ほのぼのとした田舎暮らし

ほのぼのとした田舎暮らしをしているような…そんなゆったりとした言葉を贈ります

『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期 #1「ネクストステップ」』感想カタ語る

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「私たちが待ち望んだ瞬間が、今ここに…。」

 

先日10月7日に「ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ二期」第1話が放送されましたね。それに伴って『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期感想カタ語る』と題しまして、2期の考察や感想を述べていこうと思います。

皆さんが気になっていると思われます「カタ語る」とは、パソコンのキーボードを打つ音が「カタカタ」しているのと、「語る」をかけて、「カタ語る」という意味です。

 

ラブライブ!サンシャインの輝きは、全13話に終わらず、更に大きく確固たるものになっていくのか、どんな輝きが待っているのか、ワクワクが止まりません。物語をひとつの音楽として語っていこうと思います。

 

では、彼女たちの輝きを、セカンドシーズンの煌めきを、新たな未来へと1歩踏み出す9人の少女の物語を、アニメ映像ともに振り返っていきましょう。

 

 

イントロ

 

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「輝きって、いったいどこから来るんだろう…?あとちょっと…もうちょっと…」

 

<夢を飛ぶ紙飛行機>

千歌の一言から始まった第1話。

第13話からの続きの物語。輝きは止まるところを知りません。輝きに手を伸ばし、問いかける千歌するとひとつの紙飛行機が、輝きに向かって飛び、それを彼女は追いかけます。まだ見ぬ未来。必死に手を伸ばしても、届かない。

 

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やがて飛行機はその形を残さず、光の中へと消えていく。千歌の頬から、一筋の「涙」が零れ、暗闇へと落ちていく。その涙はやがてバラバラに弾け、そして暗闇にヒビを入れ、彼女は暗闇の底へ…

 

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と、そこで勢いよく飛び起き目を覚ます千歌。その目には「涙」が。ここまで何度も「涙」が描かれていましたが、第1話における重要なキーワードではないでしょうか。

最初はぼんやりと、段々あれは「夢」だったのかと一息ついたところで、側にいたしいたけが吠え、驚きでベッドから落下。ようやくここで、本当に「夢」から覚めたわけですね。しいたけの姿が見えなかった点から、2重に「夢」を見ていた様子。その「涙」に含まれた意味は。

 

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二学期になったら、1人で起きるからと梨子と約束したものの、初日から遅刻をしてしまうところがまたリーダーらしいといいますか、私たちを裏切らないですよね。

爽快なBGMと共に、海近くを駆け抜ける描写は、思わず目を奪われてしまいますね。海面の光の反射がより一層それを感じさせますね。

 

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「ハロー!エブリバディ!本日よりセカンドシーズンのスタートでぇーす!」

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<Hello New Season!>

鞠莉が2期のPVでも高らかに宣言していたセカンドシーズンのスタート。二学期と言っても、いつもと変わりない彼女たちの日常。そんなほのぼのとした日常だけれど、彼女たちの目はいつよもりも輝きを増しています。

 

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「それにしても、惜しかったわよね」
「うん、あともう少しで全国大会だったみたい」
「過ぎたことをいつまでも言ってても仕方ないずら」
「しっかーし!参加賞が二色ボールペンてどうなの?!」
「決勝大会に進出すると3色になるとか…」
「未来ずら~」

 

ここでようやく私たちは、東海予選の結果がどうだったのか知ることとなります。ただ、本当にさりげなく混ぜてくるので、反応が一瞬遅れてしまいました。そこがまたこのコンテンツにおける魅力でもあります。重要な部分でもあるはずなのに、それを織り込んでしまう。がむしゃらに主張するだけでなく、隠すこともこの「ラブライブ!サンシャイン!!」を光らせるひとつの方法。

 

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「シャッラープッ!!!確かに全国大会に進めなかったのは残念でしたけど」

「でも、0を1にすることはできた。ここにいる皆さんの力ですわ」

「そして今では」

「入学希望者も1が10になった」

「確かに」

 

目先の大きなラブライブ優勝!という「目的」ではなく、その過程にある小さな0を1へという「目標」を成し遂げたことが大事なんですね。東海大会で得たものは、確かにそこに存在し、彼女たちの原動力となっていました。

 

「Too late!」

大遅刻ですわよ」

「千歌ちゃん!」

「どうする?」

「聞くまでもないと思うけど」

「善子ちゃんも待ってたずら!」

「うゅ!」

ヨハネ!」

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大幅に遅れて来た千歌。普通ならここで説教が始まるはず。しかし怒るわけでもなく、貶すわけでもなく、受け入れる8人。それは起こるトラブルをも、輝きへと変えてきた彼女たちの成長の証にも見えました。小さなトラブルさえも、更なる輝きへと繋げていく。それがAqoursなんですよね。

