くことができるのか。皆が見守る中、その結果は…
「で!どうするの?! 24番なんて中盤じゃん!ど真ん中じゃん!」
「仕方ない。堕天使の力がこの数字を引き寄せたのだから…申し訳ない!」
引いた番号24番。なんと不運にも…またしても彼女たちに降り注ぐ災難。彼女たちの目の前には幾度となく壁が立ち塞がります。
「でもこうなった以上、本気で考えないといけないね…」
「説明会か、ラブライブなのか…」
「どっちかを選べってこと?」
「そうするしかありません」
<つかめない光>
ラブライブ!予備予選と学校説明会を成功させるための1つの方法であった希望も打ち砕かれ、どちらか1つを選択しなければなりません。
「学校説明会に出るべきだという人は?」
「…。」
「じゃ、ラブライブに出るべきだと思う人」
「…。」
「はぁ、どっちかだよ?」
「分かってるけど…」
「決められないずら」
「そうだよ。だって、どっちも大切だもん。どっちも…とても…」
果南の問いかけに対して、手を挙げることの出来ない8人。それぞれ迷っています…どちらを取るべきか。千歌の言う通り、彼女たちにとってはどちらも大切。大切だからこそ、本気で考えているからこそ選べないわけですね。ここで彼女にスポットライトを当てたのも、この事態の深刻さを強調するためでしょう。
「はぁ…何かいいアイディア出てこないかなぁーもう!」
「うるさいわよ」
「だって…」
「気持ちはわかるけど、いつまでも悩んでる時間はないわ」
無常にも現実は問題を突きつけてきます。 そんな現実から目を背けたいのか、それとも単純に屋根に登りたいだけなのか…彼女の行動はそういう意味もあるのかなと。
真面目なことを考えると、彼女はどのようにして登っているのか?瓦が崩れる可能性もありますからね…(私の家も彼女の旅館のように屋根は瓦張りですが震災の際に何枚か崩れました)
月明かりに近い屋根に登る=輝きに近づきたい
屋根に登り空を眺める=目の前の現実から逃避する
という表れだったりするのかな?なんて考えてしまいますね。
「だよね…梨子ちゃんは、どっちがいいと思う?」
「そうね…ラブライブに出て輝きたい。輝いてみたいってスクールアイドル始めたけど…」
「それが出来たのも、学校があったから。浦の星があったから」
彼女たちの想いは変わっていません。あの日、「輝きたい!」と小さな街の少女たちの叫びがあり、廃校を阻止したいという想いの裏腹には彼女たちの原点である本心はしっかりと根付いています。そんな想いを抱くことが出来たのも、この学校だったから。それは紛れもない事実です。
1期第2話「転校生をつかまえろ!」でも、2人は手を伸ばしていましたね。その時は、正面、横並びでしたが、今回は上下、縦並びですね。
もうひとつだけ方法があると話す梨子に、ほんと!?と勢いあまって落ちそうになる千歌。一瞬ヒヤッとしましたが、さすがリーダー(関係あるのでしょうか?)
その方法は…
「2つに分ける?」
「うん、5人と4人。二手に分かれてラブライブ!と説明会、両方で歌う。それしかないんじゃないかな」
「でも…」
「それでAqoursと言えるの?」
「ずら…」
2グループ作り、どちらでもステージで歌うこと。彼女たちは苦渋の決断をせざるおえない状況でした。どちらもないがしろにできない限り、やむをおえない選択。それでも、やはり「9人」であることにこだわりたい1年生。もし二手に分かれたとしても、そのメンバーで果たして予選を突破出来るのかと、勝算があるわけでもありません。善子が言うように、Aqoursは「9人」だから、このメンバーで歌うからこそAqoursであるという想いは人1倍強いようにも感じました。
「本当に良かったのかな…?」
「良くはない。けど最善の策を取るしかない。私たちはキセキは起こせないもの。前のラブライブ!の予選の時も、学校の統廃合の時も…だからその中で一番良いと思える方法で精一杯頑張る。それが私達じゃないかって、思う」
<Callot&Stick>