 

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「…出よう!ラブライブ!そして…そして…1を10にして、10を100にして、学校を救って、そしたら…」

「そしたら?!」

「そうしたら、私たちだけの輝きが見つかると思う。きっと!」 

 

どうする?という問いかけに対して、即答する千歌。その顔に、迷いはありません。何故なら、自分たちは輝けると確信を得たから。予感だったものが、確信へ。それが今、彼女の、彼女たちの心に確かに根付いているんですね。

 

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 「「「「「輝ける!!」」」」」

 

浦の星女学院の全校生徒は74人。初めてこの瞬間、彼女たちの学校の問題、生徒数が少ないという問題に直面したわけですね。

私事ではありますが、実は私の小学校と中学校は廃校となっています。ですが、廃校とは言っても、校舎が無くなるわけでも、使われなくなるわけでもありません。小中一貫校として、義務教育学校として生まれ変わりました。しかし、現状それでも生徒数は100人と少し。いつその日がやってきてもおかしくはありません。

私が中学生の頃、全校生徒は77人でした。それを考えると高校でその人数となると、やはり…。校舎は残っているとしても、あの頃の伝統が全て引き継がれているわけではありません。あの時の輝きは、今はもうありません。

 

と暗い話はさておき、ここから彼女たちの輝きは加速していくんですね。

 

OP「未来の僕らは知ってるよ

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 本気をぶつけ合って手に入れよう

 

空から輝きが落ちてきて、手の中へと収まる。

個人的には、「ぶつけ合って」の部分で、拳を前に突き出す振り付けが好きです。輝きを手にして、もっと先の未来へと、強気な姿勢が見えます。

 

未来を

 

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この部分の振り付けは、どこか「青空jumping heart」と似たよった感じですね。「青空jumping heart」は、横1列に並び、真正面を向いて、下から上へと右手をあげています。一方、「未来の僕らは知ってるよ」は、逆三角形に並び、それぞれの方向を向いて、下から上へ、千歌梨子を中心に左右対称の手をあげています。

 

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味方なんだ空もこの海も 

 

海岸を思い切って裸足で走る2年生。空に向けて手を頭上に掲げたり、海のように広く内側から外側に向けて手を広げていく振り付け。跳躍感があって、自然に対する想いが要所要所に散りばめられていますね。

 

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1期の頃と違い、OPでは3年生の笑顔が。苦難やすれ違いを得て、彼女たちの絆がより一層深まったという表れでしょうか。OPから彼女たちの笑顔が見られて、私は嬉しいです。

 

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サビ前のこのシーン。左右から、上下バラバラなシーンが、繋がり、ひとつとなる瞬間はいつ見ても感慨深いですよね。OPにも、製作者側の細かいこだわりが見られ、これからどんなこだわりが見られるのか、そこも楽しみのひとつ。

 

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海を航海するひとつの船のよう。

輝きへの航海へと繰り出したAqours

地平線の彼方、どこまでも続く海の上を、自分たちだけの輝きと言う名の財宝を求めて、さながら旅人かのようにも見えます。

 

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We got dream!

未来形でもなく、現在形でもなく、過去形。Aqoursは既に「夢」を捕まえていた、その「夢」とは何なのか。

タイトルにぴったりな歌詞。畑亜貴さんは、本当に天才だ…。

 

Aメロ

 

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<青い海とみかん畑の日々>

次のラブライブ!の前に、学校説明会という学校存続のための大きなイベントに向けて、練習を重ねる9人。始めたばかりの頃よりも、成長が…見られたり見られなかったり。またひとつ小さな目標に向かって、努力して、頑張って…青春の輝きですね。

 

<OTOBOKE funny days>

学校説明会へ向け、練習時間を伸ばそうという話に。しかし冬は終バスの時間が早くなってしまう。わちゃわちゃと楽しそうにみんなが話す中、浮かない顔をしている鞠莉とそれに何か感づく果南。 

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 「私ね、一瞬だけど…本当に一瞬だけど、あの会場でみんなと歌って、輝くってどういうことかわかった気がしたんだ」

「本当に?」

「うん、もちろん!まだぼんやりだけど、でも私たちは輝ける。頑張れば絶対って。そう感じたんだ」

「うん、大変そうだけどね」

「だからいいんだよ!」 

 

1期とは逆で、今度は千歌が海へと走り出す場面。あのステージで確かに感じ取った自分たちの可能性。逆境さえも楽しむ心。それを千歌は梨子へと話します。その表情は、「夢」を見るひとりの少女のキラキラとした目、そういう表情って素敵だなって思います。

 

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<雨模様のリグレット>

鞠莉のおかしな様子に気づく果南。誰よりも友達思い、特に鞠莉に関してはすれ違いを経てさらに絆が深まった故に、些細なことまで気づいてしまう。そんな果南にはぐらかそうとジョークを交えるも、まったく動じない。声のトーンがいきなり低くなる部分で、ぞくっとしました。一瞬怖いとも思いました。

 

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理事長室で電話をかける鞠莉。このことをダイヤにどう話すのか…その会話を聞いていたダイヤは、優しく微笑んで「ぶっぶーですわ」と、お決まりの言葉を言った。ここがすごく印象的で、廃校について生徒会長としての想いがあったのにも関わらず、声を荒げることなく、微笑むだけにとどまる。きっと彼女なりの優しさでもあったのかなと思います。

 

<廃校キタ━(゚∀゚)━!!> 

練習場所も見つかり、学校説明会に向けてまた練習をしようと意気込む千歌たち。

 

<すれ違いは霧の中で>

しかし、そこで告げられる学校説明会の中止、学校の廃校。一気にシリアスな問題へと物語は傾きます。

 

Bメロ

 

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その話を聞き、いてもたってもいられなくなり、ひとり飛び出す千歌

「できる!」と、がむしゃらに突き進む姿は、どこか無謀で、危なっかしくて…。

てへぺろ」と言った鞠莉の表情があまりにも痛々しくて…。やりきれない想いと悔しさがにじみ出ていました。

 

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「(もしあの時、ラブライブ!の予選に勝って、本大会に出場出来ていたら…未来は変わっていたのかな…未来は違っていたのかな)」

 

「もし、たら」の話。「if」を考える千歌。Aメロで花丸が「過ぎたことをいつまでも言ってても仕方がないずら」との対比でしょうか。あとを振り返らず、全力で目の前のことに取り組んできた彼女が、初めて過去の行動が正しかったのか、悩んだ瞬間でも有りました。

 

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クラスのみんなからのエールである千羽鶴を見て、バッグを落とす千歌。今の彼女にとってその励ましが逆につらいものでした。もうどうにもできないのに、悔しくて…その表情からも感じ取れます。

学校のほうでも、生徒全員に向けて廃校の旨が伝えられます。悔しさを滲ませる生徒達。彼女達1人ひとりにとっても、この学校は大切なのです。 

 

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「私ね、こうなったのはもちろん残念だけど…ここまで頑張ってこれたって思ってる。東京とは違って、こんな小さな海辺の町私たちが、ここまでよくやってこれたなって」

「本気で言ってる?それ…本気で言ってるんだったら、私…梨子ちゃんのこと軽蔑する」

 

 

<今しかない瞬間を>

1期1話「輝きたい!!」で語り合った時のように話す二人。うつむいている千歌に笑顔で励ましの言葉をかける梨子に対して、千歌は初めて人にひそかな怒りをぶつけます。すると梨子は、「普通怪獣りこっぴーだぞ!」と、とぼけて笑わせる。軽蔑するという言葉を聞いて、胸が痛むはずなのに、それを押しとどめて、千歌へと正面からぶつかり合う姿は変わってないなと感じました。

 

「私だって、Aqoursのメンバーよ。みんなとこれから一緒に歌っていこうって、曲もいっぱい作ろうって思ってた。いいなんて、思うわけない。これでいいなんて…」

「梨子ちゃん…」

「どうすればいいかわからないの…どうすればいいか…」

 

<友情Diary>

気丈に振舞っていても、悔しい気持ちは一緒。

でも、廃校の確定した今の状況で、どうすればいいか分からない…千歌と同じように、みんなそれぞれ思っていることは同じなんですよね。誰だって、大好きな学校を、自分を変える勇気をもらった友人と出会えた学校を、廃校になんてしたくないです。それは、私にとっても、今も心に残るぬぐい切れない想いです。

 

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ひとりベッドで考え込む千歌。「MIRAI TICKET」で、あのステージで見つけた輝きは、嘘だったのかな?って。あの時輝けると思った確信と廃校という現実の狭間で、考え、そして見つけた答え。

 

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朝、一番に駆け出した彼女は、イントロパートでも流れていたBGMとともに走り出します。この時のBGMは、イントロよりもテンポが速く、この場面における重要な音なんだと思います。必死に涙をこらえ、学校まで走り抜け…

 

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「がぉぉぉぉぉぉー!!!!!」

 

とある小さな町に住む一人の少女の悲痛で、けれども「キセキ」を信じている叫び。

 

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「起こしてみせる、キセキを絶対に!…それまで泣かない、泣くもんか」