本当にこれで良かったのか…2年生3人は悩みます。3人で活動を始めたからこそ、どこか責任のようなものを感じているのかもしれません。そんな悩みを打ち払うかのように、突然梨子はガードレールを跨ぎ、丘を降りていきます。彼女もこの浦の星女学院が好き。好きだからこその最善の策を選ぶことも、そしてその困難を笑って乗り越えようとします。
そんな梨子の想いに笑みが零れる2人。すると千歌は何かに閃きます。
「みかんだよっ!みっかーん!!」
みかんを運ぶ目的で使用される農業用トラックを見た千歌は突然「みかんだよ!」と勢い良く飛び出します。まさか…そのまさか…
Bメロ
<It's sunny day!>
時は流れ学校説明会の日。ということはラブライブ!予備予選日でもあります。学校説明会ではAqoursのライブもある模様。千歌の姉である2人の話から、千歌たちは二手に分かれて歌う決断をしたようです。
「大丈夫!花丸ちゃんも言ってたよ!練習通りにやれば、問題ないずら!」
<素直になれなくて>
メンバーが揃わない中でのステージに不安になり、舞台裏で涙目のルビィ。そんなルビィを励ますかのように、花丸の口調の真似をして、不安を取り除く曜に、思わずみんなから笑顔が零れます。高飛び込みの大会で緊張や不安には慣れているのか、それともこの場を和ませようとしたのか分かりませんが、そんな曜の存在がキラリと光る場面でした。
「お待たせいたしましたわ」
その声と共に現れたのは新衣装に身を包んだダイヤ。黒髪ロング、「大和撫子」の言葉がぴったりと合う彼女のその姿に私もおもわず言葉を失ってしまいます。
「ルビィ、ずっとずっと思ってたんだ。お姉ちゃん、絶対似合うのにって…」
「ルビィ…」
姉想いの妹と妹想いの姉。お互いがお互いを想い合っているからこそ、私たちの目にその優しさが焼き付きます。姉のためになにかしてあげると姉も私に何かをしてくれる。正直家族で1番想いを素直に話せる存在は姉しかいませんし、尽くしてもいいと思うのも姉しかいないくらい、自分はシスコンだと思ってます。でも、何と思われてもいいやって。私は、姉を1人の人として尊敬していますし、大好きです。だからこそ、私は黒澤姉妹の関係が凄く微笑ましく見えます。「自慢の妹」なんて言われたら、それ以上の褒め言葉はありません。姉の妹で良かったと思います。
ステージへと上がった5人。しかし拍手はまばら。会場もいつもより広く感じ、暗闇がより一層不安にさせる。5人の表情は暗くなります。歌い出さない千歌たちに表情が曇る姉たち。静寂が会場を支配していました。
「勘違いしないよーに!」
「やっぱり私たちはひとつじゃなきゃね」
そこに差した一筋の希望。そこには説明会へといるはずの4人の姿が。Aqoursはひとつ。唯一無二の存在。9人でなければAqoursじゃない。その想いがひとつになった瞬間でした。全員が揃って歌う。それは心の底で千歌が望んだこと。その顔に、もう迷いや不安はありませんでした。
MY舞☆TONIGHT
THE・和ロック
その一言に尽きるでしょう。
2期第2話「雨」で作られた楽曲は、2話での全ての意見を取り入れていました。
まず鞠莉の言うロックでハッピーな曲。音楽に合わせて思わず踊りたくなるよな曲。それは歌詞の部分から着目しても感じることでしょう。
踊れ 踊れ 熱くなるまで
人は生まれたはずさ
そしてもうひとつはダンスからもそれを思わせる振り付けがあります。
この鞠莉のシーンです。エアギターをかき鳴らすかのようなそのかっこいい振り付けは、ロックすぎますね。
次にダイヤの言う琴の音色。三味線の音やら尺八の音か、私は楽器に詳しくはないので分かりませんが、和と洋の鮮やかなコントラスト。対比しているからこそ、その両方の組み合わせによって更なる楽曲が生まれる。新しいジャンルの楽曲ですね。
また注目して欲しいのは上の部分です。琴の弦を見せることによって「聴覚」だけでなく「視覚」でも、琴の音色を伝えてくるところがまたなんとも言えない感動を与えます。
そして、最後に花丸がしきりに言葉にしていた「無」
それは、ダイヤのソロパートを差すでしょう。あの瞬間だけは、楽器の音が全て消え、ダイヤの歌声だけが聞こえます。その部分が「無」の部分にあたるのかと思います。
続いて楽曲の歌詞に視点を移していきます。
いま小さく燃えてる