 

「それまで泣かない!」
この言葉にじんと胸を打たれました。
泣くことは決して悪いことではありません。むしろ、泣いたほうがすっきりして、より前よりも一歩前へ進む力をあたえてくれます。

 

人は涙を流すために生きている


これは私が好きな曲の歌詞です。人は人生の中で何度も「涙」を流します。嬉しい時、悲しい時、そして悔しい時…。「涙」を流してこそ、人は強くなれる。そういう考えもあります。しかし、そこを泣かないと誓った千歌の言葉は、絶対にやり遂げて見せるんだという決意の表れにも見えました。

そんな千歌の想いは、他のメンバーも一緒。わからないけど、気づいたらここに来ていた…想いはひとつ。

 

「きっと、諦めたくないんだよ…諦めたくないんだよ!鞠莉ちゃんが頑張ってたのは分かる。でも…私も、みんなもまだ何もしてない」

「そうね」

「無駄かもしれない、けど最後まで頑張りたい。あがきたい。ほんの少し見えた輝きを探したい。見つけたい」

 

まだ何もしていない。無謀な挑戦かもしれない。けれども、彼女たちは本気の本気。足掻きたいという言葉が使われたことにも驚きでした。必ずこの九人なら奇跡を起こせると信じて疑いません。
ゼロをイチにする目標は、「キセキ」を起こし、輝くことへといつしか変わっていきました。

 

「そうね…やるからにはキセキを」 

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「キセキを!」

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「起こそうキセキを!足掻こう精一杯!全身全霊、最後の最後まで、みんなで輝こう!!」

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廃校を絶対阻止して見せる。確定している事実を覆すことは前代未聞ですし、ほぼ限りなくゼロに近いです。ですが、ゼロではありません。可能性がゼロではない限り奇跡は起きる。そう信じて疑はず、9人の少女たちがキセキをおこす奇跡を起こす物語なんですね。それが、今回描かれていく輝き。

 

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ED「勇気はどこに?君の胸に!

 

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信じてみたいと君の瞳が濡れて迷う気持ちも

(なみだも)

バイバイ(出発だ)

 

海に沈み、そこから思い切り海面へと飛び出す描写。迷っていた、でも気づけた。輝けるって。その想いを具現化したかのような描写に、私は惹かれるものがありました。その時の彼女の表情が私は好きです。人が輝きに満ち溢れている表情って美しいなって思います。

  

何度だって追いかけようよ負けないで

失敗なんて誰でもあるよ

夢は(消えない)夢は(消えない)

 

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今の彼女たちを歌った曲。挫折を繰り返して、それでも諦めたくなくて、「夢」「夢」で終わらせたくなくて、何度でも挑戦し続けるAqours。それは千歌ちゃんたちだけでなく、キャストさんも同じ想いなのかもしれません。想いがシンクロしているからこそ、さらなる輝きが生み出されていると思います。

 

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間奏(感想) 

 

最後にひとつ。

 

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紙飛行機についてです。

紙飛行機には大きく二種類あります。

「滞空時間が長い」紙飛行機と「飛行距離が長い」紙飛行機です。この形状から察するに、恐らく後者の紙飛行機だと思われます。

紙飛行機は、人力で飛ばすしかなくて、自然に飛べるものではない。一番初めのよーいドンは、手で投げるしかありません。紙飛行機と言っても、折る人によって形は様々です。羽根が広いものもあれば、先が尖っているもの、紙の材質、飛行機の形、多種多様です。ですが、それら全てにひとつ共通してることがあります。

 

それは、何かひとつでも欠けると上手く飛ばないことです。ほんの少しでも、左右のバランスが違うなら真っ直ぐ飛ばず、風がなければ遠くまで飛ばない。後ろの部分を少し上に曲げるだけで、飛行距離が伸びたりします。

 

様々な条件が重なり合って、初めて飛行距離が長く、紙飛行機を飛ばすことが出来るのです。

紙飛行機の各パーツやバランス、角度などをAqoursに例えるとするなら、私たちは風ですね。よくも悪くも、「評価」という風で、支えているわけでもありますから。

 

ということは、この紙飛行機を使用したのも、私たち10人目へのメッセージだと私は考えます。

ますますこれからの輝きに目を離せませんね。

 

アウトロ

 

第1話から結構シリアスな雰囲気を醸し出しつつ、それを追い越すかのような「キセキ」を、9人の少女たちの抗う姿を描いていました。 彼女たちに立ちはだかるのは、絶望か希望か。次回も楽しみ、あっという間に時間は過ぎていきますね。それでは今回はここら辺で失礼致します。

 

次回「雨の音」

 

「雨の音って何だろう…?」