まだ小さなほむらが
一つになれば
奇跡が生まれ
ここで1つ疑問を抱きました。「ほむら」はどちらの漢字を使うのか。「炎」と書いて「ほむら」とも読みますし、「焔」とも書いても読めます。まだ公式には出ていませんがCD化した時にまた後ほど考察しようと思っています。
歌詞にもありますように、今回の楽曲は「火」に着目しているようにも見えます。実際アニメーションの中でも、「火」が映る場面があります。
「火」とは使い方によって凶器になりうる。人の命を奪うものであり、生かすもの。水と対となる属性にして、人の生活に欠かせない存在です。
Aqours⇔火
ここの対立が余計にこの楽曲を映えさせているのかもしれません。
以上のようにこの楽曲には、みんなの「個性」が、意見が詰まった楽曲なことは確かです。
<輝きへの階段>
9人で見事ステージで舞って魅せたAqours。
ここからは物語一気に急展開。
「さぁ、行くよ!」
「ここからが勝負よ!」
「花丸ちゃん達、大丈夫?」
「えぇ?」
「どういうことですの?」
2年生が突然走り始め、戸惑いを隠せない6人。
「行っくぞー!!」
「みんなー、急いでー!」
「も、もしかして…!」
「学校説明会に!?」
「間に合わせるつもり!?」
千歌たち2年生は諦めていませんでした。始めたばかりの頃のあの時のように。千歌が閃いたそのアイデアは…みかん畑を、農業用のトロッコを使って通ること!!
そうすれば間に合う!という考え。走って道を抜ければ、説明会にも参加できる。千歌は、どちらかではなくどちらもやれる方法を見つけたのです。
「ほんと…諦めないね、千歌ちゃんは」
梨子の言うように、「輝きたい!」と始めたこのスクールアイドルに対して、千歌はどこまでも貪欲だと思います。思い立ったら即行動、諦めるという単語を考えない、そんな彼女だからこそ、みんなついて行こうと、一緒に輝こうと思うわけです。
農業用トロッコの進みが悪く思わずハンドルを壊してしまう果南。想いが篭もりすぎたのでしょうか?(かなりの力必要ですよね?)
猛スピードで丘を下り、口元にはみかんも。でもそんな彼女たちはやがて笑顔に変わります。彼女たちの楽しげな笑い声、それはさながらトラブルさえも笑顔に変える、笑って乗り越える、「キセキ」を起こすとはそういうことなのかなと思いました。
「時間がありませんわ」
「間に合うかな?」
「あと少しなのに」
「ここまで来たのに」
「このままだと」
「駄目なのかな?」
「ずら…」
「キセキは…起こるのかな?」
雨上がりのように1粒の雫が葉っぱを伝い、散っていく。2期第1話「ネクストステップ」で、1番最後千歌の走るシーンに流れていたサウンドと共に、ぬかるんだ道を、学校説明会へ向けて全力で走る9人。その9人の姿が眩しくて…。
ここまで来たのに、間に合わないかもしれない。そんな不安が8人の心には芽生え始めます。本当にキセキは起こせるのかと。
「私、思うんだ。キセキを最初から起こそうなんて人、いないと思う。ただ一生懸命、夢中になって、何かをしようとしている。なんとかしたい、何かを変えたい!それだけのことかもしれない!だから…!」
「キセキ」の彼女なりの考え。また1人、1人と千歌はメンバーを抜かしていきます。それは、彼女の想いが先走っているようにも、そしてリーダーとして人1倍輝いているようにも思いました。その先に光る「輝き」に向かって…。
「起こせるよキセキ!私達にも!」
「起こるかな?キセキ」
「起こるよ!だって…だって…!虹がかかったもん!」
キセキを起こす人の空に輝く「虹」
雨上がりの空に光る「虹」は「キセキ」の象徴。
そんな風にも捉えられるこの場面。
「キセキ」は望んで手に入れるものではなく、起こそうと思って起こすわけでもない。歩んできた道に、一生懸命に、夢中になって進んできた人に、いつの間にか「キセキ」というものが「備わっている」だけなのかもしれません。
君のこころは輝いてるかい?
ここに繋がるんですね…あのPVがここに…。
千歌が自分自身に問いかけていた答え、それがこの曲。
活動の始まりであると同時に、「キセキ」の始まりでもあったわけです。
君のこころは輝いてるかい?
胸に聞いたら“Yes!!”と答えるさ
この出会いがみんなを変えるかな
今日も太陽は照らしてる 僕らの夢
千歌が問いかけていたのは、「君のこころは輝いてるかい?」1期13話「サンシャイン!!」への投げかけは、私たちだけではなく、自分たちへの問いかけでもあり、そしてそれに対してYes!!と答えています。2期第1話「ネクストステップ」で見た千歌の「夢」そしてみんなの「夢」
「輝きたい!」という想いの具現化。そしてその想いに答えを出したのが、この曲。
みんな笑顔なんです。当たり前かもしれないですけど、綺麗だなって思います。
高い壁を乗り越えようとする人ほど、その輝きは最大限に煌めく。その壁を乗り越え、9人で輝きに向かい出したAqoursは最強なんです。
見事ステージへ立ち、学校説明会は多くの人が訪れた様子。彼女たちの「キセキ」の始まり。
「どっちにするかなんて、選べないし…どっちも叶えたいんだよ」
夕陽を背にそう語る千歌。「何かをつかむことで何かを諦めない」その心が彼女の行動の原点なのかもしれません。二者択一ではなく両方を選び取る。それが彼女の言う、そして私たちの考える「キセキ」だと私は思っています。
「 だから行くよ!諦めず心が輝く方へ!」
空に輝く太陽=「夕陽」に向けて、手を伸ばし、掴み取る仕草。「輝いてるみせる!」「キセキを起こしてみせる!」そんな彼女の強気な気持ちと決意の現れ。そして、宙を浮くしゃぼん玉たち。
虹色と言えば、しゃぼん玉も虹色に染まりますよね。「光の反射」の組み合わせなのは分かりますが、詳しくは知りませんでした。悔しかったので調べてみたのですが…
シャボン玉の膜の厚さが、場所によって違うから。 膜が厚いと、内側ではね返る光が進む距離は長くなる。距離が変われば、光の重なり方も変わってきて、強め合う光の波長が違ってくる。だから、色が変わる。風がふくと、シャボン玉の色が動いて見えるが、それも風によって膜の厚さが変わっていくから。
要約したものを掲載させていただきました。
このような仕組みで虹色に見えるそうです。なんだかしゃぼん玉もひとつの「個性の塊」に見えてきましたね。誰かが「個性」を主張すれば、他の誰かが薄まる。「個性」が噛み合って初めて虹色に光る。風によって膜の暑さが変わるのは、見方を変えるから。様々な角度から見るから、たくさんの色に変化するし、光る。Aqoursの9人も個性がバラバラだけど、それぞれの魅力があって、9人集まれば更に輝く。そんな可能性に彼女たち自身はもう気づいているのでしょう。
間奏(感想)
今回語るのはタイトルにもなっていた「虹」について。
イントロでも触れたように「虹」が何故個性の塊だと言いますと…これはあくまで私の考えではありますが。
十人十色という言葉がありますように、人はそれぞれ「色」と言う名の「個性」を持っています。様々な環境や要因が揃わなければ、「虹」は空に輝きません。そして「虹」と呼ばれるのも、その色だから。他の色ではない自分自身の色があるから。だから私は「虹は個性の塊」だと思っています。
彼女は言いました。「キセキは起こせる」と。
目の前の輝きにがむしゃらに向かっているからこそ、起きると。人が一心不乱に進んでいる時、無意識に自分の「輝き」≒「個性」を見せているのだと思います。
「虹」が輝くと言うのは、「個性」が何ひとつ曇りなく空に輝くという意味でもあると思います。
「虹」と「個性」は決してイコールではないとは思いますが、限りなく近いのかなと思っています。
私がこう考えるようにもなったのは、とある曲が出会いです。その曲ではこう歌われています。
辿り着いたこの場所から 僕らの虹を編めたなら
それはきっと誰でもない たくさんの光放つよ
名前のない色が作る果てないグラデーション
それは僕らのことさ
この歌詞を見て、聴いて、思いました。「虹を編む」というのはそれぞれの色、名前のない色「個性」を合わせること。そこからグラデーションが生まれ、綺麗な「虹」が出来る。そう思いました。だからこそ、今回のタイトルは私にとって印象的でしたね。
アウトロ
今回は様々なキセキを起こしたAqours。彼女たちの輝きはまだまだ止まりません。ラブライブ!予備予選も学校説明会も、2つのイベントを達成することの出来たAqoursは、これからどんな輝きを見せてくれるのか。そして、次回のタイトルに含まれた意味は果たして何なのか…。
次回「ダイヤさんと呼ばないで」
「彼女の想い、それは…」